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第31回は、開催地として4回目の木葉下で開催された。1年とばして2年がかりでニューマップを作製する案と、リメイクでその年に開催する案が上がったが、現状で既に現役生が少なく、来年の運営人数確保が不確実であったため、愛好会員におなじみの木葉下をリメイクして使うことに決めた。
リメイクといってもあまり修正するところが無かったのだが、今まで何回か大会が開かれたところであったので、コースの回しにはセッターを中心に頭を悩ませていた。また、会場周辺に広い駐車場が無かったため、4キロほど離れたJAからバス輸送を行った。運営人数がギリギリであったため、OB・OGの方々の協力を仰ぎ、体験クラスは廃止した。
当日は、生憎の小雨模様となったが、地図中央の牧場の所有者が大会のことを聞いていなかった以外はトラブルも無く、パト救という名の野犬巡回隊のおかげで心配していた野犬の被害も無く、無事に開催された。なお、今大会のコントローラーはOBの立川洋氏であった。
大会マスコットのあぼっ犬は、調査の度野生動物に遭遇していたマッパーが、木葉下に生息する野犬たちをモデルに考え出したものである。
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本大会は、筑波大大会が始まって以来、初めての筑波大学キャンパス内での開催となった。
キャンパス内での開催にあたって、学生宿舎のあるエリアは休日でも通行者が多い、という理由で競技エリアから除外された。また、学内を走るループ道路の外側のエリアを使用する場合、必然的に横断箇所の設定と役員の配置を迫られ、コース設定も困難になるため、同エリアも除外された。競技形式は、筑波大学の広い敷地を活かすため、少し長めのスプリントレース2本の予選決勝方式となった。キャンパス内でところどころに見られる立体構造は本大会独自の記号によって地図上に表現され、これらの対応は参加者からは概ね好評であったようである。
一方運営に関しては、天候悪化や人為的トラブルの対処で不手際が目立った。渉外先の度重なる手のひら返しに苦しんだり、地図調査の進みに難があったりとオリエンテーリング大会の運営というものの難しさを思い知った大会となった。