オリエンテーリングとは、地図上に示されたチェックポイントをいかに速く回ってくるかを競うスポーツです。
小学校などでやるような、ウォークラリーのように途中でクイズがあったりするレクレーション色の強いものとは一線を画します。
純粋にスタート→ゴールに要する所要時間を競います。専用の地図があればどこでもできますが、主に森の中で行います。
まずスタートで地図を受け取ります。地図上の○の中心にチェックポイントがあります。地図からは地形、各種特徴物、下草の強さ(通行可能度)
など多くの情報が読み取れ、その情報とコンパスを頼りにチェックポイントまで行きます。
チェックポイントを回る順番は指定されている形式のレースが主流ですが、その場合でも各ポイント間をどうやって進むかは自由ですので、ここで
地図を読む能力(どういうルートを取るのが早いかの選択)、プランどおりに進む能力などが問われます。そのため体力・走力だけでは勝てません。たまに体力と知力のスポーツと称されることがあるのはこのためです。
ちなみにオリエンテーリングの語源はドイツ語の「Orienterungs Lauf(方向を定めて走る)」だそうです。