2012年度第3回幹事会

2013年1月19日に2012年度第3回幹事会を行いました。

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議事録

文責:金 和也(広報)
日付:平成25年1月19日(土)
場所:トヨタドライビングスクール東京 別館2階講習室
○参加者(以下、敬称略)
幹事長 寺田
副幹事長 池田
会計 小柳
広報部長 金
渉外部長 平野
事務局長     林
事業部長 田村
普及部長 小柳
会計監査 渡仲
北東学連幹事長 高橋
北信越学連幹事長 佐々木
関東学連幹事長 山本
東海学連幹事長 新谷
関西学連幹事長 堀
理事長 筆谷
技術委員長 大西
JOA理事 藤井
理事 木村(13:15~)

○議事録(括弧内は議論開始時刻)
1.自己紹介(13:06~)
2.JOAとUOFJの連携について(13:09~)  別紙1「JOAとUOFJの連携について」参照
                      別紙2「日本学連がJOA会員になる検討資料」参照
学連が日本オリエンテーリング協会(JOA)の会員となってはどうかということについて、学連とJOAの連絡協議会での話し合いを元に議論をした。学連がJOAの会員となることが、前向きに検討された。JOA側の意見も聞いて、次回以降の幹事会などで再度話し合うこととなった。

池田:日本学連がJOAの正会員になってはどうかということが連絡協議会で話し合われた。理由として、JOAが公益社団法人化したことや、学連登録はしていてもJOAの競技者登録をしていない学生もいるので、JOAとUOFJを統合することで競技者登録数を増やしたいということがある。また、日本オリンピック委員会(JOC)への加盟には、学連とJOAの一体化が必要だということや、過去の幹事会での山川氏の意見として、学連も会員としてJOAに意見する権利を持ったほうがいいという意見もある。その他にもメリットとして、学生のJOAの競技者登録料を値下げしてもらえるかもしれない。懸念としては、JOAへの加盟で、学連の主体性が損なわれるのではないかという意見やJOAへの加盟費(入会費50万円、年会費5万円)がかかることがある。また、競技者登録の義務化で学生の負担が増える可能性がある。学連がJOAの会員となるべきか、別々の組織のまま協力していった方がいいのかに関して意見を話し合いたい。
山本:統合した時の課題として資料にある都道府県協会にお金がいかなくなるとは?
池田:現在は競技者登録料1000円の内、500円が都道府県協会、500円がJOAにいくことになっているが、学連が集めてJOAにお金を渡すことになると、都道県協会に今まで支払われていた500円が支払われなくなるのではないかということが、過去の幹事会で話されていた。
高橋:JOCの加盟には、UOFJとJOA統合が必須なのか?
藤井:必須とは言えないが、オリエンテーリング界が一体化していないと見られる可能性がある。
池田:必須ではないけれど、しておかないと加盟が難しいと思われる。
平野:オリエンテーリングがオリンピック種目になったとすると、JOCに加盟していないと出られない?
藤井:もしオリンピック種目になれば、JOAはJOCに加盟できると思われる。
平野:それならJOCに加盟しておくメリットは?
木村:JOCは、オリンピックだけでなく、アジア大会などへの選手派遣も管轄しているので、JOCに加盟するとそういう大会にも出られるようになる。
藤井:JOCは国際競技力を高めるためにいろいろな活動をしている。
池田:海外のオリエンテーリング組織は各国のオリンピック委員会に入っている?
木村:入っていることが多い。日本のJOCは結果を出さないと認めてもらえないので厳しい面がある。2011年に冬季アジア大会があり、スキーオリエンテーリングが行われたが、日本はJOCが派遣してくれないので、参加できなかった。
高橋:JOCに加盟するメリットは本当にあるのか?加盟してもアジア大会に派遣してもらえるかは分からないのでは?
木村:短期的にはないかもしれない。JOAに学連が加入しようという議題は、20年ほど前にもあった。そのときは、JOAは都道府県協会しか加盟を認めないことが、約款に定められていたためJOAに断られた。JOAの公益社団法人化に合わせて、約款を変更したので、UOFJもJOAに加盟できるようになった。国に認可されているオリエンテーリングの組織はJOAだけであり、学連が日本の学生オリエンテーリングを統括する組織としてより認められるためには、JOAに加盟すべきである。
大西:オリエンテーリングの組織がJOAと学連で大きな組織が2つあるというのは、事務的な無駄があると思う。学生にとってはお金の話が問題になると思う。年会費5万円は、どんな小さい都道県協会も払っている?
藤井:払っている。
木村:年会費が未納の場合は、強制的に退会になる。
大西:年会費5万円は人数の少ない都道県協会には負担が大きいのでは。年間費5万円というのは個人的には高いと思う。
池田:金銭的な問題は、学連の人数を考えると、学連にとっては大きな負担ではないのでは。
大西:競技者登録が義務化されるのは問題では?
木村:競技者登録費に関しては値引き交渉をすればいい。今払っている費用以上は払わなくていい形で、JOAと学連が公式的なつながりを持って、学連の活動に活かしていけるように考えていったらいいと思う。
池田:インカレの開催においてもメリットはある?
木村:JOAの後援はもらえるが、それが渉外などでメリットになるかは分からない。
寺田:学生の主体性が損なわれるということに関して、JOAから学連に制限のようなものはあるのか?
木村:学連の自主性を重視してもらえるように申し入れておいた方がいいと思う。学連にとって不都合があれば脱退することできる。
池田:JOAに加盟すると学連を下に見る人が増え、学連がJOAに支配されるようなことにはならないか?
木村:今のJOAの理事には過去の学連幹事も多い。JOAとして、一番反発がありそうなのは都道府県協会であると思う。自分たちを通じて都道府県協会に登録してくれていたから、学生とコミュニケーションがとれているという面があるため。
大西:学生はどの都道府県に加盟する?
木村:登録したい都道府県の名前を書いてもらうようしたらいいと思う。
田村:学連が入るかもという話はJOAの話し合いでもしている?
木村:想定としてはしているが、メリット・デメリットについてはあまり話し合われていない。
池田:都道府県協会の意見を聞いてみることはできる?
木村:JOAのブロック理事会は3月にある。
池田:それを踏まえて今後の幹事会・総会で話し合った方がいいのでは。
新谷:競技者登録料1000円を一人当たり、都道府県とJOAで5:5になっている。JOAに学連が加盟するとすべてJOAに行く?
木村:JOAに行くのは500円だけになる。
池田:そうするとJOAにとって金銭的なメリットはないのでは。
木村:JOAは学連と組織的な関係を持てるところに意味があるのでは。JOAは資金面で困っている面もあるが、学生からお金を取ることは少なくしてほしいというのはJOAに言ってものいいのでは。
池田:次回、JOAの話し合いの内容を踏まえて幹事会で話す。連絡協議会でも具体的な話をしていく。

3.後援申請(14:05~)
東北大大会と東大OLK大会の後援申請について、それぞれ賛成13人で承認した。

4.地図会計について(14:10~) 別紙3:「地図作成に係る独立会計制度について」
               別紙4:「日本学生オリエンテーリング連盟 地図作成素案」参照
学連による地図作成をガイドライン化するために、斉藤理事が地図作成素案を作成し、それに基づいて議論した。新規の地図作成とメンテナンスの区別や、実際の会計処理のやり方に関しては、案をより具体化することが必要と思われたため、案を修正した上で、次回以降の幹事会などで話し合っていくこととなった。

木村:一番の趣旨は、地図会計を独自にすることで、地図のメンテナンスを速い意思決定で行なうことであって、そのための案として作られている。
筆谷:これまでは山川氏だけだったのが、これから複数の地図作成者にどのように地図作成を行ってもらうかという話も混在しているので、分けて考えないといけない部分もある。
池田:前回の幹事会の話としては、地図のメンテナンスのために、地図会計を独自することに関して反対意見はない。案が固まれば、実施していけると思う。
木村:地図会計を独自にすることに関しては、幹事会で発案して、総会で決議をとらなければいけない。総会で地図会計を独立会計とすることや上限額などを決議しては。案に関しては、学連の窓口をはっきりさせることが必要だと思う。地図に関しては、データとして納品する形で、印刷は別にやればいいと思う。
寺田:地図の会計窓口はどうするかという話では、従来の会計が管理する?
池田:地図の会計は完全に分けたほうが、管理しやすいかも。会計担当の仕事として分けなくても問題ない?
小柳:決算などの手間は増えるかもしれないが、問題ないと思う。
池田:地図の会計の窓口は学連の会計が兼ねる?
小柳:いいと思う。
寺田:地図会計の窓口は業者との対応も含めて、学連の会計が兼ねる。
池田:事業計画の提出先も会計?仕事が増えるのでは?
寺田:提出されたのを理事などに回すだけなら大丈夫では。
池田:事業費用の額はここで決められる?地図作成者の意見も聞かないと分からないのでは。
木村:学連の全体の予算から考えて、いくら出せるかという風に考えた方がいい。部分的な修正なら少額だが、新規作成となると、かなり大きな額になる。地図販売による費用回収などの事業性も考慮して、一年に何枚の地図を新規作成・メンテナンスできるのか考えていかないと、金銭的に無謀な調査をすることになってしまいかねない。学連の地図を修正して、大会をやりたいという場合の対応なども考えないといけない。
池田:ここでは何を話し合ったほうがいい?
木村:具体的な案の作成を誰に任せるか、このままだと齋藤理事に考えてもらうことになると思うが、今の状態では、まだまだ修正が必要。
筆谷:設備投資と補修整備が違うように、新規の地図作成とメンテナンスは分けて考えた方がいいのでは。今までの会計規則では、20万円以上の支出には総会決議が必要なのをメンテナンスに関しては、もっとすみやかにお金を出せるようにするルール作りをすればいいというだけの話では。
木村:上限額内なら、ある役職の人が、地図修正の支出を許可することが出来るという風にしないと迅速な対応はできないと思う。
池田:新規に地図を新しくするのとメンテナンスで分けて考えて、今の地図会計の話はメンテナンスに限定した話?
木村:山川氏の提案では両方一緒に考える。どこまでがメンテナンスで、どこまでが新規作成かを決めるのは難しいので、上限額を決めて、いくらまではある人に裁量権を与えて、いくら以上なら幹事会や総会の決議を取るという風に線引きしたらいいと思う。
池田:地図作成の案に、許認可に関して金額で線引きするようなことを盛り込んでもらう。
大西:理事の誰かが判断していかないと難しいのでは。また、地図の新規作成では、費用の回収方法を考えないといけない。通常の地図販売だけでは費用を回収するのは困難なので、大会での費用の回収をしないと無理だと思う。大会の開催者から、いくらもらうかも決めないといけない。上限額を決めたところで、費用が回収できるのかどうかは別の問題。
寺田:新規の地図作成の場合は総会で話し合う?
木村:メンテナンス以上のチェックは必要。
池田:素案をもう少し具体化しないと、幹事会としてこれ以上話し合うことは難しいのでは。幹事会としては、今の方向性のまま地図会計を作っていくということだけしか判断できない。千葉大・東工大のための地図作成の話も新規にあるが、これは次回の幹事会・総会で別に話す。
寺田:地図会計の窓口は学連の会計ということで、地図作成にいくら使えるのか、少額の地図会計に関する裁量権を誰に持ってもらうのかなどは今後話し合わないといけない。地図会計の案は斉藤理事に固めてもらう。
池田:3月の幹事会までに進めてもらえるよう頼む。

(15:06~ 途中休憩)

4.来年度幹事について(15:22~)
池田:渉外部は二年続ける?北東渉外、関東渉外は必要か?
平野:今は特に仕事がないが、引き継ぎのことを考えるといた方がいい。現1年生から出した方がいいのでは。日光の渉外は山川氏がやってくれているので、関東の渉外はいらないかも。
池田:関東も一応決めておく。会計は?
小柳:決まっている。
池田:事業部は?
田村:決まっていない。最近になって、後夜祭などに来るようになった大学から出した方がいいと思う。
池田:広報部は?
金 :決まっていない。自分で探す。
池田:普及部は?
小島:決まっていない。探す。
池田:事務局長は?
林 :決まっていない。
池田:幹事長はどうするか?近年、幹事長が出ていない北東か北信越がいいので。高橋は?
高橋:来年は忙しい予定…。
池田:幹事長か副幹事長のどちらかは関東の方がいいので、副幹事長は山本?
山本:副幹事長ならやる。
寺田:次の幹事会までに決めておいてほしい。

5.インカレ協賛トレイルに関して(15:37~)
今年度のインカレ協賛トレイルの開催を丸山公園で行うことを予定していたが、丸山公園が除染作業で使えないため、日光運動公園に場所を変更することになったことを確認した。

6.理事会報告(15:38~)
筆谷より
地図会計に関しては理事の方でも話がまとまっておらず、インカレの前に理事で集まって話し合うことを計画している。組織として継続していくために、今年のうちに決めておかなければいけないことは決めていきたい。

木村より
前回の総会後の動きは少ない。次期インカレに関して、2013年度ロングの大会に関してもあまり進展はないが、富士山が世界遺産登録になりそうだということ、JOAが2016年ワールドマスターズにエントリーしていることなどとからめて、事業ができないかということを考えている。

7.技術委員会報告(15:44~)
大西より
・シード選手の候補者を理事会に推薦する。月末にはシード選手が公表されるのでは。
・ユニバーシアードの報告書をウェブページに掲載した。
・2/9,10に山リハに合わせて学連合宿を予定。
・リテラメッド社からの遠征補助は今後もある予定だが、内容はどうなるかまだ決まっていない。

<新人指導のための講習について>
大西:JOAの協力で、新人の指導に関する講習会をやろうという意見があったが、次回の学連合宿では行なわないことになった。今後どうしていくか。
藤井:合宿と合わせてやるかは分からないが、指導法の講習会を計画していく。
大西:講習会をやることに関して意見があれば聞きたい。
    池田:何かイベントと重なっている方がいいと思う。
大西:指導法に関する講習会は必要だと思うか?大学によって状況も違うと思うので意見を聞いてみたい。
池田:関東学連では人数の少ない大学も多く、教え方のノウハウがない大学もあると思うので講習会をやってもらえるとありがたい。学連合宿だとそういった大学は来ていないかもしれないので、インカレの後夜祭の前などに出来るといいのではないかと思う。
金 :講習会のためだけに遠征してこようとは思わないと思う。何か他の大会などに合わせて、そのような講習会があれば、嬉しいかなという感じ。
大西:検討してみる。

8.各部局活動報告(15:55~)
<事務局>
・12月末に追加加盟登録。
・地図購入の受付窓口の対応。
<事業部>
・インカレロングのエントリー業務。
・インカレロングの欠場者への返金。
<会計部>
・追加登録の振込確認。
・報告書作成費用の振込。
・事務局引越しのアルバイト代支払い。
<広報部>
・総会議事録の作成。
<普及部>
・インカレ完成ガイドを作成予定。
<渉外部>
・矢板地区の使用申請の渉外手続き。

9.各地区学連活動報告(15:58~)
<北東>
・12/23 ミドルセレ、北東学連総会
<北信越>
・12/23 ミドルセレ
<関東>
・12/23 ミドルセレ
<東海>
・12/22~24 冬合宿(12/23 ミドルセレ、東海学連総会)
<関西>
・12月に機関紙発行
・12/23 ミドルセレ、関西学連総会

10.次回幹事会について(15:59~)
インカレミドル2日前の3/7(木)を予定。必要があれば、10日(日)もやる。

11.毘沙門山調査に関する話し合いの報告(16:05~)
山本より
前回総会で承認された毘沙門山の調査に関して、早稲田、千葉、東工大が大会の開催を希望した。山川氏から、毘沙門山での大会は早稲田がやることにして、矢板の北の方で千葉と東工大による大会開催のために調査をしたいという意見が出されている。地図代は、ともに初回大会は一枚700円、それ以降は350円を予定している。

(16:18 終了)