平成19年「強化事業」へのお誘い

高橋善徳さんのコメント

日本代表を目指すみなさんへ

 はじめまして、私はオリエンテーリングクラブみちの会に所属しております高橋善徳と申します。大学入学と同時にオリエンテーリングを始め、2000年から日本代表として毎年国際大会に出場させていただきました。
 大学入学当初は高校からオリエンテーリングをやっていた選手にまったく歯が立ちませんでしたが、その後の4年間で技術的にも体力的にも大きく成長することが出来、学生選手権で優勝することもできました。それは、大学時代に数多くの合宿に参加しオリエンテーリングスキルや体力トレーニングに対する系統的な知識を得、それを日々の練習に応用できたからだと思っています。私が通っていた大学は幸運にもクラブ員が多く、スキルの系統的な指導が行われる大学でした。しかし、クラブ員も減っている現在、そのようなスキルの系統的な指導もままならないまま、とりあえずオリエンテーリングの大会に出れば早くなるという気持ちで活動しているのが現状だと思います。もしかしたらこれは私の勉強不足かもしれません。しかし、オリエンテーリング技術、体力トレーニング方法を系統だって教える場が減ってきているのは事実だと思います。
 18年度から埼玉県協会では強化事業委員会を立ち上げ、年間を通した強化プログラムを作成し系統だった知識の教授、実地の練習など様々なレベルの参加者をレベルアップさせる活動をしています。私も1回は受講生として、1回は講師として参加させていただきました。1回目はランニングクリニックで「山をいかに速く走るか」というテーマで講義をしていただきました。オリエンテーリングに役立つウォーミングアップから、ルートチョイスのコツ、ランニングフォームなど非常に勉強になったと思います。2回目はオリエンテーリングに欠かせない地図読みに焦点を当て、すばやいルートチョイスとイメージについて学びました。ここで得られたことは「きっかけの一つ」なのだと私は思います。練習会でヒントを得てそれを自身の活動に役立てる。そういう場であったと思います。
 大会に出るだけがオリエンテーリングのトレーニングではありません。練習会に出ることによって目からウロコの経験がたくさんできると思います。エリートを目指して、さらには未来の日本代表を目指して練習会に参加してみませんか。埼玉県協会はそんな皆さんを心から応援しています。

齋藤まどかさんのコメント

埼玉県強化事業委員会練習会に参加して

 オリエンテーリングを長く続けているにも関わらず、一向に上達せずどうずれば速くなれるのかがわからなかった私は今年、強化事業委員会のほとんどの練習会に参加させていただきました(私にとって最も必要と思われる「フィジカルトレーニング講習会」は残念ながら参加できませんでしたが)。「対象はとにかく今よりもはやく・うまくなりたいもので、特にトップエリートを意識するものではない」という練習会の誘い文句が、とても魅力的に思われたのです。
 練習会の内容は、ファシュタ(一斉スタート)や読図練習といった初めて経験したものから、地形の見え方、リロケート、メモリー、ライン0などといった普段はほとんど行っていない練習まで様々でした。練習会を通してルートの単純化やマップコンタクト、コントロールのイメージ作りなどの大切さを理解することができました。漠然とオリエンテーリングをすることなく、こうした課題を意識して大会に出場するようになりました。練習会に参加した大きな成果だと思います。
 初めは自分よりずっとレベルの高い方々と一緒に練習することに、不安を感じていました。しかし皆さんより先に出してもらったり、ショートカットさせてもらったりとご配慮をしていただいたお陰で、その不安も無くなりました。また皆さんの颯爽と走る姿を間近に見て、私ももっと頑張ろうという気持ちにもなりました。
 準備から実施にいたるまで大変なご苦労をして下さった委員長の吉田さん、事務局の石井さんを始め関係者の方々、およびこのような機会を与えていただいた県協会に感謝しております。練習会を通して埼玉県の他クラブの方達と交流の場が持てたことも大きな喜びです。少しでも上達したいと思っている方には、是非練習会に参加されることをおすすめします。