―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇日本学生オリエンテーリング連盟広報機関誌 ◇◇◇◇◇       『 い ぶ き 』          ◆◆◆◆◆ 2010年度第1号             ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― こんにちは!日本学生オリエンテーリング連盟(以下日本学連)広報部長の市脇翔平(京都大4年)です! 今年度「いぶき」の編集責任者を務めさせていただきます。以後よろしくお願いします。 この、「いぶき」では学生オリエン界について競技のことから大学紹介などなど、 加盟員の皆様にとって興味ある話題を扱っていく読みものにしていく予定です。 また、皆様が所属している日本学連はどういう組織で、どんな人が実際に運営しているのか、とか 加盟登録費やインカレ参加費は何に使われてるのか?などの疑問を解消できる一助にもなれば幸いです。 年間最低4号は発行していく予定です。どうぞ最後までお付き合いください☆ 〜もくじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 【1】新歓特集その1〜関西学連盛況と地域クラブ連携〜 【2】新歓特集その2〜駿河台大学創部から考える〜 【3】第1回幹事会topic〜数年以内に春インカレ宿泊自由化へ?〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [1] 新歓特集その1〜関西学連盛況と地域クラブ連携〜 ━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ‐皆様の中には学生オリエン界の衰退、などと最近よく耳にする人も多いだろう。 実際、インカレの参加者はほぼ単調減少を続け、2009年度ミドル&リレーでは ついに参加者が500人を割ることとなった。 そして迎えた2010年度、私たちは良いニュースを多く聞くことになる。 各地区学連において例年より多くの新人が入部したのだ。 (詳しくは日本学連HP「総会と幹事会」→2010年度第1回幹事会→資料を参照 http://www.orienteering.com/~uofj/?blogid=1&catid=8&itemid=481) その中でも今回は、「学連自体が消滅寸前」と言っても過言ではない危機的状況から見事 多くの新人を獲得した、関西学連幹事長の山下智弘(京都大3年)に話を伺った。 ──────────────────────────────────── 画面?の前だか紙面の前だか分りませんが、みなさんお初にお目にかかります、 今年度関西学連幹事長の京都大学三回生山下智弘と申します。 ここ1、2年はインカレの速報ボードなどでも1〜2人が一段目に残るか残らないかという、 なんとも東日本を中心とする皆様の印象に残らない学連かと思われがちでしょうね。 あ、でも昨年はロングで新人王を輩出していますよ。忘れた人は探してみてください! さてさて前置きが長くなりましたが昨年度関西学連においての新規加盟者数の少なさ (わずか三大学のみで約20名、今年度までコンスタントに参加しているのは三大学で約13人)は 関西学連のみではなく、関西の地域クラブなど社会人の方の間でも かなりショッキングな出来事として伝わったようでして、 今年、2010年の新歓は勝負の年となったのでありました。 現在、関西学連における入部予定人数は40人程度とおよそ二倍近くとなっています。 まだまだ他学連に比べると、という話ではありますがここまでの改善に至った 関西の新歓の中で、特に特異と思われる社会人との連携について紹介させていただこうと思います。 先述のとおり新規加入者が事実上三大学しかなかった昨年は 関西の地域クラブから新歓協力の申し出があり、 2月ごろに地域クラブ、および学生代表による話し合いが初めて行われました。 これによって、特に現役生(現在の2、3、4回生)の少ない大阪・奈良地区を中心に 地域クラブの方が新歓体験会を開催してくださることが決定し、 連絡手段として関西学生支援MLが作られました。 私が参加した中で印象深かったのが4/25(日)、大阪・鶴見緑地公園における体験会でした。 この練習会はもとから大阪OLCのスプリント練習会として一般にも広報されていたものでしたが、 特に新人を対象にした企画として、ミニスコアO、景品のプレゼント、そしてバーベキューが催されました。 新人にとっては大学生から社会人、ご高齢の方(といっては失礼でしょうか)までいて 異様に感じる部分もあったかもわかりませんが、会話も弾み終始いい雰囲気でした。 私自身も格安でなかなかないバーベキューを楽しませていただき、 社会人クラブの威力を感じたところであります。 おそらくこの体験会に参加していた新人のほぼすべてが入部希望、 あるいはすでに入部済みであったかと思います。 このほかにも朱雀OK、みやこOLCなど多くの方の協力を得て新歓を開催し、 一定の成果をおさめられたものと思います。 一部に、学生と社会人の方の考え方の差であったり、 ここで加入してくれた新人を少ない上回生でどうケアしていくかであったりと、問題もあるのですが、 個人的にはこのような社会人と学生が密接に関連した活動を来年以降も、 続けていい関係を築いていければ、と思っています。 ──────────────────────────────────── ‐地域クラブと学生クラブが連携して新歓を行った成功例をお伝えした。 地域クラブにとってみても、大学新人の増加は将来の地域クラブ入部候補者増加を意味し、 それゆえ地域クラブと学生クラブが連携することは大いに意味があると思われる。 既にこういった取り組みをしているところも、そうでないところも、 今一度参考にしていただきたい取り組みである。 なお関西では、現在帝塚山大学、関西大学といったオリエンテーリングクラブの無い大学にも、 新歓に参加している新人がいるとのことで、こちらについても要注目である。 ━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [2]  新歓特集その2〜駿河台大学創部から考える〜 ━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ‐今年度の新歓でもう一つ明るい話題がある。駿河台大学OLKの創部である。 2007年度の十文字学園女子大学と同じく、経験者である新入生が新入生に呼びかけ、 クラブを設立するというケースである。珍しい新歓のケースであるがゆえに、 どのようにして新歓に成功したかを知ることは、非常に意味があるのではないだろうか。 創部者、小山達之(駿河台大1年)にインタビューを行った。 ──────────────────────────────────── ‐‐高校時代に活躍されていましたが、大学に入学後もオリエンテーリングは続ける 予定だったのでしょうか?大学クラブを創立することになった経緯をお答えください。 小山:元々、競技自体は一生続けて行くつもりでした。問題はその程 度なのですが、高校時代に燃え尽きてしまうほど競技に入れ込み、 インターハイ準優勝というある程度の結果を残すことが出来た私 としましては、大学以降は趣味程度でよいかなと考えていた節がありました。 その考えが改まったのが3月下旬ほどのことでした。久々のOL 界復帰だったのですから結果が出ないのが当たり前なのですが、 そのことに物足りなさを感じて仕方ない、 という欲深い自分が出て来てしまったのです。 本当にインターハイ「準」優勝で満足なのか?ジュニアレベルの 走力コースで少しはまったくらいで満足なのか?このまま、OLとい う競技の本質と向き合わないまま競技者としての自分をやめてしまうのか? 4月に入ってからは、もう完全に私の心は前を向き始めていました。 再び上を目指すのならば、やはり最大の目標はインカレということ になります。そのインカレに個人登録を行って参加する手もあったの ですが、せっかくですから団体戦にも出たいですし、第一、飯能という OLの聖地とも言うべき場所に大学クラブが無いのはどう考えても勿 体無さすぎます。また、一度、自分が一から組織を創り上げてそれを 引っ張って行ったらどこまで行けるのかということに興味があった、と いうのもクラブ設立を決心した理由の一つです。 いったん心に火が付いてしまったら、なかなかそれを消すことは出来 ない。人間とは実に欲深い生き物ですね。 ‐‐では、次の質問です。 ずばり、クラブ設立までの紆余曲折についてお聞きしたいと思います。 ゼロの状態からクラブを立ち上げることは、本当に大変だったと想像できます。 まずは正式にクラブとして設立するのに苦労した点、 そして、部員を集めるにあたり苦労した点をお話いただけたらと思います。   小山:クラブ設立にあたって、私はまず大学の規則を確かめました。そこには 以下のような記述がありました。 ・メンバーとして本学学生が5人以上いること。 ・主将(キャプテン)、主務(マネージャー)、副務(サブマネージャー)、会計が 各1名いること。 ・本学の専任教員が顧問であること。 下2つはよいとしても「5人以上」というのはわりと厳しい条件だな、という のが率直な感想でしたが、この時の私には「それでもどうにかなるだろう」 というどこか甘い考えがありました。しかし、その認識はすぐに改められる ことになります。 駿河台大学では4月上旬に1年生を対象としたオリエンテーションキャン プという企画があり、この絶好の機会に声を掛ければ2,3人は確保出来 るだろうと私は考えました。 そして、実際にクラス36人中最も長い自己紹介をしてインパクトを残し、 クラス全員にビラまで配ったのですがどうにも反応が薄く…何と1人も入 部希望者が現れなかったのです。 私はいささかショックを受けました。しかし、冷静に考えればオリエンテー リングというスポーツはかなりマイナーなもの。むしろこれは当たり前の事 態であり、想定しておくべきことだったのです。早くクラブを立ち上げなけ れば新歓の時期が過ぎてしまう、という切迫した状況も手伝って、私に落 ち込んでいる暇などありませんでした。 キャンプの件を経て「なりふり構っていては人数を集めることはかなわな い」と察した私が次に取った行動は、掲示板のオフ会に突撃する、という 突拍子も無いものでした。 某掲示板には大抵、各大学専用のスレッドが用意されているものですが、 駿河台大学にもやはり専用のものがありました。そして、ある日そこで「一 人ぼっちの奴は○○に集合な」という書き込みがあったのを目ざとくチェッ クして見逃がさなかった私は、勇気を持ってビラと自分の固定ハンドル(そ のスレッドにおける自分のニックネーム)が大きく書かれた紙を持ち、指定 の場所に突撃したのです。 結果としてその無謀にも思える大胆な作戦は成功し、記念すべき1人目 の部員を確保することが出来ました。 これで再びやる気と勇気を得た私は、本格的なビラ配りを開始しました。 内容を見直して1枚だけだったものを4枚1セットにまで増量し、1年生の授 業を中心に時間割を調べ上げ、教室の前で待ち伏せしてひたすらビラを配 り続ける、といった地味な活動を1週間あまり続けたのです。 また、その間にも地元クラブの「みちの会」や日本一の大学クラブと言われ る「東大OLK」などの練習会に参加させていただくついでに交流関係を築き、 クラブ設立後の動きに備えておきました。 それから、部員が私を含めて3人の状態から動かない時期が続き、いい加 減投げ出したくなって来た頃にまとめて2人部員が集まり、さらに顧問の先生 探しなどに乗り出していた期間に2人の部員が入り…。 忘れもしません。5月14日金曜日。全ての書類を学生課に提出し終えた私 達7人は、ついに正式な届出団体として「駿河台大学オリエンテーリング部」 を名乗ることを許されたのでした。 ビラの印刷代は完全自己負担となった上、部数としては500部弱、枚数とし ては約1500枚にもなったビラ配り。決してクラブ設立までの道のりは楽では ありませんでした。 しかし地道な活動を続けて行くうちに、部員でないのにビラ配りを手伝ってく れる良い友達も出来ましたし、両親もビラの印刷代を黙って出してくれました。 私はここまで、決して一人で来たわけではありません。多くの人に支えられて 来たのです。 そして味方を得ることの出来た原因を探って行きますと、そこには「熱意」と いうものが深く関係しているように思われます。 本気でクラブを設立したい。その一心から来る努力の数々、その姿が人々 を惹きつけることにつながったのだと、そう解釈しております。 大事なのは手段ではありません。強烈な熱意を持ち、勇気を持ってその一 歩を踏み出すことが新たな道の開拓につながるのです。 このことを実感できただけでも、クラブを設立した甲斐が十分にあったと言 えるでしょう。 また、一度、自分が一から組織を創り上げてそれを引っ張って行ったらど こまで行けるのかということに興味があった、というのも理由の一つです。 ‐‐小山君の行動力とそれをささえるモチベーションには感服するばかりです。 特にインターネットを直接的に使った部員募集の成功例は、今後の大学の新歓活動に 新たな可能性を与えるのでは、と期待できます。 さて、次の質問です。 今後の部の運営方針について、競技面とその他の面で差し支えない程度に教えてください。 新人ばかりということで、競技の指導面で苦労している/するだろうことなどもあれば。 また、他大学と一緒に活動するなどはあるのでしょうか? 小山:私は今、クラブを公認団体に押し上げるべく奔走しております。現在の 届出団体という立場では、大学から部費も部室も支給されませんので活 動の範囲が限られてしまいますから。 ただ、実はこの公認団体として認められるには最低でも4年間の活動 が必要なわけでして…残念ながら私がクラブに所属している間に成し遂 げられることではございません。ですから、今はひたすらその土台作りに 従事している状況です。 公認団体の条件としては、他に「10人以上の人数」や「十分な実績」と いうものもあります。そして、これらの条件を満たすために私が成すべき こととしては以下の二つが挙げられると思います。 @部員の維持 A自分自身が実績を残すこと @は既存の部員に限ったことではございません。来年度に入って来る であろう新入部員にも言えることです。これはどういうことかと申しますと、 要するにあまりクラブ内の空気を張り詰めたものにせず、 脱落者を作らないように練習量の最低ラインを低く設定する、ということです。 無論、このやり方ではクラブ全体としての実力はそこまで高いものにな りません。そこでどうするのかと言いますと、Aにつながって行くわけです ね。つまり、私一人だけでも自主的に練習を行って実績を稼いでしまおう ということです。 オリエンテーリングは基本的に個人競技ですから、今回私がロングセレ を通過したように一人でも実力の高い部員が居れば実績を残せます。 また、そんな私の姿を見て部員達が奮起してくれれば、それはそれで理 想的な形と言えるでしょう。 そのようなわけで、私は常に他のどの部員よりも多くの練習量をこなす ことを心掛けております。  しかし、やはり経験者が私一人という状況は正直なところ辛いですね。 一人で6人に対して技術指導しなければならないわけですから。 最近は部員が慣れて来てくれたのでだいぶ楽になりましたが、最初の頃 は本当にきつかったです。ただ、OLが楽しいと言ってくれているので、そ の点は良かったと思います。 他大学と一緒に活動、というよりは、こちらが一方的に頼って練習会など に参加させていただいている感じです。今のところ交流があるのは東大と 東工大で、特に東大の方々には御世話になりっぱなしで頭が上がりません。 普段の練習、大会での実績、技術指導、他校との交流…。今は私一人 に重圧が掛かっており、私が潰れてしまうと終わりといったリスキーな状況 ですが、それも致し方ないところでしょう。 一刻でも早く地盤を固め、私抜きでもクラブを存続できるようにすることが 当面の課題です。 ‐‐ありがとうございます。それでは、最後の質問にしたいと思います。 駿河台大学の創部については、新歓の成功例として今後も語り継がれていくと思います。 今後新歓を行っていく上で小山君自身が心がけていきたいこと、 また、厳しい現状の中これから新歓をしていかなければならない大学にメッセージがあればお願いします。 小山:当然のことながら、創部に成功したからと言って来年以降の新歓をさぼる わけには参りません。 私達にとって新戦力が必要なのは申し上げるまでもありませんが、新入生 にとってもOL部は必要な存在なのだと自負しております。この素晴らしい競 技を一人でも多くの人に知ってもらうこと。それが、オリエンテーリングの聖 地、飯能に居を構える駿大OLKの使命なのです。 私自身が気を付けたいこととしては、勧誘の際に「OLとはどんな競技なの か」、「OL部とはどんな部活なのか」。この2点を誠意を持って出来る限り細 かく伝えること。これが大事なのではないかと考えます。 いったん入部した新入生がその部活をやめたいと思った時。それを上級生 に伝えるのは大変勇気の要ることです。だからこそ新入生は、たとえその競 技に興味を持っていた、あるいは入学後にビラなどを見て興味を持ったとし ても、入部に当たって必要以上に慎重になってしまうわけです。 私達上級生は、その辺りの新入生の心情を自ら察してあげなければなりま せん。そして、入部のしやすい状況を全力で作ってやらなければなりません。 そのために競技や部活の特徴を丁寧に説明してあげる必要があるのです。 オリエンテーリングというマイナースポーツの勧誘に当たっては、特にこういっ た心掛けが強く要求されると思います。 では最後に、僭越ながら他の大学クラブの皆様へメッセージをお届けしたい と思います。 現在、大学OL界は衰退の一途をたどっております。私などはまだ新入りな のであまり現状を把握できていないのですが、年々人口密度の減って行くイン カレ会場に寂しさを感じられている方も多いのではないのでしょうか。 この危機的状況下において、私達には団結が求められています。「OLって 紹介が難しいんだもん」、「宣伝してもなかなか入ってくれないし」。私も部の設 立には苦労しました。お気持ちはよく分かります。でも、今はそんな弱音を吐い ている場合ではないのです。 オリエンテーリングという競技に誇りを持ちましょう。羞恥心を捨て、労を惜し まず、あらゆる手段を駆使して勧誘に当たりましょう。そして何より、熱意を、誠 意を持って新入生に接しましょう。彼らは必ず分かってくれるはずです。   私からは以上です。皆さんの来年度の御健闘をお祈り申し上げます。 ──────────────────────────────────── ‐小山君へのインタビューから、彼のオリエンテーリングへの強い情熱を感じることができた。 新歓は楽ではないが、それはどこも同じである。励ましあいながら頑張っていきたい。 また、こうして強い意識を持ち創部に奔走する”芽”を、潰すことはしてはならない。 日本学連では、こうした新規加盟校への何らかの援助を検討中である。 ━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [2] 第1回幹事会topic〜数年以内に春インカレ宿泊自由化へ?〜 ━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ‐2010年6月5日土曜日、東大OLK大会前日、群馬県前橋市にて第一回日本学連幹事会が行われた。 詳しくは議事録を参照されたい。 (http://www.orienteering.com/~uofj/?blogid=1&catid=8&itemid=481) 本記事では、その中でから「日本旅行との契約による宿について」をピックアップする。 現在、春インカレの宿泊については、株式会社日本旅行と複数年契約を結び、 参加者間均一料金で大学別に宿舎を指定している。 この件に関して、幹事会に先立ち、2009年度事業部長の斎藤翔太(一橋大現4年)が 「2009年度日光インカレにおける日本旅行のサービス等に関するアンケート」を行った。 詳しい結果はリンク先を参照されたい。 (http://www.orienteering.com/~uofj/?blogid=1&catid=8&itemid=481) 今回のアンケートや、ここ数年蓄積されてきたアンケート結果から、 加盟員の意見として、 「斡旋宿は斡旋料もとられるし、宿のあたりはずれがあるので、割高感・不公平感が強い」 という意見が多数を占めていることが改めて分かった。   もちろん日本旅行による宿泊斡旋にもメリットは多く、それは ・ノウハウが蓄積されていて、さまざまな地域で宿が確保されたインカレが開催できる ・運営者側が宿を把握しているので、バス輸送拠点を宿の近くに設定できる などである。 これらを勘案した上で、今回の幹事会で話し合われた結論は以下である。 「バス輸送のみ業者に委託し、宿泊は自由化するというのを第一案とする。 この案のメリット・デメリットを加盟員に十分説明した上でアンケートを再度実施する。」 アンケートの結果で宿泊の自由化の賛成意見が多数を占めた場合、早くて 2011年度春インカレ(場所未定、2012年春開催予定)からの導入が目指される。今後要注目である。 〜〜編集後記〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 第1号からかなりのボリュームになってしまいました。 最後まで読んでくれた方、ありがとうございます♪ 私事ですが、先日、山形県で開催されたさくらんぼ大会に参加してまいりました。 近畿地方から車で片道10時間超の長旅でしたが、とてもエンジョイすることができました。 学生参加者も、北東学連や北信越学連を中心に多く見られ、特に50人超の新入生を獲得した 東北大学はとても賑やかでした。 各地の大会に参加し、旅行気分を味わったり、他大学の知り合いを作ったり… こういったことも学生オリエンテーリングの楽しさのひとつですよね! 大学生活はあっという間です。皆様のオリエン生活が実りあるものになるといいですね☆ (編集担当・市脇)    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇━各種お問い合わせ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇  ★全てのお問い合わせはこちらへ!ご意見、ご感想もお待ちしております★   ⇒shouhei.i@kt4.ecs.kyoto-u.ac.jp                         ◇自分宛てに届いたが登録に覚えがない方、配信停止を希望される方      ⇒このメールが届いたアドレスを明記して下さい。     ◇登録アドレスの変更      ⇒現在登録されているアドレスと変更希望のアドレスを明記して下さい。     ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆  日本学生オリエンテーリング連盟メールマガジン《いぶき》第1号        発行:日本学生オリエンテーリング連盟         発行責任者/斎藤 翔太    編集:日本学生オリエンテーリング連盟広報部         編集責任者/市脇 翔平   日本学連HP⇒ http://www.orienteering.com/~uofj/ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━