―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇日本学生オリエンテーリング連盟広報機関誌 ◇◇◇◇◇       『 い ぶ き 』          ◆◆◆◆◆ 2010年度第4号             ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― こんにちは。日本学生オリエンテーリング連盟(以下日本学連)広報部長の市脇翔平(京都大4年)です!  お待たせしました。「いぶき」第4号を発行します。いよいよ年度内最後となった今回は、 年度最大のイベントであるインカレミドル&リレー関連の話題や、来年度日本学連幹事紹介などを 特集します。是非お読みください! ※発行が遅れてしまい申し訳ありませんでした ~もくじ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【1】インカレミドル&リレー入賞者インタビュー 【2】上林氏ご寄稿~カメラマンの見たインカレ~ 【3】来年度日本学連幹事所信表明 【4】地域クラブ紹介事業報告 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [1] インカレミドル&リレー入賞者インタビュー ━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 去る3月12日-3月13日、岐阜県椛の湖のテレインにてインカレミドル&リレー2010が行われた。 11日の開会式後のテクニカルミーティング中に東北地方太平洋沖で地震が発生し、 開催が危ぶまれたが、選手の大部分が来場していることもあり、審議の後、開催が決定された。 表彰式での盛り上がりは自粛となったため、例年のようなインタビューは行われなかった。 今回はその代わりに少しでもなればと思い、地区学連幹事長に依頼し、 入賞者にインタビューを行うことにした。 ──────────────────────────────────── −−ミドルディスタンス競技−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− < 男子優勝 山上大智選手(東京大4年) > ・今までのインカレでは僅差で優勝を逃していましたが、  最後にインカレで表彰台の一番上に乗れたことへの率直の感想をお願いします。 インカレ優勝は、見えてからがなかなか遠いものでした。 優勝できて本当に良かったとしか言いようがないです。 ・卒業後オリエンテーリングにどのように関わっていくのかお願いします。(世界選手権を目指すかどうかなど。) 今年世界選手権の選考は受けませんが、2012年のユニバーシアード(世界大学選手権)は、少し考えています。 ただ、まだまだうまくなれるし、速くなれるし、自分のオリエンには満足できていないので、 世界を目指さなくても競技者としての成長を続けたいと思っています。 また、 ●オフィシャルやセレクション/練習会運営などを通じて、OLKはもちろん、できればもう少し広い対象のサポートをすること ●現在手がけている地図を含め必要に応じて地図調査をして、より良い地図でオリエンの楽しさを向上させるなど、  環境作りの面にも取り組むこと もやっていこうと思っています。 ・4年間オリエンテーリングをやってきたことへの感想など何かあれば。 単に大学生活を過ごしたのでは得られない、とても密度の高く、とても成長できた4年間でした。 迷ったことは何度もありましたが、今後悔はしていません。 まだあと1年くらいやりたかったですね。 ・全国の同期へ何かあれば… 卒業しても、まだオリエンとの関係を絶たず、卒業後も活発な同期でいましょう! また会場で会えると信じてますので。 < 男子準優勝 松井健哉選手(名古屋大4年) > Q「準優勝という結果ですが、どういう気持ちですか?」 当日は良かったと思えましたが、今は優勝したかったという思いです。 Q「レース内容はどうでしたか?」 ミスが多くひどいレースでしたが、巡航は思ったより出ていてリレーに向けて期待のもてる内容かなとは思ってました。 Q「最後に一言、卒業後のオリエンへの関わり方などを交えつつお願いします。」 もう少し走りつづけたいと思います。このままでは終わりません。 < 男子3位 大嶋拓実選手(東京工業大3年)> Q「入賞した感想は?」 1年間の成果として3位という結果をのこせてうれしく思いますが、正直自分でも驚く結果でした(汗) 無駄にたくさん走りましたが、努力は報われるということを後輩たちに示せて良かったです Q「どのような戦略で挑んだか?」 普段は歩く登りとかも気合いで走れば速いんじゃないか?ということで、とにかく気合いで走り続ける ルートプランは攻めの姿勢を貫く ペース配分などは考えないで、会場までには体力を使い切るつもりでいく Q「そのとおりのレース展開になりましたか?」 最後まで走りきれましたが、途中に山上さんにおいつかれたためさらに速いスピードでいくことを強いられ、 さらなる気合いが必要になった 予定通り途中で体力が尽きました < 男子4位 宮本佳記選手(京都大4年) > 1.入賞おめでとうございます。 みんなのおかげです。 2.関西男子勢としては2007年春インカレ以来の入賞ですが。 某掲示板で「最近の関西は弱体化著しい」とか書かれてましたが、ちょっとは見返せたかなと思います(笑) 僕が入賞したことで、「自分でも手が届くかもしれない」って思った後輩がいてくれたら、かなり嬉しいです。 3.ノーシードからの入賞を密かに狙っていたと聞きましたが。 1回生の京大杯で注目選手を押しのけて新人王を取ったときのなんともいえない「してやったり」感が忘れられなかったんです(笑) 狙ってはいましたが、ホントに取れるとは思ってなかったです。 4.中間速報では暫定一位でした!競技中も入賞の手応えはありましたか? 競技中は目の前のレッグに精一杯なので入賞とかはあまり考えませんでした。でも最後の方まで目立ったミス はなかったので、ひょっとしたらいけるかもと思いました。したらその次のレッグで大嶋に負けました(笑) < 男子5位 岡本将志選手(早稲田大4年)> ・入賞した感想 率直に、嬉しいというのが一番の感想です。ただ大きいミスもあり、少し悔しい気持ちも残っています。 ・どのようなレース展開を予想していたか テレインの特性上、難しい(≒荒れる)レースになると思っていました。多少のミスはおそらく誰にでもあるので、 ミスしても冷静に対処する、諦めない、といったことをレース前は考えていました。 ・卒業後、オリエンとどう関わるか ま、卒業しませんけどね(笑) なんだかんだ様々な形で関わっていくことになると思います。 < 男子6位 堀田遼選手(東京大2年)> ・入賞した感想 今回は自分に向いているテレインだったと思うし、集中して良いレースが出来たので本当に走っている間は ただ楽しくって仕方がなかったです。 怪我をしていてメンタルが落ち着いていたのも結果的には良かったです。 フィニッシュしたときはベストレースに近い走りが出来て、それがただ嬉しかったです。 暫定1位である自信はあって、インタビューの時は泣きそうでちゃんと受け答えできなかったのは残念です…。 決まった瞬間は全然実感がわきませんでした。何しろ帰ってくるα(小林遼)さん、大木さんを応援していたので(笑) みんな帰ってきたのを確認してから会場の方に戻ると みんなに「入賞だよ!」って言われて、あー入賞かーとか思ってました。 その後いろんな人におめでとうって言ってもらってようやく実感がわいてきました。 ロングで同期の結城と三谷が入賞したのを見て今回は入賞したいという気持ちが強かっただけに、 結果を出せたことは本当に嬉しいです。 ・シード経験無しからの入賞は、どうですか?(どんな気分ですか?) 自分としては特にシードということを意識してはいなかったのでシード経験が無かったからどうということはありません。 ・鞍部同好会の躍進について 鞍部同好会の大部分のメンバーは新3年生で構成されていて、やはり同期内で競い合っていたことが大きいです。 東北大のなかけん(中村)やりょういち(斉藤)、田村、京大の寺田や岡本、 関東で言えば東大の結城、三谷、田村、一橋のいけじゅん(池田) といったメンバーで仲良くもなったし、競技的にも高いレベルで競い合っています。 全国にライバルがいることはやはり楽しいし励みにもなります。 < 女子選手権優勝 水野日香里選手(椙山女学園大4年) > Q「優勝という結果ですが、どういう気持ちですか?」 優勝というか、インカレという大舞台であそこまで気持ちの良いレースができたことが本当に嬉しいです。 本番には決して強いタイプではなかったので、今回満足いくレースができて更に結果もついてきたことで、 4年間の努力がやっと報われた気持ちになりました。 Q「レース内容はどうでしたか?」 “丁寧に力強く”これが私のミドルの目標でした。正置をいつもより正確に丁寧に行い、走れるところを思い切り走る、 これが見事に実行できました。ミスも勿論ありましたが、ここまで目標通り走れたことには自分でもびっくりしています。 いつもインカレでは大きなミスが付き物でしたので。。 Q「最後に一言、卒業後のオリエンへの関わり方などを交えつつお願いします。」 仕事が落ち着いてきたらオリエンを再開したいです。オリエンはずっと続けていくつもりですし、 技術ももっとつけていきたいと思います。全日本リレーWEで優勝することが今後の1番の目標ですね。 < 女子選手権3位 新井宏美選手(新潟大4年) > 1.ミドルのレースを振り返って 最後のレースなので、一番上を狙っていましたが、やはり私らしいレース展開になったと言う気がします。 後悔はないのですが、ちょっとだけ悔しいです。 でも、あの舞台に立ち、最後の最後まで諦めずに走りきれただけで満足しています。 2.この4年間を振り返って まさに激動といったところでしょうか。 幹部として、競技者として悩む部分はかなりありましたが、本当に多くの人が支えてくださったから、 1人の人間として、少しは成長できたと思います。 3.卒業後の進路・オリエンテーリングとの関わりについて 暫くは千葉県にすんでいます。 仕事上、土日が一番の稼ぎ時なので、なかなか大会には顔を出せないと思います。 ですが、私を成長させてくれた恩返しのつもりで、後輩たちの面倒は見ていくつもりです!! この一年はフィジカルを根本から鍛え、今後に繋げていきます。 あと、土日が休みでない卒業生いたら、オリエンのクラブチームでも作りませんか? 連絡待ってます!! < 女子選手権4位 水野綾子選手(東北大4年) > 1.インカレが終わっての今の心境 ずっと憧れていたエリートでの入賞ができて、本当に嬉しいです。 また、東北大女子のミドル連続入賞記録(今年で4回連続)を繋げることができたことにもほっとしています。 2.今後のオリエンの目標orオリエンとの関わり方 学生としてはこれで引退ですが、今後もオリエンテーリングの上達に励みたいです。 各種大会に出現すると思いますので、是非よろしくお願いします。 院生のうちは東北大のオフィシャルをやると思うので厳しいとは思いますが、 インカレ運営などにも積極的に関わっていけたらと思っています。 3.全国のオリエンティアへ一言! 今後ともお世話になると思いますが、ひとまず区切りなのでお礼を。 4年間オリエンを続けて本当によかったです。東北大の皆だけでなく、 全国の沢山のオリエンティアの方にお世話になったお陰でここまでやれました。 本当にありがとうございました。 < 女子選手権5位 小泉佳織選手(津田塾大2年) > ・シード選手ではないながら5位入賞という素晴らしい結果でしたが、ミドル当日はどんなレース展開だったんですか? 結果は全く期待していなかったため、1レッグごとに楽しんで走ろうと思っていました。 中盤から3人で団子になり、競り合いを楽しんでいたらスピードに乗れていつもより速い展開のレースができました。 ちょー楽しかった!!ラスポでつぼったけどね☆ ・鞍部同好会の躍進など全国的に2年生の活躍が見られた大会でしたが、結果を残せた最大の要因はなんだと思いますか? 鞍部会員に関しては鞍部Tシャツとミドル前の鞍部ファイかな。 奈良ロングのあと2年は全国同期飲み、そして次の日も京都観光行きました。あと普段もTwitterを通じてつながってる気が! ってことで仲がいいです。大会でもいつも応援しあっていて力になっています。 ・全国の同期/鞍部同好会会員へ一言お願いします! いつでもライバルです、そして仲間だと思っています!これからもお互いを刺激しつつ成長していけたらいいなー。 大会会場で話せるのを楽しみにしてます!あと同期の友達の輪をもっと広げたいです。今はなんせ卑猥な友達ばっかりなので(笑) ささささいごに鞍部同好会の2期生募集中!だお(^ω^)詳しくは代表の寺田まで☆今年も鞍部旋風を! < 女子選手権6位 田村蓉子選手(東京工業大3年) > ・入賞の感想 嬉しいです。オリエンテーリングに時間が割けなかった状況でこの結果は出来すぎかなと思います。全く自分は運がいいですよ。 ・どのようなレース展開になると予想していたか?また実際はどうでしたか? 予想ではどっかでぶっとんで残念な結果になると思いました。ぶっ飛ばなかったので、入賞しました。 −−リレー競技−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ※特に記載がない場合、走順は上から1走、2走…となっています <男子選手権優勝 東京大学> 小林遼選手 1.レース内容 1走から飛び出してそのままどんどん突き放していく、という展開にもっていく作戦でした。 ただ、自分自身がミドルで膝を負傷してしまい、満足に走れる状況ではなかったので、 作戦どおりの流れに持っていけるかは不安でした。レースは苦しい展開ではありましたが、 結果的にはトップゴールでき、2走結城につなげた段階で、「優勝できる」という確信に近いものがありました。 今年のメンバーはロング再競技の1~3位だったのもあって、 絶対的な信頼感をチームで共有しつつやってこられたかな、と思っています。 2.連覇の感想 やれる、という強い自信のもとでインカレに臨みましたが、 やはりスタート前のプレッシャーは去年の比ではないくらい大きかったです。 そんな中で、きちんと実力を発揮できたことは本当に良かったです。 今年一年間やってきた東大OLKのメンバーの頑張りや、 オフィシャルなどのOBさん方が築いてきてくれたことをうまく「連覇」 と言う形にできて非常にうれしいです。 3.来年に向けて 今年は1,3走が4年だったので、来年は少なくとも2人が初めての選手権に臨むことになります。 だからこそ、チャンピオンとしてよりも「挑戦者」として上を求める気持ちを忘れずに頑張ってほしいです。 併設の1,2,5位をとってきた層の厚さがあるので、来年もきっと表彰台の一番上に立ってくれるものと信じています。 史上初の3連覇、楽しみにしています! 結城克哉選手 ・優勝した感想 とりあえずほっとしています。小林・山上さんという絶対的な二人の間で走ることは 2年生の自分にとってすごく大きなプレッシャーでした。 しかしお互いの信頼関係が成り立っており、学年が違いながらも実力を認め合えたのが優勝に最も貢献した要因だと考えています。 結果的に優勝はしましたが、自分自身のレースとしては納得できない部分が多く、 先輩方の力に頼ってしまったと思っているので、まだまだ成長の余地はあると考えています。 もっとうまく、速くなって、優勝を自分の手でたぐり寄せられるような選手にこれからなりたいです。 山上大智選手 1.どのような戦法で挑みましたか?また、それは予想通りの展開となりましたか? 「αがトップで帰ってきて、結城が差を離し、山上がきっちり帰ってくる」 実際のところ戦法がどうというより、3人がしっかり自分の走りをして、その結果勝つ、というイメージでした。 また、誰か1人のミスがあっても、あと2人で十分カバーできると思っていました。 こう思えることも変な気負いをなくせる力だったと思います。 本番は、まさに狙い通りの展開でした。 2.2連覇を達成した感想を教えてください 連覇は簡単ではないと思っていました。それは、連覇にかかるプレッシャーだったり、前年優勝という肩書だったり、 オリエンテーリングというスポーツ自体が期待通りの結果を出すのが難しかったりするからです。 その中で取れた優勝は、去年のとはまた違った嬉しさでした。 3.3連覇に向けて後輩へひとこと ぜひ初の3連覇を取って欲しいです。 ただ、自分にも経験がありますが、勝った人よりも悔しさを経験した人の成長の方が強いです。 ぜひそれ以上の成長でもって勝って欲しいと思います。 <男子選手権準優勝 名古屋大学> Q「準優勝という結果ですがどんな気持ちですか?」 内田: 名大としては理想的な展開で3走対決となり、優勝が狙える位置にあっただけに悔しい。 でも東北田邊が追い上げてくる中、2位を死守してくれて安心してしまった部分もある。 瀧本: よかった。でも優勝を目指していたので悔しい。 松井: 後輩たちの頑張りで準優勝になれたのは嬉しいです。 しかし、僕のせいで優勝できず、悔しいです。 Q「どういう思いでバトンを繋ぎましたか?また、うけとりましたか?レースの展開などを踏まえてお願いします。」 内田:  チェンジオーバーの時はトップと何分差かわからなかったけど、早稲田のでっかい人と同      時だったので結構いい位置だろう、と。瀧本にはとにかく追い上げてもらって、      いい形でまつけんさんにつなげてもらいたかった。 瀧本:  1走の内田がよくやってくれたので、その走りを無駄にせず、順位を上げるような走りをしようと思いました。      バトンをつなぐときはもうあとはまつけん先輩に任せるしかないという思いで繋ぎました。 松井:  前二人の快走で想定していた中で、最高といえるような形で出走することが出来、気持ちが高ぶりました。      個人的には、ミドルの結果からノーミスで行ければ追いつける可能性はあると思ってました。 Q「来年のリレーに向けて一言お願いします。(卒業生は在校生に向けて)」 内田: 東大の3連覇は全力で阻止。あと、結城くんには土下座してもらいます。 瀧本: 来年こそ優勝を獲れるように頑張ります。東大に三連覇はさせません。 松井: 本気で勝ちに行ってください。なんとかなるやろ。 <男子選手権3位 東北大学> 1走 三森創一朗: 1.インカレが終わっての今の心境 リレー前日に走ることになりました。体力的に心配はありましたが、自分としてはいいレースができました。 2.今後のオリエンの目標orオリエンとの関わり方 夏に富士登山駅伝に出場する予定ですのでそれに向けてトレーニングします。 また来年度は東北のコーチをやる予定ですので、日本最強のコーチを目指します。 3.全国のオリエンティアへ一言! 交流会に出てくれてどうもありがとう。みんなつぶれてて全体に挨拶できなかったのが心残り。来年も後夜祭にでてくれ! 2走 佐藤悠太: 1.インカレが終わっての今の心境 まずメンバーの二人には本当に感謝しています。特に、驚異的な走りで順位を押し上げてくれた田邉には頭が上がりません…。 不甲斐ない走りをしてしまった私を最後まで応援してくれた部員全員にも、心からお礼を言いたいです。 ありがとうございました。自分のレース内容から言って、3位入賞というのは私にとっては実感のない成績でした。 リレーのことを思い返すと何ともやりきれない気持ちになります。それでも最後に憧れの舞台に立って 全国の仲間と競えたことは誇りに思っています。みんなにありがとう。 2.今後のオリエンの目標orオリエンとの関わり方 次期執行部からアドバイザーの依頼がきたので、まずその仕事をしっかりやり遂げたいです。 東北大が来年優勝するために少しでも力になれたらと考えています。競技的には、OBだから…とは言わずに、 現役続行という気持ちで続けるつもりです。今年度せっかくオリエンが楽しくなってきて、 手応えも掴みつつあったので、ここですっぱりやめちゃうのはもったいないというものです。 現役生に負けず劣らず成長していけたらと思います。あと太田さんには負けたくないです笑 ちなみにさくらんぼ大会の運営もやる予定なので、みなさん是非参加して下さい! 3.全国のオリエンティアへ一言! 全国のティアの中で今の自分がどれくらいの位置にいるのか、いつもわくわくしながらインカレに臨んでいました。 特に同期には、大学問わずすごく恵まれていたと思っています。みんなありがとー 次は全日本大会ですかね、また大会で会いましょー 3走 田邉拓也: 1.インカレが終わっての今の心境 全国に3位以上を目指す大学はたくさんあって、その中での3位入賞という結果は賞賛するに足ると思う、 しかし優勝という結果を追い求め、それが叶わなかったという事実は揺るがない。僕らは敗者である。 来年度も中途半端な実力の選手が馴れ合っていても状況は変わらないだろう。 自分が優勝させるという覚悟と気持ちを1年間持続させられる選手が揃った時、 初めて優勝が現実味を帯びるのではないだろうか。現時点の実力なんかどうでもいい、 何かを起こすのはそうした強い気持ちを持った選手であると思う。 勝つということはその取り組みと想いとで真正面からねじ伏せて、相手を納得させることだと思う。 全ての大学に勝つということは全ての選手を納得させるような存在であるということ。 だから来年挑む選手には姿勢と覚悟を持って周囲にこいつに負けたのならしょうがないと思わせられるような選手を目指して欲しい。 2.今後のオリエンの目標orオリエンとの関わり方 個人戦は特に優勝か優勝でないかの勝負がしたい。入賞狙いの走りをするくらいならオリエンテーリングは辞める。 3.全国のオリエンティアへ一言! 実は…僕も鞍部同好会です。 ただあと1年は全国の同期と仲良くしたいですね。 最後のインカレも同期みんなで写真撮れたら、それはそれで素晴らしいと思います。 来年こそ地味脱却、頑張ろうね! <男子選手権4位 早稲田大学> 2走 谷口選手 1.入賞の感想 初のリレーエリートで入賞できたことは素直にうれしい。ただ自分の走順で順位を落としてしまったことは悔しい。 2.どのようなレース展開を想像していたか? スピードを多少抑え目にして確実にまわろうと考えていた。 しかし実際は、1ポで他パターンのポストに行きミスしてからリズムに乗り切れないままレースが終わってしまった。 この苦い経験はしっかり今後に活かしていこうと思う。 3走 太田選手 1.入賞した感想 また4位か、って感じ。3位まで上げて帰ってくるつもりで出走したけど、それが出来なかったのは悔しかった。 2.戦術 早稲田としてはたんたんと自分のレースをして、落ちてきたチームをどんどん食べていく戦術をとっていた。 ただ、個人的には岡本さんが4位で帰ってくるとは思ってなくて想定外だった。 笑 <男子選手権5位 京都大学> 1走 宮本選手 1.三年連続の一走。スタート地区での心境は。 過去2回と比べるとかなり落ち着いていました。 前日のこともあったので、よほどのミスをしない限り大きく離されることはないと思いました。 2.三位でバトンタッチとなりました。前日に比べレース内容としてはいかがだったでしょう? 悪くなかったですね。途中こけて膝を打ったとき、やばいと思いましたが、それ以外は終始淡々とこなせました。 ただ、ラス前で隣ポにつられて横井(慶応4)に負けたのは悔しかったですね。 3.結果は五位入賞です。率直な感想をお聞かせください。 自分の走った中では最高順位だから嬉しい気持ちと、目標(2位)に届かなかった物足りない気持ちの両方があります。 4.来年度MEを目指し、結果走ることになる三人に言い残すことがあればお願いします あんまり無いんですけど^^; まあしいて言うなら、今年よりいい順位とってくれたら嬉しいかな。 5.宮本さん自身は卒業後どのようにオリエンテーリングとかかわっていくつもりですか? とりあえず京大コーチとして現役生に負けないようにがんばるつもりです。 遠征は、頻度は落ちると思いますが、行きたいですね。 <男子選手権6位 一橋大学> ・初入賞の感想 これでやっと他の大学へ追い付くためのスタートラインに立てたという感じです。 一橋は人数が少なく伝統校のような歴史はないので、来年も今年の勢いそのままに入賞を狙って行きたいと思います!! <女子選手権優勝 椙山女学園大学> Q「優勝という結果ですがどんな気持ちですか?」 小玉: ホッとしてます。個人的には残念なレースでしたので。自分のミスを2人は挽回してくれると信じていました。     本当に頼もしい先輩です。一緒のチームで走れて幸せに思います。     あと、OB・OGの方々や愛知県選手団の皆様にもいい報告ができたので嬉しいです。 柴田: もちろん、最高にうれしいです! 水野: たくさんのOB・OGが運営してくださっているこの岐阜インカレで二連覇という目標が達成でき、とても嬉しいです。     中でも、昨年ウイニングランを見せれなかった部員にもウイニングランを見せることができたのが一番の喜びです。 Q「どういう思いでバトンを繋ぎましたか?また、うけとりましたか?レースの展開などを踏まえてお願いします。」 小玉: 序盤からツボってしまい焦ってしまいました。ツボッた時は泣きそうで、     バトンを繋いだ時は「ごめんなさい」という気持ちしかありませんでした。どんな展開であれ、笑って渡したかったです。     欲を言えば何か一言伝えたかった。それができなかったのは、とても後悔しています。 柴田: ミドルを終えてリレーも同様に荒れると予想していたので、細かいタイム差や順位は気にせず「追う立場」     だということだけ意識してバトンをうけとりました。そして出走中に「ここのテラインはうちの三走(水野)が得意そうだな。」     と感じていたので、三走を送り出すときはレース展開など全く分かりませんでしたが     「大丈夫だから、楽しんできてね。」と言った覚えがあります。 水野: 実践1位、千葉大2位で椙山は3位の状態でバトンを受け取りました。正直に言うと、椙山は東北を一番意識していたので、     これは想定外の展開です。トップとは6分の差がありましたが、テレインやコースの情報を詳細に伝えてくれた小玉さん、     素晴らしい快走で差を縮めてくれた柴田さん、一生懸命応援してくれた名大椙山のみんなの気持ちに応えたくて     「あとは任せて!」という思いでバトンを受け取りました。 Q「来年のリレーに向けて一言お願いします。(卒業生は在校生へ向けて)」 小玉: 2年連続でリレーメンバーが同じだったわけですが、来年からは新規一転です。     選手権リレーのメンバーで残るのは自分だけになります。     来年度のリレーメンバーはどうなるか分かりませんが、     どんな形であれ今までの経験を生かして同期や後輩を引っ張っていけたらいいなと思います。     他大のみなさんは、椙山はあの2人が抜けたから弱くなるだろー。と思っていそうですが、そうはいきません。     来年も勝たせていただきます。 柴田: もう来年のインカレへ、カウントダウンは始まっています。全力でぶつかって頑張って下さい。 水野: 来年は三連覇を目指してください。椙山のみんなならできます。私も全力でサポートします。 <女子選手権準優勝 実践女子大学> 1.初めて入賞した感想 オリエンテーリングを続けてきて本当に良かったと思いました。 今まで応援して下さった皆さん、ありがとうございました 実践のみんなとは、これからも楽しく頑張って行きたいと思います。(2走:渡邉文子) 入賞出来たらいいなと思っていたので、まさかの準優勝という結果になって嬉しかったです!! あんなに感動したリレーは初めてでした!!(3走:浅川里佳子) 1走の私で少し出遅れた感があったのですが、2走の渡邉さんが快走してくださって、 リレーは1人で走るものじゃないんだなと実感しました。 途中までウィニングラン出来るかもしれない!というドキドキ感を味わうことが出来て凄く楽しかったです。 実践女子大学のエリートとして走らせて下さって、ありがとうございました。(1走:小柳優紀) 2.今年の躍進で注目校となりましたが、今後の目標等があればお聞かせください。 今年の入賞がまぐれだったと思われないように、一人ひとりが1年間楽しんでオリエンテーリングをし、 来年のリレーでも入賞をしたいと思います。 また、ロングやミドルの個人戦でもエリート出場者を去年よりも1人でも多く出せたらいいなと思います。 <女子選手権3位 東北大学> 1走 水野綾子: 1.インカレが終わっての今の心境 入賞できたことは喜ばしいことではありますが、東北大としては優勝を目標にしていたのでやはり悔しいです。 最上級生として力不足だったことをひしひしと感じています。 でも、後輩達には今回の結果を前向きに受け止めて次に進んで欲しいと切に願っています。 2.今後のオリエンの目標orオリエンとの関わり方 来年度からは東北大のアドバイザーとして、後輩達が目標を達成するためのお手伝いができればと考えています。 3.全国のオリエンティアへ一言! 来年度はうちの後輩達が勝ちますよ! 2走 大沼由佳: 1.インカレが終わっての今の心境 今回自分の大きなミスによって目標を達成できなかったので、とても悔しい。 2.今後のオリエンの目標orオリエンとの関わり方 まず、またオリエンを楽しめるようにしたい。来年度インカレリレー優勝。 3.全国のオリエンティアへ一言! 新勧でたくさんの女の子を勧誘し、みんなで女子オリエンテーリングを盛り上げましょう! 3走 佐野まどか: 1.インカレが終わっての今の心境 目標に届かなくて悔しい。でも東北大女子が全員参加した十数回に渡るリレー話し合いは、本当に自分にプラスになった。 様々な人にアドバイスを受け励まされて、安心してレースに臨めた。沢山の人に感謝しています。 2.今後のオリエンの目標orオリエンとの関わり方 今のところ…隠居する予定です。後輩達を応援しています! 3.全国のオリエンティアへ一言! 東北大女子はこれからもっと栄えます! <女子選手権4位 千葉大学> 太田夏美選手 ・入賞の感想 ほっとした、というのが正直な感想です。私が入部してから3年間、インカレリレーのWEで完走記録すら残せていなかったので。 なんとしても記録を残して、そしてこれまでの分も入賞しなきゃ、というプレッシャーが私の中では結構大きかったです。 ・どのようなレース運びを行ったか? 最初に大きく崩れないよう、中盤まではスピードを上げず慎重なレース運びを心がけました。 中盤に4、5人のパックになったのですが、ここでスピードに乗ってビジュアルまで持っていけました。 ビジュアル後は集中を切らしてしまい、上手く地図を読みきれないままのレースになってしまいましたが、 全体としてはとても爽快で楽しいレースになりました。 ・4年生の方は卒業後オリエンとどう関わるか? 私自身は、無理のない範囲で楽しく競技を続けたいと思っています。 また、自分達が沢山の先輩方にしていただいたように、運営等でも現役を盛り上げていきたいです。 津田春菜選手 ・入賞についての感想 千葉大女子、6年ぶりに入賞ということで大変嬉しいです。 ・レース展開について レースの内容自体は、私がビジュアル前まで3位につけていたのに、 ツボって順位を1つ落として帰って来てしまったという印象の方が強いです。 ・今後のオリエンとの関わりについて 今後は競技面では基礎からやり直すと共に、運営や選手のサポートを積極的にやっていきたいです。 倉田美智子選手 ・入賞の感想 太田さんと津田さんを表彰台に上げることがこの2年間の目標であったため、念願叶って素直に嬉しいです。 ・どのようなレース運びを行ったか 自分がしくじらなければ入賞の可能性は十分あったので、スピードよりもミスを抑えることに重点を置きました。 リレーを「個人レース」と思い込み余計な緊張を排除したことも、正確なレースに繋がったと思います。 <女子選手権特別表彰(5位相当) 立教大学・東京工業大学混成> 永倉選手 ・混成を組むきっかけ 最後のインカレリレーでは、オリエンに対して自分と同じように取り組んでいて同じ方向性の人たちと走りたいと思い、 4年生の初めくらいからメンバーを探していました。年末に東工大からオファーがあり、 私も一緒に走ってみたいと思っていた2人だったので、東工大・立教大の混成チームを組むことに決めました。 ・入賞相当の成績となった感想 目標にしていた入賞を達成することができて、本当に嬉しかったです。 正直私が11位で帰ってきたときは入賞は無理なのではないかというのと、2人に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 しかし、頼りになる2人の力走があって5位になることができました。本当に感謝しています。 最後に、違うクラブにも関わらず、私を受け入れてくれた東工大OLTの皆さんには本当に感謝しています。 チームの一員として走れて楽しかったですしよかったです。ありがとうございました。 井上選手 ・入賞相当の成績で特別表彰となった感想 入賞ラインは最低限目指そうとみんなで話し合っていたので、それが果たせて嬉しかったです。 ・好調だった立教の永倉選手と、エース田村選手をつなぐ2走として、どのようなレース展開を想定していたか? 序盤に団子状態で来るかなと予想してました。レースは多少遅くても大ミスをしないよう安全なレースをしようと思ってました。 ・その想定どおりの走りができたか? ビジュアルまではまあまあだったと思いますがビジュアル終わった後集中力が無くなってミスをしてしまいました。 それでもゴールした時7位だったので、走り終わった後すぐに入賞を確信しました。田村なら2人は抜いて帰ってくるだろうと。 田村選手 ・入賞相当の成績で特別表彰となった感想 普通に嬉しかったです。あと、一走永倉さんニ走井上の「頼むここまでやったから何とかしてくれ」 みたいな気持ちがひしひし伝わってきたので入賞相当の成績でほっとしています。個人戦より力出ました。 ・特別表彰ではありますが、東工大史上初となる女子リレーでの表彰台ですが、感想をお願いします。 東工大は女子が少ないからしょうがないですよね笑というのが正直な感想です。 東工大(笑)の女子(笑)にも選手権を走らせてもらえる機会を頂き、感謝しています。本当にありがたいです。 ・卒業後はオリエンとどう関わっていくか? 原発の事もあるのでオリエンテーリングよりかは研究テーマの燃料電池に力を入れたいです。 なので個人としてはオリエンテーリングは趣味程度にやっていきます。愛好家ですね。まあ私昔から愛好家でしたけど。 ただオフィシャル業務もありますし、東工大OLTに恩返しもしたいので、 オフィシャルとしては全力でオリエンテーリングに取り組みます。 <女子選手権5位 相模女子大学> ・入賞した感想 池澤:まさか入賞するとは思っていなかったのでとても驚きました。 岩崎:入賞した時はよかったーって思いました。    先輩たちは「雰囲気がつかめればいい」とか言ってくれてましたけど、    やっぱりプレッシャーがはんぱなかったので嬉しいっていうよりも安心が先にきました。 芦澤:とても驚きました!個人では出せなかった力が池澤先輩と岩崎ちゃんと応援してくれたみんなのおかげで出せました。    すごく嬉しかったです ・一走ではどういうレース展開を想定していましたか? 池澤:できるだけ先頭グループについて行き、その中で自分なりのレースをしていきたいなと思っていました。 ・実際はどのような展開になったか? 池澤:先頭グループに置いていかれてしまい少し焦りましたが、今できる自分なりのレースをすることができました。 ・一年生ながらエリートを走った岩崎さんですが、どんな気持ちでレースをしていましたか? 岩崎:はじめてのリレーなのにエリートなんて走れるのかってずっと不安で、    レース中も「早く帰らなきゃって」ずっと思っていました。    なのにツボっちゃって近くにはたけとか池とかあって地図上でもわかりやすい場所にいるはずなのに    自分どこ状態でパニックで泣きそうになりました。ポストを見つけた時の喜びは尋常じゃなかったです。    ゴール付近ではKOLCのみんなの声が聞こえてちゃんと最後まで走ることができました。 ・順位を4つ上げての逆転入賞でしたか、どんなレース運びでしたか? 芦澤:レース前半はただ夢中に走っていて、ミスもしていました。    後半になったとき私までつないでくれた池澤先輩と岩崎ちゃんにすごく感謝しながら、楽しく走りました。    最後のまわしは、いつもなら疲れて歩く登りも応援して待っているみんなに早く会いたくて必死に走ることができました。    レース全部入賞も、本当にみんなのおかげです。 <女子選手権6位 岩手大学> 1走 畠山真紀: 1.インカレが終わっての今の心境 去年より順位を落としてしまった。自分のミスがひどい。悔しーーー(><) 2.今後のオリエンの目標orオリエンとの関わり方 来年はリレー3位以内に入る。必ず。 就活や実験のため夏休み終わるまでもう遠征できないけど、じわじわ力をつけてやるぜ(^m^) 3.全国のオリエンティアへ一言! 友達になりましょう(^O^) あと一番ピンクが好きなティアは、わ、わたしよ! 2走 江口沙綾: 1.インカレが終わっての今の心境 去年に引き続き入賞できてよかったですが,順位は下がってしまったのが悔しいです。 2.今後のオリエンの目標orオリエンとの関わり方 最終学年ということで精一杯取り組みたいと思います。 3.全国のオリエンティアへ一言! 会場で会ったときは手を振ってあいさつしてくれたらうれしいです♪ 3走 高橋美誉: 1.インカレが終わっての今の心境 すごく誇りに思います。ラストで応援の声がたくさん聞こえてとても力になりました。 だから応援してくれた方々にはとても感謝しています。また、ラスト直後はすごく嬉しかったですが、 今は6位だったことが少し悔しいです。1位とは30分も差があるので、実力を見せつけられた思いもある感じです。 2.今後のオリエンの目標orオリエンとの関わり方 今回のインカレではトップ選手との差が明確になりました。そしてトップの選手は本当にすごいと感じました。 だから私もそんな選手と肩を並べて戦えるようになりたいです。 3.全国のオリエンティアへ一言! お互いに刺激し合って行きましょう!! 4.岩手のオリエンティアへ一言、二言! これまで指導したり面倒見たり、一緒にトレーニングや地図読みをしていただいた皆さん本当にありがとうございました。 今後ともよろしくお願いします。また、みんなで岩大オリエンテーリング部をもっともっと強くして行きましょう。 ──────────────────────────────────── ━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [2]  上林氏ご寄稿~カメラマンの見たインカレ~ ━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回は、数々のオリエンテーリング大会で写真を撮影されている上林弘敏様にご寄稿いただいた。 写真をDVDに焼いて送っていただくなど、学生オリエンティアにとっては非常にお世話になっている存在だが、 上林氏と直接お話しする機会に恵まれない人も多いのではないかと思い、 今回はオリエンテーリングの写真を撮るようになったきっかけや、インカレでのエピソードなどをお聞きした。 是非上林氏のことを知るきっかけにしていただきたい。 ──────────────────────────────────── ●オリエンテーリングの写真を撮るようになったきっかけ  私がオリエンテーリングを撮るようになったのは、WOC2005で「Orienteering com」の木村佳司さんと 「オリエンテーリング ニュース イン ジャパン」 の宮城島俊太さんと私の3人が、公式カメラマンに指名され、WOC2005を撮影することになったからです。  それまでも、コンパクトデジカメで参加した大会を撮り、一時印刷関係で画面のデザインや体裁を整えたりしていましたので、 撮った写真はアルバムに整理しておりました。WOC2005では3人で約9000枚を撮りました。 その後も、ビッグ大会、東海地区の大会、関西地区の大会と段々と参加する大会の範囲を拡げていきました。 インカレは2008年3月8日、9日の奈良インカレ、ミドル・リレーを撮ったのが最初で、その後も毎会撮っています。 アジア大会も、第1回(ソウル)、第2回(愛知、岐阜)と撮らしてもらい、HPも大会毎に経験を積み、 充実してきていると思っています。  初めてオリエンテーリングを知ったのは1973年でした。 オリエンテーリングの黎明期ともいうべき時期で、日本にオリエンテーリングが入ってきた翌年でした。 岐阜県で初めて開催された大会に、登山靴を履いて参加。途中で現在地不明になり、 たまたま通りかかったタクシーをひろい、会場に戻ったという散々な初体験でした。 その頃は「H43A」といいましたが、それから始め約35年。だんだん昂じて最盛期には、年間50大会ぐらい参加。 その間、東大大会、早大大会、全日本大会とビッグ大会はほとんど参加。 特に東大大会は1982年から2005までに、15回参加しました。 (主にH60A, 最高第2位、3位2回優勝なし)。海外大会も定年後(60歳)に約10回参加。 WOC2005の直前に、C型肝炎ウィルスが発見され、大会後に入院しインターフェロン治療を受け、押え込みに成功しましたが、 1年余りの治療中のトレーニングの中断が決定的にひびき、走ることできなくなりました。これで競技参加を断念して、 撮影一本に専念することに、ふんぎりがつきました。 ●写真を撮る際にいつも気を付けていること。  撮影した写真は、どの大会も「森を走ろう」http://www.asobox.com/o/ 東海の参加者向けに「東海地区の大会情報」 管理人 三河OLC 永井 昇氏 http://www.katch.ne.jp/~n-nagai/oljouho1.htm に投稿して掲載してもらっています。 サイトの更新日が火曜日の夜間ですので、それまでに画像のパソコンへの取り込み、トリミング、補正、 画像の選別を大急ぎで終えて送信しています。 (森を走ろう 32枚。 東海地区の大会情報 52枚)  その送信が終わってから、私のサイト http://www7.atpages.jp/orienphto/ へのアップロードの編集を始めます。 年毎に撮影枚数が増えてきています。リレー大会になると選手が次から次へと現れて、 2009年の錦織公園のウエスタンカップリレー大会では、 2000枚超えて2060枚となり、今年の全日本リレー大会では、遂に2490枚の新記録を作りました。 問題はこの枚数の画像を大きさを揃える為に、一枚一枚トリミングをし、明るさや各種の補正をします。 この補正。編集に時間を要することです。  枚数はともかくとして、撮影前にあらゆる情報を集めます。プログラム、スタートリストを徹底的に読み込み、 大会の主管者からも出来る限りの情報を出してもらい、スタートリストが一目で分かるように、 グラフ化して「撮影プラン」を作ります。 ここで良い撮影プランができるかどうかで、撮影の良否は決まります。  そして写真をただ並べるだけでなく、写真集にストーリーをもたせる事です。 オリエンテーリング大会の大体の流れは、選手が集まってきて、 受付をすませ、開会式があり、デモンステレーションがあり、スタート、途中のコントロール、 ラス前コントロール、最終コントロール、フィニッシュ、表彰式と続きます。 これを、最初から意識して撮影プランに織り込み、この順に撮影していきます。 こうすれば、参加しなかった人でも写真集の中に入り込んでもらえると思っています。 ●中津川インカレのベストショットやエピソード  今大会は、開会式の最中に大震災の第一報が飛び込んできて、我々が経験した事のの無い大災害となりました。 だが大会の写真から見る限り、その影響は微塵も感じられません。皆さん懸命に大会を盛り上げてくれたと思っております。 それだけに数多くの名場面があり、ベストショットを選ぶのに苦労しました。 (※上林さんに7枚のベストショットを選んで頂きました。画像はpdf版の「いぶき」をご覧ください) ●最後に  WOC2005から6年、オリエンテーリング初参加から40年。私は1932年生まれで今年79歳になりました。 最近体力の衰えをとみに感じており、いつまで続けられるか分かりませんが、この私しかできないこの道を、 生ある限り続けたいと思っております。 40年お世話になったオリエンテーリングに、少しでも恩返しができたらと思っております。   2011年3月30日                              上林 弘敏 ──────────────────────────────────── ━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [3]来年度日本学連幹事所信表明 ━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <幹事長>  今年度日本学連幹事長を務めさせていただきます、名古屋大学4年の鵜瀬和秀です。 昨年度は東海学連幹事長を務めさせていただいたのですが、幹事会に一年間参加してきて加盟員の意識の低さを感じました。 日本学連というのは当然、幹事会だけの組織ではありません。学連でも部活でもサークルでも役割はひとりひとりなにかあるはずです。 そのひとつひとつが積み重なって学連なり、部活なり、サークルなりが成り立っているはずです。  そんなわけで加盟員全体で考えていけるように、幹事会以外のところからも意見を吸い上げることができるようにしていきたいです。 そして今年度はYMOE社との関係、インカレを今後どうして行ったらよいのか、 ということを皆さんといっしょに考えていければ、と思っています。  また、以前から東海学連は学連に関わるということが比較的少なかったのですが、 今年度は東海学連から3名も幹事会に参加させていただくこととなりました。 近年、活発になってきた流れを途絶えさせないためにも、これを機に学連へと積極的に関わり、更なる発展をしていけたら、 と思います。さらに普及部長が東海学連ということもあるので、新規加盟校を発掘したいとも考えています。  期待していることがたくさんある一方、不安ももちろんありますが、 皆さんのお力をおかりしてこれから一年間、しっかりと務めさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 <副幹事長> 今年度日本学連副幹事長をやらせていただくことになりました、東京工業大学4年の宮崎大地です。 毎年のようにインカレを開くのは厳しい、インカレは危ないなどと言われ続けてきましたが、 そろそろ本当に開けない可能性が眼前に迫ってきてしまいました。今年は現在のインカレ運営にある問題点を洗い出し、 より継続的なシステムになるよう実行委員会の方々と改革を行っていきたいと思っています。 また、JOAの法人化にあたり、JOAと学連の関係についても見直しの時期となっています。 これを期に是非JOAと学連が親密な連携をとれるような形作りをしていけたらと思います。 <会計> 2011年度会計に就任しました、実践女子大学新3年の小柳優紀です。 まだ日本学連の幹事会には飛び込んだばかりで、一から理解する話も非常に多いですが、 出来る限り早く全てを理解して仕事をこなしていきたいです。 また、今年度から会計としても変わる部分が多くありそうなので、最初の年の担当者としてしっかりと考え、 他の幹事の方や理事の方と一緒に取り組んでいきたいと思います。 1年で出来ることは少ないかと思いますが、精一杯頑張って行きますので、宜しくお願いいたします。 <広報部長> 2011年度広報部長の京都大学4回山下智弘です。 広報では幹事会、総会における議事録の作成や機関誌「いぶき」の発行などを行っています。 「いぶき」のほうでは加盟員の皆さんが楽しめるような企画、紙面構成ができるように頑張っていきますので みなさんどうかよろしくお願いします! <事務局長> 2011年度事務局長を務めさせて頂きます。東京大学4年の石輪健樹です。 昨年度も事務局長を務めておりましたので、2年連続ということになります。通例1年単位でやることが多いのですが、 2年連続でやることでより多くの改革をできると思っています。 具体的には、申請書関連、地図販売様式の変更、加盟登録の簡略化です。 昨年の反省を生かし、より良い環境を作っていきたいと考えています。 また、学連内で2年目でもあるので1年目の幹事のサポート及び、幹事長の鵜瀬をサポートしていきます。 それでは今年1年間、よろしくお願いします。 <事業部長> 今年度、日本学連事業部長を務めます、東北大新3年の田村直登です。 事業部がやるメインの仕事は、「インカレ」です。 ミドルリレーの際には、 開会式、後夜祭、講習会全般の中心になって運営に携わります。 特に去年度残念ながら、後夜祭が縮小してしまったので、 去年度の後夜祭でできなかったことも積極的に行いたいと思います。 他にも、日本学連の幹事会で積極的に議論に参加し、 すばらしい学生オリエンテーリング界を目指していこうと思いますので、 よろしくお願いします。 <普及部長> 今年度普及部長を務めさせていただきます、椙山女学園大学の小島優です。 所信表明として、まず普及部長の決められた仕事をきちんと理解し、こなしていき 次に自分が普及部長として何が出来るかを考えて今まで取り組んでいないことが出来ると良いです。 そして、中途半端で終わらないようにしていきたいです。 また、今年度の幹事長が同じ東海学連の鵜瀬先輩で、アドバイスや意見を聞くことのできる機会が多いと思いますので うまく活用させていただきながら、仕事に努めたいと思います。 よろしくお願いします。 ━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [4]地域クラブ紹介事業報告 ━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 前号(http://www.orienteering.com/~uofj/media/ibuki//20110204-2010_3rd.pdf) でもお伝えしたように、春インカレにて今春での卒業者向けに地域クラブを紹介する機会が設けられた。 事業部長の三森より報告を頂いているので掲載する。 ────────────────────────────────────── 日本学連事業部長の三森です。 現在,社会人となりオリエンテーリングのクラブに入るひとはごく一部であり,その多くが直接の勧誘によって入っているといえます。 またその多くが,学生のうちに活躍した選手であります。「オリエンテーリングは好きだし,運営するのも好きだけど,チームに入るのに は敷居が高い…」 という考えの人が多いのではないか,私は考えておりました。そこで,各クラブチームに勧誘用のポスター作成を依頼し, 学生に見てもらってチームに興味,入りやすいイメージを持ってもらおうと考えました。 ポスターは多くは集まりませんでしたが,これがクラブチームへの入会の一助となればうれしいです。 ────────────────────────────────────── なお、同春インカレでは、関西の地域クラブの有志が合同で地域クラブ紹介冊子を作成し、学生に配布していた。 学生から質問が来るなど反響もあったようだ。 今後もこういった学生・社会人双方からの働きかけが継続されることを願う。 ~~編集後記~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ここまで読んでいただいた皆さん、そして1年間読んでいただいた皆さん、本当にありがとうございました。 1年間、至らぬ点もあったと思いますが、皆様の印象に残る記事が一つでもあれば幸いです。  今回お忙しい中寄稿していただいた方々、インタビューを行っていただいた方々、 インタビューに答えて頂いた方々などには、この場を借りてお礼申し上げます。  さて、インカレ入賞者インタビュー記事では、卒業もオリエンを続ける人が多いようで、 少し安心いたしました。私もこの春卒業ですが、地域クラブに所属し、続ける予定です。 オリエンテーリングを続けている限り、人脈は一生のものだと思います。 卒業される皆様には、さまざまな事情などはあるかと思いますが、 是非今後ともオリエンテーリングと様々な形で関わっていただければと思います。  来年度は大学の後輩でもある、山下が広報部長としてこの「いぶき」作成を担当します。 所信表明にもあるように、より読み応えのある「いぶき」を作ってることでしょう。それでは! (編集担当・市脇)    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇━各種お問い合わせ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇  ★全てのお問い合わせはこちらへ!ご意見、ご感想もお待ちしております★   ⇒shouhei.i@kt4.ecs.kyoto-u.ac.jp                         ◇自分宛てに届いたが登録に覚えがない方、配信停止を希望される方      ⇒このメールが届いたアドレスを明記して下さい。     ◇登録アドレスの変更      ⇒現在登録されているアドレスと変更希望のアドレスを明記して下さい。     ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆  日本学生オリエンテーリング連盟メールマガジン《いぶき》第4号        発行:日本学生オリエンテーリング連盟         発行責任者/齋藤 翔太    編集:日本学生オリエンテーリング連盟広報部         編集責任者/市脇 翔平   日本学連HP⇒ http://www.orienteering.com/~uofj/ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━