鳩吹公園
長野県伊那市 2003年8月現在
 
地図
地図名  鳩吹公園
縮尺 1:10,000
等高線間隔  5m
通行可能度表示  4段階
印刷色 5色
地図サイズ B5横
地図調査期間 2001年5-8月
作図者 島崎和彦
作成目的 水篶刈大会、クラブカップ2001大会にて使用
 
交通
自家用車  中央自動車道「伊那IC」より10分
駐車場  鳩吹公園駐車場70台
 
施設
公園施設  鳩吹公園
宿泊施設    

 

鳩吹荘    
ますみ荘   
あいや山荘
レストラン みるく (鳩吹公園近く)
 

テレイン説明
 このテレインは大きく西の急傾斜の部分と、東の緩斜面に分ける事ができる。西の急傾斜の部分は中央アルプスの裾野の一部であり、典型的な山岳テレインの様相を見せる。   
これに比べて、テレイン東部は伊那谷に残る数少ない平地林であり、地形的変化に乏しい。東部の平地林の部分は傾斜が緩い上に通行可能度も良いため、練習会や合宿でさまざまなメニューを組む事が可能である。   
 このテレインはこの東部と西部のタイプの違う地形を使う事によって、狭いながらも変化に富んだ本格的なオリエンテーリングコースを設定する事が可能である。    

 このテレイン西部と東部の間にあるのが、鳩吹公園で、練習会など会場として最適の位置にある。またテレイン内部には民宿も点在し、パラグライダー場下にはレストランもある。    

 鳩吹公園は産業廃棄物処理場を埋め立てた上に立っている。以前のこの場所はカラスが飛び交う、あまり近寄りたくない場所だったが、今ではすっかりきれいに整備され、非常に気持ちの良い場所となっている。 鳩吹公園は現在はつつじの名所としても有名となりつつある。   
 鳩吹公園では、休日の10時、12時、14時に時計台から巨大な鳩が出て羽ばたく姿が見物である。あまりに巨大なので、最初、鳩とは思わず鷲だと殆どの人が思うらしい。

  

地図歴
  
地図名 作成年 作成目的 縮尺
等高線
間隔
通行
可能度
表示
作図者
鳩吹公園 2001年 水篶刈大会
クラブカップ2001
1:10,000
5m
4段階 島崎和彦 CAD
信州伊那高原
ますみヶ丘
1993年 インカレショート1993
(第1回)
1:15,000
5m
3段階 元木 悟 ペン
作図
ますみヶ丘 1988年 信州大学部内練習会 1:15,000
5m
3段階 斎藤 寛 ペン
作図
  
 
 このテレインは、第8回インカレ(1985年度)のテレイン下見の際に、そのテレインとしての良さが発見された。

その後、1988年に信州大学オリエンテーリングクラブ伊那支部の手によってO-Map初代「ますみヶ丘」が作成された。(作図者:斉藤寛、前沢典明) この地図はますみヶ丘の平地林部分のみを地図化したものである。
 1990年、この地図を使用して、当時信州大学4年生の大島健一を実行委員長として第1回伊那市民オリエンテーリング大会が開催された。   
 初代「ますみヶ丘」の地図の印刷分1,000枚を使い切ったところで、このテレインは自然にクローズ状態となった。    

 日本でもオリエンテーリングのショートディスタンスの学生選手権を行おうという動きがあり、1993年にこのますみヶ丘の地図がリメイクされて、第1回ショートインカレが開催された。(1993年10月24日)  ショートインカレ直前に鳩吹公園がオープンし、ここが会場となった。この地図範囲は木曽山系を含む拡大リメイク。平地林と山岳とが混ざり合ったテレインとなった。
 さらに翌年の1994年真夏に行われた長野県2日間大会でも使用され、好評を博した。(1994年8月7日)  その後は地元信州大学の練習テレインとして、また、合宿テレインとして小規模な利用にとどまっていた。

 2001年、信州大学オリエンテーリングクラブのOB団体「水篶刈」(みすずかる)によって、このテレインはリメイクされた。この地図が「鳩吹公園」である。この地図は水篶刈大会にて使用される。これにクラブカップが便乗する形となり、参加者1,000名もの巨大イベントになった。