地図記号
O−MAP

 オリエンテーリングを行うためには、オリエンテーリングを行う場所(テレインと言います)の正確な地図が必要になります。 このオリエンテーリングのための専用の地図を、O−MAPと言います。
 O−MAPは、大まかに5色に色分けされており、それらの色を用いた様々な地図記号が用意されています。 テレインにある様々な地形や物体の多くは、地図記号を用いて高い精度でO−MAPにも示されています。 このようなO−MAPにも示されるはっきりとした地形や物体を、特徴物と言います。
 O−MAPに示された特徴物をしっかりと読みとってコントロールに行くためのルートを考え、 地図で読みとった特徴物と目の前に現れてくる実際の特徴物とを対応させながら、考えたルートの通りに実際の地形の中を進むのがオリエンテーリングの基本的な動作となります。

地図記号の見方

 先に述べたとおり、O−MAPは、大まかに5色に色分けされています。 それらの色は特徴物の種類と深い関係があります。
 オリエンテーリングが上手にできるようになるためには地図記号を全て細かく覚える必要があります。 しかし、何となく地図が読めるようになるぐらいであれば、大雑把に色と特徴物との関係をつかみ、特によく見られる地図記号を覚えるだけでも充分です。 まずは、色と特徴物との関係を大雑把に捉え、代表的な地図記号のみ覚えてみましょう。

 それでは、O−MAPで使われている色ごとに、代表的な地図記号を見てみましょう。

黒で描かれた記号

 主に、道や家などの人工的な特徴物(人工的特徴物といいます)と、岩石でできた特徴物を表します。 また、さまざまな境界線(池の縁、駐車場と植物が生えている土地との境etc)が黒い線で表されます。

道路・道・小道・小径 道路・道・小道・小径
建物・墓・高い塔・岩・崖 建物・墓・高い塔・岩・崖(通行不可能)
植生界(明確)・植生界(明瞭) 植生界(明確)・植生界(明瞭)

 初心者向け(一般にNクラスといいます)のコースの場合、道をたどることでコントロールにたどり着ける場合がほとんどです。 ですから、一番最初は道のイメージを覚えましょう。上図にあるとおり、道だけで、太さ等に応じて何種類かの記号が用意されています。 もちろん、地図上で目立つ記号で表された道ほど、現地でも見つけやすいものです。
 例えば、太い実線で表された道は、一般に舗装もしてあり、もしその道を横切ることがあれば、確実にその道に気づくことができるでしょう。 しかし、細い点線で表された道は、いわゆる「けもの道」であり、横切っても気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。
 必ずしも、道=わかりやすい特徴物とはいえないことに注意しましょう。

 何回かレースに参加する中で、それぞれの記号の道がどのように見えたか、イメージを頭にインプットしていきます。 そして、現在の自分の技術力で、どの記号の道なら、@確実にたどれるか、A横切ったときに気づくことができるかを確認しましょう。 レースでは、確実にたどれる特徴物や確実に気づくことができる特徴物だけを使ってルートを作るようにします。

 植生界とは、植物の生え方が異なる境界線のことです。 たとえば、舗装してある駐車場(植物が生えていない土地)と林との境は非常にはっきりと分かる(明確な)植生界です。 O−MAP上では細い黒の実線で表記されます。
 また、林の中でも、スギなどの針葉樹の林とミズナラなどの広葉樹の林との境界は、オリエンテーリングに慣れてくるとはっきりと(明瞭に)区別することができます。 このような、針葉樹林と広葉樹林の境など、植生が異なる境についても、明瞭な植生界として、O−MAP上では黒の点線で表記されています。

青で描かれた記号

 主に、川や池などの、水にかかわる特徴物を表します。

湧水点・川・細い湿地 湧水点・川・細い湿地
池・湿地 池・湿地

 湧水点とは、その名のとおり、水が湧き出している地点です。 川をたどることで見つけることができますが、ピンポイントでその場に行かないと見つけることが困難な、分かりにくい特徴物の1つです。

 川、池、湿地は上記のとおりに表されますが、もしこれらの地図記号が黒い線で縁取られている場合には、通行不可能であることを示します(逆に、黒い線で縁取りが無ければ、通過できます)。
 また、道と同様、川にも太さ等に応じて何種類かの記号が用意されています。 川というと、とても分かりやすい特徴物と思われがちですが、そうとは限りません。 O−MAPには、幅が50cmに満たないような川も表記されています。 このような川は、またいでも気がつかないことが往々にしてあります。
 道同様、必ずしも、川=わかりやすい特徴物とはいえないことに注意しましょう。

茶色で描かれた記号

 主に、等高線や小凹地などの、地形や土にかかわる特徴物を表します。

等高線・土崖・小凹地 等高線・土崖(通行可能)・小凹地

 等高線とは、高さが等しい地点を結んだ線のことです。 地面の高低、つまりは地形の凹凸を表すことができます。 初級者のうちはあまり利用しない記号ですが、オリエンテーリングが少し上手になってくると、最も重要な情報になってきます。 中級者は、地図上の等高線を見ただけで、その地点の地形を立体的な映像として思い浮かべることができます(まるで、コンピュータグラフィックのように)。 等高線の読み方はきわめて重要ですので、後に詳しく説明しましょう。
 なお、等高線間隔はO−MAPのどこか(しばしば地図名のそば)に書かれていますが、一般に5m間隔の場合が多いようです。 つまり、等高線10本分の登りは、50mの登りであると計算できます(10本×5m=50m)。 また、等高線は見やすいように、5本ごとに太く描かれています。

緑で描かれた記号

 主に、植物の生え方にかかわる特徴物を表し、転じて通行の容易さ(通行可能度)を示す記号がよく用いられます。

通行可能度A・B・C・D 通行可能度A・B・C・D

 O−MAP上で緑に塗られた範囲は通行可能度が低く、通行するときには時間がかかることを示しています。 緑色が濃くなるほど通行可能度は悪くなり、通行可能度Dの濃さの場所を横切ることはかなり難しいと考えられます。
 逆に、何も色が塗られていない部分(地図上の白い部分)は、走行の障害となるような物(倒木、やぶなど)がほとんど無く、巡航速度を落とさずに通行できる場所であることを示します。 ただし、白い部分にも樹木は生えています。 樹木が生えていない通行可能度の良い場所(芝生やグランドなど)は「開けた土地」と呼ばれ、黄色のべた塗りで示されることに注意してください。
 なお、通行可能度は4段階(場合によっては3段階)で表現されます。 走行に障害がない場合を通行可能度「A」と言い、通行可能度が悪くなるにつれ「B」、「C」、「D」と表現します。

黄色で描かれた記号

 主に、芝生やグラウンドなどの開けた土地、畑や水田などの耕作地(立入禁止)、荒れ地などの開けた土地を表します。

開けた土地、耕作地、荒地 開けた土地・耕作地(立入禁止)・荒地

 黄色で塗られた場所は、樹木が無く遠くまで見渡せる開けた土地を表します。 林の中が樹木の陰で薄暗いのに比べ、開けた土地は明るく目立つため見つけやすい特徴物だと言えます。 広い開けた土地は、O−MAPでも目立ち、現地に行っても見つけやすい特徴物ですので、積極的に利用しましょう。
 なお、黄色のべた塗りに黒い点が入った地図記号は耕作地であり、立入禁止ですのでご注意ください。
 また、荒れ地の地図記号には、通行可能度により緑色のハッチ(網掛け)がかけられることがあります。

 O−MAPには、このページに挙げた以外にもたくさんの地図記号が用意されています。 全ての地図記号を今すぐ覚える必要はありません。 レースに出ながら少しずつ覚えていきましょう。
 次のページでは、地図を見て目的地への行き方を考える方法を説明します。

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