第9回世界大学オリエンテーリング選手権大会報告書

植田 佳子
広島大学

報告書


帰国して10日目、スイスはどうだったと感想を聞かれるたびに、映像と感動が薄らぐような気がする。そんな今日、リレーの地図をやっと見ることができた。あっ7番!やっぱり行っていなかった。リレーを走り終えた直後はつぼりもあったが、今大会の中で一番いい走りができたと気分よく話をしていた。しかし、薮分後には地獄にっき落とされたようだった。ショートの予選でも、ダプルパンチをしていただけに、気をつかっていたはずが、リレーでペナなんて…

トレーニングの時には目標を見つけてそこまで走るといういい形ができていたのに、大会に入ってから何か思うようにできないもどかしさがあった。特にクラシカルでは、直進を大きくはずしてから、コンパスを信じられなくなり、自分のスピードにイライラしながらレースをしていた。比較的いい走りができたと思うショートの決勝やリレーとの違いは何かと考えると、あせりのように思う。地図が読めない時、ルートを決めにくい時、一呼吸おけるかが大きく影響してくるようだ。好きなのにクラシカルには苦手意識があるのか。どこでも目分のOLをすることには変わりないのに弱気になっていたのが原因だろう。とりあえず、技術よりもまず精神的にどんな時にも余裕のあるOLができるように心がけることが今後の課題だと思った。

世界一の走りを見るという意味ではもっと交流をしなければいけなかったと思うが、自分の弱いところが分かったし、今まで続けるかどうかも定かでなかったのが、逃げずにうまくなる努力をしようと思うようになったので、迷っていたけど、行って本当たよかったと思う。

ご声援くださった方々や、メンバー・コーチのみなさん本当にお世話になりました。そしてありがとうございました。


一覧へ戻る