--------------------------------------------------- 全日本リレー2005 インターネット・メールで集まった感想をひとまとめ --------------------------------------------------- 大阪府は好成績を収め、私の走りもまずまずで、 面白く組まれていたコースに満足して帰りました。 (大阪府・男性) 白石島楽しめました。 ロケーションと言う意味では、1996年の初菅平・1999年3月の秋吉台と 同じくらい、印象深い大会となりました。 船の欠航続きも終わってみればいい思い出です。 きっちり鎧岩にも登ってきました! 1/7500であの狭い範囲でももNewMapであれば、けっこう組めるものですね。 また事前大会〜当日大会までの小出しに出していく地図や、 直前のネタまきはうまくできていたと思います。 (愛知県・男性) それにしても、白石島はのんびりと、いい人ばかりで、本当に良いところでした。 また、走っているか飲んでいるかという生活の3日間はとても楽しかったです。 (長野県・男性) 白石島、むっちゃいい所ですね!!! スタートから1ポまでの登りで海がパーっと見えたり、 地元のじーちゃんばーちゃんが熱い声援を送ってくれたり、とても面白かったです。 (長野県・女性) お遍路Oでの2時間を切る快走、爆走には驚きました。 そんなスピードランナーと地元の73歳の老婆が同一テレインの中を競って走り 表彰式で互いの健闘をたたえあうシーンには感激させられました。 これぞオリエンテーリングの真髄?であり、白石島オリエンテーリングの特徴ですね。 (岡山県・運営者) ----------------------------------------------------- 土曜日から日曜日にかけて、日本列島は猛烈な寒気団に覆われました。 中国地方でも各地で大雪になりました。 しかしそこは「晴れの国・おかやま」さすがに瀬戸内は晴れてくれました。 しかし、海上の波は高く、白石島に渡る定期船や臨時便が 軒並み欠航になるという、まさに波乱の幕開けとなりました。 「ホントにこれで大会が開催できるの?」 運営者・参加者の誰もがそう感じた土曜日の午後でした。 「12月に欠航したのは初めて」 島の定期船のりばで働いている職員も驚く荒れ模様の瀬戸内海でした。 荒れ海に漕ぎ出す桃太郎の気分が味わえたということでお許しください。 まるで「瀬戸内海アドベンチャーライド」 それでもなんとか白石島にたどり着く最終便がつき 何とか土曜日の移動はなんとかなった感じです。 土曜日から日曜日の夜はまた風が強く 「朝の臨時連絡船は止まるんじゃないか」 と一種悲壮感が高まってきました。 暗い海に吹く風の音で、何度も何度も何度も夜中に目を覚ましました。 しかし、みんなの祈りが天に通じたのか朝になると風も少し弱まった時、 臨時便が笠岡港から「根性」で出航したというニュースが飛び込みました。 到着時間が遅れた時は、ひょっとして強風にあおられて 転覆でもしたんしゃないか?など悪い想像ばかりが膨らみました。 白石港に臨時船が到着して、大勢の参加者が会場を埋め尽くしたとき まずは一安心。今までの不安が消え、 これから行われる競技の成立に向け専念できました。 テレインはうっすらと雪化粧。 朝の冷え込みで、ヤブのテレインも通行可能度がアップ。 いよいよ全日本リレー開催となりました。 ------------------------------------------------------------------------ 今回、あらゆる参加者層に楽しんでいただけるように コースを設定させていただいきました。 しかし、そこは現実と想像。必ずしも一致してくれません。 ベテラン女子MVクラスは特に完走率が低くなってしまい 「つなぐ」リレーの醍醐味を削いでしまった点は反省します。 2位の神奈川県以降は結局繰り上げスタートになってしまいました。 大阪府ベテラン女子はフィニッシュ閉鎖15秒前に フィニッシュに飛び込み、WVでポイントを挙げました。 それまで団体総合得点で4位だった大阪府が このWVのポイントゲットでなんと同率2位までジャンプアップ! 最後の最後にナニワ女のド根性を見せました。 ヨレヨレでフィニッシュした、辻村ママは そのまま表彰台にまで連れてゆかれました。 さらにOLウェアのまま臨時船まで連れて行かれました。 この大阪府の表彰は閉会式までに間に合いませんでした。 お詫びいたします。 そのほかのクラスではベテラン男子クラスもかなりの苦戦をしました。 さらにシニア男子・シニア女子もかなり苦戦を強いられた模様です。 コースプランナーとしては、少し厳しすぎたのか?という思いと 日本選手権なんだからこのくらいのコースじゃないと手応えがない という思いが半々でした。 地元・白石島は非常に高齢化が進んでいますが 皆さん、とっても元気です。 地元のおじいさん・おばあさんの元気さを見ていたので ベテラン・シニア層に対して手応えあるコース設定に してしまったのかもしれません。 その一方、男子選手権ではルートチョイス重視のコース設定にしたため 易しいと感じた人も多かったようです。 難易度は実はMSが一番難しく、次いでME、WEとなっています。 --------------------------------------------------------------- 昨日は全日本リレー大会の運営者でしたが 本日は白石島・八十八箇所お遍路Oに当日参加で走りました。 全日本リレーで使用していない白石島の南西部から お遍路札所の祠を求めて島の中を走り回りました。 参加者は全日本リレー参加者で、島にそのまま残ってくれた 15名ほどと、白石島住民+近隣の笠岡諸島の住民が約15名参加し あわせて30名が白石島島内の礼場を巡るオリエンテーリングに 参加しました。 全日本リレーのテレインとは全く違った表情をもつ白石島西部。 石切り場のガケに驚きながらも走り続けました。 88箇所すべてを回れば、満願成就達成の証、開龍寺のご朱印が 貰えるというエサに連れられて、走り続けること2時間40分。 ついに88箇所完全制覇です。 今日の白石島はカゼはやや強いものの、 空はきれいに晴れ渡り、絶好のお遍路日和。 かなり顔が日焼けしてしまいました。 男子のほうは88箇所完全制覇したのは数名でましたが 女子で88箇所完全制覇したのは元木友子だけ。 その元木友子に次いで2位になったのは 地元白石島の74歳の女性のかた。 地元からの参加もどちらかというと年配女性が多く みんな元気に森の中のお遍路を沢山回っていました。 9:20のスタート号砲の時に 元木悟と奥村がダッシュで飛び出して行きましたが それに釣られて島の年配女性の人まで走り出すしまつ。 白石島にはオリエンティアスピリッツに通じるものがあるようです。 そういえば白石島中学校の生徒はリレー速かった。 (運営者・木村佳司) 女子2位だけでなく、3位、4位もやはり年配の地元の方。 我が妻(32歳、オリエンテーリング歴3年9ヶ月)は5位に終わりました。 いかに地の利があるとはいえ、倍以上の年齢の方に破れたことは ショックだったようです。 本人はゴールするまでモトキトモ選手に続く、余裕の2位になると 信じて疑わなかったようですから。 我が妻はそれでもオリエンテーリング歴短いし、競技意識もない人なので まだダメージは少ないのですが、これまでバリバリにやってきた男子ベテラン勢も 何名か地元のおばちゃんに破れており、まじめに悔しがっていた人もいました。 クラブカップ入賞経験のある某氏とか。 思っていたよりも地元の参加者が多く、 88ヶ所めぐりというのは年配の方には取っつきやすいテーマだったのかもしれませんね。 (茨城県・男性)