日本学生オリエンテ-リング連盟機関誌
いぶき
1998年度 Vol.2



日本学連へようこそ
新入生の皆さん、オリエンテーリングクラブへようこそ。この「いぶき」は、全国の大学のオリエンテーリングクラブで組織される日本学生オリエンテーリング連盟(=日本学連)の機関誌です。今回は新歓を意識して、皆さんがこれから最低4年間は付き合って行くことになるこの日本学連というのがどういう組織なのか、どんな活動をしているのかをまとめてみました。とにかく読んでもらえれば、すこしはこの大学のオリエンテーリング界の様子が分かってくれるのではないかと思います。
また賛助会員や従来の加盟員の皆さんにとっても、日本学連の普段の仕事ぶりや今年のとりくみ、各大学の雰囲気を垣間見るよい機会になるのではないかと思っています。
それでは、さっそく紹介をはじめましょう。以下の、日本学連の構成を参考に、各ページを見ていきましょう。

幹事会・・・三役(幹事長、副幹事長、会計)
三部局(事務局、事業部、広報部)
理事会
委員会・・・技術委員会
組織運営支援委員会
インカレ実行委員会
ショートインカレ実行委員会
地区学連・・・北東学連・北信越学連・関東学連・東海学連・関西学連・中九四学連


各部局の紹介

事務局より

日本学連事務局長 高橋 史子
・日本学連事務局とは
「加盟処理および事務作業一切」を行う部局です。加盟処理とは、日本学連の各加盟校と加盟員の登録に関する作業のことです。インカレには、加盟員のみが出場資格を有します。「事務作業一切」としては、日本学連の賛助会員の受け付けと登録・販売物の処理・学連名簿の作成のほかに総会通知の発送・日本学連宛の郵便物の処理ほか、さまざまな作業を行っています。
事務局の業務は高田馬場の雑居ビルの一室で行われています。事務局は事務局長のほか十数
人の事務局員のよって構成されており、基本的に平日の午後6時から8時まで開局しています。

・ 4・5月の事務局の活動:4/13:事務局会議・通常開局再開
97年度賛助会員にインカレマップを送付
各地区学連の幹事・渉外代表者名簿の作成
加盟校・地区学連事務局長に加盟書類を発送

・今後の開局予定:
-6/30 通常開局
7/1-7/17 18:00から19:00までの短縮開局
7/21-9/23 夏期短縮開局(毎週月曜日の18:00から21:00

事業部

事業部というには、日本学連の事業を担当する部局です。事業というのは主にインカレです。
しかし、インカレでは公平を保つためにインカレ実行委員会が主となって運営を行っています。では事業部は何をやっているのか。学生にできる(競技では公平を失わない)範囲での運営です。例を挙げると、開会式、後夜祭、講習会などです。もちろん事業部だけでこれらをやることは不可能です から、全国の大学に依頼をします。
事業部とはインカレイベントの依頼と総監を主とする部局です。

広報部

そしてこの「いぶき」を作っているのが広報部です。
電子メールなどを駆使して全国に原稿を依頼し、編集、製本、発送作業を行っています。
日本学連の仕事ぶりや、インカレなどの情報がいぶきに載っているのですが、その中にはとても大切な情報があることもしばしばなので、皆さんもいぶきには必ず目を通して欲しいと思います。
そして皆さんには投稿する権利もあるのですから、言いたいことはどんどん言わないと損です。
というわけでこの最後のページにある送り先をみて、意見や飛び入り原稿を送りましょう。

理事会・各委員会の紹介

理事会

過去大学のオリエンテーリング部で活躍されたOB、OGで構成される理事会は、現役学生中心の幹事会・学連に適切なアドバイスを提供したり、学生時代だけでは達成できないような長期的なビジョンを持った活動を見守って行く役割があります。

今年度理事会の活動について
今年度の理事会のメンバーと各自の活動内容についてお知らせします。理事会の活動方法としては、基本的には各理事が担当したテーマについて独自の判断で行動するよう責任分担を行っています。個人で判断できない事柄や、特に重要なテーマについては理事全員の協議の上決定を行うようなシステムを採用しています。したがって、加盟員の皆様は、意見、疑問点などを直接担当理事までお問い合わせ下さい。
例年の活動に加え、今年度は以下の各項を重点項目として活動を行っていきます。
・事務局の契約更新に伴う移転問題について
・加盟員の減少に伴う組織運営のありかたについて
・固定的な学連運営資金の確保のためのスポンサー確保について
・長期的なインカレ開催テレインの確保について

上田泰正(Yasumasa_Ueda@tokyo.pasco.co.jp)
・・・理事長、事務局、ユニバーシアード開催
山川克則(BXJ03321@nifty.ne.jp)
・・・テレインコントロール
木村佳司(Kimura@orienteering.com)
・・・インカレショート
佐藤信彦(hiko@chcc.canon.co.jp)
・・・技術委員会
広江淳良(AHIROE@jp.ibm.com)
・・・JOA
土方隆(doka@alles.or.jp)
・・・インカレ、会計広報

組織運営支援委員会の紹介

日本学連理事 広江 淳良
(JOA渉外・組織運営支援委員会担当)
日本学連の運営主体は、言うまでもなく学生のみなさんです。しかし、学生のみなさんは、年度毎に入れ代わっていくため、年をまたがって継続的に組織を運営していくことが困難な部分があります。それをサポートするために理事会があるわけですが、もっと細部にわたるワーキング・グループとして、97年度に組織運営支援委員会が発足しました。今のところ委員は学連幹事を経験した者ばかりです。理事会の肥大化を回避しながら、貴重な経験を還元するとい う効果が期待できると思っています。。委員の顔ぶれは、木俣順(名古屋大卒:財務財政)・大滝民己(東京大卒:JOA)・松浦泰宏(東北大卒:情報管理)の面々で、4月からは与儀浩士(千葉大卒:ホームページプロジェクト)が加わりました。

技術委員会

日本学連技術委員会は、本年度から3つの部門制をひき、それぞれに活動を充実することとなりました。

・インカレ部門(担当:中村弘太郎)
・強化・普及部門(担当:加賀屋博文)
・新技術部門(担当:高島和宏)

となります。これに伴い、技術委員の増員も検討しています。それぞれの部門の仕事を簡単に説明します。

1)インカレ部門
多くの学生にはあまり知られていなかったのですが、日本学連技術委員会の大きな仕事の柱の1つは、インカレのコントロールです。インカレ実施規則の作成、見直し、改定、そしてインカレコントローラの派遣を通して技術委員会方針のインカレへの助言や徹底を図っています。
さらに新たにインカレ部門が手がける方針としては、インカレ地図調査等マネージメント方法の検討、今後のインカレ開催についてテレイン選定から渉外までを特殊ワーキンググループで活動していこうという方針が確認されました。

2)強化・普及部門
まず、多くの学生に知るところとなった中上級者向けの学連合宿、世界大学選手権(通称:ユニバーシアード)の選手選考と強化派遣、大学大会コントローラ派遣、そして数少ないですが、今まで単発で開催されてきた各種(コーチング・地図調査等)クリニックなどが、この部門によっ
て管理されます。定期的に開催されている学連合宿などの機会を通して、今後はコーチング等へもより充実した活動が求められています。

3)新技術部門
オリエンテーリングに関してコンピュータを利用した新技術は、現状の日本ではほとんど取り入れられていない状態です。しかし、日本学連はインカレという規模も技術的も最高のイベントを開催しており、今後は世界に追いついていくためにも、新技術の調査・研究・利用について、積極的に関わっていく予定です。特に現在実施検討項目は、
・Ecard( Emit Panching and Timing )システムの導入
・調査・レースにおけるGPSの利用
・その他計センシステムの作成 などが柱となる予定です。

以前実施したアンケートからうかがえることは、技術委員会はその活動の充実ぶりとはうらはらに、あまり学生には実体が知られていないということがわかります。今後は、やはり広報の重要性を強く認識したことで、もっと多角的に広報の充実を図っていきたいと考えています。次回からは部門毎に記事も出せる予定です、技術委員会の活動に興味を持った方は、羽鳥や最寄りの技術委員までお声をかけてください。



<山口インカレ情報>

第21回インカレ(山口インカレ)・開催まであと300日足らず!!

第20回インカレ(常磐インカレ)が終わって早くも2ヶ月。まるで昨日のことのように思い出せる人もいれば、ずいぶん遠い昔にあったなぁ…と思っている人もいるかも知れません。
そんな中、次のインカレの準備が着々と進んでいます。今度で21回目を迎えるインカレ、どこで開催されるか…もう、皆さんご存知ですよね? そう、山口県で開催されます。
では、実行委員会を代表しまして、実行委員長・小山氏にご挨拶をお願いしましょう。



みなさんこんにちは、山口インカレ実行委員会実行委員長の小山です。
99年3月、カルスト台地を中心とした山口インカレがやってきます。カルスト台地は、見る人によって様々な表情を我々に見せてくれます。その壮大さは、自分を見失ってしまうくらい大きく感じさせるものです。そのテレインは、すでに初夏の様相です。これから、暑い夏・さわやかな秋・凍えそうな冬を経て、みなさんの目の前に登場する日を迎えます。一番おいしくなる、99年3月まで、しばしお待ちください。
インカレ開催まで300日を切りました。まだまだ先のようですが、あっという間にやってきます。みなさんの持てる力を最大に発揮できる十分な準備をしておいてください。山口インカレ実行委員会もみなさんに最高の舞台を提供できるように、準備を進行中です。
では、99年3月、山口でお会いしましょう!



皆さんの中には、いろんなところでオリエンテーリングをされた方がいらっしゃるでしょう。でも、カルスト台上でオリエンテーリングをやったことのある方は…ほとんどいないと思います。日本でも、そんな環境でOLできるのは、まず、ここだけでしょう。全国各地の大会会場にお邪魔している「インフォボード」にあるような風景でOLができるとなると、皆さんもきっと楽しみにされていると思います。
では、どんな感じのOLになるのでしょうか? 実行委員の木村氏にちょっと解説していただきましょう。

ドリーネの中をコンタリングした事がありますか?
ドリーネとはカルスト地形の中にあるような凹地の事です。直径10mの小さなものから直径200mくらいの大きなものまであります。深さも5mくらいのものから数10mのものまであります。
今度インカレが行われる山口県中部地方は日本最大級のカルスト台地が広がっています。場所によっては多数のドリーネを見る事ができます。このような地形は日本の他の地域では殆ど見る事がありません。
レース中こうしたドリーネを横切ると距離は短くなりますが、凹地に下ってまた登ることになりアップダウンが増えます。ドリーネを迂回するとアップダウンは少なくなりますが距離が長くなります。ドリーネ周囲の通行困難地域が迂回する進路を塞いでいて、しかもドリーネが深い場合はドリーネの縁の斜面をコンタリングして進む事もあります。

このように山口では日本の他の地域ではなかなか味わえないオリエンテーリングを堪能することができます。
1999年3月、オリエンテーリングの新しい面白さをあなたは見つけるでしょう。



いかがです? おもしろそうでしょ? いや、おもしろいんですよ! 山口インカレ、期待してください。実行委員会も、気合い入れてやってます。
もちろん、「併設大会」も充実したラインアップを用意します。詳細は、秋以降の要項まで、しばらくお待ちください。

山口までは…ちょっと遠いですね。でも、日本で唯一、ここでしか味わえないOLができます。そして、観光地も多数あります。秋芳洞・萩・津和野・湯田温泉などなど。この際ですから、インカレのついでに山口観光もいかがですか? 観光のついでにインカレ…ま、それでもいいですけどね。
実行委員会では、インカレは当然ですが、山口を楽しんでもらえるような企画を考えております。決まり次第、いぶき誌上や、主な大会会場でPRしていきます。ご期待ください。

また、実行委員会では、ホームページを開設しております。山口インカレに関する情報を掲載しております。アドレスは、
http://www.net0726.or.jp/~m-ogura/21stIC/index.htmlです。どんどんアクセスしてください。

…ということで、山口インカレは99年3月12日からの開催に向けて、準備が進行中です。すべての皆さんに満足していただける大会になるよう、実行委員会では全力で準備に当たっております。
山口インカレ、どうぞご期待ください!

なお、山口インカレに関するお問い合わせは…
(実行委員長)小山 宏之(こやま ひろゆき)
〒753-0056 山口県山口市湯田温泉5丁目5-20-B202
E-mail : hkoyama@ymg.urban.ne.jp
(広報担当) 小倉 正幸(おぐら まさゆき)
〒567-0885 大阪府茨木市東中条町7-J-201
E-mail : m-ogura@dog.net0726.or.jp
…までどうぞ。また、山口インカレのホームページからもメール送信が可能です。
こちらもご利用ください。
【文責:第21回インカレ実行委員会 広報担当・小倉 正幸】



各地区学連紹介

北東学連

現在北東学連は、4つの加盟校からなります。東北大と宮城学院女子大が近距離な他は、各校は地理的に遠くて普段から活動を一緒にすることはなかなか困難です。しかし毎年夏の合同合宿やインカレの前合宿などで、交流を深め技術の向上を目指しています。また各大学の開く大会に参加しあうことも北東学連内だけでなく多くの人とのよき交流の場となっています。
競技的な人から楽しんでいる人までさまざまですが、昨年度インカレ団体戦MEで東北大が優勝するなど、実力は引けを取りません。セレクションについてはいつも本学連以外のテレインで
行っており、特に関東周辺で多くお世話になっています。今年のクラシカルのエリートは3本のセレクションレースで決まります。
今後も各校ともに協力してより一層がんばっていくつもりです。

それでは簡単に各校の紹介をしたいと思います。

岩手大学
部員20名あまりでそれほど大きくはないですが活動は活発で、今年は5月17日に岩手大学大会を開催しました。また秋にも大会の開催を予定しています。次の大会もふるってご参加ください。今年度は1年生は5名入りました。やる気があってとてもこれからが
期待できそうです。オリエンテーリングをつうじてますます他大学・地域の人々と親睦を深めていきたいです。

東北大学
東北大OLCは部員数約85人という大きな団体です。人数も多いだけあっていろんな人がいておもしろいです。東北大学のある仙台は杜の都というだけあって、少し街から離れるとオリエンテーリングのできる山がたくさんあり、それが東北大OLCの強さかもしれません。また10月18日には東北大大会を開催します。最高級のテレインを見つけてきましたので、ふるって御参加ください。

北海道大学
部員は30名あまりでそう多くはありませんが、その分まとまって楽しく活動しています。
合同トレーニングや練習会、また合宿で技術の向上を目指しています。部員は本州で行われる大会に遠いけれどよく参加していますのでその時はよろしくお願いします。また北大は
7月26日に北大大会を開催します。さわやかな夏の北海道で、いつも我が部が練習している
本州にはないテレインを味わってはいかがでしょうか。また大会後のすすきのでのコンパとともにぜひ参加してください。

宮城学院女子短期大学
部員は約20名で短大生と4大生から構成されています。日曜日の練習会大会等の参加が活動の中心です。メンバーの入れ替えが多く、部の運営や引継ぎが大変ですが協力してがんばっています。各自のペースで楽しんでいますが、今後少しずつ技術の向上目指していきたいです。



北信越学連
北信越学連は加盟校4校(新潟、信州、富山、金沢)準加盟校2校(高岡短期、福井)から成っています。学連の行事として交流会、学連合宿、北信越インカレなどを行っています。北信越学連のレベルは着実に上がっており、山口インカレでは個人、団体ともに上位入賞することが予想されます。他学連の皆さんはしっかりとマークしておく必要があります。特に、昨年デビューした中島篤(新潟2)、猪飼雅(金沢2)の2人はかなりの要注意人物かと思われます。今日はその2人を紹介します。

中島 篤(新潟2)
彼は昨年、インカレショートではMF2で優勝、インカレではMEに出場し、見事に学連枠を獲得した。そんな彼は大阪府出身であり、コテコテの大阪弁をしゃべる。その大阪弁は普段使わない人がたまに使ってしまうくらいの影響を与えている。また、よくボケてくれるが、部にはツッコむ人がほとんどいないので苦労しているようだ。
車もヤバい。少しずつボロボロになっていく。そんな車に乗りたがる人はまずいない。今はボンネットをガムテープでとめている。まともな車とツッコむ部員が増えれば(?)今年も何かやってくれるだろう。

猪飼 雅(金沢2)
猪飼君は鵜飼君で、ウフフの会(会員1名)会長で、金沢大学一の熱血オリエンティアで、広島カープとお好み焼きをこよなく愛し、関東遠征は一人でも夜行列車を使うケチンボウで、下級生とは思えない図々しさがあり、麻雀で稼ぐのが得意で、時々挙動不審で、JWOC代表で、サル似です。こんな彼はみんなに愛されて?毎日幸せに暮しています。



東海学連
加盟校

静岡大学
静岡大学は、この部は一応部活ということになっているけれどもサークルに少し近く、とりあえず何に関してもあまり強制せずに自分で自主的にやるという、一言でいうと自由なクラブです。このクラブの人たちはみんな個性的で、このような自由な雰囲気の中、自分の持ち味を出して楽しくやっています。

名古屋大学
女子を男子の5倍以上入れるという新歓の目標の達成は極めて困難な状況ですが、それでも期待できる新人がたくさん入ってくれたので、今後が楽しみです。昼の競技力のほうはまあそこそこがんぱっていますが、夜の競技のほうは一昔前と比べて若干衰えてきており、心配するところです。でもまあ、もうしばらくは大丈夫でしょう。

椙山女学園大学
少ない人数で、和やか・マイペースに!をモットーにぼちぼちとやっております。大会できっついピンク色のトリムを見かけたら声を掛けてくださいね。

学連の雰囲気
東海学連は、最近加盟員の人数が減る傾向にあり少しさみしいところもありますが、加盟員が少ないからこそまとまりがあり、大体知らない人はいなく、どこかの大会であえば、声を掛け合います。しかし、加盟員の減少による競技力の低下が否めないところがあります。今年は、静大が大会を開く予定でいますが、大会運営能力に関しても同じ事がいえます。したがって、これからはこの交流を保ちつつもいかに加盟員を増やしていくかが課題といえます。

交流
5,6月の新歓時期に新歓ペアOL、また、年に1回場所を静岡と名古屋で1年おきにかえ静名戦を行い昼間にオリエンテーリングを夜にはコンパを行い交流を図っています。

主な行事
5月下旬 6月中旬 新歓ペアOL
6月下旬 ショートセレクション
8月 学連夏合宿
12月 学連冬合宿
1月 静名戦
3月 引継ぎ合宿

名物オリエンティアの紹介
この学連には、今は全国に知れわたっているような名物オリエンティアはとくにいませんが、静大内では、現在2年の馬渕の人気があがっています。彼は、彼独自の世界を持っておりそれを静大内の人たちは馬渕ワールドと呼んでいます。1度この世界に引き込まれたら、もう馬渕の虜
です。まあ、言葉だけでは、なかなか分からないと思うので1度彼と話してみるといいでしょう。


関西学連のすてきな仲間たち

近畿2府4県にまたがる関西学連。関西といえば、「こてこて」、「つっこみ」といったイメージが強いもんですが、我が関西学連は、その期待を裏切りません。その個性的な風土に育まれ、強烈なメンバーと加盟校を抱える関西学連。ほな、ぼちぼちいってみよか。

追手門学院大学:「今年こそ準加盟落ちだ。」の嘆きが今日も聞こえてきます。がんばれ、新入生は君たちを待っているぞ! ここの名物オリエンティアは、馬真也氏。競技部長の辻川君(阪大)いじめが大好きなナイスガイ。

大阪市立大学:市大を語るには、富坂功氏抜きには始まりません。彼の顔を見ないで済む大会は、おそらくないだろうといわれるほどのオリエンティア。

大阪大学:競技派と××派がごっちゃになっているが、最近は××派が台頭してきている?がんばれ、負けるな久世真志氏。宮林正樹氏と小南寛幸氏がいろんな意味での有望株(らしい)。

関西大学:謎。新人戦とインカレには必ず顔を出しています。定例戦にも時折顔を見せてくれます。

京都大学:関西の雄、京大。名物オリエンティアなんか居すぎて名前を挙げきれるかどうか。源後知行氏、平井太郎氏など、圧倒的な層の厚さを持つ。また、その校風からか、圧倒的に個性的な人も多く、な…氏等はあげるまでもないだろう。3回生の個性のなさも強烈といえば強烈だ。京大で「おとなしい」という評価はほめ言葉なのかどうか?その他、部内サークル京大MJC、働く借金大王の会、稲荷先生研究班などオリエンテーリング以外も濃い活動を行っている。

京都女子大学:色とりどり、十人十色といった感のある華やかな京女。ここはあえて新人戦、講習会で名をあげた古谷智美氏をあげておこう。

京都橘女子大学:おそらく日本で唯一、オリエンのみで有名な大学といわれています。TFC(橘ファンクラブ)なる団体まで作られました(現在は解散)。安井千晶様、佐藤渚氏、山浦友子氏等の上回生に、横江君香氏、上田博子氏あたりが続き、関西の女子大屈指の強豪です。

神戸大学:競技に対する意識は高く、京大に続く有力校。どぼっきーずという所属名で各種大会によく出没する。宇陀正志氏等が有名。

奈良女子大学:常磐インカレでは団体戦3位に入り、野村佳代氏、山崎友香里氏を抱え、競技でももちろん有名だけど、…といった酒乱が多いこともあったりする。まさに眠れる獅子です。

立命館大学:京大に次いで、関西では2番目の規模(加盟員数)を持ちながら、実働メンバーが少ないと言われ続ける立命館。ライバルは図書館情報大?競技ではインカレ併設MA4でアベック入賞した武藤雅昭氏や上林修司氏がいるが、いろんな意味で有名なのが寺崎健太郎氏。がんばれ、テラケン!!

大阪外国語大学:何度か廃部の危機に陥りながら、そのたびに不死鳥のように(?)よみがえってきた外大。仲良く楽しくオリエンテーリングをしているようである。

京都工芸繊維大学:今年は新歓ペアの運営など、京大から独立してがんばっている工繊大。今年こそ、来年でもいいから、早く加盟校になって。

幹事会:今年の幹事会の特徴は、なんといってもいっても「オリエンが遅い」ではないだろうか。かつてこれほどに成績の悪い幹事がいただろうか、とOBを心配させる面々が勢揃い。幹事長の古川裕三(立命、インカレMA1で71位)を始め、競技部長辻川正憲(阪大、インカレMA1で70位)、事務局長の小川一仁(京大、MA2で55位)、広報部長武田佳世(奈良女、インカレWA1で失格)と、3回生メンバーはへなちょこである。唯一の救いが、副幹事長・横江君香(橘)のWF1での3位入賞である。おそらく彼女が現幹事で最速であろう。また、他の2回生メンバー、副幹事長西村宏久(京大)、会計の山崎誠之(阪大)もまだまだこれからが期待できる。さあ、3回生の屍を乗り越えてゆくんだ!!

今年度の行事、めじろおし。
6/7 新歓ペア in 「太陽が丘」
6/14 第2回定例戦 in 「蔓万両」
7/5 インカレショートセレ in 「走落神社」
7/11 テーピング講習会 in 京都女子大学
10/25 第3回定例戦 in 「兎田野」
12/7 関西インカレ(インカレセレクション) in 「一体山」
12/20 第4回定例戦 兼 新人戦 in 「ほうら蓬莱」

サッカー大会(ソフトボール大会?)がどこかに入る予定。また、1/17には関西学連の運営でウエスタンカップリレー大会が開かれます。ぜひとも参加して下さい。



中九四学連
山口大学紹介
普段のトレーニングは基礎体力をつけることが主で、たまにサッカーやバスケット等を行うことがある。今後は、技術力をつけていけるようにしたい。

広島女子大学紹介
部内でのトレーニングは部員の都合が合わず、現在は個人トレーニングという形をとっている。週末は広大OLCと共に練習会を行ったり,大会に参加している。発足から5年目を迎え、オリエンテーリングに対する意識も向上してきたが、後を引き継ぐ下級生の確保が課題である。

広島大学紹介
広島大学OLCは、30人の部員が所属しています。普段は週3回のトレーニングと、週1回の練習会をおこなっています。活動は、オリエンテーリングに限らず、旅行などの、様々な活動をおこなっていて、とても楽しいサークルです。卒業生がいなくなって少しさみしかったけど、新入生も入ってきて部もまたにぎわい、うれしく思います。



世界学生オリエンテーリング選手権選考会の速報

5月3日に静岡県富士市「七色石」にて行われた、世界学生オリエンテーリング選手権選考会(8月ノルウェー)の速報です。
WUOC = World University Orienteering Championships

WUOC男子選手6名補欠1名 WUOC女子選手5名補欠1名
1.入江 崇 1.佐々木峰子
2.柿並 義宏 2.山内 祐子
3.大西 淳一 3.赤石 英美
4.山口 大助 ---以上タイム上位通過---
---以上タイム上位通過--- 4.金子 恵美(推薦)
5.石井 泰朗(推薦) 5.渡辺 円香(推薦)
6.柳下 大 (補欠) 6.佐藤 渚 (補欠)
13.土屋 周史(推薦)

今年のチームは、戦力状況を鑑みて、男子6人、女子5人の選出としました。また、遠征帯同の予定はありませんが、補欠各1名も選出し、選手同様の強化メニューを実施する予定です。

今後の国内ユニバー強化合宿は、
6月20,21日(静岡七色石)
7月4,5日(未定)
7月18,19日(長野菅平)
にて実施されます。合宿において、強化選手トレーニングパートナーおよびコーチも募集しています。羽鳥まで連絡をお願いします。

世界大学オリエンテーリング選手権の予定
8月1-9日まで、現地ノルウェートロンハイムで、トレーニングキャンプを実施します。本選は、
8月11日ショート、13日クラシック、15日リレーです。
今年は特に男子選手の実力が充実しているので、過去最高の成績が期待されています。

トロンハイムについて
トロンハイムでは、トロンハイム工科大学(NTHI)が主体となり、大学選手権が開催されます。テレインは世界でも有数の微地形と変化に富んだノルウェーを代表するテレインに恵まれ、しかもすばらしい大自然の中でのオリエンテーリングが楽しめます。NTHIはクラブチームとしても世
界トップクラスの実力を誇り、ノルウェーナショナルチームの代表的な選手が数多くNTHIに在籍していることも有名です。



97年度会計退任にあたって

先日の第1号で掲載できなかった、97年度会計退任の言葉です。

97年度会計退任にあたって

こんにちは。97年度、つまり昨年度会計担当の後藤 士郎(当時東京4)です。今や就職して兵庫県播磨地方に住んでおりますが、東京からこちらに移ってくると、毎週のように何らかのオリエンテーリング行事に参加していたころが懐かしく思えてきます。週末には体を動かさないとお腹が気になる、と思いつつも近場で大会がないためについ参加が億劫になってしまい、今更ながら北東地区や中九四地区のオリエンティアが日頃苦労されていることを実感しています。

さて、本題に移ろうと思うのですが、はっきりいって学連幹事のうちで、会計ほどその業務が表に出にくい仕事はない、と思っています。基本的にお金の出し入れを最終的に管理する、というのが会計の仕事なのですが、いかんせん直接に加盟員・賛助会員などの皆さんとやりとりするわけではないために、自分自身一昨年に努めた事務局長とのギャップはかなり大きなものがありました。反省といえばインカレ時に発行された活動報告書に述べたところではありますが、そのギャップゆえに自分としてのカラーを出すことができなかった、と感じています。

ともあれ、会計の任期中は大きなトラブルがなく、比較的予算通りに業務が進んだことはありがたいと思っており、同時に予算づくりの作業は意外と重要なんだ、とも感じています。今年度の会計である千脇君が、予算の執行で苦労していないことを祈っておりますが、実体はそうでもないようで少々心苦しくおもっています。

さて、日本学連会計の仕事は当然ながら会計報告をもって終了するのですが、日本学連としての会計報告は各部局、委員会等の会計報告がすべて提出されてはじめてできあがるものです。その点で関係者(各部局の代表者・会計担当者)の速やかな会計報告を心から願います。お金の出し入れはすでに私の手をはなれたので、部局等からの会計報告がそろえばすみやかに集計、処理できるようには準備は整えておりますので。もっとも、96年度(一昨年度)の会計報告が提出・承認されないと手も足も出ないのではありますが。
(「昨年度の」会計報告についての問い合わせ・提出先は文末に記載)

少々長くなり読みづらいでしょうが、時機を逸してしまった会計退任の挨拶とさせていただきます。

連絡先:Email: goto@home.email.ne.jp



第4回日本学連幹事会議事録

97年度第4回幹事会議事録の掲載が遅れました。たいへん申し訳ありません。

第4回日本学連幹事会議事録
会場:ホテル浅草三河屋
日時:1998年1月31日15時から21時(2時間休憩)

1.各部局・委員会活動報告
事務局 名簿を12月15日発行しました
ICエントリーを行いました
追加登録を行いました
事業部 タイムテーブルを作成
モデルイベントに関しては設置・撤収等は実
行委員会担当。入山管理等を筑波 大学担当。 インカレガイドを松田貴彦(筑波4)を編集長に制作中
広報部 ICエリートではない選手をエリートとして 掲載してしまった
→個人あてといぶき上に謝罪文を出す予定
引き継ぎはメールでほぼ終了している
いぶき最終号は次期広報に任せるつもりである
理事会 12月28日理事会を開きました
業務請負に関する契約書に関する話し合い
シード選手を選出 男子8名 女子7名
裁定委員として上田(早稲田卒)中村(京都卒)小山(山口卒)
JOA関連に関しては進展なし
組織運営支援委員会
大滝 JOA担当
木俣 会計担当
松浦 電子メール、インターネット担当
まとまった報告はありません
2年任期なので半分過ぎたわけですが、来年は問題点のみでも報告してもらいたい(中村)→そのために立ちあげ、任期も決めたのでそういう方向でやっています(広江理事)

2.1996年度会計報告(案)及び活動報告書に対する対応について(与儀)
昨年度の会計報告は、各部局・委員会の会計報告の遅れにより、暫定的なものにとどまっています。今回発行される活動報告書には、前回会計監査を通っている会計報告を掲載し、インカレ後の総会において正式な会計報告書を承認頂くという形を取りたいと思います。

3.1997年度会計中間報告(後藤)
来年度の予算を申請して下さい
活動報告書の料金回収代行業務についての話の時活動報告書はIC参加者ではなく加盟員全員に配付すべきではないか?(土方理事)→そうなる方向に持っていきたい(与儀)
学連合宿が予算使用が不透明なので、年間計画を出してもらった方がよいのではないか(中村)→そのように羽鳥さん(技術委員)に言っておきます(与儀)

4.大会後援申請書承認について
・1998年度東京農工大オリエンテーリング大会→仮承認(幹事長名がなかったため)
・1998年度東大OLK大会→承認

5.活動報告書作成委員長の罷免及び後任の選出について(与儀)
日渡氏(筑波3)が日本学連からの再三にわたる業務催促にもかかわらずその職務を遂行しないため、幹事長としては罷免し、新たに後任として現副幹事長の山下登茂紀氏(神戸4)を推薦することを提案します。→承認

6.「『業務請負に関する契約書』に関する申し合わせ(案)」について
申し合わせについて
→承認 即日発行 1月31日施行

7.幹事会メーリングリストの再編成について
今の幹事メーリングリストは色々な立場の人が入りすぎてその人にとってゴミメールが送られる人がたくさんいるので幹事のみ、理事のみ、幹事と理事とに分けたい(中村)
アドレスを複数指定して送るようにして誰に送っているのか意識するのが大切ではないか(広江理事)
来年度から幹事、理事、学連メーリングリストという3つのメーリングリストに再編成することにした

8.第20回インカレロゴの英字表記修正及び永続使用に関して(松澤氏)
実行委員会としてはロゴは永続的に使用していただくように希望します
IC20回記念パーティーを日本学連主催パーティー実行委員会主管で行う予定です
要項4を2月11日早大OC大会にて配布。できなかった大学には郵送予定。
防寒対策はしっかりしておいて下さい。想像以上に寒いです。各大学、各個人に十分周知させておいて下さい。
総会で永続使用を提案し、規約化する

9.その他
9-1 千葉大学オリエンテーリング大会開催凍結についてのお知らせ
セレクションに使用されていた諸団体及び大勢の参加者の方々には大変ご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞご了承ください。(与儀)

9-2 その他の議事・連絡
各地区学連活動報告
北東 9/27 第2回学連総会
10/26 インカレクラシックセレクション
(筑波大大会)
11/23 第20回東北大学
オリエンテーリング大会
11/30 インカレクラシックセレクション
(千葉大大会)
12/7 第3回学連総会
北信越 10/5 北信越インカレ 長野県
10/25 第3回学連総会 東京都
関東 8/31 学連ソフトボール大会
9/28 プレセレクション・新人戦「七国峠」
12/7 第11回関東インカレ個人戦
「乙女道路」
12/23 第11回関東インカレ団体戦
「白糸の滝」
東海 10/26 インカレセレクション第1戦
(筑波大大会)
11/9 定例戦「藤岡」
11/16 インカレセレクション第2戦
(京大大会)
1/10-1/11 学連冬合宿「青山高原」
関西 9/20,21 学連合宿「青山高原」
9/28 第3回定例戦「淡海富士」
10/4 学連ソフトボール(雨で中止)
12/7 インカレセレクション「都介野」
12/21 第4回定例戦兼関西学連新人戦
「蔓万両」
1/24,25 学連合宿「あいの土山」
中九四 10/25 第1回定例戦「比治山・元宇品」
12/7 中九四インカレ「泉川」
1/10,11 中九四学連2days

インカレショート変更に伴い、日本学連の規約を改正しなければならないのでは(山下)
→改正案を作成します(与儀)
3月8日幹事会、3月9日総会予定

<<幹事引き継ぎ>>
1.全体引継会
「引継テスト」を実施しました




編集後記
今回のいぶきは(前回のいぶきもそうだけど)、送られてきた様々な体裁の原稿を同じ体裁に統一することなくただ切り貼りしたような編集で、所々意味の無い空欄もあったりしますが、編集能力の限界もあって多少は目をつぶって頂きたいと思います。なるべく多くの方々に原稿を書いてもらい、読みやすいシンプルな形にして、皆さんが身近に感じられるようないぶきを目指していきたいと思っております。

第1号の訂正
先号の賛助会員登録受付設置のお知らせで、北海道大会の日付が7月28日となっておりましたが、正しくは7月26日でした。お詫びして訂正します。



いぶきの原稿や、広報部への提案、質問、励ましの言葉、苦情などの送り先は以下の通りです。
丹羽正和 行
メールアドレス:mskazu28@mb.infoweb.or.jp

手書きで送る場合は消えないようにボールペンで書いてください。B5サイズが望ましいです。書いた人の姓名、所属、連絡先を忘れずに。
どしどし原稿を送ってください。飛び入り原稿大歓迎です。

次号第3号は9月上旬発行予定です。8月15日までに原稿を出してください。



日本学生オリエンテ-リング連盟機関誌「いぶき」
Vol.15 No.2
平成10年6月6日 発行
発行責任者 中村知晴(日本学連幹事長)
編集責任者 丹羽正和(日本学連広報部長)