OCAD8がフリーズする OCAD8
2003年5月5日

Q.ファイルが重たくフリーズするようになった
OCAD8を使用して作図が進むうち、テンプレートを沢山配置するうちに、段々とフリーズするようになってきました。
OCADはワードと同様に、テンポラリーを読みに行きますので、フリーズしても強制的に再起動すれば、大抵の場合書いた分は復帰できます。ところが、かなりの枚数の重いテンプレートを貼り付けたままフリーズして、次に強制再起動したところ、
「テンポラリーファイルが壊れていて読み出せません。」
がでて、そこから先にいけなくなりました。(何のコマンドを入れても、前述の「」が無限ループの如く出て一旦止まる)しかも、フリーズしたときに描いていた長ーいながーいオブジェクトは壊れてなくなっちまったまま。

A.OCAD7形式で保存してみる
OCAD8は自身のファイルフォーマットの中で複数個のテンプレートファイル情報をもっています。OCAD7の時は、フルパスで一致しないと、マシンを変えたときにテンプレートファイル(しかも配置できるのは1個のみ)を再度読み出すことは出来ず、もう一度[F9]でアジャストしないといけなかったんですが、OCAD8では、テンプレートの位置情報をファイルの内部で持っていますから、たとえマシンが変わっても、もう一度、テンプレートファイルの場所を探して指定してやれば、前に配置したときと同じ位置で自動的に配置してくれ、すぐに作図再開ということができます。出先でノート、自宅でデスクトップという作業でも殆どストレスが無いわけですね。
で、この超便利機能を一旦切ってしまえば、前述の無限ループのトラブルは最低限の損害で脱出できるのではないか、と考えました。テンプレートが絡むグラフィック関係が原因なのは判っていますから。


やり方は、一旦OCAD7形式で保存する。
これで、スッピンの地図情報だけのファイルになりました。
そしてもう一度OCAD8で開けば、無限ループの悪魔のメッセージは出てこなくなりました。無くなってしまったオブジェクトを描きなおして、テンプレートを全て[F9]で再配置すればOKです。
どうにもならなくなった時、OCAD7形式で保存することができれば、復活させることができるかもしれません。