活動報告

WTOC2023報告 (山口拓也)

●日程
プレ大会6/30(PreO)、7/1(Tempo)本大会7/2~7/7

●場所
Zakupy(チェコ共和国)


●パンチングシステム(SIとチップ)パンチングシステムはプレ大会ではSIを使用  本大会では下の写真のようなチップを使用

↑7枚1組。青い1枚がSTARTやFINISH用。あとはA~EとZの6枚。


バックアップ用の紙も配布されたが、パンチ欄が約1cm四方と小さく、また後述のように制限時間が短いこともあり、筆者は使用しなかった。タイムコントロールやTempOでは役員がスマホにTC運営用のアプリを入れていて、回答や秒数の情報は本部に短時間で伝わっていたように見受けられた。先進的。


↑モデルイベントのTC 役員はスマホで記録をしている。

 

↑モデルイベントの課題

 

●テレインの特徴
・岩や岩がけが多い ・傾斜が多い(ただしコースは平坦なところが多い)
 ⇒筆者はこれまで地図を水平に持って課題に取り組むことが多かったが、今回の遠征では地図を垂直に立てて持つ機会がしばしばあった。特徴物の数が多く、かつ傾斜のあるテレインだったので、視線を水平か、それより上げる機会が多かったためだと考えられる。地図と現地(現物)の照合というトレイルOの本質的なところが問われているな、という感想をもった。

●コースの特徴
・コース距離が短く、制限時間も短い(1課題あたり約3分)
・本大会では、コースが2~3のパートに分けられていた
 ⇒移動可能な範囲を制限する側面もある

コントロールの番号順は各DP(デシジョンポイント)をコースの道順に振られていたと思われる。
一方で、各DPからフラッグ(群)を見る向きはまちまちなので、ある程度の範囲のコントロール番号が地図上では入れ替わって見えることが時々ある。そのため、律儀にこの番号順に課題を解いていると、時間を大きくロスしてしまう。課題を解く順序も含めて試されている感じがした。(本大会Day1のPart3が特に顕著だった)

●成績
プレ大会PreO 22点 97秒 86位/116人
プレ大会Tempo   568秒 87位/173人
本大会 2日目欠場により記録なし
1日目終了後の夜あたりから発熱によりダウン。ほぼ2日間を休養に充てることになってしまった。

詳細や他種目については以下のURLからご覧になれます
プレ大会 https://o-adventure.cz
本大会  https://top.yq.cz/event/wtoc-2023

●余談
チェコの出入国審査の際、驚いたことに一切質問をされなかった。(そんなんで大丈夫か?と思ったが。それだけ日本人は信用があるってことなのか?)ここ15年くらいで7~8回ほど海外に渡航しているが、質問ゼロは記憶にない。

2024年01月26日

令和5年度 第28回焼津青少年の家まつり~フェスタ石津浜~ 出展報告 (田代雅之)

静岡オリエンテーリングクラブ 田代

開催日時:2023年11月19日(日) 10:00-15:00

フェスタ石津浜は、毎年、静岡県立焼津青少年の家が開催しているイベントで、主に子どもたちにいろいろな体験行事を経験してもらう場です。2019年に続き、今年もミニオリエンテーリングの体験の場を設けさせていただきました。

焼津青少年の家敷地内と、その南東側に続く公園を1/1,000でO-map化し、そこに8つのコントロールを設置して、フリーポイント形式で興味を持った子どもたちに体験してもらいました。

4年前はのべ200名近くの子どもたちが体験してくれました。そのときは、近くに住む子どもたちでしょうか、お友達同士でフェスタ石津浜に来て、興味を持った行事に参加している子がたくさんいました。その中でオリエンテーリングも楽しそうに体験してくれていたのを覚えています。

しかし今年は、友達同士で来ている子どもたちは数組しか見かけませんでした。コロナ禍で外出を控える生活習慣の中で小学校低中学年を過ごしたせいでしょうか、友達同士で外出する習慣がないのかも知れません。

それでも今回も50名ほどの子どもたちが体験してくれました。
コース距離は500m弱ですが、学校で地図を習ったばかりの小学生たちがほとんどでしょうけれど、みんな、6分~10分で回ってきてくれました。

フェスタ石津浜にはオリエンテーリング以外にもたくさんの体験行事、展示があります。そちらにも参加してもらいたいですし、6分~10分というコースは適切であっただろうと思います。

子どもたちにO-mapに触れる機会を提供してくれた焼津青少年の家様に感謝するとともに、来年もご縁があればまたやらせてもらえれば、と思います。

 

2023年11月21日

静岡県民OL大会 藤枝市OL大会 静岡県すこやか長寿祭OL大会開催報告 (小林茂)

報告者 藤枝市オリエンテーリングクラブ会長 小林茂

 

主  催 静岡県オリエンテーリング協会 静岡県すこやか長寿財団 藤枝市オリエンテーリングクラブ
開催日時 令和5年11月3日(金曜日・祝日)午前9時から午前中
天  気 爽やかな秋晴れ ほぼ無風 この時期にしては驚きの最高気温25度
開催場所 藤枝市蓮華寺池公園内及び周辺
使用地図 蓮華寺池公園 2023年度版 1/4,000 2023.8小泉成行 調査・作成
コントロール 28個
参加者  60名
スタッフ 12名


 11月3日(金曜日祝日)表題の大会を同市蓮華寺池公園内及び周辺で開催し、秋空の下、60人ほどの親子連れやシニア競技者などで賑わいました。
 蓮華寺池公園は、藤枝市のほぼ中心に位置し、名前のとおり周囲約1.5KMの池を中心とした公園で、池の北西の標高110mほどの丘陵最上部には古墳群があり、「古墳の広場」として 整備されています。
 コントロール設定は、池に沿った約1.5KMの平坦な園路部分とそれを囲む形で存在するアップダウンの多い北部、西部の丘陵部分にどの様にコントロールを配置、配点するかが主催者としての考えどころでした。
 制限時間は団体を70分、技術が高いであろう個人を60分で設定し、オーバータイムにはペナルティーとして1分毎マイナス10点を科すことにしました。さらに、集合場所であるゴール地点から約500M離れた地点にスタートを設置し満点を取られないように工夫しました。
 当日は、本当に良い天気に恵まれて、スタートやレース中の大きなトラブルやケガもなく参加者の皆さんからは「楽しかった。また、この場所で開催して欲しい」という声をいただきましたので、成功であったと思います。
反省点としては、コントロールの設置場所1か所について少し地図と違っていたとのクレームがありました。今後十分に気を付けたいと思います。



大会結果 各クラス入賞者(※同点着順)

【団体の部】
家族
1位 海野 晋一 家族   静岡市葵区  530点
2位 岩井  悠 家族   藤枝市    530点
3位 小林 希綸 家族   藤枝市    470点

一般
1位 繁田 玲奈 グループ 静岡市駿河区 440点
2位 鈴木 宏尚 グループ 焼津市    430点
3位 大石 立美 グループ 焼津市    360点


【個人の部】
すこやか長寿祭 男子
1位 小林 孝一 湖西市    550点
2位 谷野 守右 浜松市中区  490点
3位 鈴木 季彦 藤枝市    480点

すこやか長寿祭 女子
1位 鈴木 洋美 藤枝市    550点
2位 若杉有紀子 焼津市    490点

一般 男子
1位 内山 達矢 島田市    560点
2位 浜口 右京 静岡市清水区 540点
3位 成岡 輝行 島田市    530点

一般 女子
1位 青山かおり 藤枝市   550点
2位 川島 亜弓 藤枝市   480点
3位 渡邉 法代 藤枝市   350点
2023年11月05日

令和5年度浜松市民ロゲイニング大会開催報告 (小林孝一)

 10月22日開催「浜松市民ロゲイニング大会」の報告です。
 昨年度から準備を進め、今年度は三ヶ日地区で開催しました。三ヶ日地区も浜名湖(猪鼻湖)沿いに景色もきれいで、名所・史跡も多くロゲイニング大会に適した場所です。
 また今回も特別ルールとして天浜線乗車可とし、うまく利用すると、家族連れでも広範囲のポイントを取ることができる設定としました。 天浜線に乗車し易くするためにスタート時刻の調整を行ったため、スタート直後に三ヶ日駅に参加者が集中することになりました。来年度は参加者が集中してもスムーズに流れる対応を検討します。
 当日は、天候も良く 参加者のみなさんもロゲイニングを満喫できたかと思います。事故・トラブルの発生もなく無事開催をすることができました。
 参加人数については、この時期、お祭りなどのイベントと重なるため参加人数が昨年より少ない結果となりました。来年度は大会の周知方法を工夫して、より多くの参加者となるよう対応して行きたいと考えます。
 賞品、参加賞を提供して頂いた 奥浜名湖商工会様、天竜浜名湖鉄道様、JA三ヶ日様および運営協力をして頂いた常葉大学ボランティアサークル様ご協力ありがとうございました。
 来年も三ヶ日地区で開催予定です。多くの方のご参加をお待ちしています。

<参加人数>
・個人 13名
・グループA   9チーム 28名
・グループB   8チーム 26名
         計    67名


 

※大会成績などは、浜松OLCホームページにて掲載予定です。

 

2023年10月26日

第30回県民スポレク祭オリエンテーリング大会開催報告(小林孝一)

 5月28日「県民スポレク祭オリエンテーリング大会」の開催報告です。
 今年度は、県立森林公園(浜松市浜北区)で開催しました。県立森林公園でオリエンテーリング大会を開催するのは、10年ぶりでの開催です。
 今回は、森林公園来訪者への配慮から遊歩道は走行禁止ルール、グループのみのクラス設定とし、初心者・ファミリー向けの大会としました。
 18チーム55名の参加人数で、オリエンテーリング大会、初めての参加の方も多くいらっしゃいました。(申し込みは、23チーム 73名でしたが、お子さんの体調不良などで5チーム欠席となりました)
 当日は多少暑かったものの天候も良く、オリエンテーリングをするには良い日だったと思います。森林公園は、初めての方がオリエンテーリングをするには良いテレインです。オリエンテーリング参加者を増やすには、このような初心者・ファミリー向けの大会を開催することも必要であり、
オリエンテーリング普及につながることを期待します。
 開催案内は、県立森林公園のWeb Site・チラシ配架、浜松市協働センターへチラシ配架、県オリエンテーリング協会、Orienteering.comへの掲載を行いましたが、グループ向けにはもう少し他の案内方法を考える必要があります。現在はネットで情報を入手する流れになっていますので、県レクリエーション協会などで募集案内が流せれば参加者が増えるのではないかと思います。
 県立森林公園には、オリエンテーリングパーマネントコースも設置しています。地図を新しくしました。ポスト(コントロール)も老朽化してきたため、今年度は整備する予定です。
 
<開催日>  2023年5月28日(日)
<場所>   静岡県立森林公園 
<参加人数> ■グループA  8チーム  22名 
       ■グループB  10チーム  33名
<成績>浜松オリエンテーリングクラブホームページに掲示します。(大会の様子を撮影したものもご覧頂けます。)
    http://www.orienteering.com/~hama-olc/


なお、本大会の内容は、2023年6月4日に中日新聞にも掲載されました。

 

2023年06月05日

静岡県民オリエンテーリング大会兼藤枝総合運動公園子供の日オリエンテーリング大会開催報告 (小林茂)

報告者 藤枝市オリエンテーリングクラブ会長 小林茂

 

主  催 静岡県オリエンテーリング協会 藤枝市サッカー協会グループ
開催日時 令和5年5月5日(こどもの日)午前9時から午前中
天  気 気持ちの良い快晴
開催場所 藤枝市総合運動公園内 
使用地図 2015小泉成行調査作成 1:4,000 藤枝OLC修正
コントロール 30個
参加者  75名
スタッフ 15名


 5月5日(こどもの日)「県民オリエンテーリング大会」兼「藤枝総合運動公園子供の日オリエンテーリング大会」を新緑爽やかな同公園で開催しました。まずは、天候良し。次に、けが人、体調不良者対策で保健師さんをお願いしておりましたが、稼働無し。大きなクレームもなく無事終了しました。
 ここ数年コロナ禍ということで、参加資格を静岡県民に限定してきましたが、4年ぶりの県外参加者もオーケーとし、愛知県からの参加者もいらっしゃいました。
 30個のコントロールで、個人の部が50分、団体の部を60分とし、個人のスタート時刻を10分遅らせて、団体、個人とも11:00を制限時刻としました。
 藤枝総合運動公園大会は、サッカースタジアムや、陸上競技場、野球場など広々とした空間とスタジアムの北西にある展望台を持つ丘など小さいながらもバラエティーに富んだ地形が売り物です。
 普段はなかなか入ることのできないサッカースタジアムのスタンドや野球場の2塁ベースなどにもコントロールを設置し、運動公園ならではの特色を生かしたテレインを用意しました。
 「子供の日大会」ということで大勢の家族に参加していただき、あちこちで子供の声が響いて、今日ばかりはパパ、ママの怒るような声は聞こえませんでしたので、この点は大成功だったと思いました。

 

反省点としては
 〇 電子メールで申込みをされた方に当日受付で再度「参加同意書」を記入してもらう様にしたこと。
 〇 6組の方に制限時間を10分ほど残して満点(600点)を取られてしまったこと。

以上の点については、次回以降は何か工夫が必要だと思います。



大会を安全に運営するために、とにかく参加者に次のような注意喚起をしました。
 1. 公園内でも公道が走っているので、飛び出さないように
 2.熱中症対策として受付で配布した飲み物を携帯するか水分を出発前と終了後に十分に摂取するように
 3.マスクは、はずして走るように
また、運営側の対策としては、
 1.園内を車で通行するドライバーに「大会開催中」であることを認知させるために、看板を設置(今年は2枚増やして7枚)しました。
 2.園内パトロールを増やして、公道沿いにも立っていただきました。
 3.イヴェント保険に加入 (これまでも参加者やスタッフの怪我の保険には加入)

反省点は
 1.スタート時刻の変更をする場合には、必ずスタッフ全員に周知させること
 2.チェックカードは、浜松OLCさんの破れにくい紙を使用すること



大会結果 各クラス入賞者(※同点着順)


【個人の部】
個人一般男子 

1位 内山 達矢 島田市   600点(満点)
2位 和久田好秀 浜松市西区 600点(満点)
3位 鈴木 正文 磐田市   540点

個人一般女子

1位 川島 亜弓 藤枝市   460点
2位 渡邊 法代 藤枝市   430点
3位 小泉 和子 焼津市   430点


【団体の部】
団体一般

1位 小林 希綸チーム 藤枝市    430点
2位 杉山  潤チーム 静岡市葵区  420点
3位 繁田 玲奈チーム 静岡市駿河区 400点

団体家族

1位 出野 幹夫チーム 藤枝市 600点(満点)
2位 成嶋  克チーム 藤枝市 600点(満点)
3位 岩崎  豊チーム 藤枝市 600点(満点)

2023年05月05日

第33回すこやか長寿祭オリエンテーリング大会開催報告 (田畑清士)

 すこやか長寿祭兼県民大会 はすこやか長寿の部(男女 60歳以上)と個人男女、グループ一般、家族の部にて開催いたしました。

 ちょうどコロナの第8波の拡大期およびインフルエンザ流行と重なってしまったことから、定員100名の募集にたいし52名の申し込みにとどまってしまいました。
 ただ、当日は冬晴れのもと、広場を中心とした青空会場で清々しい空気の中、1歳から74歳までの幅広い年代の方々にご参加いただけたことは良かったと思います。
 運営としては、ゴール後に集計がうまくできず、結果をその場でお伝えできなかったことは大きな反省材料ですが、当日のうちに集計結果を発表できたことはほっと胸をなで下ろした出来事でした。

 

 

 

 

※大会成績は、Lap Centerにて掲載しております。

2023年02月20日

第31回全日本リレー(栃木)静岡県選手団報告 (山本玄峰)

 全日本リレー、静岡県は皆様のご協力がありまして、二桁得点で7位に入ることができました。
 関東での開催のために、非常に厳しい状況の中、多くの方に参加にいただき、多くのクラスにエントリーすることができたことが成果だと思っています。
 サポート側の配慮が不足していて、初出場のMJのメンバーには申し訳ないことをしましたが、これに懲りずに来年も参加いただければと思います。

 

ME(第1チーム 10位)

10 静岡県ME1
2:14:05
(132)
長縄 知晃 /BZ
0:43:33 / 29
0:43:33 / 10
松澤 俊行 /AY
0:46:26 / 43
1:29:59 / 8
大橋 陽樹/CY
0:44:06 / 33
2:14:05 / 10
22 静岡県ME2 2:32:03
(133)
森田 邦夫 /CZ
0:44:44 / 39
0:44:44 / 14
和田 佳丈 /BY
0:53:20 / 76
1:38:04 / 19
井土 宙 /AY
0:53:59 / 79
2:32:03 / 22
  静岡県ME2
DISQ
(134)
矢田 祐喜 /AZ
1:05:48 / 113
1:05:48 /
川出 晃大/CY
1:10:42 / 119
2:16:30 /
鈴木 悠馬 /CZ
DNS /
/

 

WE(11位)

11 静岡県WE1
2:48:54
(213)
中神 智香 /A
0:55:35 / 31
0:55:35 / 11
松尾 七彩 /C
0:57:15 / 35
1:52:50 / 11
川島 実紗 /B
0:56:04 / 32
2:48:54 / 11

 

MS(9位)

9 静岡県MS1
3:39:42
(307)
内藤 愉孝 /A
0:57:03 / 13
0:57:03 / 5
滝 正晴 /C
1:12:46 / 23
2:09:49 / 5
山本 玄峰 /B
1:29:53 / 31
3:39:42 / 9

 

WS(2位)

2 静岡県WS1
2:22:44
(1221)
横井 里乃 /C
0:48:19 / 7
0:48:19 / 3
長縄 美春 /B
0:39:16 / 1
1:27:35 / 1
富田 真澄 /A
0:55:09 / 10
2:22:44 / 2

 

MJ(DISQ)

  静岡県MJ1
DISQ
(522)
森田 龍雲 /A
0:49:30 / 38
0:49:30 /
富田 瑠生 /C
DISQ /
/
富田 快央 /B
DISQ /
/

 

WJ(優勝)

1 静岡県WJ1
1:28:21
(608)
桑原 唯歩 /A
0:31:21 / 5
0:31:21 / 1
大石 遥 /B
0:28:43 / 3
1:00:04 / 1
森下 遥 /C
0:28:17 / 2
1:28:21 / 1

 

MV(8位)

8 静岡県MV1
2:31:26
(716)
寺嶋 一樹 /B
0:51:02 / 27
0:51:02 / 15
鈴木 正文 /A
0:51:35 / 28
1:42:37 / 10
田代 雅之 /C
0:48:49 / 21
2:31:26 / 8

 

WV(5位)

5 静岡県WV1
2:37:37
(804)
鈴木夕紀子 /B
0:38:57 / 5
0:38:57 / 2
滝 志保 /C
0:50:35 / 13
1:29:32 / 4
山本 徳子 /A
1:08:05 / 15
2:37:37 / 5

 

総合成績

団体 得点 ME WE MS WS MJ WJ MV WV XV XJ
1 東京 39 9 9 5 4 6 5 4 4 5 3
2 神奈川 28 6 1 6   4 2 6 5    
3 埼玉 26 5 6 1 0 1 3 3 3 6  
4 愛知 23 8 7 1   5   2      
5 千葉 22 1 3 2 6 1 4 1 6 1  
6 茨城 21 7 8 4   2 0 0      
7 静岡 16 1 1 1 5 0 6 1 2    

 


みなさんお疲れ様でした。

2023年02月14日

令和4年度浜松市民ロゲイニング大会開催報告 (小林孝一)

 11月27日に開催した、「浜松市民ロゲイニング大会」の報告をします。
昨年に引き続き、気賀・井伊谷地区で開催しました。 今年は、地図を天浜線寸座駅まで西側に拡張し、昨年とは違うルート選択ができるようになり、天浜線の乗車数が、延べ74名と昨年より多くなりました。
 当日は天気も良く、みなさん楽しんで参加してくれた印象でした。 
 参加人数は、85名で、旅行シーズン、他のイベントと重なるなどの影響か、昨年より少ない人数となりました。
 周知方法にも課題があり、「ロゲイニングの良さを要項(チラシ)に入れて募集する工夫をしてきたいと思います。
 ・名所旧跡が多く、見て回るだけでも面白い。
 ・天浜線を上手く利用することで、ファミリーでも遠いところのチェックポイントまで行くことができ、高得点も期待できる。また健脚向けにも十
  分楽しめる設定となっており、自分の目標・レベルに合わせた楽しみ方ができる。
 ・参加賞、賞品が盛りだくさん。
 賞品、参加賞を提供して頂いた 奥浜名湖商工会様、天竜浜名湖鉄道様、国民宿舎奥浜名湖様および運営協力をして頂いた常葉大学ボランティアサークル、静大オリエンテーリングクラブの皆様、ご協力ありがとうございました。
 当日参加できなかった方、もう一度やってみたい方のために、2023年1月7日に練習会を開催。
 また、都合のつく時に楽しめる「いつでもロゲイニング」を設定します。浜松オリエンテーリングクラブのホームページから申し込んでください。

<参加者>
・個人   2時間コース 7名
      4時間コース 6名
・グループ 2時間コース 15チーム 47名
      4時間コース 8チーム 25名
         計    85名

 

※大会成績は、浜松OLCホームページにて掲載しております。

 

2022年12月09日

ねんりんピックかながわ2022参加報告報告 (小林孝一)

浜松OLC 小林孝一

 ねんりんピックは、コロナ過で2年間中止となり、3年ぶりの開催となりました。静岡県代表として、馬道、鈴木、小林の3名で参加しました。開催地は、神奈川県真鶴町、静岡県に近い相模湾に面した町です。 
 テレインは真鶴町の街中コース、通行できるのは道のみですが、狭い道が数多くあり、また、アップダウンが大きいテレインのため、瞬時でルートチョイスを判断することと、走力が要求されるテレインです。地図は、縮尺1/4000のスプリント仕様の地図を使って行われました。
 通常のフォレスト、公園でのスプリントとは違い、住宅地の中を走るのは珍しい設定です。住民の方の理解がないとできないテレインですので、行政一体となった開催でないとできない大会であったと思います。
 クラスは、距離によって、L、M、Sの3種類。Sクラスは、ほぼスプリント、M、Lクラスはスプリントを長くした感じの設定です。 
 成績の方は、皆さんがんばって、静岡県は5位入賞の成績でした。3位には今一歩とどかず。
 次回のねんりんピックでオリエンテーリングがあるのは、3年後の岐阜県、トレーニングを積んで参加できるよう頑張りたいと思います。

<大会概要>
 ■日  程:2022年11月13日(日)
 ■開催場所:神奈川県真鶴町
 ■設定クラス・成績
  クラス  順位 参加者  Time  距離  アップ
  Sクラス 3位 鈴木季彦 18:47 2.1km 60m
  Mクラス 5位 馬道和洋 32:36 3.4km 100m
  Lクラス 7位 小林孝一 42:18 4.6km 180m
 ■総合成績
  1位  横浜市  57点
  2位  神奈川県 55点
  3位  兵庫県  55点
  
  5位  静岡県  48点


 

2022年11月23日

第29回県民スポーツレクリエーション祭オリエンテーリング大会 兼 静岡県民オリエンテーリング大会開催報告 (小林孝一)

 10月30日「県民スポレク祭オリエンテーリング大会」の開催報告です。
 今年度は、県西部地区 小笠山総合運動公園エコパでスポレク祭を開催しました。
 スポレク祭は、「スコアオリエンテーリング」競技形式で行うことが多いのですが、今回はオリエンテーリングの一般的な競技形式である「ポイントオリエンテーリング ミドルディスタンス競技」で開催しました。
 参加クラス区分は、個人7クラス、グループ2クラスの計9クラスで実施。コース設定は、グループ・初心者向けは、分かり易いコントロール位置にして、オリエンテーリングを楽しめる設定、経験者は、ナビゲーションスキルが要求される設定としました。
 大会当日は良い天気で、コンディションも良く、参加者もオリエンテーリングを楽しめたかと思います。また、事故もなく無事に開催できました。
参加人数は、56名と予想より少ない参加人数となりました。
 宣伝は、チラシ配布、袋井市広報掲載、オリエンテーリング情報Web Siteへの掲載などでアナウンスしましたが前回のエコパでの大会から、半年後だったこと、秋の旅行シーズン、地域のイベントなどと重なったなどで、伸びなかったと思われます。
 次年度も県西部地区で開催を予定します。開催時期、大会の内容、大会開催のアナウンス方法などを見直して行きたいと考えています。
 
<開催日>  2022年10月30日(日)
<場所>   小笠山総合運動公園エコパ
<参加人数> 参加総数 56名
■個人
MAL:10名、WAL:2名、MAS:8名、WAS:3名、MB:5名、WB:2名、N:1名
■グループ
一般:2組、家族:5組

<成績>
Lap Centerにて公開しております。(以下のURLよりご覧になれます。)
https://mulka2.com/lapcenter/lapcombat2/index.jsp?event=7295&file=1


 

2022年11月07日

静岡県民OL大会 第21回藤枝市OL大会 静岡国体20周年記念大会 (小林茂)

報告者 藤枝市オリエンテーリングクラブ会長 小林茂

 

主  催 静岡県オリエンテーリング協会 藤枝市オリエンテーリングクラブ
開催日時 令和4年11月5日(土曜日)午前9時から午前中
天  気 薄曇り時々晴れ ほぼ無風
開催場所 藤枝市朝比奈地区「玉露の里」周辺
使用地図 玉露の里1/7,500 2021小泉成行 調査修正
コントロール 36個
参加者  60名
スタッフ 12名  


 11月5日(土曜日)県民オリエンテーリング大会 第21回藤枝市オリエンテーリング大会  静岡国体20周年記念大会を同市朝比奈玉露の里周辺で開催し、秋空の下、60人ほどの親子連れやシニア競技者などで賑わいました。
 また、この時期はちょうど地元の「コスモス祭り」も行われていて、コスモス畑の中を地図を片手に走る参加者もいました。
 コロナ禍ということで、県外からの申込者には丁寧にお断りし、親子連れなどの事前申込者60人に限定しての大会となりました。
 同地区(旧岡部町で)では、2003年に静岡国体のデモンストレーションスポーツとして「オリエンテーリング」が開催され、ちょうど今年が20周年の年に当たりその「記念大会」として開催しました。
 この地区の魅力は、朝比奈川沿いに走る県道を挟んだ田んぼや畑の中のエリアと朝比奈川東側の朝比奈城址を中心に遊歩道がある山中エリアがあり、初心者から上級者まで幅広く楽しめるポイント設定ができることです。
 そして、なんといっても地域の方がオリエンテーリング競技をとても暖かく受け入れてくれることで、本当にありがたいことだと思います。
 反省点は、チェックカードを落としてしまった方もいましたので、ゴムひもを付けて手首につけられるようにすれば良かったこと。
 参加者の自動車台数をもう少し余裕を持った方がスムースに参加受付ができたであろうこと。自動車台数は、概ね参加者数の2分の1程度は必要。
しかし、事故やケガもなく、参加者からは「楽しかった」というお言葉をいただきましたので大成功であったと思います。




大会結果 各クラス入賞者 (※同点着順)


【シニアの部】
男子

1位 出野 幹夫 藤枝市   610点
2位 馬道 和洋 藤枝市   480点
3位 谷野 守右 浜松市中区 440点

女子

1位 出野 由夏 藤枝市 530点
2位 小泉 和子 焼津市 310点
3位 鈴木 洋美 藤枝市 240点


【個人の部】
男子

1位 内山 達矢 島田市    660点
2位 斎藤 滉二 静岡市清水区 630点
3位 浜口 右京 静岡市清水区 610点


女子

1位 竹本佳世子 藤枝市   610点
2位 川島 亜弓 藤枝市   550点
3位 山本 智穂 静岡市葵区 310点


3r

【団体の部】
家族

1位 小林 希綸ファミリー 藤枝市    390点
2位 古川真里依ファミリー 静岡市駿河区 300点
3位 鈴木 佳祐ファミリー 藤枝市    180点

一般

1位 繁田 玲奈グループ 静岡市駿河区 390点
2位 長澤 正憲グループ 袋井市    340点
3位 杉山  潤グループ 静岡市葵区  290点


2022年11月05日

ねんりんピック静岡県代表選手 有志練習会開催の報告 (田畑清士)

 来る、11月13日に開催される、ねんりんピックかながわ2022のオリエンテーリング種目へ静岡県代表として参加される選手3名の基礎練習および技術力向上のために、有志による練習会を佐鳴湖公園にて開催しました。

 参加者は、ねんりんピック静岡県代表 馬道和洋さん、鈴木季彦さん、小林孝一さん および静岡大学から4名、コース設定や設置をしてくださった松澤さん、企画した田畑の9名でした。

 今回の練習会の主な目的は、初心者の鈴木さんがどのくらいオリエンテーリングに対する理解を深めてもらえるか、ポイントオリエンテーリングのルール(スタート方式)や電子パンチの利用方法など、本番前にいくつか覚えてもらいたいことを理解し実践できるか?ということでした。
 実際はこういった不安は杞憂に終わり、現在もサッカーで鍛えている走力を活かした、アグレッシブな動きと対応能力の高さを見せていただき、他の代表選手と遜色ない動きで、逆にびっくりさせられるほどでした。

 代表選手の方々には、今回の練習会で失敗したこと、学んだことを本番のレースで各々活かしていただき、静岡県として良い成績を収めてもらえればと思います。

 最後に準備から指導までご対応下さった松澤さんに感謝いたします。

 

2022年10月24日

世界トレイルO選手権(WTOC)遠征報告 (田代雅之)

7月開催の世界トレイルO選手権(WTOC)に遠征してきました。代表選出の際は激励をありがとうございました。

[日程]
7/14(木) 夜便で出発(イスタンブール経由)
7/15(金) 現地着、開催地そばまで移動。
7/16(土) PreWTOC大会(プレ大会、TempO)
7/17(日) PreWTOC大会(プレ大会、PreO)

7/19(火) モデルイベント
7/20(水) Relay、開会式
7/21(木) TempO
7/22(金) PreO Day1
7/23(土) PreO Day2、閉会式、バンケット
7/24(日) 現地発
7/25(月) 帰国

各競技形式は[成績]の項参照。

[PreWTOC]
WTOC開催地と同じ町でWTOC直前にワールドランキングイベント(WRE)として開催された大会。トレーニング/調整に最適なので、遠征計画の中に組み込むのは自然な流れでした。
久しぶりにリアルの競技(2020年3月の全日本以来)でしたが、それほど感は鈍っていなかった印象です。苦手とするTempOは苦手とするそのままの成績でしたが、PreOは良くはないものの、WTOCでもきちんと戦える手応えだったのですが....。

[PreWTOC(TempO)成績]
5課題x6ステーションの計30課題[コントロール]を回答するのにかかった秒数(誤答1コントロールにつき30秒のペナルチー加算)の少ない方が上位。
1位 Petteri Hakala フィンランド 216秒
2位 Juha Hiirsalmi フィンランド 247秒
3位 Maciej Urbaniak ポーランド 249秒
105位 田代 599秒 / 160人

[PreWTOC(PreO)成績]
27課題[コントロール]の正回数(ポイント)の多い方が上位。制限時間は129分。同点の場合は3課題x2ステーションの計6課題[コントロール]を回答するのにかかった秒数(誤答1コントロールにつき60秒のペナルチー加算)の少ない方が上位。
1位 Antti Rusanen フィンランド 27ポイント 16秒
2位 Aaron Gaio イタリア 27ポイント 30秒
3位 Marcello Lambertini イタリア 27ポイント 32秒
51位 田代 25ポイント 112秒(52秒 + 60[誤答1]) / 167人

[WTOC]
中1日はさんで火曜日のモデルイベントからいよいよWTOC開幕。

[WTOC田代の目標]
Relay:優勝したい。TempOパートは苦手としているものの、PreOパートでは十分戦えると思っていたので。
TempO:決勝へ行きたい。本当は決勝で良い成績を出したい、と言いたいのですが、これまでの実績からこのあたりがチャレンジングで妥当な目標。
PreO:優勝したい。PreOなら十分戦えると思っていたのですが....。

[WTOC概況]
モデルイベントからその日のチームオフィシャルミーティング(TOM)へ出席するまでは余裕もあったのですが、それを受けてのチーム内ミーティングのあたりから時間的余裕がなくなってきて、競技初日の前日に十分な準備をすることができない状態でした。幸い、遠征中の寝起きは良い方なので、Relay前日はとにかく寝て、翌朝少し早めに起きて準備をし、そこで余裕も戻ってきました。翌日からのTOMへの出席も他の人に変わってもらえたこともあったので。
競技結果はRelay、TempOはなんとか崩壊は免れた、といったところですが、PreOはひどい結果でした。PreO Day1は競技中からまったく対応できていない実感があり、結果もその通り。全然時間が足りず、地図と現地を対応させるスピードが大きく世界とかけ離れている感じです。それでもPreO Day2はDay1ほどはひどくなく、向上が見込めることを感じ取れたのは救いでした。
全種目とも結果は自分ができると思っていた最低限のレベルよりも悪く、かなりショックでした。
それでもなんとか今回遠征の収穫を探せば、今までまったく歯が立たずどう改善していけば良いか想像つかなかったTempOで決勝進出のために取り組む課題が見つかったこと、PreOもDay2では向上の可能性は感じられたこと、というところです。
ご注目いただいた皆様、応援いただいた皆様、ありがとうございました。

[WTOC田代の成績]
<Relay>
PreOパートを3人が継走(1レッグ13課題[コントロール])。制限時間は3人で165分。1走->2走の継走後、2走がPreOパート競技中に1走がTempOパート競技。2走->3走の継走後も同様。3走PreOパート終了後、全選手のPreOパート終了を待って、その時点までの成績の逆順に3走がTempOパート競技。
PreOパートの誤答1コントロールにつき60秒のペナルティー加算+TempOパート(5課題x2ステーションx3人の計30課題[コントロール]を回答するのにかかった秒数(誤答1コントロールにつき30秒のペナルチー加算)の少ない方が上位。

1位 チェコ 351秒
2位 イタリア 385秒
3位 スロバキア 393秒
19位 日本 828秒
1走茅野 265秒 <- 60[PreO誤答1] + 205秒( 88秒+120[TempO誤答4])
2走小泉 231秒 <- 120[PreO誤答2] + 111秒(111秒+ 0[TempO誤答なし])
3走田代 332秒 <- 120[PreO誤答2] + 212秒( 92秒+120[TempO誤答4])

<TempO(予選ヒートA)>
5課題x6ステーションの計30課題[コントロール]を回答するのにかかった秒数(誤答1コントロールにつき30秒のペナルチー加算)の少ない方が上位。

1位 Pavel Ptacek チェコ 216秒
18位 Guntars Mankus ラトビア 366秒
------- Border -------
40位 田代 480秒
第1ステーション 61秒 (31秒+30[誤答1])
第2ステーション 71秒 (41秒+30[誤答1])
第3ステーション 92秒 (62秒+30[誤答1])
第4ステーション 43秒 (43秒+ 0[誤答なし])
第5ステーション 123秒 (63秒+60[誤答2])
第6ステーション 90秒 (60秒+30[誤答1])

<PreO>
Day1:40課題[コントロール]+Day2:33課題[コントロール]の正回数(ポイント)の多い方が上位。制限時間はDay1:134分、Day2:111分。同点の場合は3課題x2ステーションx2日の計12課題[コントロール]を回答するのにかかった秒数(誤答1コントロールにつき60秒のペナルチー加算)の少ない方が上位。
1位 Jan Furcz スロバキア 71ポイント(38+33) 66秒(30+36)
2位 Antti Rusanen フィンランド 71ポイント(39+32) 74秒(24+50)
3位 Bjarne Friedrichs ドイツ 71ポイント(38+33) 91秒(36+55)
86位 田代 52ポイント(27+25) 222秒(113<-53秒+60[誤答1] + 105<-45秒+60[誤答1])

初日Relay出走前の日本チーム(右端が筆者)

 

開会式会場の日本チーム(右端が筆者)

 

最終日PreO Day2、タイムコントロール競技中の筆者

2022年07月26日

静岡県民オリエンテーリング大会兼藤枝総合運動公園オリエンテーリング大会開催報告 (小林茂)

報告者 藤枝市オリエンテーリングクラブ会長 小林茂

 

主  催 静岡県オリエンテーリング協会 藤枝市サッカー協会グループ
開催日時 令和4年5月5日(こどもの日)午前9時から午前中
天  気 気持ちの良い快晴
開催場所 藤枝市総合運動公園内 
使用地図 2015小泉成行調査作成 1:4,000 藤枝OLC修正
コントロール 30個
参加者  75名
スタッフ 15名  


 5月5日(こどもの日)県民オリエンテーリング大会兼藤枝総合運動公園オリエンテーリング大会を新緑爽やかな同公園で開催しました。
 まずは、天候良し。けが人なし。無事終了 
 「子供の日大会」ということで大勢の家族に参加していただき、終始和やかな雰囲気の中で行うことができました。
 天候はスタート前までは気持ちの良い快晴、ただし9時30分の段階では、少し動くと汗が出るほどでした。
コロナ禍のため、県外からの申込者には丁寧にお断りし、親子連れなどの事前申込者75人に限定しての大会となりました。
 藤枝総合運動公園大会は、サッカースタジアムや、陸上競技場、野球場など広々とした  空間とスタジアムの北西にある展望台を持つ丘など小さいながらもバラエティーに富んだ地形が売り物です。
 普段はなかなか入ることのできないサッカースタジアムのスタンドにもコントロールを設置し、入口を間違えると「見えるけど取れない。」というトラップ?を設けました。それで、こちらの思惑通り時折サッカースタジアム・スタンドから参加家族のお互いを呼び合う声や笑いが響いたりしていました。
 参加者からは、家に閉じこもりがちな時期に「広々とした場所を思いっきり走り回ることができ楽しかったです。」とのお言葉をいただきました。

 大会を安全に運営するために、とにかく参加者に次のような注意喚起をしました。
 1.公園内でも公道が走っているので、飛び出さないように
 2.熱中症対策として受付で配布した飲み物を携帯するか水分を出発前と終了後に十分に摂取するように
 3.マスクは、はずして走るように

 また、運営側の対策としては、
 1.園内を車で通行するドライバーに「大会開催中」であることを認知させるために、看板を設置
   (今年は2枚増やして7枚)しました。
 2.園内パトロールを増やして、公道沿いにも立っていただきました。
 3.イヴェント保険に加入 (これまでも参加者やスタッフの怪我の保険には加入)

 反省点は、
 1.スタート時刻の変更をする場合には、必ずスタッフ全員に周知させること
 2.チェックカードは、浜松OLCさんの破れにくい紙を使用すること



大会結果 各クラス入賞者


【個人の部】
個人男子の部 (※同点着順)

1位 出野 幹夫 藤枝市 570点
2位 七森 尚行 藤枝市 560点
3位 鈴木 雅人 磐田市 470点

個人女子の部

1位 竹本佳世子 藤枝市    600点
2位 松田 玉貴 静岡市清水区 360点
3位 川島 亜弓 藤枝市    340点


【団体の部】
団体一般の部

1位 七森 海南チーム 藤枝市 450点

団体家族の部

1位 高橋  隆チーム 藤枝市 540点
2位 成嶋  克チーム 藤枝市 520点
3位 岩崎  豊チーム 藤枝市 510点

2022年05月05日

静岡県民オリエンテーリング大会開催報告 (小林孝一)

 4月10日に開催しました 「静岡県民オリエンテーリング大会」報告をします。
 静岡県西部地区で毎年オリエンテーリング大会を開催できるよう、昨年から小笠山総合運動公園エコパでオリエンテーリング大会の開催を再開しました。
 当初3月に開催する予定でしたが、準備の都合で4月開催となりました。
 地元袋井市をはじめ、静岡県内、愛知県など近隣の県からも参加を頂き、昨年より多い106名でした。また、個人、グループの参加人数が半々くらいとなり、ちょうど良い規模の大会となりました。
 競技形式は、昨年と同じスコアオリエンテーリングで行いましたが、今回は、上級者・初中級者で一部の設置コントロールを分けたコース設定で行い、上級者、初中級者、家族が、それぞれ楽しめる大会としました。
 当日は4月上旬としてはやや暑いくらいの天気となりましたが、参加の皆さんがオリエンテーリングを楽しめたかと思います。
 今年度は、静岡県スポーツレクリエーション祭のイベントとして、10月30日にエコパにて、「オリエンテーリング大会」を開催します。次回は、ポイントオリエンテーリングで行う予定です。また、11月27日に「浜松市民ロゲイニング大会」を、昨年と同様に浜松市気賀地区で開催します。

 皆様のご参加をお待ちしています。

<参加人数> 参加総数 106名
・個人A男子 20名
・個人A女子  6名
・個人B1   17名
・個人B2   8名
・グループB 3チーム
・グループN 16チーム

 

2022年04月24日

浜松市民ロゲイニング大会開催報告 (小林孝一)

 11/21(日)に開催した、「浜松市民ロゲイニング大会」の報告をします。
浜松市北区気賀・井伊谷周辺での開催は、今年で3回目となります。 昨年度に引き続いて、奥浜名湖商工会さんの協力で、気賀・井伊谷地区にある「みそまん屋さん」をチェックポイントに入れ、みそまんがもらえる引き換え券付きとなりました。 また、今年は国民宿舎奥浜名湖さんからも後援を頂いて開催しています。
 参加者は、合計110名で、開催1週間前に募集定員となり参加締め切りとなりました。
 当日は、朝少し雨が降ったものの競技時間中は雨も降らず、曇り空でロゲイニングを行うにはまずまずの天気となり、参加者は家族連れが多く、高得点を狙うチーム・個人の参加者、歩きながら名所・旧跡を楽しむチームなど、思い思いの参加スタイルでロゲイニングを楽しめたと思います。
 成績表のチェックポイントの回った順序を見ると、今年は、参加チームによりいろいろなコース取りをしていました。良いコース設定になったと思います。
 今回も天竜浜名湖鉄道さんのご協力で、天浜線乗車可の特別ルールで行っています。天浜線乗車は延べ76名で、特定の列車にかたまることもなく多くの参加者が天浜線を利用しました。
 奥浜名湖商工会、常葉大学ボランティアサークルもみそまん配布などに運営協力していただき、地域と一体となったロゲイニング大会になりました。
 なお、当日参加できなかった方に向けて、2022年1月8日に、同じ場所で「ロゲイニング練習会」を開催します。
 また、2022年1月~9月の期間、ロゲイニングを楽しめるよう、「いつでもロゲイニング」を企画しました。是非ご参加ください。 詳しくは、浜松オリエンテーリングクラブのホームページにアクセスしてください。


<参加者>
・個  人 2時間コース         6名
      4時間コース         6名
・グループ 2時間コース 16チーム  51名
      4時間コース 16チーム  47名
              計   110名

 

※大会成績は、浜松OLCホームページにて掲載しております。

 

2021年12月01日

静岡県民OL大会兼藤枝市OL第20回記念大会兼すこやか長寿祭OL大会開催報告 (小林茂)

報告者 藤枝市オリエンテーリングクラブ会長 小林茂

 

主  催 静岡県オリエンテーリング協会 藤枝市オリエンテーリングクラブ すこやか長寿財団
開催日時 令和3年11月6日(土曜日)午前9時から午前中
天  気 薄曇り大会時々晴れ
開催場所 藤枝市朝比奈地区「玉露の里」周辺 
使用地図 『玉露の里』1:7,500 2021小泉成行 調査修正
     静岡OLC名誉会長 大澤宏治様より頂いた基金を活用させていただいた
コントロール 36個
参加者  60名
スタッフ 12名  


 11月6日(土曜日)県民オリエンテーリング大会兼藤枝市オリエンテーリング第20回記念大会兼すこやか長寿祭オリエンテーリング大会を同市朝比奈玉露の里周辺で開催し、秋空の下、60人ほどの親子連れやシニア競技者などで、賑わいました。
 また、同日は「コスモス祭り」も行われていて、コスモス畑の中、地図を片手に走る参加者もいました。
コロナ禍ということで、県外からの申込者には丁寧にお断りし、親子連れなどの事前申込者60人に限定しての大会となりました。
 同地区でオリエンテーリングを開催するようになってから20年目の大会となりますが、これは、2003年に開催された静岡国体で(旧岡部町で)「オリエンテーリング」が開催され、この国体のプレ大会として2002年に第1回岡部町オリエンテーリング大会が開催され、毎年開催されるようになったことによるものです
 この地区の魅力は、朝比奈川沿いに走る県道を挟んだ田んぼや畑の中のエリアと朝比奈川西側の朝比奈城址のある山中エリアがあり、初心者から上級者まで幅広く楽しめるポイント設定ができることです。今大会は、藤枝市では初めてSIシステムを使用して行われました。
 反省点は、参加申し込みをメール対応とし、参加者に対して受付完了の確認をしなかったため、申し込みをしていたにもかかわらず、受付がされていなかったという事態が生じてしまったこと。これは、受付メール対応者のメールセキュリティーが高かったためで、今後は、受付完了メールを送り、その旨を申込時のパンフやHPに明記しておくこととしようということになりました。
 参加者からは、大きなクレームもなく「このコースは本当にいいコースですね。」「次回は、パーフェクト目指します。」などののお言葉をいただきましたので、成功であったと思います。

各クラスの優勝者は、次のとおりです。
また、それ以外の成績などは、Lap Centerで確認できます。



大会結果 各クラス優勝者


【すこやか長寿の部】

男子 出野 幹夫  770点
女子 出野 由夏  570点

【個人の部】

男子 内山 達矢  770点
女子 竹本 佳世子 640点


【団体の部】

家族 中村 安孝グループ 600点
一般 繁田 玲奈グループ 390点

2021年11月06日

ウィークエンドチャレンジ2021 #1開催報告 (村越久子)

#1:5月15日 開催報告

 富士山麓大会前日イベントとして開催予定でした。初めての試みなので、とりあえず、練習コースとトレーニングメニュー(サーキットやコンピ等)をいくつか用意し、自由に練習に来ていただく程度でいいと仕掛け人(村越久子)は思っていました。ところが企画運営の若者たちは、コースだけではなく面白そうな企画を考案、ご案内までやるという素晴らしい働きをしてくれました。


 残念ながら、コロナ感染症拡大の影響で静岡県協会会員、静岡県内在住オリエンティア、強化選手に限っての開催になりました。それでも約40名の参加がありました。
企画1は残し、掲示で参加表明をしてもらいました。

(註:以下は実際の掲示内容を本ページ上で(可能な範囲で)再現しております。)



企画1 “あの選手の逆ランオブ!?”

日本代表の伊藤樹選手、大人気YouTuberの名雪青葉選手が指導します!
参加希望の方は□に名前を記入してください。

12:30~ :技術練習

名雪「spiral」(ナビゲーション基礎、初・中級者向け)


伊藤「picking」(アタックと脱出の手続き、上級者向け)


14:00~ :全力オリエンテーリングについていこう!

名雪「short」


伊藤「short」




 事前にスケジュールを伝えていなかったので、各自のトレーニング予定とかみ合わず、技術練習の参加者は伊藤プログラムに3名でした。今までこのような機会はなかったので参加者は色々な発見をしたようです。
 14:00からの逆ランオブには其々3~5名の参加があったようです。「ここからならついていけそうとコース途中で待ち構えていたものの2ポストほどで振り切られた」「パンチをして目をあげるともういなかった」という感想がありました。
 今後は、参加者がトレーニングスケジュールを立てやすいように、早めに企画の内容、開始時間などを公表する。対象、内容をもう少し詳しくする。など、改善していきたいと思います。
2021年05月17日

静岡県民オリエンテーリング大会開催報告 (小林孝一)

浜松オリエンテーリングクラブ 小林孝一


 4月25日に開催した、「静岡県民オリエンテーリング大会」報告をします。
浜松市民オリエンテーリング大会は、昨年度からロゲイニング大会で開催しているため、県西部地区では、オリエンテーリング大会が開催されていませんでした。小笠山総合運動公園エコパにて、スコアオリエンテーリング大会を開催することにしました。
 当初の開催日は、3月21日でしたが悪天候のため、4月25日に延期、当初の計画通り、午後は静岡OLCの練習会とタイアップしての開催となりました。
 当日は天候にも恵まれ、また事故などもなく無事開催することができました。静大OLCの皆様、大会運営のサポートありがとうございました。
なお、当クラブではEMITシステムを初めて使用したため、システム設定の不具合により、その場で成績表を出すことができず、参加者の皆様にご迷惑をお掛けしたことをお詫びします。
 今年度も、2022年3月に、オリエンテーリング大会開催予定です。皆様のご参加をお待ちしています。

<参加人数> 参加総数 85名
・個人A 33名
・個人B1 13名
・個人B2 4名
・グループA 3チーム
・グループB 9チーム


2021年05月10日

静岡県民オリエンテーリング大会兼藤枝総合運動公園オリエンテーリング大会開催報告 (小林茂)

報告者 藤枝市オリエンテーリングクラブ会長 小林茂

 

主  催 静岡県オリエンテーリング協会 藤枝市サッカー協会グループ
開催日時 令和3年5月5日(こどもの日)午前9時から午前中
天  気 薄曇り大会終了後しっかり雨
開催場所 藤枝市総合運動公園内 
使用地図 2015小泉成行調査作成 1:4,000を1:3,000に拡大
コントロール 30個
参加者  60名
スタッフ 12名  


 5月5日(こどもの日)県民オリエンテーリング大会兼藤枝総合運動公園オリエンテーリング大会を新緑爽やかな同公園で開催しました。天候による実施判定は、天気予報が午後から「雨」90%でしたので、心配になりましたが、受付から大会終了までの時間(ほぼ3時間)と「雨雲レーダー」などのアプリを使用して「実施」判定をして大正解でした。(昨年11月の大会も大当たり)また、スタート時刻を10分早めたことも良かったと思います。
コロナ禍ということで、県外からの申込者には丁寧にお断りし、親子連れなどの事前申込者60人に限定しての大会となりました。
 感染防止対策として、まずは、スタッフ自身の検温と注意喚起を行い、参加者と密になりやすいスタッフにはマスクの上からフェイスシールドを装着していただきました。 参加者には、受付時に検温と手指消毒をしてもらい、資格確認、参加費と進んでいただき、できるだけ密にならないようスタッフから声掛けをしました。また、各コントロール設置場所にポンプ式手指消毒液を設置しました。
 今大会の目玉は、藤枝総合運動公園での特色を生かした、サッカースタジアム・スタンドや、陸上競技場の掲揚台などのコントロール設置場所、こちらの思惑通り、時折サッカー  スタジアム・スタンドから参加家族のお互いを呼び合う声や笑いが響いたりしていました。
 反省点は、各コントロール設置場所にポンプ式手指消毒液を設置することをOLCスタッフで行わなかった為、1か所ですがコントロール位置がずれてしまったことです。リカバリーとして参加者全員にその点数を加算することとしました。
 参加者からは、大きなクレームもなく「楽しかったです。」のお言葉をいただきましたので、まあ成功であったと思います。



大会結果 各クラス入賞者


【個人の部】
個人男子の部 (※同点着順)

1位 馬道 和洋 藤枝市 410点
2位 宮下  豊 藤枝市 410点
3位 馬道 和尚 藤枝市 410点

個人女子の部

1位 渡邊 法代 藤枝市    410点
2位 松田 玉貴 静岡市清水区 270点
3位 若杉由紀子 焼津市    230点


【団体の部】
団体一般の部

1位 關 沙弥香チーム 静岡市葵区 370点
2位 杉山 葉子チーム 静岡市葵区 360点
3位 秋山 博志チーム 藤枝市   350点

団体家族の部

1位 中村 安孝チーム 静岡市清水区 600点
2位 成嶋  克チーム 藤枝市    560点
3位 小林 佑多チーム 藤枝市    400点

2021年05月05日

浜松市民ロゲイニング大会開催報告 (小林孝一)

 11/29(日)に開催した、「浜松市民ロゲイニング大会」報告をします。
昨年と同じ、大河ドラマ「直虎」で有名になった、浜松市北区気賀周辺で開催しました。今回は奥浜名湖商工会の協力で、気賀・井伊谷地区にあるみそまん屋さん6軒をチェックポイントに入れ、みそまん屋さんのチェックポイントに行くとみそまんがもらえる引き換え券付きとなりました。
 この効果もあってか、募集開始後10日後の10月末に、早々と募集定員の100名となり、募集を締切りとなりました。 また、昨年と同様に天浜線乗車可の特別ルールで実施しました。
 当日は天候にも恵まれ、参加申込者の欠席もほとんどなく、参加したみなさんロゲイニングを楽しめた大会になったと思います。参加者からは、「大会を企画してありがとうございました」との声も頂きました。
 天浜線の乗車は、延べ50名で、チェックポイントの設定から、2時間コースの利用は多かったものの、4時間コースは少ない結果となりました。昨年は特定の列車に集中した乗車となりましたが、今年は分散した乗車となっています。2時間コースでは、天浜線をうまく利用することで得点を伸ばすことができ、走力のない参加者でも楽しめるルールとして良いかと思います。

<参加者>
・個  人 2時間コース         1名
      4時間コース         5名
・グループ 2時間コース 16チーム  50名
      4時間コース 17チーム  59名
              計   115名
ロゲイニング大会は、名所旧跡をチェックポイントにしているので、地域振興を兼ねて地元とタイアップして大会を開催することは、地元とのトラブルを避ける効果もあり、大会のありかたのひとつの方向性と思います。

 

※大会成績・使用地図・位置説明は、浜松OLCホームページにて掲載しております。

 



2021年02月01日

静岡県選手団、松林の尾根沢を俊敏に走行 (松澤俊行)

 コロナ禍と遠隔地での開催が重なり、ややスリムなチームでの闘いとなった2020年の全日本リレー。静岡県選手団はWSとMVでクラス内優勝、他クラスへ出場したチームも健闘を見せ、総合成績で5位と十分な成果を挙げた。「新婚の田濃団長を総合表彰の場に」という団内目標は堂々達成され、一同和やかに鹿児島を去ることができた。
 当日までの準備状況を監督として観察したところでは、WSとMVはメンバーたちが頻繁な情報交換を重ね、レース当日のイメージを日に日に鮮明にしていたことが伝わって来て、頼もしく感じられた。「最もうまくいった場合」という一つのパターンに固執することなく、様々なケースを想定して、そのケースごとの各ランナーに求められる心構えや役割を意識できていたと思う。
 MEがクラス不成立となるという残念な事態もあった。チームごとのコースの割り当てに問題があり、競技性・公平性を考慮すると不成立の結論もやむなしではあった。参考タイム・参考順位の扱いになったとはいえ、かなりチーム状態の反映度が高いタイム・順位だったことは間違いない。三選手が好パフォーマンスを発揮し、強者・巧者の継走をした神奈川県に完敗であったことは認め、かつ「MEの静岡」の矜持は忘れずに出直しを図る必要がある。
 幸い、MEメンバーたち、そしてこれからMEメンバーを目指す県内選手たちは監督が何も言わなくてもそうする選手たちである。次回も当然のように優勝争いに加わるだろう。その見通しを一層確実なものとするために、次回大会前には今回のWS、MVを参考にMEメンバー間情報交換をし、チーム状態を高めていきたい。もちろん、第一チームだけでなく、第二、第三チームも巻き込んで情報を共有していきたい。
 二クラスでの優勝だけではなく、他にも筑波大学の名雪選手、京都大学の篠原選手という若手新メンバーが加わった、山本玄峰選手が久々に復帰した、などの明るいニュースがあった。監督が心中でライバルと見ている千葉県が初の総合優勝を達成したことも刺激となった。2021年の全日本リレーに向けた準備もワクワク、ドキドキ、そしてヒリヒリするものとなりそうだ。

2021年01月10日

全日本リレー2020(鹿児島)静岡県選手団報告 (田濃邦彦)

 11月8日に鹿児島県南さつま市で開催された全日本リレーに今年の静岡県選手団としては選手権5チーム15人で参加しました。
また、村越久子さんが運営責任者として大会開催に関わられました。
各クラスおよび都道府県全体の結果は以下のとおりです。

 

ME(第1チームは5位相当ですが、コースパターン振りの不備により不成立)

5 静岡県1
2:17:02
(1221)
長縄 知晃 /ME-BX
0:41:04 / 2
0:41:04 / 2
大橋 陽樹 /ME-BY
0:51:32 / 17
1:32:36 / 6
伊藤 樹 /ME-BZ
0:44:25 / 8
2:17:01 / 5
26 静岡県2 2:55:55 (1222) 名雪 青葉 /ME-CX
0:47:52 / 11
0:47:52 / 11
松澤 俊行 /ME-CY
0:45:41 / 6
1:33:33 / 7
篠原 幹博 /ME-CZ
1:22:21 / 30
2:55:55 / 26

 

MV(優勝)

1 静岡県1
2:07:49
(6221)
鈴木 正文 /MV-AX
0:46:00 / 4
0:46:00 / 4
滝 正晴 /MV-BY
0:46:10 / 3
1:32:10 / 4
田代 雅之 /MV-CZ
0:35:38 / 1
2:07:48 / 1

 

WS(優勝)

1 静岡県1
2:09:23
(3721)
大類 亜美里 /WS-AX
0:44:14 / 2
0:44:14 / 2
横井 里乃 /WS-BY
0:48:02 / 2
1:32:16 / 2
長縄 美春 /WS-CZ
0:37:06 / 1
2:09:23 / 1

 

MS(4位)

4 静岡県1
2:54:00
(3221)
内藤 愉孝 /MS-AX
0:55:15 / 6
0:55:15 / 5
山本 玄峰 /MS-BY
1:14:51 / 11
2:10:06 / 9
田濃 邦彦 /MS-CZ
0:43:53 / 3
2:54:00 / 4

 

 

総合成績

団体 得点 ME WE MS WS MJ WJ MV WV XV XJ
1 千葉 25 9 3 4 6 1 3   1  
1 神奈川 25 8 6   3 5 1 3 1  
3 東京 22 6   5 5 0 5   2  
4 埼玉 21 7 5 3     0   6  
5 静岡 16   4 6     6      


昨年度(茨城県開催:総合成績は7位)は一般クラス含めて9チーム27人を送り込みましたが今年は遠隔地であることに加え昨今のコロナ禍での開催、さらには毎年運営に数名参画している別イベント(OMM)と日程が被ったことがあり、少人数での参加でした。
特に今年は夏ごろまでは、大会開催自体が少なく、チームメンバーが集まる機会も少なかったわけですが、そんな中でもMV,WSの2チームは事前の情報共有、目標設定をしっかり行っていた印象があります。
また、事前の大会プログラムによると、MEでも6kmの距離に対しアップが数十mしかない割にウイニングタイムが45分で、ヤブに耐えるメンタルが必要という記述により各県いろいろな推測や対策を立てて臨んだようです。

静岡県チームは例年行う前夜ミーティングも三密回避のために無しとしました。ミーティングが無いのは少し寂しい気がしましたが、各チーム鹿児島の夜を楽しんだ(?)ようです。自分は夕食後に同乗の女性陣と有名かき氷店に行こうとしましたが、コロナ禍で閉店が早かったようで行けずじまいでちょっと残念。(女性陣は日曜の夜に目標を達成したそうです。)

明けて大会当日、恒例の円陣はソーシャルディスタンスに気を配りながら実施。(これをやるとリレーに来た気がします。)

レースはプログラムの情報通り、公園テラインでスピードが出つつも林の中は見通し悪く、小径も辿りにくいなどリレーらしいメリハリのあるコースでした。
静岡県は3人がうまく走ったMV,WSの2クラスで逆転優勝! ウイニングランを行えました。
優勝候補筆頭だったMEは少し残念な結果でしたが、来年のリベンジを誓っていました。


リレー後の挨拶でも少し触れていましたが、今年は団長・監督ともに大きく生活環境が変わった年でした。(監督は、チーム目標タイム用紙で団長にだけ触れていましたが。。(笑))あまり、チームの準備という点で貢献できていたかというとそうでもなく、特に自分は今年に限った話ではないですが県外在住ということもあり静岡県の皆さんの様子を把握しにくくなっているなあと感じています。それでも今年も大会当日を含め楽しく活動させてもらいました。自身の競技力向上も含めて、21年もがんばろう、と思います。

来年(2021年度)は12月5日 三重県での開催ということが発表されています。
静岡県からは比較的近いということもありますし今年参加されなかったかたも来年はぜひ今から予定を空けて参加しましょう!!


ME第1チーム:長縄(1走)/大橋(2走)/伊藤(3走)
5位でしたがME不成立のため残念ながら表彰式は無し。


ME第2チーム:名雪(1走)/松澤(2走)/篠原(3走)。
途中まで第1チームに迫る勢いでした。


MS:内藤(1走)/山本(2走)/田濃(3走)。粘りの走りで4位獲得


WS:大類(1走)/長縄(3走)横井(2走)。事前の目標設定で狙った優勝を手に!


MV:滝(2走)/鈴木(1走)/田代(3走)見事な逆転優勝でした。

 


みなさんお疲れ様でした。

2021年01月01日

藤枝総合運動公園大会開催報告 (小林茂)

静岡県民オリエンテーリング大会、藤枝総合運動公園オリエンテーリング大会 

提供 藤枝オリエンテーリングクラブ 会長小林


開催日 令和2年11月07日(土)午前9時から午前中 薄曇り
開催場所 藤枝総合運動公園内
競技者 60名 スタッフ 20名 合計80名

コロナ禍で行った大会であったため、次の対策を行い実施しました。
① 藤枝市からの要請もあり、参加者を60名に限定し、事前申込者のみで開催した。
 県外や、定員に達したためお断りした方々にはお詫びをしたいと思います。
② スタッフ全員の検温を行った上でマスク着用。受付係は、フェイスシールドも装着していただいた。
③ 受付など各所にアルコール消毒液を設置 各ポイント30か所にも設置しました。
④ もちろん、受付では検温、健康チェックカードの記入をお願いしました。
⑤ 参加者もレース中以外はマスクの着用をお願いしました。
⑥ ゴール後の休憩中各場面など各場面で注意喚起をしました。

 5月に実施予定であった同公園での大会がコロナ感染拡大で中止となったため、また、玉露の里での開催準備が、コロナ禍で思うように進まなかったため、本大会は、総合運動公園での大会となりました。
 当日は雨予報でありました。雨雲レーダーなどの天気予報の降水量が、降ったとしても0.5mmということ、また現地の空の状況から悩みに悩んだ末、6時にの開催決定をしました。
 結果としては、中止とする理由が見つからない天候となり、大会終了まで全く雨の心配はありませんでした。
 今回は、事前申込者だけとしたため、受付での混雑もなくスムースにスタート前の準備が進められました。この経験を活かし、今後の大会も事前受付を基本としていこうと思います。
 コロナに関する注意事項とともに、危機回避についても注意喚起を行ったためか、近頃は各自が自己責任において危機管理することが身に付いて来ているせいなのかはわかりませんが、スタート直後の競技場前の道路への飛び出しも見られず、競技を通して怪我や事故もなく、無事終了することができました。
 半日ではありましたが、多くの家族連れの皆さんに、少し紅葉し始めた総合運動公園内で、家族が  協力して一つの目的を達成する楽しみを味わっていただけたと思います。



成績  満点 600点


個人男子
1位 横田 圭一郎 570点(静岡市駿河区)
2位 海野 裕介  550点(静岡市駿河区)
3位 鈴木 達也  530点(静岡市葵区)

個人女子 
1位 竹本 佳世子 600点(藤枝市)
2位 青山 かおり 530点(藤枝市) 
3位 山本 純子  400点(静岡市駿河区)

団体家族
1位 中村 安孝 家 570点(静岡市清水区)
2位 榊原 克彦 家 560点(島田市)
3位 鈴木 季彦 家 560点(藤枝市)

団体一般
小学校5年生チーム 1位 七森、サードベラ、三浦さんチーム440点(藤枝市)

2020年11月09日

WOC2019報告書 (伊藤樹)

 日本代表としてWOC2019に出場しました。WOC2019はノルウェーのサルプスボルで開かれました。今回、本選に向けて二か月前から北欧に現地入りし、トレーニングを行い、8/12~8/17の本戦に出場しました。
 自分は、ミドル予選、ロング決勝、フォレストリレーの3種目に出場しました。


<結果>
ミドル予選
1. Mattias Kyburz 25:21
15. Aron Bako 29:24
29. Itsuki Ito 32:52
※15位以内予選通過

ロング決勝
1. Olav Lundanes 1:30:09
67. Itsuki Ito 2:19:01

リレー
1. Sweden 1:40:42
28. Japan 2:10:40
1. Sebastian Ken Baumann 36:16(23)
2. Hiroki Komaki 77:44(26)
3. Itsuki Ito 130:40(28)


<遠征スケジュール>
6/27 ノルウェー入り
6/28~6/30 Norsk O-Festival
7/1~7/2 トレーニングinノルウェー
7/3 デンマーク入り
7/4~7/6 JWOCコーチ
7/7~7/13 JWOC併設
7/15 スェーデン入り
7/16~7/18 トレーニングinスェーデン
7/19~7/21 o-ringen academy
7/22~7/27 o-ringen本戦
7/29~8/7 トレーニングinスェーデン
8/8~8/11 WOCトレキャン
8/12~8/17 WOC本戦
8/20 帰国


1. 動機
 近年日本チームはWOCでよい結果を残すことが出来ておらず、学生のWOCへの向上心が低下しています。そんな現状を打破したいと考えていました。その中、自分は2018年度日本学生選手権ミドル部門、全日本大会ロング部門において優勝を果たし、今後WOCの上位を目指していくことを決めました。
 今後WOCで戦っていくためのスタートとして今大会に臨みました。
 具体的には
  ・ミドル予選 目標:予選通過(15位以内) 結果:29位
  ・ロング決勝 目標:50位以内 結果:67位
  ・フォレストリレー 目標:日本最高順位(20位以内) 結果:28位
 という目標を設定しました。

2. 取り組み
 今大会はノルウェーで開催されるため、北欧特有のフカフカした地面、湿地や露岩で形成される独特な森への対応がネックになると考えました。それらに対応するために二か月前に現地入りし、トレーニングを行いました。
 その結果、ナビゲーション面では大きな進歩が得られました。一方で、フィジカル面では課題が残り、フカフカした地面を走り岩崖を乗り越えていくと、足全体が疲れてしまいスピードが出せなくなってしまいました。
 このような状態で、本戦に臨みました。


3. 本戦
 ミドル予選
  コース
   https://woc2019.no/files/maps/WOC2019_Middle_Qual_Men_3.pdf

 目標としていた予選通過を果たすことはできず、ボーダーラインである15位の選手から3分28秒遅れる32:52でフィニッシュしました。レースの手ごたえとしては悪くはありませんでしたが、予選通過できるような会心のレースではありませんでした。体感では、10秒ミスを3回、30秒ミスを1回犯しましたが、それ以上に他の選手とのフィジカルの差を感じました。
 ラップを見れば分かるように、序盤ミスをしたにも関わらず、レース半分の7ポをボーダー+46秒で通過しています。それにも関わらず、レース後半明らかにペースが落ちて差をつけられています。

 

 ロング予選
  コース
   https://woc2019.no/files/maps/WOC2019_Long_Men.pdf

 初WOCロング、ノルウェーの森を16.6kmということで、果敢に挑戦しレースを楽しみました。現状のフィジカルでは、レースを完走できるかどうか怪しかったため、ミスをして体力を消耗することが無いよう意識してレースに臨みました。また、レース全体を考えてペースを抑えて走りました。
 序盤、ミスなく順調にレースを展開することが出来ていました。しかし、フィジカルを想像以上に消耗しすぎてしまい、レース半分にも達していない10ポで足を攣りかけてしまいました。原因は、長い距離湿地を走るルートチョイスを選択してしまったことと、現地でのミクロなルートチョイスができず、小さな湿地を何回も横切ってしまったことです。湿地を走るときに、足の限定的な筋肉を酷使するため、そこに疲労がたまってしまいました。
 フィジカルが消耗していたため、10-11のロングレッグは大きく森を巻いて道を走る選択をしました。これは、よい選択だったと思います。長い道走りで足を回復させることが出来ました。しかし、ポスト回りでミスをしてしまい、3分余分に森を走り回ってしまいました。ここで、集中力が切れてしまい、誤魔化していた疲労もどっと溢れてしまいました。この後は、レースを立て直すことが出来ず、ぎりぎりの満身創痍で完走しました。

 

 

 リレー
  コース
   https://woc2019.no/files/maps/WOC2019_Relay_Men.pdf

 僕の、初WOCリレーは大きな失敗に終わりました。
 一走Sebastian、二走小牧、三走自分という走順でした。Sebastianが良いレースをして、トップ+3分の第二集団でチェンジオーバー、小牧も集団の中で快走し、とても良い位置で三走の自分に出番が回ってきました。前にはアメリカ、ニュージーランド、エストニア、ハンガリーなどのいわゆる中堅国の集団、後ろからも僅差で選手が追ってきている状態でスタート。この集団に競り勝ってくればかなり良い結果だ!と気負って走り出しました。これが、よくありませんでした。序盤の3ポで3分ミスをしてしまい集団が見えなくなってしまいました。その後も焦る気持ちばかりが先行し、数分単位のミスを連発。自分のレースをすることが出来ませんでした。そんな中レースは終盤、ハンガリー、スロバキア、イスラエルの3チームと競り合っていました。14ポを僕が先頭で通過し、最後の勝負レッグ14-15、道を走って藪を切ってアタックするレッグでした。道をがむしゃらに走ったのをよく覚えています。しかし、最後で海外選手の藪を切るスピードについていけず、アタックでミスをして競り負けてしまいました。結果は28位。自分のレースには到底満足はできませんが、それ以上に、最後に競り負けて順位を3つ落としてしまったことがとても悔しく、日本チームに申し訳なく感じています。
 28位という順位は例年の成績とさほど変わりませんが、中堅国と競り合うという大きな経験を得ることが出来たレースでした。今回、味わった悔しさを忘れず、2年後のチェコフォレストWOCで必ずリベンジを果たします。

4. 最後に
 これまで、JWOC、WUOCと出場してきて、海外の選手に圧倒されてきました。なので、WOCの舞台はどれほどレベルが高いのか想像がつきませんでした。そして、今回WOC2019しその舞台を体感することが出来ました。案の定、トップ選手に圧倒され、身の程を知りましたが、同時に自分の可能性も感じることが出来ました。WOCの予選を突破することはできると思いました。今の自分に足りないものを身に着け、次のフォレストWOCであるWOC2021では、第一ステップとして、予選を突破したいと思います。
 また、今年度(2020年)はスプリントWOCとWUOCの出場を目指します。そしてWOCではスプリント予選突破、WUOCでは個人戦30位以内を目指します。
 応援ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。

2020年03月18日

浜松市民ロゲイニング大会開催報告 (谷野守右)

浜松市民ロゲイニング大会 報告書

提供 浜松オリエンテーリングクラブ


開催日 令和元年11月17日(日)晴れ
開催場所 浜松市北区 みをつくし文化センター
競技者 34チーム 約100名

 当日は走るには少し暑いくらいの良い天候となりました。
浜松OLCとしては初めてのロゲイニング大会の運営ということで100名募集としましたが、ほぼ100名の参加があり、予定通りの開催となりました。
 下見段階で地図は1/25000では見にくいとの指摘が有り拡大し1/20000としました。A3ほぼ一杯に地図をレイアウトし、47か所のポイントを全面に配置しました。5月から何回か調査と試走を行いポイント位置を検討しました。4時間クラスでぎりぎり全取りが出来ない位を目指したポイント位置でしたが、トップの方が3カ所残しで予想通りの成績でした。スタート位置が天竜浜名湖鉄道の「気賀駅」前ということもあって鉄道の利用を可とし、地図の裏に時刻表と運賃を載せました。あまり多くの利用は予想していませんでしたが半数以上のチームが利用し、ルートチョイスに対し多くの選択肢を提供できた ようで、鉄道利用もうまっく行ったと思います。また、天竜浜名湖鉄道には後援もいただいていましたが喜んでいただけました。
 4チームが規定時間をオーバーし減点となりましたが概ねスムーズなFINISHとなりました。
地図名を「直虎の里」としましたが競技範囲はそのほとんどが大河ドラマ「女城主直虎」ゆかりの地でポイントもその史跡が多く観光としても楽しんでいただけたと思います。
 「来年も是非開催してほしい」の声も多くいただいたので来年度の開催、また運営面でのノウハウもできましたので募集人員も増やしての開催を検討することにしました。

2020年01月20日

県民大会開催報告 (小林茂)

静岡県民オリエンテーリング大会、藤枝総合運動公園オリエンテーリング大会 
第13回しずおかスポーツフェスティバルオリエンテーリング大会

提供 藤枝オリエンテーリングクラブ 会長小林


開催日 令和元年11月24日(日)晴れ
開催場所 藤枝総合運動公園内
競技者 103名 スタッフ13名 合計126名

 心配された天候は、お天気アプリ大当たりの晴れ、風もなし。実施判定の朝6時の段階では、小雨がパラついていましたが、お天気アプリの状況などから、実施決定。
 地図は、2015年に小泉成行さんに作成していただいた1:3,000(藤枝OLCでメンテナンスしている)を使用、ポイントは、全部で30個、600点、制限時間は、個人が50分、団体が60分、オーバータイムのペナルティは1分毎10点のマイナス
 藤枝総合運動公園での開催は、5回目になり、また公園ということで「楽勝」などと言われたくないので、コントロールの位置を「少し分かりにくく」の工夫をしています。
 また、今年は、たまたまサッカースタジアムのスタンドをテレインとして使えることになり、出入りできないゲートを作る等の工夫を凝らし、楽しんでもらえたと思っています。
 しかし、結果として7人の競技者に満点を取られてしまいましたが、その方たちにも「良かったよ」と言っていただいた。なにより、多くの家族連れに参加していただき、「この次はちゃんと作戦を立てて頑張ります。」「次の大会にも必ず参加します。」と言っていただいたことで開催の目的を達成したと思っています。

大会結果 各クラス優勝
男性一般        澤入 圭司(牧之原市)600点
女性一般        竹本佳世子(藤枝市)600点
男性シニア60歳以上   出野 幹夫(藤枝市)590点
女性シニア60歳以上  松田玉貴(静岡市清水区)270点
団体一般        森田亜矢子グループ(藤枝市)330点
団体家族        坂野裕太グループ(静岡市葵区)460点
団体小学生       七森、三浦、鈴木グループ(藤枝市)390点


追伸
 大会運営で一番の心配は、大会競技者の事故です。まずは、不測の事態に備えて保険に加入し、応急処置のための保健師の配置、AED設置場所の確認、「大会開催中」の看板の設置、大会開始前の注意喚起(車に注意、滑りやすい場所の確認、水分補給など)やれることは、すべてやっておいて、心配しながら、レースの終了を待ちます。
 今年も無事大会を終了出来、参加者の皆さんを始め、スタッフの皆さんには心より感謝申し上げます。これは、儀礼的なものではなく、私の偽らざる気持ちです。
 藤枝OLCは、初心者を対象とした大会を開催することを使命と考え、運営を始めて  17年になります。この間、大きな事故もなく運営しきましたが、回数を重ねるごとに  事故の起こる確率が増してきているんだと憂慮しています。
 大会運営のリスクマネジメントについて考える機会があれば良いなと考えます。

2019年12月03日

全日本ミドル前日大会兼静岡県民大会 開催報告 (桑山倫博)

 はじめまして、私静岡大学オリエンテーリング部3年の桑山と申します。今回全日本ミドル前日大会(兼静岡県民大会)の大会責任者を務めさせて頂きました。
 初めに大会を開かせて頂く事になった経緯は僕自身1年の頃からいつか大きな大会を開いてみたいと考えていたのと、村越久子様より全日本ミドル大会の前日大会として静大の運営で開いてみてはとお誘いを受けたことに始まります。
 ここ最近の静大OLCは部員が右肩上がりで増え、約40人になるまで成長しました。しかし、大会を運営するノウハウは全くといっていい程にありませんでした。そこで大きな大会を運営してきたOBさんに運営の補助をお願いすることでなんとか体制を整えることができました。大会運営に関わって頂いた方々には再度御礼申し上げます。


 さて、今回全日本ミドル前日大会(兼静岡県民大会)(以下静大大会)は富士テレインの日沢で開催しました。大会半年前に地図がリメイクされたとの事で地図調査の技術が皆無に等しい僕たちにとっては有難い事で地図調査をする事なく(もちろんポスト付近の地図確認は何度も行いました)行うことができ、他の仕事に時間を使う事ができました。
 日沢は富士のテレインでありながら薮で見通しの悪い箇所が多く、傾斜がきつい事から参加者の皆様からは難しかったという声を多く聞きました。それでも競技時間オーバーやdisq者の数は少なく、前日のトレーニング大会としては十分な大会を提供できたのかなと思います。
 今回の大会参加者は約150名と予想より少し少なかったのが残念ですが、大会広報の少なさと土曜日開催というのがやはり厳しかったのかなと反省しております。
 私としては今回の静大大会を糧にして、正式に 第一回静大大会を後輩に運営して欲しいと考えています。
それでは今後とも静大OLCをよろしくお願いします。

 

【成績】

<MA>
優勝 種市 雅也(東大OLK)     0:31:17
2位 谷川 友太(OLCルーパー)   0:31:42
3位 佐藤 遼平(東大OLK)     0:34:52

 

<WA>
優勝 河村 優花(名大OLC)     0:41:05
2位 勝山 佳恵(茨大OLD)     0:42:05
3位 盛合 美誉(じゃじゃじゃOC) 0:43:40

 

<N>
優勝 須藤 元 (入間市OLC)    0:46:21



全クラスの成績は、LapCenterに掲載しております。

2019年01月18日

静岡県選手団報告 (田濃邦彦)

 今年の全日本リレーには選手権8チーム、一般2チームの27人での参加でした。
残念ながら欠場となった選手もあり一部クラスでは1または2走までの出走となりました。
各クラスおよび都道府県全体の結果は以下のとおりです。

 

ME(優勝)

3 静岡県1
2:22:15
(1221)
小泉 成行 /AY
0:47:33 / 2
0:47:33 / 2
長縄 知晃 /BX
0:46:55 / 3
1:34:28 / 2
大橋 陽樹 /CZ
0:47:47 / 4
2:22:15 / 1

 

WE

12 静岡県1
2:37:07
(2221)
伊東 加織 /BX
0:51:01 / 12
0:51:01 / 12
大類 亜美里 /CX
0:48:32 / 10
1:39:33 / 10
中島 緑里 /AY
0:57:34 / 16
2:37:07 / 12

 

MS(3位)

3 静岡県1
2:07:32
(3221)
田濃 邦彦 /by
0:42:38 / 4
0:42:38 / 4
内藤 愉孝 /ax
0:49:58 / 5
1:32:36 / 5
松澤 俊行 /cz
0:34:56 / 1
2:07:32 / 3
  静岡県2
DISQ
(3222)
鈴木 正文 / cz
0:47:44 / 8
0:47:44 /
赤井 秀和 /ax
1:09:53 / 11
1:57:37 /
永松 敦 /by
DNS /

 

MJ

16 静岡県1
2:15:50
(5221)
加藤 翔伍 /CX
0:32:58 / 8
0:32:58 / 8
澤入 圭司 /BY
0:41:22 / 13
1:14:20 / 9
伊藤 拓登 /AY
1:01:30 / 20
2:15:50 / 16
  静岡県2
DISQ
(5222)
和田 佳丈 /AX
1:10:34 / 25
1:10:34 /
水野 渉吾 /BY
DNS /

矢田 祐喜 /CY
DNS /

 

MV(3位)

3 静岡県1
1:38:23
(6221)
中島 克行 /cz
0:36:37 / 5
0:36:37 / 5
滝 正晴 /ax
0:33:36 / 4
1:10:13 / 4
田代 雅之 /by
0:28:10 / 2
1:38:23 / 3

 

XV

14 静岡県1
3:03:42
(7221)
村越 久子 /cz
0:43:33 / 11
0:43:33 / 11
小橋 至 /ax
1:25:32 / 14
2:09:05 / 13
中島 真里 /by
0:54:37 / 11
3:03:42 / 14

 

一般男子(1位)

1 静岡一般
2:43:29
(906)
瀧下 真一 /cz
0:42:14 / 1
0:42:14 / 1
宇佐美 明秀 /by
1:03:34 / 3
1:45:48 / 1
大沢 良太 /ax
0:57:41 / 3
2:43:29 / 1

 

MIX-S(3位)

3 静岡県みかん
2:01:16
(935)
佐藤 瑞弥子 /by
0:41:48 / 5
0:41:48 / 4
玉木 沙羅々 /cz
0:42:23 / 3
1:24:11 / 3
谷野 守右 /ax
0:37:05 / 3
2:01:16 / 3

 

総合成績

団体 得点 ME WE MS WS MJ WJ MV WV XV XJ
1 神奈川 32 8 7 6   2 4 5 2 1  
1 愛知 32 7 8 3   6 5 1   3 3
3 埼玉 25 1 9 5 1   3 1   6  
4 千葉 20 2 1     3 6 3   5  
4 静岡 20 9 1 4   1   4   1  

昨年度は各クラスで大きく苦戦しましたが、今年は3クラスで入賞をし、総合でも再び表彰台に上がることができました。


今年は、久しぶりに選手団でバスを貸し切っての遠征を行いました。(村越久子さんありがとうございました。)なかなか、年間を通じての練習会やミーティングなどを行えていない状況ですが、こういったイベントは必要だと思いますので是非来年も実施できればと思います。

一方で、ここ数年、選手団募集の締め切り時点では多くのクラスが人数不足となり選手権申し込み締め切りの直前にこちらからの声掛けで人数をそろえている現状があります。全日本リレーはクラス登録、選手登録が厳格で締め切りが早いため特に社会人の皆さんは予定が確定しないため申し込みに二の足を踏むことが多いと思いますがまずは登録申し込みをお願いしたいと思います。
来年度の茨城も大人数で上位目指していきましょう!




 

2018年12月29日

大きな橋は県境を越える (松澤俊行)

 2017年の全日本リレーでは選手権クラスでの表彰「0」に終わった静岡県選手団が復活した。ME優勝、
MS3位、MV3位。総合成績も4位と、会場で存在感を示すと共に、選手団一同、後味良く帰路に就ける大会となった。

 今回も、静岡県外大学所属の学生選手の活躍がポイントとなった。大橋選手を擁し優勝したMEだけでなく、伊東選手、中島選手とチームの過半数が学姿勢だったWEも得点を挙げた。やはり、「年齢無差別日本一決定クラス」の2チームが活躍するとチーム全体も盛り上がる。

 自身が静岡県選手団の監督として最も力を入れていることが、まさに「静岡県外大学所属の学生選手の選手団への勧誘」であり、ここ数年一定の成果を残し続けていると言える。一方で、他の活動に関しては不足の点も多いと自覚している。昨年の総括に、力を入れていくべき三つの方策として「メールによる情報交換」、「独自練習会の実施」、「各大会会場でのミーティング」を挙げた。これらについては、一部近いことをしてはいるものの「まだまだ」であろう。引き続き、より良い選手団強化活動を模索していきたい。

 田濃団長には今年もお世話になった。今後も頼りにしたい「名団長」ではあるが、数年前から示しているように「田濃依存体質からの脱却」も、静岡県選手団の課題である。一同、団長を頼りにしつつ助ける気持ちも持って「全日本リレーに臨むためにはいつ頃、何が必要かを理解する」こと、言い換えれば「一人ひとりが団長補佐となる」こと、「団長の分身がチームの中に大勢いる状況を作り出す」ことを目指していくと良いだろう。
 バスツアーの実施もチームの結束、意気を高める上で役立った。来年はさらに多くのバスの座席が埋まるツアーとなることを望みたい。


 皆さん、一緒に茨城を目指しましょう。


2018年12月23日

県民オリエンテーリング大会 開催報告 (小林茂)

提供   藤枝オリエンテーリングクラブ 会長小林
開催日  平成30年11月10日(土)晴れ
開催場所 玉露の里、藤枝市岡部町朝比奈グラウンド(いきいき交流センター)周辺

競技者 88名 スタッフ12名 合計100名


県内外から愛好家、初めての方が参加され、スッキリした秋空の下での大会となりました。
今年は、30名を超す高校生(藤枝東高校 山岳部)の参加がありました。
本大会のルールは「スコアオリエンテーリング」、マップは、「大龍勢」1/7,500で、
コントロール(チェックポイント)の数は、36個で900点満点。
グループの部と個人の部でスタートをずらし、制限時間もグループ参加者を60分、個人参加者を
50分としました。
大会は初心者向きですが、南北に流れる朝比奈川沿いのわずかな平地を中心に東西両サイドに山を
配置した典型的な田舎の山間部地形が、なかなか面白いコースを演出してくれています。
前日の雨の影響で、グラウンドが使用できないため、スタート・ゴール、本部をすべて体育館に変
更し、また、山の中は、滑る斜面もあったので、スタート前に充分気をつけるように参加者に注意
喚起をしたため、けが人も出ず、無事終了しました。


久しぶりの朝比奈地区「玉露の里」周辺での開催であったので、台風で荒れた山の中を整備したり、
イノシシの罠(檻)が危険なので、所有者を探し、当日は、両扉が閉まらないようにしていただく
とともに、「危険」の貼紙をするなど、準備を入念に行いました。
それでも、団体の小学生3人組と東高生4人が、制限時間を20分過ぎてもゴールしないため、小
学生の父兄や東高生の顧問の先生が、県道付近まで様子を見に行くなど心配しましたが、前述のと
おり無事終了することが出来ました。
また、参加者からは「公園での開催と違い、思ったよりきつかった」「とても良い気持ちで楽しく
遊べた。」「毎年参加させてもらっているが、とても楽しく走れるテレインですね。」など色々な
お言葉を頂きました。

各クラスの順位は下記のとおりです。
平成30年度 「藤枝市オリエンテーリング大会」兼「静岡県民オリエンテーリング大会」表彰者報告

<個人の部> 
1. 一般男子  優勝 鈴木 達也(静岡市葵区)480点
        2位 黒田 寛人(藤枝東高校)480点
        3位 岡村 健太(藤枝東高校)480点
2.シニア男子 優勝 久保田英之(静岡市駿河区)450点
        2位 出野 幹夫(藤枝市)400点
        3位 馬道 和洋(藤枝市)290点
2. 一般女子  優勝 岡本 美紀(静岡市清水区)440点
        2位 鈴木 千尋(藤枝東高校)330点
        3位 伊藤野々花(藤枝東高校)320点
3. シニア女子 優勝 松田 玉貴(静岡市清水区)330点
     
<団体の部> 
 1.一般  優勝 七森 尚行チーム(藤枝市)330点
       2位 渡辺 法代チーム(藤枝市)320点
 2.家族  優勝 鈴木 由佳チーム(藤枝市)310点
       2位 内藤 一紀チーム(掛川市)230点
       3位 榊原 伶チーム(島田市)170点
 3.小学生 優勝 渡邊 瑛将、増田凛央、嘉茂佑隼チーム(藤枝市)20点

2018年11月12日

WTOC2018(Latvia)参加報告 (田代雅之)

今夏ラトビアで行われた世界トレイルO選手権(WTOC)に日本代表として出場してきました。県オリエンテーリング協会様からもご支援をいただきました。ありがとうございます。ここではそれに向けた準備や大会の参加報告を書かせていただきます。

【1】国内準備 ~7/29

トレイルOのトレーニング方法はいまだに試行錯誤中です。主に取り組んだのは下記の6点。

a)過去に出場した海外大会のレースアナリシス(自身の弱点を客観的に把握しやすく、レース中注意したい点が明確になる)

b)休日に近くの公園等で地図と現地の対応練習

c)フォレスト用o-mapの使える機会に、林内で地図と現地の対応練習

d)目の前の風景を頭の中で図化する(o-mapをイメージしてみる)練習

e)TempOを写真でWeb上で再現してくれるサイトでTempOの疑似練習

f)Google earthで現地イメトレ

本当はもっとこれらに時間をかけたかったところですが、チーム事務作業のため、練習時間の確保は一部犠牲にせざるを得ませんでした。今夏遠征はトレーニングのために前週大会にも参加して遠征期間も長く、その準備も比較的多めです。チームにはオフィシャルも付いてくれますが、やることは多岐に渡るので、その一部を選手自らがやらなければならないのはある程度は仕方のないところです。それでも、WTOC参加手続きや会計面ではだいぶチームオフィシャルにやっていただけたので、その部分はありがたいと思っています(十分とは言えない部分がないわけではありませんが)。

 

【2】前週大会 8/1~3

今夏は都合良く、WTOCの前週に隣国リトアニアのクライベダで大会があり、WTOCと類似テレインということで、本戦前調整も兼ねて参加してきました。日本の山野は腐葉土質で林内の道は車椅子は通りづらく、勢い、公園等の人口特徴物での課題設定が多くなりがちです。一方ヨーロッパでは地面が比較的固く林内まで車椅子も入れるため、林内の地形を使った課題が多く提供されます。その意味で前週大会への参加は貴重な経験となりました。特に、正しい位置に正解フラッグのないパターンと、地図と現地の対応速度も競うTimed Controlの課題で、弱点とその対処方を検討できたことは大きかったです。

前週大会の林の一例

 

 

【3】WTOC開幕 8/4

今年はフットOの世界選手権もラトビアでの開催で、まずは首都リガにて合同開会式に出席しました。同じ静岡県協会所属の村越久子さん、小泉成行選手とも再会できました。

(そのときの写真が、小泉選手の報告にあります。こちら)

フットOは首都リガ近郊での開催ですが、こちらトレイルOはそこから南東へ約230kmのダウガフピルスという街が競技会場です。WTOC主管者に移動手段をオーダーしていたのでそれほど疲労せずに移動できましたが、言ってみれば東京で開会式後に競技会場の名古屋まで移動するようなものです。多少面倒ですが、こんな経験ができるのも代表選手ならではです。

【4】WTOC本戦(PreO) 8/7,9

移動翌日にモデルイベント(本戦テレインや競技運営状況を模したトレーニング用イベント)、その翌日は出場のないTempO(選手のサポート役として、また併設大会参加のため、競技会場へは行きました)と経て、いよいよ出場種目PreOの日がやってきました(PreOは2日間の総合成績で競います)。

私のWTOC初出場は2009年。そのときからずっとこの種目でトップ取りたくて今まで続けて来れました。当時からはや9年。ようやく再挑戦の機会を得ました。そのことが嬉しくて仕方なかったです。

PreO初日スタート待機枠の筆者


長いこと競技をやっていますし、国際大会の経験もあるので、世界選手権と言えど緊張はありませんでした。普段通りの気持ちでレースできたと思います。ただ制限時間の使い方は少し失敗もありました。それによる失点もあり、初日終了時点ですでに、事前に口にした目標がはばかられるような結果となりました。ただ、何がいけなかったのかの分析はできているつもりでしたので、2日目は少しでも挽回しようという気持ちでした。

迎えた2日目、比較的良いイメージでレースはできていました。そのため、レース終了時に確認した自身の成績には愕然としました。ケアレスミスによる失点もありました。まだ世界のトップに立つにはいろいろと実力が足りていないようです。

PreO-Day2競技中の筆者(左端、現地確認中)

 

オープンクラス成績

優勝 Jan Furucz (スロバキア)

45位 田代 (日本) [対Top比:正解数差-8, Timed Control +11秒+60秒(誤答数差1)]

【5】WTOC本戦(Relay) 8/10

散々な結果となったPreOでしたが、初日の成績がまだましだったおかげで、各国代表3人で競うRelay(国別対抗)には出場できることになりました。せめて有終の美は飾りたいところです。

ルールや日本チームの戦略詳細は長くなるので別稿に譲りますが、自分は3走(アンカー)で、2走に経験豊富で得意不得意の少ない木村選手を配置し、田代の苦手コントロールを先に木村選手に消化してもらう戦略を取りました。そのおかげもあり、良い感触でレースを終えることができました。それでも難易度の高いコントロールで失点してしまいましたが、PreOチャンピオンはさらに失点していることを考えれば、自身としてはまぁまぁぎりぎり及第点かな、とは思います。ただより上を目指すならこのままではやはりだめなので、PreOで感じた実力不足の部分を補って、より強くなってこの場に帰ってくる必要があります。


オープンクラス成績

優勝 Norway

14位 日本 [対Top比:+248.5秒]

[正解数差-1(+60秒), TempO part +68.5秒+120秒(誤答数差4)]

アンカーとして最後の課題に取り組む筆者(テント内で着席してTempOパート対応中)

 

【6】終わりに

目標には遠く及ばない結果となりました。

WTOC開幕前、自身の力量分析は完全に見誤っていたと思います。楽観的に過ぎました。前週大会では、今見ればなんでこんなミスをしたのだろうと、自分で首をかしげてしまうようなミスもしています。

ただ裏を返せば、それだけこの遠征中に成長できたとも言えますし、自身の弱点もつかめたと思います。まだ目標に到達するには力量が足りてない感はありますが、その分伸びしろもあるはずなので、また1年しっかり準備して、早く目標とする世界チャンピオンになりたいと気持ちを新たにしているところです。

ご支援、ご注目いただいた皆様、ありがとうございました。

2018年09月09日

世界選手権 出場報告 (小泉成行)

8/4-11にラトビアで開催された世界選手権(WOC)に出場してきました。僕が出場したのはリレーとロング決勝で、それぞれ26位、58位という結果でした。

WOCリレーで初めてアンカーを務め、初めて順位を上げるという経験をすることができました。欲を言えば終盤でもう1つ順位を上げるチャンスがあったのにそれをものにできなかったのが悔しいですがここ数年、30位前後で争っていたことを考えると少し振り戻すことができたかと思います。

ロングはこれまたWOCで初めて個人決勝を走るという機会に恵まれましたが、その感動とは裏腹にその舞台の厳しさを身をもって知ることになってしまいました。

しかしナビゲーションが破たんしたわけではなく、国内のレースなら十分優勝を争える出来だったと思います。長い距離への対策、戦略もできており、得るものも多くありました。今回の経験を将来につなげられるよう考えたいと思います。

また久しぶりに世界のビッグイベントを見て刺激を受けました。10月に控えている全日本ミドルオリエンテーリング大会に向けてこれから準備が本格化しますが、何かしらの形で活かせればと思っています。

今回の出場にあたり、多大なるご支援をいただき誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします

静岡県関係者のスナップ(左から村越さん(WOC帯同)、田代さん(WTOC)、小泉)

国別対抗リレー。アンカーとして、ベルギーと競い合う。

2018年08月17日

県協会会員のWTOC2018日本代表選手 選考について (広報 赤井)

日本オリエンテーリング協会 トレイルO委員会選考により、以下の静岡県オリエンテーリング協会会員が、
WOC2018日本代表選手として選考されましたので、お知らせいたします。

・WTOC2018 田代雅之さん(静岡OLC)

代表として選出されることは並大抵なことではなく、これも日頃からの努力が実を結んだものだと思います。
これからが大変な時期となるとは思いますが、静岡県オリエンテーリング協会一同、全力で応援し支えていきます。
みなさまも、田代さんの活躍に注目して頂ければと思います。

2018年05月30日

県協会会員のWOC2018日本代表選手 選考について (広報 赤井)

2018/4/7〜4/8に行われた日本代表選考会において、以下の静岡県オリエンテーリング協会会員が、WOC2018日本代表選手として選考されましたので、お知らせいたします。

・WOC2018 小泉成行さん(静岡OLC)
・WOC2018 長縄知晃さん(静岡OLC)

代表として選出されることは並大抵なことではなく、これも日頃からの努力が実を結んだものだと思います。
これからが大変な時期となるとは思いますが、静岡県オリエンテーリング協会一同、全力で応援し支えていきます。

みなさまも、お二人の活躍に注目して頂ければと思います。

 

《2018/4/22追記》

2018/4/21付、JOAより公式発表のとおり、静岡県オリエンテーリング協会会員の長縄知晃さんが、本務との関係により、WOC2018日本代表を辞退されましたので、お知らせいたします。

2018年04月08日

四国は遠く、表彰も遠く (松澤俊行)

香川県で行われた2017年度の全日本リレー。静岡県選手団は、久々の選手権カテゴリー別表彰も総合表彰もなし、という成績に終わった。来年の上位戦線復帰のために必要と思われ、実際に行えそうでもある方策を挙げてみたい。なお、「今年いなかった誰々がいれば…」という想定はあまり意味がない(今年来られないような時間が取りにくい状況にある選手は、来年以降も来られない可能性が高く、「来てくれたら儲けもの」ぐらいに考えた方が良い)ため、来年の選手数や個々の地力が今年と変わらないという前提の下、チームとしてより良いパフォーマンスを発揮するための提案を示していく。


<メールによる情報交換>

 田濃団長と監督との間では、年中各種のやり取りが行われている。時には選考の方式の調整であったり、またある時には各選手の状態や選考会と本戦への出場可能性の分析であったり、内容は様々である。これらの情報を他の関係者たちにも展開していき、「全日本リレーが、多くの人にとって、常に心のどこかに引っ掛かっているもの」になるようにしていきたい。上に「戦力は今年と変わらない前提で」と記したが、網を広げることで、県外学生クラブ所属の静岡県出身学生の情報も入手しやすくなり、新戦力勧誘の活発化にもつながるだろう。


<独自練習会の実施>

 近年実施していなかった「全日本リレー対策静岡県選手団練習会」を復活させたい。仮に日程上それが難しい場合も、愛知県が実施している練習会に外部参加するなど、他の方法で補うこともできる。実際、過去にはそのような「愛知県と刺激を与え合って、共に強くなろうとする気運」が高い時期もあった。その雰囲気を取り戻すためにも、やはり広く、頻繁な情報の展開が有効となるだろう。


<各大会会場でのミーティング>

 全日本リレーが近付いた時期の各大会会場では、レース後の振り返り読図を中心としたミーティングを実施したい。仮に参加人数が数人でも、実際に全日本リレーに行かない選手が含まれていても全く構わない。これまで自然と、個々に行ってきた大会会場でのルーチンを定例化・組織化することで、選手団全体のマインドアップ、モチベーションアップ、スキルアップが図られることが期待される。(読図法の指導や、セオリーの解説は、監督が得意とするところでもある。)


 これらは、今年の早い段階から試験的にでも実施していきたいと思う。団長・監督から参加や協力の呼び掛けがあった場合は、断らずに協力して欲しい。

2018年01月20日

県民大会開催報告 (小林茂)

1.日  程:平成29年12月9日(土)晴れ 

2.開催場所:蓮華寺池公園周辺  

3.参加人員:122名

4.主催 藤枝オリエンテーリングクラブ
  協力 藤枝市健康企画課

5.後援 静岡県オリエンテーリング協会

6.その他特記事項

 博物館前にテントを設置し、本部とし、開会式会場としたため、少し、狭い感じはありましたが、県内外から愛好家、初めての方が参加され、ポカポカ陽気の中での大会となりました。
 本大会のルールは「スコアオリエンテーリング」、マップは、「蓮華寺池公園」1/5,000を毎年修正しながら使用、コントロールの数は、30個で600点満点。グループの部と個人の部でスタートをずらし、制限時間もグループ参加者を60分、個人参加者を50分としました。
 公園内のテレイン(フィールド)であること、また、公園に遊びに来た当日参加者も考えられたため、あまり高度な(難しい)コントロールは設定しませんでした。ただし、大学生競技者でも楽しめるよう、スタート地点とゴール地点を別々に設定したり、広い範囲にコントロールを設置するなど工夫をしました。しかし、ことしも世界選手権レベルの大学生(優勝者)には、満点を取られてしまいました。
 スタートまでに、注意したことは、開会式会場(受付会場)からスタート地点まで、約800メートル誘導するため、移動開始時刻を参加者に知らせておくこと。100人の人たちを移動させるために集団が長くなり時間がかかってしまうため、開会式を昨年より10分早く終わらせること。心配した、スタート地点までの移動やスタートは、問題なくクリア。ゴール、集計もベテラン静岡OLCスタッフのおかげで、スムースに進めることができました。
 1つだけ次の問題が発生しましたが、すぐに責任者が市民ボランティアの方に説明に伺ったため、誤解も解け、事なきを得ました。
『公園管理の市民ボランティアの方から、博物館裏の作業場を通過する参加者に「こんなところをうろうろするとは何事だ。不法侵入で訴えるぞ。」と言われた。』
 終わってみれば、多くの参加者から、「とても面白かったので、是非また参加したい。」などの感想を頂いたので、主催者としては満足の出来であったと感じています。今年も静岡OLCを中心に多くのOL関係者にご協力を頂きましたことを藤枝OLC一同、心から感謝しておりますことをこの場をお借りしてお礼申し上げます。

 表彰者 報告
 <個人の部> 
  1.一般男子  優勝 山内 崇弘(藤枝市)600点
          2位 和久田好秀(浜松市西区)560点
          3位 出野 幹夫(藤枝市)510点
  2.シニア男子 優勝 鈴木 季彦(藤枝市)530点
          2位 馬道 和洋(藤枝市)340点
          3位 小山 恵司(静岡市駿河区)170点
  3.一般女子  優勝 竹本佳世子(藤枝市)520点
          2位 岡本 美紀(静岡市清水区)490点
          3位 田村 由希(吉田町)470点
  4.シニア女子 優勝 小泉 和子(焼津市)330点
          2位 松田 玉貴(静岡市清水区)300点

 <団体の部> 
  1.一般    優勝 大畑 房美チーム(藤枝市)560点
          2位 糠谷美智子チーム(静岡市清水区)380点
          3位 川村 有香チーム(藤枝市)310点
  2.家族    優勝 八木 碧惟チーム(藤枝市)590点
          2位 望月 良昭チーム(静岡市清水区)580点
          3位 中村 安孝チーム(静岡市清水区)440点
  3.小学生   優勝 渡邊 瑛将・佐藤 薫チーム(藤枝市)290点
2017年12月10日

新時代の、新世代との世界選手権 (松澤俊行)

6月30日(金)から7月7日(土)にTartu(タルトゥ)を中心とするエストニア南部地域で開催された世界オリエンテーリング選手権大会に行って参りました。私はスプリント(予選・決勝)、スプリントリレー、ロング、ミドル、リレーの5種目行われた内のスプリントリレーに出場しました。

 スプリントリレーは2014年から始まった新しい種目です。自身5年ぶりの代表入りでしたので、世界選手権でスプリントリレーを体感するのは初めてのことでした。アジア選手権でも2014年からスプリントリレーが行われていますが、観戦はしていても出場はしていません。アジア選手権であればスプリントリレーで上位争いをする自信はあるとはいえ、同じような実力、同じような自信を備えているのであれば若い選手が選ばれるのも当然と言えば当然です。世界選手権であれば尚更で、出場機会はないだろうと思っていた(今回はスプリント個人戦に出るものと考えて準備していた)のですが、他の選手の優先種目との兼ね合い等、様々な巡り合わせがあり、44歳にして「奇跡の(?)国際大会スプリントリレーデビュー」と相成りました。

日本チームのメンバーは、小野澤清楓‐上島浩平‐松澤俊行‐勝山佳恵の4選手(この順番が走順)。午後5時のスタートというスケジュールを利して、午前中に入念な対策ミーティングを行い、昼食も宿舎で取ってから車で60分の競技会場へ向かいました。

 スプリントリレーでは、走順ごとに隔離が行われます。第1走者が走る時間帯の半分が過ぎた辺りで、第2走者はチェンジオーバー待機ゾーンへ、第3走者は次々走者待機ゾーンにそれぞれ移動し、そこから出られなくなります。(この時、第4走者は更衣所やウォーミングアップエリアが設けられたいわゆる「待機所」にいます。)以下、同様の流れで競技者の移動・隔離が行われます。つまり、スタート時刻以降は、3走と4走が僅かな時間一緒にいられるだけで、チームメイトとの接触の可能性は絶たれます。

今回のコースでは、次々走者待機ゾーンから前半最後のコントロールを通過する選手の様子は見えましたが、チェンジオーバーの様子は見えませんでした。第2走者が前半を終了したタイミングでチェンジオーバー待機ゾーンへ移ると、そこは観覧席に囲まれたイベントスペース。ステージ上にテレイン内の様子を映し出すスクリーンが、ステージ前に中間誘導が、観客席の間に最終誘導が設営されていました。中間誘導と最終誘導に挟まれた場所で前走者を待つことになります。

 ここまで読んでお気付きの方も多いと思われますが、これは僅差の競争を前提としながら、最大限競技性と公平性を確保しようとしたシステムです。「周回遅れ」が発生した場合は、本来レースが終わるまでは接触をするはずではなかった次走者と一緒に前走者(「次走者」から見ると「前々走者」)を待つ、という状況も起こってしまいます。今年の日本チームは残念ながらこの状況に該当し、勝山選手の目の前で2走から3走へのタッチが行われることとなりました。

 もちろんそんな可能性も「ある」のがリレー、気落ちなどせずテレイン内では全力を尽くしました。しかし目標としていた「5年前のスプリント予選(個人戦)でのトップ比(114%)」からは遠く、トップから4割増の時間を掛けてしまい、勝山選手を繰り上げスタートさせる結果となりました。

 メンバーそれぞれが悔しい思いを抱えながら、帰路へ。4選手とも後半のフォレスト3種目への出場予定はほとんどありませんでした(出場予定選手の故障などによる出場可能性が僅かにありましたが)。そのため、この日以降の数日間は、併設大会への出場やモデルテレインでの練習を共にすることが多くなりました。その数日間、現地の良好な環境下の練習で得た経験と、お互いに与え合った刺激は、特に若い3選手のパフォーマンスをより高いレベルへと引き上げるはずです。私も「若い選手を目標に、足りない力を付ける」という気持ちを持って負けずに取り組みたいと考えています。

 最後になりましたが、応援してくださった皆様に深く感謝し、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

開会式前のパレード

競技会場内のディスプレイ

大スクリーンが戦況を映し出す

大会特製の陸橋を選手が通過

2017年08月19日

世界トレイルO選手権 出場報告 (田代雅之)

2017年世界トレイルオリエンテーリング選手権大会(WTOC2017)の日本代表でした、静岡OLCの田代です。代表選出にあたり、県オリエンテーリング協会からもご支援をいただきました。まずはご支援、ご注目いただいた皆様、ありがとうございました。
ご報告の機会をいただきましたので、拙文にお付き合いいただければ幸いです。トレイルO用語を文末にまとめましたので、そちらと合わせてどうぞ。

【1】WTOC2017開催地・日程、日本チーム
 開催地はリトアニアのビルシュトナスという温泉保養地で、24の国と地域から125名の選手の参加があったとのことです。
 トレイルOは地図と現地の対応の正確性を競います。WTOCは3種目。2日間の合計で争うPreO(個人戦)、正確性だけでなく地図と現地の対応スピードをも競うTempO(予選・決勝方式の個人戦)、そして1チーム3名のRelay(国別対抗の団体戦)。自分はこのうちTempOの代表として選出され、現地成績次第でRelayへ出場の可能性もありました。


<開催日程>
7月10日:開会式・TempOモデルイベント
7月11日:TempO(予選・決勝)
7月12日:PreOモデルイベント
7月13日:PreO 初日
7月14日:Relay
7月15日:PreO 2日目・閉会式

<日本代表チーム>
選手:岩田健太郎(TempO、PreO[オープンクラス])
小泉辰喜(TempO、PreO[オープンクラス])
田代雅之(TempO)
木村治雄(TempO)
荒井正敏(PreO[オープンクラス])
高柳宣幸(PreO[パラリンピッククラス])
大西正倫(補欠)
コーチ:茅野耕治、小山太朗、松橋徳敏

日本選手団(選手・コーチ・帯同者) 右から二人目が筆者



【2】代表選出から出発まで
 代表選出の打診を受けたのは、フットOのマスターズの遠征でニュージーランドにいるときでした。4月の終わり頃ですね。諸般の事情で代表に選ばれる実績がありながらやむなく辞退される選手もいるので確認の連絡をくれるのですが、もちろんOKしましたともさ。
 とは言え、日本が得意としているPreOではなくTempOでの代表。さてどう準備したものか。トレイルOの世界選手権が始まってはや13年ですが、まだトレーニング方法は確立されてないのではないかと感じています(世界的に見ても)。フットOならコンパス走の練習とか、ルートプランに重きを置いたトレーニングメニューなどが考え出されていますが、トレイルOではまだそういったものは見聞きしません。なので、どんなトレーニングが効果的か自分で考えて試していく必要があるのですが、そんな中、地図と現地の対応スピードを上げるため、持ち歩き易いA5サイズのノートを買って、行く先々で目の前の風景をO-Map風にスケッチする、ということを続けてみました。また、過去のTempOの大会を写真でWeb上に再現してくれているチェコのサイトがあるので、それを繰り返しトライしてみました。多少の成果はあったと信じたい。


【3】プレ大会・WTOC開幕
 来年の世界選手権はラトビアであって、そのプレ大会がちょうど今年のWTOCの直前にあったので、日本チームは調整をかねてそれに参加しました。出発までの練習で、正確性に重きをおいてレースすれば、少なくとも予選は突破できるんじゃないかと思えるようになっていたのですが、プレ大会の成績をみると今のままではそれでもぎりぎりかちょっと足りない感じでした。地図と現地を対応させるスピードがまだ足りてない感じでした。モデルイベントで少し正確性を犠牲にしてスピード重視を試してみましたが、あまりかんばしくありません。フットOでも、過去の成績から普通にレースしても目標順位に届かないからと言って、実力以上のスピードで走れば結局現在地を見失ってタイムをロスする。それと同じだろうと考え、とにかくきちんと地図と現地を対応させて回答する、という戦略で望むことにしました。


【4】TempO
 さてレース当日。クァアランティーンゾーン(レース前に不正に情報取得しちゃうことのないように出走前の選手を隔離するエリア)に入ると少し気分が高揚しますね。でも、この種目は初出場ですが、WTOC自体は過去に出場の経験もあるし、(フットOではありますが)国際大会の運営経験もあるので、世界選手権なるものの雰囲気は慣れているつもり。さすがに緊張はしませんね。
 昨日までに決めた戦略で予選通過が可能か多少の心配は残っていますが、迷いはありません。迷いをかかえたままレースに臨んでもいいことないですしね。
 スタートしてからもいつも通り、ただこれまでのTempOより少しだけ自信を持ってレースしてました。出発前までの練習の成果かな。すべてのステーションを終えてフィニッシュに戻り、ほどなくして速報が出始めました。途中経過で予選突破はちょっと厳しそうな状況でしたが、今の実力は出しただろうから、結果を待つしかないや、などと考えながら最終スタートの選手が戻って来るのを待っていました。
そして結果は。。。

TempO予選競技中の筆者



(結果)予選2組

1位Antti Rusanen (FIN)193.5秒

18位Jan Furucz (SLV)402秒

------- ここまで予選通過 -------------------------------

23位田代 雅之 (JPN)482秒
392秒+3問間違い(30秒x3)

http://wtoc2017.lt/wp-content/uploads/2017/07/WTOC2017_TempO_Qheat2_punchResults_.pdf

 残念ながら予選突破はなりませんでした。やはり悔しいですが、今の力では良くて予選突破がぎりぎりで、決勝で上位を争うにはちょっと自力が足りない感じです。でもそれではつまらない。上を目指すにはもう少し時間が必要そうなので、来年は無理でもその次くらいには上位を争うようになっていたい。
 さて、4選手出場した日本は、岩田選手のみが決勝へ。彼は決勝でも健闘して10ベスト入り。世界のTop10に入るチームメイトがいて、誇らしいですね。


【5】PreO・Relay・閉会式
 PreOは国内予選落ちしているので私のWTOCとしての出場はありません。ただ併設大会には出られるのでそれに参加。
 PreO初日の結果を受けRelay出場メンバーを決定。残念ながらメンバー選考からは漏れました。まぁ仕方ありません。結果を受け入れざるを得ないこれまでの実績でしたし、異論はありませんでした。
 日本チームの成績は下記URLから参照することができます。

http://wtoc2017.lt

閉会式の様子



【6】おわりに
 今夏のWTOCで自分はTempOのそれも予選だけの出場でした。そしてこの種目の世界と自分との力の差を認識せざるを得ない結果でした。ただ、得意とするPreOでの代表でなくTempOでの代表だったことで、この種目で上を目指すにはどうしたら良いか多少なりとも考えたし、そのための準備もしてみました。おかげで苦手意識のあったこの種目にも少しは自信が付きました。これで終わりにするつもりはないので、これからもWTOCの代表になって、PreOでもTempOでも上を目指したいと思っています。
 改めてご支援、ご注目いただいた皆様、ありがとうございました。


【用語説明】(あいうえお順)
・オープンクラス
 障がいの程度や年齢、性別に関係なく、だれもが出場可能なクラス。

・トレイルオリエンテーリング、トレイルO
 地図と現地の対応の正確さを競う、オリエンテーリングの1種別。もともとは車椅子の人もできるオリエンテーリングを、ということで開発されたと聞いています。地図上のコントロール円のそばに行くとフラッグがいくつか設置されていて、円の中心で位置説明と一致するのはどのフラッグかを道上から判断して回答していきます。道だけを使うオリエンテーリングだから“トレイル”オリエンテーリングです。車椅子が通れない所は通行禁止です。

・パラリンピッククラス
 IOF(国際オリエンテーリング連盟)が定める、一定のハンディキャップのある選手のみが出場できるクラス。年齢、性別による制限はありません。

・モデルイベント
 本番に近い状況を選手に体験してもらうためのトレーニングコース。本番の様子に近いテレイン、地図表記、課題の傾向などが体験できます。

・PreO
 Precise Orienteeringの略だと聞いています。
 地図上に描かれたコントロール円のそばに行くと数個のフラッグが設置されていて、円の中心で位置説明に一致するフラッグはどれかを回答します。正しい位置にフラッグが置かれていない場合もあります(正解なし、と回答するのが正解のコントロール)。フットO同様、スタートからフィニッシュまでコントロール円が地図上に書かれていますので、1番から順にコントロール円のそばへ向かい回答していきます。
 全体の制限時間があって、1コントロール当たり5分程度検討する時間が取れるように制限時間が設定されることが多いです。
 上記とは別に、上級クラスではTempO形式の課題を数問回答します。
TempO形式の課題を除いた正解数がそのまま得点で、制限時間をオーバーすると5分ごとに1点減点。得点が多いほど上位です。
 同点の場合は「TempO形式の課題にかかった秒数+ペナルティ秒数」が少ない方が上位となります。

・Relay
 3人1組のリレーでトレイルOを行います。
 1走がまずPreOパートへスタートします。地図上には3の倍数のコントロールが設定されています。どの順番で回っても良く、全コントロールの1/3を回答し、帰ってきたら2走へタッチ。2走は残りの中から半分(全体の1/3)を回答して3走へタッチ。3走は残り(全体の1/3)を回答して帰ってきます。
 制限時間はチーム全体で何分、と決められていて、何走が何分使うかはチームの自由です。
 これとは別にTempOパートがあって、3人ともそれぞれ個別にTempOパートも行います。
 チームの成績は3名の合計です。「TempOパートの成績(3人の合計)」と「PreOパートの3人の不正解数の合計に所定の秒数を乗じたもの」の合計が少ないほど上位です。

・TempO
 命名の理由を私は良くわかっていません。テンポ良く進める、とかからきているのかなぁ。
 地図と現地の対応の正確性だけでなく、そのスピードをも競う種目です。
PreOでは道上を自由に動いて正解フラッグを回答しますが、TempOでは1か所にとどまりそこから動かずに回答します。
 役員によって視界が遮られた状態で所定の位置に誘導されます。視界が開けると前方に5ないし6個のフラッグが見えます。複数枚の地図が重ねられた状態で渡されて計時開始。1枚目の地図から順に円の中心と位置説明に一致しているフラッグを選んでいきます(正しい位置にフラッグがなくて「正解なし」と回答するのが正解の場合もあります)。1枚目の地図を回答したら自分で地図をめくって次の地図を見て回答(1枚目とは違うフラッグが円の中心になっています)。これを渡された地図の枚数だけ繰り返し、1枚目の地図から最後の地図までの回答にかかった時間の短さを競います。正しく回答できなかった地図の分だけ所定の秒数が加算されます。
 これ(上記セットを「1ステーション」と呼びます)を複数個所(複数ステーション)で行い、その合計秒数を競います。

2017年08月19日