今回は国立乗鞍青少年交流の家の「平成22年度 子ども夢基金 オープンドリーム事業」として、
小学生向けオリエンテーリング大会と、パーマネントコースを使った一般向け大会を併設し、2日間にかけて実施しました。
国立乗鞍青少年自然の家は、標高1510mの高地にあり、平地よりもかなり気温は低め。しかし、昨年5月のロゲイニングの時の大雨とはうって変わって今回は2日間とも快晴と天候に恵まれました。小学生の部には30名、一般の部には5名の参加をいただきました。
1日目は、体育館でクイックOを実施しました。小学生低学年・高学年・一般別に、それぞれ3パターンのコースに挑戦してもらい、3回の合計タイムを競います。
まず、藤島さん(三条OLC)から、 クイックOの説明を受けます。 |
今回は体育館が競技エリア。 特徴物として丸イスを使用。 |
大橋里空くん。最年少5歳ですが、正置をカンペキにマスターしてました。将来有望です! |
だんだんコースが難しくなっていきましたが、藤島さんの名実況もあり、みんな間違えずにゴールできました! |
クイックOでは、初めての子供でも、自分一人の力で考えてゴールまでたどり着くという、オリエンテーリングの競技としての重要な部分を実感してもらえたのではないかと思います。 また、競技範囲が狭いため、観戦者がスタートからゴールまでを、競技範囲に入ることなく見ることができますので、保護者の方も応援のしがいがあったのではないでしょうか。 これは今後も試していきたい企画です。
1日目は、夕食後、地図読み講習会兼翌日の競技説明と、天体観測で終了。
説明はわかったかな? | 県協会員が模型を使って地形の見方を説明 | 天体観測。去年のロゲインの時とは違って快晴で満天の星空でした。 木星の輪っかも見えたよ。 |
2日目はいよいよ屋外での大会です。まずは55個の常設コントロールをすべて回る55チャレンジがスタート。
09年5月のロゲイニングシリーズと同じコース設定で、当時の上位タイムに挑みます。
続いてCコース、Bコース、小学生がスタート。パーマネントコースのCコース、Bコース今回が初開催のコースのため、彼らのタイムが交流の家館内のランキングボードに載ります。
55チャレンジのスタート | Cコーススタート | Bコースのスタート | 小学生の部スタート |
スタートから一番遠いスキー場の駐車場付近を一般コースの参加者が通過していきます。 |
小学生高学年は一人でチャレンジ。1番コントロールで撮影しました。 |
低学年は保護者と出走。保護者のほうが疲れちゃったかな? |
2日間通して、けが人等もなく、無事大会を終了することができました。参加されたみなさんお疲れ様でした。
今回の子どもたちの中でも、オリエンテーリングをやったことがある子どもたちは半数以上ありましたが、オリエンテーリングが「1人で走ってタイムを競うスポーツ」ということを知っている子どもたちは少なく、今回の「1人ずつ走ってタイムを競います」という
ことは、とても大きな経験だったと思います。これからも本格的なオリエンテーリングに挑戦してくれることを期待します。
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