イラストレータ9で混色地図をプリントする
2000年11月30日現在
 

混色地図を電子的に作成することができます。
イラストレータ9の新機能でこのように、パープル丸の下のオブジェクトを、表示することもプリントアウトすることができます。


 

 イラストレータ9でコース版(パープル)の下を透過して見せるのは、「透明度(不透明度)」という指定によるものであり、オーバープリントとは別物です。
透明にしたいレイヤーの、レイヤーアピアランスの透明を乗算にする。ことによって実現しています。
 

 これを利用して、イラストレータ9を使用して混色の地図を作成する場合、以下のような使い分けをすると良いようです。

カラープリンタによる出力時:
 透明の設定によりコース版の下を見せることができる。
  透明にしたいレイヤーのレイヤーアピアランスの透明を
  乗算にする。

オフセット印刷時:
 通常通りオーバープリントの指定で対処。
 

 透明を使うのではなく、オーバープリントプレビューを使っても混食できます。ただ、Postscriptプリンタでない場合、どうも色がおかしいことがあります。スポットカラー(特色)を使っているからかもしれません。おまけにビットマップに展開されるので非常に時間がかかります。

また、Postscriptプリンタでオーバープリントに対応していない機種でもIllstrator9から印刷した場合、オーバープリントが印刷時に再現されるようです。