大芝高原
長野県上伊那郡南箕輪村 1998年7月現在
 
地図
地図名  信州大芝高原
縮尺 1:15,000
等高線間隔  5m
通行可能度表示  3段階
印刷色 5色
地図サイズ 縦21cm×横12cm
地図調査期間 1993年5月-7月
調査者 元木悟 溝口昌晴
作図者 元木悟
作成目的   
 
第15回長野県オリエンテーリング大会での使用   
(1994年8月6日)
 
交通
公共交通機関   JR飯田線より徒歩1時間
自家用車 中央自動車道「伊那IC」より車で5分
駐車場 テレイン内公園に多数駐車場あり
 
施設
宿泊施設  大芝荘 0265-76-0048
 
テレイン説明
長野県上伊那郡南箕輪村にある平地林一帯を「大芝高原」と呼んでいる。     
伊那周辺には比較的面積の広い平地林が3個所あって、そのすべてに現在O-mapが存在する。     
「ますみヶ丘」、「信州大学農学部演習林」、そしてこの「大芝高原」である。     

この大芝高原は畑の中に取り残されたような平地林でちょうど1km×1kmほどの大きさ。     
周囲が灌漑によって農地になっているので、この森も農地化される可能性があったと思われるが、     
薪炭林として残されたのではないかと思う。     

現在、大芝高原の中は南箕輪村の社会福祉施設が多い。グランド、テニスコート、プール、野球場、マレットゴルフ場、フィールドアスレチック、人工池、そして宿泊施設。     
テレインの半分はこうした公園のような雰囲気である。     

植生状況は概して良い。それは林業の手入れが良く、林床が常時下刈りされているからである。     
アップダウンも殆どなく、地形変化にも乏しく、人工特徴物も多い事から、初心者向けのテレインと言えるだろう。     

 上級者にはあまりにも簡単すぎるテレインであるが、合宿のメニューで様々なバリエーションオリエンテーリングを試すには絶好のテレインである。ナイトO、コリドアO、コンパスO、メモリOなどを行うと非常に楽しいものがある。    

このテレインは信州大学農学部の溝口氏によって最初にO-map化された。といっても個人の趣味で作った地図で、確か暑中見舞いのハガキに印刷された地図だった。1991年頃だったと記憶している。    
その後、本格的に調査され、O-map化されたのが1993年。伊那市「ますみヶ丘」で開催されたインカレショート大会の地図と同時に印刷された。しかしその存在は1994年まで伏せられており、1994年の第15回長野県OL2日間大会の1日目のテレインとしてデビューした。    

このテレインの地図はまだ在庫があるので、是非皆さんにも利用してもらいたい。高速道路、県道から非常に近く、しかもテレイン内部には何個所も駐車場がある。非常に使い易いテレインである。    

8月末の週末には大芝高原花火大会がある。この日にオリエンテーリングを午前中行って、午後からは高原内部のプールで泳ぎ、夕方はマレットゴルフ、夜は花火大会を見るという風にすると一日中楽しめる。    
ここの花火大会のスポンサーは個人レベルで花火を提供している人が多い。花火大会のアナウンスが「花火プログラム×番、○○さん提供、米寿の祝い」というのが多いのが、この大芝高原の花火の特徴である。