日本学生オリエンテ-リング連盟機関誌
いぶき
1998年度 Vol.3



いよいよインカレショートだ!
9月27日に行われる第6回インカレショートまであとわずか。今年の舞台は、岐阜県恵那郡坂下町。シード選手も決まり、熱い戦いへの期待は高まるばかりだ。優勝の栄誉を手にするのは、一体、誰になるのだろう。

インカレショート シード選手

男子
石井 泰朗,4,東北
小野田 雄介,3,東北
山田 敦史,4,東北
鈴木 慎一郎,4,慶應義塾
平石 大介,4,慶應義塾
兼田 僚太郎,3,早稲田
紺野 俊介,2,早稲田
上野 大悟,3,東京
村上 健介,4,筑波
篠原 岳夫,3,筑波
高橋 善徳,3,筑波
山口 尚宏,4,筑波
田島 明,4,筑波
水嶋 孝久,4,静岡
平井 太郎,4,京都
源後 知行,4,京都
女子
大谷 由樹,4,筑波
伊藤 恭子,3,筑波
安形 季見子,2,千葉
吉田 奈津子,4,茨城
深沢 博子,3,東京農工
赤石 英美,4,東京農業
河野 真理,4,日本女子
山根 玲,3,慶應義塾
高橋 ひとみ,2,実践女子
安井 千晶,4,京都橘女子
山浦 友子,4,京都橘女子
佐藤 渚,4,京都橘女子





インカレショートエリートクラス全選手
北東学連
選考方法 8月17日 赤城にて

ME(石井 泰明さんはWUOC出場によりセレクションを免除)
(佐塚 拓彦さん、名児耶 敏也さんは学校枠により出場権獲得)

東北大学
会津 憲一 4 石井 泰明 4
高橋 護 4 名児耶 敏也 4
山田 敦史 4 大家 哲朗 3
小野田 雄介 3 金谷 敏行 3
佐藤 一彦 3 地曳 健 3
田村 洋一 3 渡辺 優 3
桑野 隆行 3 伊藤 真哉 2
浦山 雅彦 2 柏倉 佳介 2
馬渡 宏 2 八巻 得郎 2
山本 雄一 2 真貝 拓三 1

北海道大学
佐塚 拓彦 4 田中 篤史 4
鹿内 靖友 3 古川 祐也 3
山川 昌則 3 森 太久夫 3
後藤 友宏 2 福井 祐一 2
藤山 雄次 2 保坂 聡夫 2

WE(半澤 美咲さん、津田 裕子さん、大沼 由佳さん、渡辺 詩織さんは学校枠により出場権獲得)

東北大学
池田 和香子 2 井上 アヤ乃 2
川島 亜希子 2 小林 啓恵 2
下村 淳子 2 竹村 亮子 2
中村 有里 1 半澤 美咲 1
本多 祐子 1
北海道大学
清家 隆子 3 佐藤 悠子 2
 

宮城学院女子大学
津田 裕子 3 大沼 由佳 1
渡辺 詩織 1


北信越学連

選考方法
1.セレ免除者(男子2名、女子1名)
---常磐インカレ40位以内の人に無条件でE権を与える。
2.セレクション(男子15名、女子6名)
---6月7日の東大大会でタイム順に男子15名、女子6名を選出。
3.学校枠(男子4名、女子4名)
---残りの枠は加盟校4校に男女1名ずつ配分し、各校に選考を任せる。

ME
新潟大学
北川 克彦 4 真秀 豊 4
森下 健一 4 大久保 聡 3
石井 克行 3 岡 友和 3
小野 毅 3 新保 和久 3
帖佐 崇 3 深谷 拓 2
中島 篤 2

金沢大学
山岸甚太郎 4 大谷 享生 3
園山 哲生 3 深見 裕次 3
猪飼 雅 2 原 政裕 2

信州大学
片瀬 泰幸 3 黒田 幹朗 3

富山大学 相澤 賢明 4

高岡短期大学 小林 悟 2
 

WE
新潟大学
渡辺 泰代 3 村山 由紀 3
松木 恭子 3 広田さやか 3
大崎ふみ枝 3 川端 沙織 3
土屋 祥子 2

金沢大学
松田加菜子 3 田中 香織 3
下山 修子 2 鳥居 野風江 2

信州大学
小林 啓子 3 出理葉理子 2


関東学連

6/21に「二つ塚峠」でインカレショート関東地区セレクションが行われました。
内訳は、セレクション免除(男子9/女子5)、セレクション上位(男子54/女子34)、
技術委員会推薦(男子4/女子1)、
繰り上げ通過(男子3/女子4)
で、合計男子70名、女子44名がセレクションを通過しました。(男子は2クラス分割)

ME
東京大学 (14名)
上野 大悟(3) 内山 裕史(3) 西脇 正展(3) 安保 寛明(4) 飯野 雅人(3) 多田 裕司(3) 林 聡史(4) 八木 宏幸(3) 庄田 慎矢(3) 岸野 義宏(4) 田丸 大介(3) 飯沼 卓史(3)
岩本 育弘(3) 皆川 農弥(4)
筑波大学 (11名)
篠原 岳夫(3) 村上 健介(4) 山口 尚宏(4)
高橋 善徳(3) 田島 明 (4) 吉村 大輔(3) 宮佐 俊佑(3) 谷中 一喜(2) 千脇 義崇(4) 野口 貴志(2) 内田 浩太(3)
早稲田大学 (11名)
兼田僚太郎(3)原田 山人(3) 根本 恵輔(4) 紺野 俊介(2) 安井 真人(2) 清水 英仁(3)
野村公比呂(4) 榎本 保史(2) 榎本 和弘(1) 山口 一美(3) 西村 秀生(2)
慶應義塾大学 ( 8名)
鈴木慎一郎(4) 大森 健史(2) 前田 直毅(2) 大曽根俊一(4) 小池 英希(4) 斎藤 一之(3)
平石 大介(4) 武田 響 (4)
東京工業大学 ( 6名)
當銘 直告(4) 永井 政澄(4) 森 哲博(4) 円井 基史(3) 藤田 紀行(3) 山田 俊介(3)
東京農業大学 ( 4名)
木俣 知大(3) 松岡 崇 (2) 谷島 大介(4) 田崎 友康(2)
千葉大学 ( 3名)
坂口 志功(4) 緒方 孝史(2) 梅原 崇一(2)
中央大学 ( 3名)
皿井 昌幸(3) 漆原 英裕(3) 金子 竜太(2)
東京農工大学 ( 2名)
吉松 俊 (4) 椎名 俊輔(4)
東京理科大学 ( 2名)
大橋 聡 (4) 荒木 紀一(4)
大東文化大学 ( 1名) 塩野 泰 (4)
一橋大学 ( 1名) 鷲原 剛 (4)
埼玉大学 ( 1名) 原 瑞 (3)
順天堂大学 ( 1名) 小松 弘武(3)
東京都立大学 ( 1名) 井下田 哲(2)
横浜国立大学 ( 1名) 加藤 元 (4)

WE
筑波大学 ( 6名)
大谷 由樹(4)塩田 美佐(2) 上松佐知子(2)
伊藤 恭子(3) 渡辺 啓子(3) 浅田 美穂(3)
東京農工大学 ( 5名)
深沢 博子(3) 西村 美紀(3) 永田 順子(4) 宮川 織恵(3) 石本 綾子(3)
日本女子大学 ( 5名)
河野 真理(4) 酒井真由美(3) 高橋 史子(3) 岡田 栄子(2) 葛城 敬子(2)
実践女子大学 ( 4名)
高橋ひとみ(2) 小島有紀子(4) 平田 衣美(3) 長津 綾 (3)
図書館情報大学 ( 3名)
加藤絵里奈(3) 波多野夏子(3) 山田 陽子(2)
相模女子大学 (4名)
鈴木 郁恵(3) 関口 美和(2) 小岩井恵美子(2)
宮本 真美(2)
慶應義塾大学 ( 3名)
岡田真希子(2) 山根 玲 (3) 高橋ひろみ(1)
茨城大学 ( 3名)
吉田奈津子(4) 山本 敦子(4) 青木亜矢子(3)
中央大学 ( 3名)
南保 理恵(3) 斉藤 裕子(3) 宮部 美幸(3)
東京農業大学 ( 2名)
渡部裕美子(4) 赤石 英美(4)
大東文化大学 ( 2名)
齋藤 千晶(3) 齋藤さおり(3)
学習院大学 ( 1名) 藤澤 千尋(4)
国際基督教大学 (2名)
近藤 寛子(3) 吉田 真理子(2)
千葉大学 (2名)
安形季見子(2) 金子恵美(2)
東京女子大学 ( 1名) 長野めぐみ(2)
横浜国立大学 (3名)
伊藤 孝子(2) 鼻崎 智子(4)前原 綾子(2)
津田塾大学 (1名) 渡部 陽子(3)
 


東海学連

選考方法
1、 常磐インカレ選手権クラス完走者は免除
2、 6月28日に岡崎中央総合公園で選考会

ME
静岡大学
水嶋 孝久 4 寺島 彰吾 4 木村 耕平 4 三宅 健夫 4 森 友洋 4 前田 誠 4
寺本 康夫 3 野末 徹 3 神谷 研一 3 山本 明生 3 内田 智久 3 久保田 和英 3
牧内 聡 3 内藤 一紀 2 馬渕 良彦 2

名古屋大学
市川 尋信 4 野村 清人 4 栗林 誠 4 二村 洋一郎 4 丹羽 正和 3 小嶋 祐介 3

WE
静岡大学
上坂 直子 4 重安 明子 2 森田 有希子 2 古橋 かおり 2 田澤 富美子 2

名古屋大学
多田 明希子 4 岡嶋 麻紀 3

椙山女学園大学
秋元 みさき 3 田澤 久美子 3 田境 範子 2 星野 博子 2 吉川 薫 2
 


関西学連

関西学連のインカレショートセレは、7月5日(日)に大阪府の「走落神社」で行われました。また、去年のショートの成績を基準に免除者を選出し、免
除者と諮問委員会を中心とした実行委員会により運営されました。

セレクション通過
ME20名
追手門学院大学
馬 真也 3
大阪大学
久世 真志 3 宮林 正樹 3
京都大学
稲荷 誠 4 金井塚文人 4
田中 宏樹 4 長友 志朗 4
坂本 伸也 3 高杉 晋一郎 3
渡辺 康弘 3 大北 洋平 2
深川 陽平 2 福沢 進 2
神戸大学
青森 将志 4 冨田 純也 3
村上 敬介 3
立命館大学
武藤 雅昭 3 吉田 晋也 3
京都工芸繊維大学
林 杏介 4 加島 正隆 2

WE19名
大阪大学
谷口 奈美 2
京都女子大学
幾島 佐江 4 高橋 正子 4
岡本 朋子 3 木村 晃子 3
清水 美和 2
京都橘女子大学
北山 裕子 3 中村 優子 3
細谷 英利 3 上田 博子 2
中家 陽子 2 横江 君香 2
塩田 純子 1
京都大学
橋本 実千代 4 番場 洋子 1
奈良女子大学
山西 留美 4 伊田 万里子 3
中村 杉子 3
立命館大学
平野 朋子 2

免除者
ME4名
京都大学 源後 知行 4 平井 太郎 4
大阪大学 久保 忠幸 4
追手門学院大学 小柿 正禎 3

WE6名
京都橘女子大学
安井 千晶 4 山浦 友子 4
佐藤 渚 4
京都女子大学
辻井 享子 4
奈良女子大学
堀川 真理子 4 山崎 友香里 4


中九四学連

ME
広島大学
尾高 隆司, 4 田中 浩二, 4
手嶋 秀法, 4 林 恭一郎, 4
千葉 憲之, 3 三宅 智之, 3
吉田 弘輝, 3 小原 雅史, 2
真沢 太一, 2 羽崎 靖宏, 2
寺政 尚範, 1
山口大学
嶋村陽介, 3 山崎貴幸, 2
北九州高専 淺川雅, 1

WE
広島大学
吉冨 鈴香, 2
山口大学
清水寛子, 3 川村奈緒, 1
広島女子大学
清水麻紀, 4 鈴木法子, 3
徳本万里子, 1



インカレショートに向けての意気込み
下村淳子(東北2)
ショ-ト・エリ-トになって
-う-ん、いいのでしょうか? わたしなんかがなって。
ショ-トへの意気込み
-完走したいです。 それから、東北大大会の参加者を増やしたいです!(10/18)

保坂聡夫(北大2)
ショートでは自分のオリエンテーリングができるようにガンバリたいです。
9月27日はすずしいといいでなー。

小野田雄介(東北3)
目標 おちついたレ-スをして、優勝を狙う.ライバル石井泰明

高岡短期大学2年 小林 悟
今回花の湖で行われるインカレショート。自分はエリートとして初めて走れるので、かなりワクワクしています。目標としてはAふぁいなるにでれたらいいなというかんじです。あと、いままでOLを何レースか走ってきましたが、その中で比較的上手くいったレースはいいとして、ツボったレースは1レッグ20分ぐらいの大ツボリに結構なってしまうので、自分は「ツボらないレース」を目標にインカレショートを走ります。そのために地図読みの練習をしたり、レース中頭が酸欠状態気味になってもルートプランができるよう、実践的な練習もしていこうと思っています。

信州大学2年 出理葉 理子
はじめまして。信州大学の出理葉といいます。
オリエンテーリングを始めて1年ちょっと。真面目に取り組むようになってからだと何ヶ月?というような私です。こんな私が何故かインカレショートのエリートをとってしまいました。そのうえ抱負を書いて欲しいだなんて....。どうしよう....困りました。
私がいつも持っている目標は"納得のできるオリエンテーリングをしよう"ってこんなもんです。インカレショートでもエリートでもこの目標は変わりません。でも、納得のできるオリエンテーリングって難しいです。とりあえず、レース終わって後悔のない、楽しかったと思えるオリエンならたとえゆっくりであってもそれでいいんじゃないかなあと思っています。こんなマイペースな私を歯がゆく思われる方もいるかもしれません。でも、好きなようにやります。
インカレショート、エリート、きっと何かを得られると今から楽しみにしています。

馬真也、追手門学院大学、3
インカレショートに対する意気込みですか。
意気込みというか、去年は絶対に通過するつもりでトレーニングをやってきて調整は万全だったのに、たった一つのミスで終わってしまったので今年は背水の陣って感じでした。
とりあえず通過できたので、これから夏の間に走り込んで本番ではいい結果=最低でも学連枠を目指して頑張ろうと思います。



平成10年度第1回幹事会議事録

開催日時:1998年6月6日
会場:ビジネスホテル寿々屋会議室

1.参加者自己紹介(省略)



2.活動報告書関係予算と来年度以降の
加盟費について

●2年に1度作成されている活動報告書であるが、昨年まではその年度のインカレ参加費にその費用を上乗せして徴収してきた。これは、できるかぎり全員に、よりスムーズに報告書を購入してもらうための施策であったが、活動報告書の性質からはおかしいことであるということで、今年度から本予算からの支出が決定されている。しかし会計の逼迫を招くことから、今後の活動報告書のあり方について、話し合われた。

・本予算に組み込み、予算措置を講じないことは大幅な収入源につながる。その現状を放置するわけにはいかないので、例えば加盟費を値上げする、組織として大幅なリストラをすすめる、活動報告書の配布冊数を考え直すなどの手段が考えられる。(中村)

・部数を減らした上で本予算に組み込み、現在作成中のホームページに報告書の内容を載せればよい。千冊配るのはおっくう。(千脇)

・部数をよっぽど下げないとコストは下がらない。現在の3分の1の部数にしてコストはやっと6割ぐらい。半分にしたから半額になるわけではない。 (小山)

・部数を現在の25%、1200部から300部にする予定。約50万円削減ができ、効果は十分にある。(千脇)
・組織のバイブルなので、読まずとも持たせる。だいたいの組織はそうなっている。 (山川克)
(継続審議に)

☆予算のうちで全員分作れれば理想的かもしれないが、実際には不可能。つまりどこかに財源を見つけなければいけない。その点が議案書では書かれていたが、幹事会では、「本当に全員必要なのか」という点が主に話し合われた。特に主立った意見は、「各校に1、2部ずつの配布として、あと情報が欲しい人にはホームページ上で公開する」といったものである。どの意見にも共通することとして、本媒体自体は残しておく必要がある、ということであった。後は、全員分か、必要分か、まずそこから決めなければならないのではいか。



3.新歓のサポート等について

●今年度予算には新歓サポート費用として25万円が計上されている。これは年々減少傾向を見せる加盟員数に歯止めをかけるべく、学連として何かできないものかと、その際の費用として予備費的に計上したものである。幹事会では、この案を具体的にすべく、話し合われた。

・ビラを日本学連で作ることに対して各地区代表幹事の意見は。(田中)
・カラーであろうが特に関係はない。あまり必要でない。 (山川昌)
・オリエンテーリングは楽しい、といった内容の物を作る方がいい。 (北川)
・最終的には各加盟校のがんばりにかかっている。作りたいという人がいるならとりあえず原本を見せて欲しい。(原田)
・木村理事を中心にワーキンググループを作りサンプルを作ってもらう。(佐藤)
(継続審議)

☆結局、「現物を見てみないとわからん」というところで止まってしまった。が、ひとまず地区代表幹事の意見は否定的であった。今後は、別の手段も含め、学連としては何が出来るのか、そもそもすべきなのか、といった点について話し合う必要があろう。



4.今年度の地区学連補助金の配分について

学連 金額 前年度

北東 ¥ 45000 ¥ 85000
北信越¥ 45000 ¥ 75000
関東 ¥ 0 ¥ 0
東海 ¥ 42000 ¥ 80000
関西 ¥ 80000 ¥120000
中九四¥ 38000 ¥ 50000
総額 ¥250000 ¥410000

●この案は、従来の申請方式から、比例方式に変えて作られた。承認。
●その上で、来年度以降の方式として、賛助会員数に比例させるなどの新方式がいくつか例示され、話し合われた。

・賛助会員とリンクさせると補助金ではなくなる。補助金というなら使途・目的をはっきりさせるべき。(牧内)
・特定の目的に補助金を出しても実際にその目的に支出されているのかをチェックするのは難しい。 (千脇)
・賛助会員増のための動機付けとしての提案だと解釈するが、補助金の意義から外れるのではないか。(高橋)
(継続審議)

☆既得権益化している補助金制度に対する問いかけである。補助金の本義とは何か。加盟金の差を埋めることが、各地区の格差を埋めることになるのか。使途・目的による支出ではチェックができないのなら、どういった物差しではかるべきなのか。などといったことが議論されたが、有効な結論には至らなかった。しかし、今年度のような比例制も、これまでの申告制も、それを続けていく確かな理由はない。いっそ、基準が分からないからこそ、賛助会員数とリンクさせることもひとつの手段ではあるが、この点については反対意見が多い。



5.orienteering.comへの出資について

●学連がMLなどの開設でお世話になっているorienteering.comが今回回線増強などの目的でサーバーを変えたため、コストアップが発生した。そこで、学連としては今後の加盟校の利用などを見越し、3万円の出資をしようと考え、幹事会でも承認された。今後とも加盟校でもML機能を利用できるので、必要な場合は活用していただきたい。



6.大会後援申請

●次の大会の後援が承認された。
第21回東北大学オリエンテーリング大会
(1998年10月18日 宮城県加美郡色麻町)
第21回筑波大学オリエンテーリング大会
(1998年11月8日 茨城県多賀郡十王町)
静岡大学オリエンテーリング大会
(1999年1月10日 静岡県富士市・富士宮市)



7.理事会報告・・・議案書は、先号い
ぶきに掲載されたとおり。

土方:理事会としてはいろいろな可能性を模索しながら学生側に提案していく。
●なお、第22回インカレ実行委員長・・・片岡由起子氏(筑波大卒)
第7回インカレショート実行委員長・・・藤咲芳春氏(東京大卒)
以上2名が、理事会で承認後、総会にて報告予定。



8.幹事活動報告(省略)
9.地区学連活動報告(省略)



10.各委員会報告

1)第21回インカレ実行委員会
・地図の版権問題について山口大学と交渉中。一次調査は終了、とくに問題はなし、心配はいらない。東大大会にて山口観光用のビラなどを配る予定。報告書と一緒に郵送するかも。 (小山)

4)技術委員会
■E-CARDについて
・日本学連としてユニット20,カード40を購入(約40万円)、ユーザーとしての権利を得る。R.M.O.サービスと互いの機器を融通するようにする。地区学連以上のレベルなら無料でレンタルできるようにする。技術的なサポートは技術委員会で行う。 (羽鳥)

・今進めなければならないものなのか。(広江)
・技術委員会としてはおすすめ。現在では世界においてはコンパスのように当然のものとなりつつある。運営的にはとても楽になる。中間ラジコンや計算センターの役員を削減できる。オリエンテーリングはE-CARDでやるのが当たり前になっていくのでは。 (羽鳥)
・年度途中で40万円もの出費は、会計としては簡単には認めがたい。 (千脇)

☆羽鳥氏から、受益者負担ということで、40万円は3年程度で償還できるとのことだったので、実際にその計画を作ってもらい、次回幹事会で話し合う事に。
☆世界の潮流であるE-CARDを導入すべき、という技術委員会の主張。問題点は、予算についていないことと、時機尚早ではないか、ということ。後者は幹事の認識不足から来るものかもしれない。いずれにせよ、今後は提出される予定の償還計画、山口インカレでの導入の可否などをあわせて考えていかねばならない。

■ユニバ代表メンバーのセレクション免除について。

・関東学連において、強化合宿のためショートセレに出走できない代表選手が、免除規定がないため、推薦されないかもしれないという事態が起きている。こういった免除規定がないこと自体が不備ではないか。日本学連の方で、超越的な規定を設定しては。 (羽鳥)



11.次回の幹事会の日程について
・・・9月19日(土)に東京で開催。

書記:丹羽・古川/編集:田中



各地区学連活動報告
北東学連 (北東学連代表幹事 山川 昌則)

<活動報告>
7月 機関紙北極星NO2,NO3発行
8月16~19日 夏合宿 群馬県(赤城、行幸田、渋川)
8月17日 北東インカレ(赤城)兼icsセレクション、インカレセレクション1本目
インカレショート代表選手決定(男子30名、女子14名)
第21回インカレ個人戦代表一部決定(男子2名、女子1名)
8月16・17日 第1回北東学連総会(東毛少年自然の家)
石井選手のショートのセレクション免除の決定 ほか
<活動予定>
10月 機関紙北極星NO4発行
10月4日 第2回北東学連総会(盛岡)
来年度セレクション方法について、来年度夏合宿について
10月18日 東北大大会
11月8日 筑波大学大会 インカレセレクション2本目
12月6日 インカレセレクション3本目
神奈川県秦野市「菜の花台」
運営責任者 松澤俊行氏(95東北卒)



関東学連 (関東学連代表幹事 原田 仙人)

今年度のいぶきでの初めての活動報告なので、4月からの活動を報告します。

-----活動報告-----
4/18 1998年度第1回学連総会 in 東京都立大学
5/ 9 1998年度第2回学連総会 in 東京大学教養学部
5/16 連盟員合宿
5/17 関東学連新歓ペアOL大会 in 高麗白銀平
6/20 1998年度第3回学連総会 in 立正大学
6/21 インカレショート関東地区セレクション
7/18 1998年度第4回学連総会 in 東京農工大学工学部
7/25~26 3級指導員養成講習会(1次・サマーキャンプ)
8/ 9 Summer-Training'98(関東学連主催練習会)
8/29~30 ソフトボール大会&交流会 in 筑波大学

----活動予定----
9/19 1998年度第5回学連総会 in 東京工業大学
10/11 インカレクラシック関東地区プレセレクション in 山武岩の谷
12/ 6 関東インカレ個人戦(インカレクラシック関東地区本セレクション)in 行幸田
12/23 関東インカレ団体戦 in 須山

----幹事から----
夏休みも終盤にさしかかり、ようやくオリエンテーリングのシーズンが近づいてきました。
今月の終わりには学生OL界最大の行事の1つ、インカレショートが行われます。関東地区からは男子70名、女子44名が選手権クラスに参加しますが、どのクラスに参加される方も怪我などせずに、自分の持てる力を精一杯発揮出来たら良いなと思っています。個人的には、昨年のインカレは膝の怪我で全くレースにならなかったので、今年は体調を整えて参加したいですね。


東海学連 (東海学連代表幹事 牧内 聡)

まず、活動報告は
6月28日 インカレショートセレクション (岡崎中央公園)
8月29日 総会
です。

今後の活動予定は、
12月19、20日 学連冬合宿、総会
1月10日 静岡大学大会(後援行事)
3月 総会、引継

Ecardを使おう

1. Ecardについて
現在、世界のオリエンテーリングは大きな変革を遂げてしまった。その最も大きなものはEcardつまりElectric Panching Systemである。パンチを今までの紙カードでなく、Ecardと呼ばれるプラスチックタグを持って走り、コントロールでは特別なユニットでパンチをするのだ。

パンチは迅速、わずか0.2秒もあれば、電子パンチによりEcardにはスタートからの経過時間とコントロールNo.が記録される。これをゴール後コンピュータで読み取り、失格判定を一瞬で、かつ区間や経過タイムも迅速に入手できる。

IOFはすでに試用イベントとして94年ワールドカップから使用を始め、現在は全てのエリートイベントで使用が義務づけられているほどになっている。もはやエリートと呼ばれる人達は競技で紙CCへのパンチを使っていない。

98年実績では、ノルウェーでは95年から普及したこともありあらゆるすべての大会が一般のクラスまでEcardで実施されている。また最初は導入に二の足を踏んだスウェーデンも2年ほど遅れ馳せながら、今年は(大量にはレンタルの目処がたたない)O-ringenを除くほとんどすべての大きな大会はEcardに移行した。O-ringenでもエリートクラスはEcardであるが。

これ自体驚くほどのことではなく、もはや北欧では常識ともいえる。Ecard自体はIOFとNOF,SOFTの協力を受けたノルウェーのEMIT社が製造、販売しており、既に販売実績はEcardで2万枚にも上る量である。日頃から楽しんでいるほとんどオリエンティアは自分のEcardを持っており、大会エントリーの際には、申し込み書に自分のEcardのID(ユニークなIDが割り当てられている)を書いて申し込むのが一般的ですらある。借りる場合は、1大会あたり500円前後が普通だろう。

2.なぜEcardなの
さてEcardの利点を書いてみよう。まず大会開催側として大きな点は、失格判定が非常に容易であること、計算センターが電子化できること、だろう。今や大会終了後お家に帰ってインターネットでアクセスすれば、自分のラップデータまでもが詳細に成績表として出ている時代だ(海外はね)。

次に競技者にとって。圧倒的に支持されているのが、パンチの迅速さ、容易さである。これがエリートイベントにまず採用された主たる理由である。瞬時にパンチは終了するし、紙のようにパンチ位置、穴が空いているか、やぶれはしないか、失敗したときリザーブをどのように使えばいいか、など考える必要が全くない。

3.日本では?
さて、日本での使用実績はどうだろう。山川氏をはじめ有志がEMIT社から器材を買って、現在国内レンタル業を行っている。コントロールが35台、Ecardが125枚程度があり、公認大会エリートならば、すでに使用可能な数がある。インカレには足りない。実際には、世界選手権セレクション、筑波大大会その他では実際に使用されてきているが、普及はまだまだだ。そのネックの1つは、価格面。購入費もかかるため、レンタル費もそれにつれて高い。次に技術面。Ecardといえど、今のところコンピュータにある程度の知識を要求することから、なかなか技術者不足だ。もうひとつ、慣れていないという要素も大きい。

しかし、日本学連技術委員会は世界学生選手権チームへの強化に必要なことからも、Ecardの使用を始めている。RMOサービスからのレンタルを行い、手始めに昨年の学連合宿、ユニバーセレクションレース、そして強化合宿4回はすべてEcardを使用しており、参加者には概ね導入に対して非常に前向きな感想をもらっている。

4.学連はどうすべきかな
さて、次なる計画はもちろんインカレへの導入である。というより、学生へのEcard試用機会の拡大を第一義にしたい。今のままでは、導入には価格面(1セット40万円程度)でのネックから、将来的にも学生クラブで導入できる力を持つクラブは殆どないだろうから。

そこで日本学連での購入を提案してきた。Ecard40枚とユニット20個、とあと周辺器材、で合わせて40-50万円程度である。この購入を持ってして、さらにRMOサービスと相互無料融通契約を結んで、クラシック、リレー、ショート各インカレでの使用を可能とする。さらに重要なのは、各地区学連セレクションレース等には無料で貸し出すことによって、一般の加盟員にも負担なくEcardを使用する機会を設けようという狙いである。

現在のところ議論は昨年度末より日本学連技術委員会、役員会、理事会にて進行中だが、一応目安としては、インカレ出走一人当たり500円の負担増で、3年かけて購入費の償還が可能であるが、負担増が可能かどうか等まだまだ議論の余地も大きい。

技術委員会としては、購入価格面の問題を除けば、導入の意義は非常に大きいと考えている。また、山口インカレクラシック(のみ)からの導入も計画している。購入ももちろんだが、事前に試用機会を設けられるかどうかもネックではある。9月の役員会、10月の総会をもってして購入の決定が諮られるが、Ecardの利用や試用について是非関心のある人、大学は技術委員会や羽鳥まで自由に意見や質問を頂けたらと思う。もちろん、幹事会、理事会宛でもOKだ。
導入にはみんなの支持が基本なのだ。

日本学連技術委員会:
gijutuiin@manext2.cse.canon.co.jp
委員長 羽鳥和重
hatori@cse.canon.co.jp



理事会活動報告
理事会では以下の点について報告を行います。

【事務局移転について】
○移転の必要性
現在の事務局は、山川氏が個人的に借りている部屋を、日本学連と関東学連に又貸ししているものである。賃貸契約上は、違反行為であり、これまでは大家が黙認してきたものである。
このような条件下では、火災や盗難などの事故が発生した場合、当然借り主である山川氏に責任が及び、場合によっては保険などの支払いを拒否されることも十分考えられる。
また、現在の賃貸契約は来年3月いっぱいで切れるが、現大家と契約主である山川氏は契約更新の意志は無い。
そのため、理事会では、違法状態を脱して、正常な状態で事務局が維持できる方策について検討を行っており、以下のような方法がベストであるとの結論で合意した。

○方策
・山川理事が事務局として使用可能な部屋(マンションなど)を購入する。
・山川理事が大家となり、日本学連等と賃貸契約を締結する。
・場所的には、現在の高田馬場を中心に山の手線の駅から徒歩圏内で検討する。
・家賃は現在の相場と大きく変わらない範囲で検討の上決定したい。
・学連には賃貸契約の当初に、保証金とは別に可能な限り家賃を前払いしていただきたい。

今後は、幹事会、総会と協議を進め、来年度から新事務局で活動を行いたい。

【パークワールドツアーについて】
世界のトップエリート20~30名がツアーを行っているパーク-Oの大会(パークワールドツアー(PWT))が1999年10月11日に東京・多摩地区の公園で開催を予定している。PWTは演出に重きを置いた大会でIOFはこれを推進している。

メインスポンサーであるエリクソンは学生が多く集まることを希望しており、日本大会の準備をしているパーク-O研究会より学連の参画の提案があった。参画にあたり、学連が直接運営に関わることはないが、セミナーや一般参加等で学生の動員が期待され、協力が求められることになるであろう。学連の公式な参画形態としては、共催よりも後援が適切であると考えられるが、更なる検討が必要であり、現在パーク-O研究会で検討中である。

【E-cardについて】
理事会としては、基本的にはE-card導入を推進する。 経費削減効果としてのペナチェックの簡略化については、作業の簡素化のみならず、人的判断が介入しないことによる事後の調査依頼等に関する手間の減少も指摘された。但し、最初は慣れの問題があるため、継続的に見ることが必要。もちろん、幹事会での議論が重要である。

【第7回インカレショート及び第22回インカレ実行委員会等の承認について】
・第7回インカレショート実行委員会(実行委員長:藤咲芳春)を承認する。
・第22回インカレ実行委員会(実行委員長:片岡由起子)を承認する。
・ 開催日程はショートを1999年10月、クラシックを2000年3月とし、日程を決定する前に幹事会の意向を聞く機会を設ける。
・開催地は栃木県日光市、今市市。
・第22回クラシックコントローラは 高島和宏 同補佐 国沢五月である。

【インカレショート'98のシード選手の選出について】
表紙の通り決定した。 男子16名、女子12名
シード選手が大会不出場の場合、追加はない。
シード選手に選ばれた事により、各地区学連の選考が免除になることはない。



学連新幹事募集
日本学連の来年度(平成11年度)の新幹事を募集しています。

日本学連では、来年度、(平成11年度)新しく幹事会に入って活躍してもらえる人を募集しています。すこしでもやる気あればどんな役職だってこなせます。先輩達からの大きなサポートもあります。ぜひ、いろんなことのできるこの学生生活の一部を使って、学生オリエンテーリング界の発展のために、また競技オリエンテーリングの一層の普及のために、力を尽くしてみませんか。
ちょっとでも関心が沸いてきたら、お近くの日本学連関係者(地区学連の代表幹事など)に遠慮なく尋ねてみましょう。

平成11年度の幹事は、三役(幹事長、副幹事長、会計)と3部局長(事業部、広報部、事務局)については、10月31日に行われる予定の日本学連平成10年度第1回総会において、立候補者の選挙または承認の採決が取られます。地区学連の代表幹事については、各地区学連で推薦を受けた後、3月のインカレの後に行われる第2回総会で承認の採決が取られます。


日本学連のホームページができました
このたび、orienteering.comや組織運営支援委員会などが中心となって制作が進められてきた日本学生オリエンテーリング連盟のホームページが完成し、一般に公開されました。
ホームページアドレスは、
http://www.orienteering.com/uofj/ です。

いぶきのバックナンバーもあります。さっそくアクセスしてみましょう。
まだまだ拡張中ですので、ホームページにこんな内容を載せて欲しいなどといった要望がありましたら、どしどしお寄せ下さい。皆さんの声で、よりよいホームページを作っていきましょう。


日本学生オリエンテ-リング連盟機関誌「いぶき」
Vol.15 No.3
平成10年6月6日 発行
発行責任者 中村知晴(日本学連幹事長)
編集責任者 丹羽正和(日本学連広報部長)