YMOE

ヤマカワオーエンタープライズ
オ リエンテーリング地図作成/オリエンテーリングイベント
有限会社ヤマカワオーエン タープライズ
山川克則 ymoe●orienteering.com (●=@)
〒112- 0014 東京都文京区関口3-18-2 目白台芙蓉ハイツ104
電話  050-2012-4825(fax兼用)


ご あいさつ 事 業案内 地 図販売 ホー ム



駒ヶ根山川 キャンプ2012開催延期のお知らせとお詫び 及び 企画変更のご案内

<延期について>

 要項が発表できないまま差し迫っての状態で誠に申し訳ありませんが、 2012年9月8-9日開催でご案内しておりました表記の大会を来年に延期させていただきます。
 厳密な書き方をいたしますと、(公認)大会としてご案内していた部分を、(モニタリング)合宿に変えて行います。 また、(公認)大会部分に関しては、一旦主催者都合ということで取り下げ、改めて来年の同時期に開催することで再申請する、 つまり「延期」するということでこの不始末を収めたいと存じます。
 理由は、主催(主宰)者である山川自身の体調不良によるものです。 このままさらに無理を重ねて開催いたしますと、 より重要であるこの秋の長崎県での全日本リレー&全日本ミドル、 神奈川県でのインカレロング&公認A大会に、大きな支障を来し兼ねないと判断し、 私と近い数名の方との相談の結果、この決定に至りました。猛暑が収束する頃までにできるだけ体調回復に努め、 これら重要大会に向けての準備を怠り無くしたいと思います。

 「体調不良」についてご説明させていただきますと、O-マガジンにて大学同期の村越氏が紹介していますように、 私の場合は普段健常人のように見せてはおりますが実は重篤な病を患っております。 腎臓の機能が全く無く、人工透析をしてすでに14年目となります。10年生存率が50%程度の病気で、 治ることはあり得ません(ちなみに生活習慣病から来る糖尿病性のものではなく、幼い頃から腎機能が低い慢性腎炎というものです)。 著しく生活が制限されると定義される「第一級身体障害者」の認定を受けています。
 それでも、レースは出来なくとも、調査と大会企画ならば…と研鑽を積み、今まで無理を重ねてまいりました。 しかしやはり、この暑さの中で(実は検査値も思わしく無く)、そろそろ自分の限界を悟り、 生活の仕方を大きく見直さないといけない時期だったのか、とも思います。 また、郷里の高齢の親のことでの移動負担が重くのしかかるというのも、多くの人が通る道とはいえ、 今年から特に大きくなっていました。昨年までの数年間、夏は割と涼しい場所に居りましたので、 今年は特に千葉県や栃木県に居る分、実感が大きいのかもしれません。6月中に仕上げるとしていた日光のメンテナンス調査が、 体調が回復せず大きく遅れ始め、(駒ヶ根大会2ヶ月前となる)7月に駒ヶ根に住むことができなくなった時点で 決断しておくべきだったかと反省しております。「それでも何とか出来るのでは?」とここまで引き伸ばしてしまい、 ご案内が遅れた事を返す返す深くお詫び申し上げます。
 そもそもこの大会の開催動機は、地図のメンテナンス(地図精度・渉外の顔繋ぎ)でした。 2007年に「駒ヶ根高原」全体の地図を完成させ、それ以来オリエンティアの皆様に継続してご利用いただいておりましたが、 ここのところ経年変化による表現の不具合も多く聞かれるようになりました。地図を提供する者として、 継続的に長く利用が見込めるこのテレインは、メンテナンス含めずっと責任を持つべきだと日頃より考えておりました。 冬にオリエンテーリングができない場所が多い長野県としては、昨年度は松本市での全日本リレー&インカレロング、 来年度は菅平高原での全日本大会が計画されています(開催はGW中です)。そこに多くの時間とエネルギーを割くと予想されるため、 「駒ヶ根高原のメンテナンスをするとしたら、完成後5年を経過した本年だろう」ということで企画をしたものでした。 恒例の7人リレーが今年夏季開催でないというのも判断材料でした。 しかし、この体調では今までと同様の無理を重ねたペースでは出来なくなったということで、 来年は菅平全日本の準備はありますが、7人リレーは来年も夏季開催でない (11月の3連休で滋賀県協会開催の全日本スプリントをコラボの線で動いています)ため、 自重した生活態度に務め、移動負担の少ない大会二ヶ月前から現地住まいを始めれば「延期しての大会開催」は可能だろう、と判断いたしました。


<変更後の企画について>

 駒ヶ根に対する責任という観点では、 できないことは“自分主導の大会”であって(人のお手伝いなら出来ます)、 メンテナンスという目的は今年から果たそう、 それとここまで案内が遅れた以上、皆様の予定も大きく狂わせることになる、 大きな迷惑でしょうが、それでも今から考えられる限り最小に抑えよう、 そう考えて出した結論が、「合宿形式」でイベントは予定通り行う、というものです。
  • メニューは当初考えていたものと同じもので開催しま す。
     8日(土曜)ダウンヒルミドル(全部直進)>スプリント>BBQ(任意)
     9日(日曜)early bird(ハンディ付き一斉スタート、バタフライループ)>ハンディ付き5人リレー(30分×3、20分×1、 45分×1)
  • 要するに「大会ではなくなった」、ということです。
    そして「合宿」ですので、設置も一部は、参加者頼みになります。
    地図精度もモニタリング込み、来年改訂版完成へむけて取組み中、という位置づけで行います。 
  •  宿泊については、実は4/1の申 込開始日に、8号〜20号ケビンの13棟分を山川が先に買い付 けていました。
    これを丁重にお詫びをいれ、10棟分をキャンセルし、18号〜20号(直進テレイン隣接の棟)の3棟に8/18時点で変更いたしました。
    1棟の費用は1泊19,000円です。定員は5名、布団など装備は完備しています。 
  •  一方、オートキャンプは1サイト 5,000円です。森への直進エリアとは離れますが、 もっと格安なフリーサイトというのもあります(ただし車の横付けができません)。
    詳しくは、下記を参照してください。
    http://www.chuo-alps.com/family/
  • 食事は自炊もできますが、それは面倒ということであれ ば、 BBQとお風呂券がセットで2,100円というプランもあります。詳しくは上記webにて。
    山川家他スタッフはこのプラン利用です。
  • 過去の案内で「玄関でたらすぐ直進」というキャッチを 書いていましたように、 オリエンテーリングの本場ヨーロッパでの夏のオリエンテーリングの楽しみ方を模したものを一度やってみよう、という発想がありました。
    大会でなくなって も、こういう発想のイベントならば賛同できるので、「すでに予定していたし、そのまま参加の方向で検討したい」という方は、 大した運営サービスはできませ んが、是非いらしてください。こういう欧州型の環境はなかなか他のテレインでは実現できません。 素材そのものの楽しみを味わっていってください。
    もう宿も確保していて、行くつもりになっていたけどどうしてくれる?という方には参加可能で対応いたしますが (他に、新潟大学の夏合宿と並行して開催する段取りも 進めております)、これから会場以外の宿泊施設に泊まっての参加は原則として不可、会場施設内に宿泊ということでご了解ください。
  • この時期になっての10棟キャンセルは、かなりの顰蹙 ですが、それでも当日までには結局ほぼ埋まるだろう、 というのが例年の姿で、この時期の施設への電話 はほぼキャンセル空きの確認です。
    しかし10棟全部がすぐに埋まってしまうことは考えにくいため、残した3棟で合宿形式にしても埋まりきれないほど参加希 望が入った場合は山川の方で可能な範囲で買い戻しを行います(上記の説明のように残っているのは1週間程度だと思います)。
  • 参加費は大会ではありませんので当初予定より大きく下 げ、 「応分の宿泊食事経費+地図代」のみということにし、現地でご案内させていただきます。
    7人リレー広島開催で売上が落ちた分の補充という意味づけが当初ありましたが、 無理してこの先仕事ができなくなることの損失の方がより大きい、と考えました。
  • 長々とした説明になってしまいましたが、以上をもと に、それでも参加いただけるという方は、
     rmo- s.yamakawa●nifty.com
    までなるべく早くメールをください(●=アットマーク)。
    電話で詳細を聞きたいという方は、090-8041-4673 までお願いします。
    参加形式、人員、宿(ケビン・キャンプ)、食事プランが必要か、e-cardレンタルの有無など。 随時、施設と折衝して可能な範囲でお受けいたしま す。 不明点は、遠慮なく問い合わせください。
  • 設置もありと書きましたが、山川家族は、木曜から先乗 りしておりますし、一部は自前設置します。また設置を お願いする場合でも基本的に精度信頼をおける方に依頼しますし、 そのことは参加条件ではありません(オリエンテーリングの楽しみ方の問題です)。
    またemitも使用して計時は行います。
 以上、広報の遅れ、及び(公認)大会を取り下げたことのお詫びと、来年の予 告、 そして今年の運営体制をユルユルモードにしての再企画をご案内させていただ きました。ここまで長い文を読んでいただき本当にありがとうございました。 これでも山川キャンプに参加いただけるという方は、連絡をお待ち申し上げております。
 尚、再来年の7人リレーは地元からの強力な誘致を受け、 2014年9月に蓼科千駄刈の森(日本最高所の本格的オリエンテーリングテレイン)にて行うことで 準備を進めております。
 また、プロ調査者としての仕事は、後進の者がでてきてくれましたので、この不始末を機に徐々に譲り、継続遂行可能なレベルにまで減 らしてゆき、この健康状態でも自分はこの国のオリエンテーリングにどのような貢献ができるのかを、再度真摯に見直してゆきたいと考えております。

平 成24年8月19日
(有) ヤマカワオーエンタープライズ
山 川克則
(日 光にて某中高の夏合宿に遅れた分地図提供を密着で対応中)