トレイル・オリエンテーリング(トレイルOと略します)は個人競技のスポーツで、その競技は主に屋外で行います。 体験コースや初心者向けの競技は公園で行われることが多いですが、経験を積んだ上級者向けの競技には森の中のコースを使用します。 またスタートとゴールがある競技で、その間にある課題にいくつ答えられるかで勝敗を決めます。


それでは詳しく説明して行きましょう。




概要

トレイル・オリエンテーリング(トレイルO)は、IOF(国際オリエンテーリング連盟)の掲げるオリエンテーリングの4本柱の一つで、現在その普及が最も急がれているものの一つです。 (4本柱=フットO、スキーO、トレイルO、マウンテンバイクO)
1980年に福祉の国スウェーデンに始まったトレイルOは、従来は身体的障害者のためのオリエンテーリングとしてその発達をみてきましたが、 最近では障害者だけでなく健常者も同じ条件のもとで一緒に競技するスタイルに変わりました。
また、車椅子だけでなく、松葉杖やステッキを使う人、外見上の障害がなくても、内臓疾患などで健常者のように激しい運動が出来ない人なども楽しむ事が出来ます。
男女別、年齢別、障害の種類や度合いによるクラス分けは一切無く、経験、技術の程度によるクラス分けがあるだけです。健常者と同じ条件下で競い合うことが出来るため、 障害者にとって魅力あるチャレンジング・スポーツとしての人気が高まってきています。

競技方法

車椅子の通れる道や小道のコースをたどり、コントロールに設置されたフラッグ群の中から課題にあったフラッグを選び出します。非常に正確に表現された地図と、位地説明表をたよりに、 地図上の円【】の中心にある(特徴物や特徴部分に設置されている)フラッグを選び出すのです。
道や小道上を行ったり来たりして正しいフラッグを判断しますが、道から外れてフラッグに近寄ることは出来ません。(林の中には入ってゆきませんから危険はありません)
コースの道や小道上に表示されたDP(ディシジョン・ポイント)と呼ぶ地点から見た順序で、それぞれのフラッグは、左からA、B、C、D、Eと呼ぶ決まりになっています。 課題に合ったフラッグを決めたら、コントロール・カードにパンチします。正しければ1点の獲得です。
上級クラスでは、課題に合ったフラッグを決定するまでの時間(秒)を測るコントロールがあります。これは成績を決める時に同点者が出た場合、決定までの時間が短い人が上位になる仕組みです。 この時間を測るコントロールを、「タイム・コントロール」と呼んでいます。

タイム・レースではありません

クラスによって距離は違いますが、1〜3.5Kmのコースを制限時間内にまわってくればよいのです。制限時間はコースによって違いますが、急ぐ必要はありませんので慎重に、確実にまわりましょう。 順位は正しいフラッグを選んだ得点数で決まります。

介助者といっしょに

移動に介助を必要とする人は、エスコート(介助者)といっしょにコースをまわります。しかし、エスコートは、移動を助けるだけで、課題の解決にはいっさいノー・タッチです。

決め手は「地図を読むこと」です

トレイルOに使う地図には、いろんな情報が特別にくわしく表現されています。道や小道、特徴物や地形の変化などを正しく読み取ることが必要です。初心者からベテラン、エリート・クラスまで、 経験度に応じたコースが用意されています。だんだんとなれてきますから心配はいりません。初心者の方には、スタート前にわかりやすく説明します。


…さあ、お日さまのもとで、オリエンテーリングを楽しみましょう!


オリエンテーリング・マガジン2002年12月号に掲載された「トレイル・オリエンテーリングの世界」もお読み下さい。

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