「入四間」は1988年の第11回筑波大学大会のテレイン。茨城県では最も競技性の高いテレインで、南北方向の2つの大きな尾根が特徴的で、尾根まで登るのが一苦労であるが、尾根上は意外と平坦で快適な尾根走りができる。しかしながら、市街地から遠く離れているため、高い競技性と交通の不便さとのジレンマに悩むテレインである。
入四間は県道日立山方線沿いにある集落であるが、実はこの集落は「入四間」のマップ内にはなく、むしろ東隣の「赤根林道」(後出)に近い。
〜 茨城県桜村(現つくば市)
246haという単一キャンパスとしては最大級の敷地を有する筑波大学ならではのキャンパスマップ。愛好会員のトレーニングの他、体育の授業などにも利用され大活躍の地図である。大学の敷地内は疎林の林の中にブラウン系の色に統一された建物が整然と並び、モダンでアカデミックな景観を演出しているが、ところどころに学園都市建設以前の松林や池が残されており、変化に富んだオリエンテーリングを楽しむことができる。この地図だけは愛好会の所有マップではなく、筑波大学の所有である。そのため、なぜかこの地図だけ通行可能度Bの部分に違う色(黄緑)が使われている。
ちなみに、筑波大学のキャンパスが大学会館のところで細くくびれているが、これは学園都市を造成するときに、既存集落をさけて都市開発がなされた経緯があり、現在の天久保3丁目付近は、戦後満州から引き上げてきた人たちが入植したところで、この部分だけ買収されなかったかららしい。
「棚倉街道」は第17回筑波大学大会のために、1994年に「入四間」をリメイクしたもの。「入四間」にてマップ南側を東西に横断していた入四間道(県道日立山方線)よりも