第7回全日本リレーオリエンテーリング選手権大会       
長野県選手の感想 
 
 
団長       
■三浦千鶴       
「コメントを書くことだけが仕事、という困った役職でございます。なのに、「団長、団長」と呼んでいただいて(呼びやがって、とも言う。)誠に恐縮でございます。     
しかし、それをきっかけに「手ぬぐい」が企まれ、選手団というまとまりを感じることができ、でっかい応援につながったことは大変喜ばしい。これまでと比べて良い成績ってのもすばらしい。     
でも、最後の「もっといける!」という雰囲気が、今回の最大の収穫だったと思います。みなさまの今後のご活躍を期待いたしております。・・・が、「団長!」はホントに、すごい恥ずかしいんだってば。」     

3バカ感想     
「日光インカレの感想文に書いたことが実現できました。2年8カ月たって、私たちはすごく変わってしまっているつもりだったのですが、表彰の時の写真を見たら、相変わらずバカまるだしでした。チーム組んで出れただけで大満足だったのに、入賞するなんて驚きました。メダルかけてもらって握手して、うれしかった?!     
レースの方は「へたくそっ。」だったけど。ヴィジュアルで、応援聞こえる中で走れて楽しかったです。ありがとうございました。」     
 

監督       
■川合勝久       
 長野県は、ME,WE,MJの3クラスで最高順位を更新、初参加のWJを含め、全5クラスでウムスタートなしでの完走を果たしました。WEクラスの4point獲得(9位)により総合順位は12位へ。一般クラスでは、W21の『帰ってきた3バカ』が3位入賞しました。     
 チームとしては、セレクション、県練習会、特製手拭い等で大会に向けて県全体が盛り上がったことが良かったですね。大会当日のランナーがビジュアル区間を通過する際の応援の大きさは、特に印象的でした。     
 成績面については、もっと監督としての欲もあったのですが、 ”県史上最強のチームではあったが、最高を大きく越えることはできなかった。上位とは明確な差があり、次回以降に向けてチームとして大きな宿題を頂いた。”というのが今大会の率直な感想です。     
 第7回全日本リレー選手権大会は、長野のオリエンティアが親交を深める良い機会となったかと思います。協力して頂いた方々、参加して下さった皆さん、大会を運営して下さった方、全ての皆さまに感謝したいと思います。ありがとうございました。     
 
男子選手 4走       
■片瀬泰幸       
 前日行われた全日本の総会も無事終了して、僕の心は晴れ渡っていました。でも、丸山さん、元木さん、薛さんまではほかの人も知っているのですが僕のことを知っている人などいるはずもなく、「かたせって誰?速いの?」なんていわれているのを聞いてしまうと僕の緊張は一層高まっていきました。レースはぼろぼろでした。それでも順位を上げられたというのは運がよかったのでしょう。ビジュアルで最初、声援が少なかったのが残念でしたが・・・。最後に、川合さん、応援してくださった皆さん本当にありがとうございました。
男子選手 2走     
■元木悟       
 私は試行大会からずっと長野県チームのMEを走り、ここ数年は他県と競い合うことを目的に1走をやらせていただいた。今年は筑波、京都、信州の其々の大学でインカレ団体戦選手権クラスを走ったメンバーで構成され、私の役割は変わった。しかし、私も含めて、チームは十分に力を発揮できなかった。来年への課題は残った     
が、やるべきことが明確になったそんな大会であった。川合監督をはじめ、県協会の関係者に感謝するとともに、来年の兵庫では各クラスで更なるレベルアップが出来るよう、努力しよう。     
 
男子選手 1走  
■丸山茂樹  
 全日本リレーは選手権としては3回目、ジュニアを含めると  
4回目の代表でしたが、過去3回と同様、今回もふがいない結  
果に終わってしまいました。ひとえに自分の実力不足だと痛感  
しています。最近自分を取り巻く環境が変わり、ようやくオリ  
エンテーリングの競技力向上という点においてより質の高い日  
々を送れそうなので、自分自身を地道に少しずつ組み上げてい  
きたいと思っています。1年間かけてどこまでいけるかははな  
はだ疑問ですが、もし1年後にチームのメンバーとしてふさわ  
しい実力が備わっているのならばまた走りたいと思っています。  
 チーム全体に関しては、僕が言うのも何ですが、まあ、妥当  
な成績じゃないでしょうか。当日どうこうとか事前の対策とし  
て云々とかそういう問題じゃないでしょうし、だいたいそんな  
ことで速くなれれば苦労はないでしょう。それほど明確な差が  
他県とはあると思います。他県に追いつくためには、各個人が  
非常に地道なプロセスを経なければいけないでしょうし、その  
ためには日々の生活で何か犠牲になることもでてくるでしょう。  
そうでなければ、素質ある優秀な人材が長野県に流入してくる  
のを待つしかないでしょうね。  
 まあ、全日本リレーがそこまでする価値のある大会なのか、  
とか、そもそもオリエンテーリングに対してそこまでする価値  
があるのか、という問題もありますし、団長さん、監督さん以  
下皆さんのおかげで盛り上がった楽しい大会でしたので、よか  
ったのではないでしょうか。結果だけを求めてオリエンテーリ  
ングをやってるわけじゃないでしょうし。  
 いずれにしても、関係者の皆さんにつきましては、どうもあ  
りがとうございました。まあ、僕は全日本リレーはこんな感じ  
でいいんじゃないかと思っています。個人的には。  
 
男子選手 3走  
■薛孝太郎
今回は2年前の広島での全日本リレーを京都代表で走って以来2度目の全日本リレーのさんかでした。とても情けないレースになってしまったのは結果をご覧の通りですが、やはり推薦で出場した身としては許されることではないと思うので皆様(特に選手に選ばれなかった)には期待に応えられなかったことをおわびしたいと思います。そしていろいろ支えて下さった方々に感謝申し上げたいと思います。

反省点としては、コースの要求に対してまったく走れなかったこと、走り主体のコースとしては致命的な大きなミス(コントロール通過後の通過したコントロールの取り違えによるもの。7ー8分?)をしてしまったこと、の二つにつきると思います。本当に情けない限りです。あわよくばとてもテクニカルなコースを期待していたのですがそれも運悪くかなえられず、いいとこなしに終わってしまいました。(本当は走力派ともいわれていたことあったのですが)

チーム全体としても僕がレースをぶち壊してしまったことを置いたとしても、全体的に力を発揮できずに終わってしまったのではないかと思います。来年もどのようなチームを作っていくかは人的資源が少ない長野県では課題になると思いますが、少しでも自分が力になれるように走ってやせることが当面の僕自身の課題です。
 

女子選手 2走 
■薛 収子 
 最近、私にとってのオリエンテーリングとのかかわりは、自分から目標を立ててトレーニングを継続しているという状況ではなく、生活に追われる毎日のなか、声がかかれば出て行って俗世間から離れて、楽しい時間をそこに集う人達と共有できると言うものです。 
 今回は、自分でもあまりいいレースは出来ず気持ちよく走ることは出来ませんでしたが(トレーニングしていないから当然なのですが・・)、皆さんに協力してもらい練習会にも参加できたこと、大きな声援をもらったこと、とても嬉しかったです。これからもマイペースで続けていきたいと思います。よろしくおねがいします。 
 
男子ジュニア選手 2走     
■黒田幹朗     
11月1日に行われた全日本リレーで、僕は去年と同じMJクラスに参加した。今年はけがのため、不本意な形でMJクラスに選抜されていた上に、一週間前のインカレセレクションのほうに気をとられていたので、いまいち集中力にかけていたように思う。そのため、レースの内容も、特別悪いところはないが、たいして早くないという結果に終わってしまった。できれば来年はMEに出て、全国トップレベルの人たちと競いたい。     
 
男子ジュニア選手 3走     
■出口淳一     
今年のMJはセレクションがありましたが、あまり良くなかったけど監督推薦でMJに出ることができました。実際のレースのほうは、前半あまり走る事ができず、後半ではつぼってしまったのであまり納得のいくレースではなかったです。また、ラスポの前あたりで京都のMJに抜かれ、そのまま道走りで抜けなかったので、体力のなさを感じました。でも、今年は去年よりも長野県で走っているという感じがし、リレーは好きなので、楽しい大会でした。これからは、体力をつけ、技術的にももっと上手くなってインカレに向けて、また来年はMEに出れるよう頑張っていきたいです。     
 
女子ジュニア選手     
■小林啓子     
全日本リレーで補欠でした。ところが先輩思いの出利葉は風邪をひき、私に選手の座を譲ってくれました。しかし、当時の信州大学・上田市部では風邪菌が大発生しており、私もその例外ではなく、体調不良によりレースのほうは・・・。前半のキツキツの上りに気持ち悪さも覚えながらもなんとか前走者の順位を維持してゴール。とりあえず出利葉の代役は果たせたかな、と少し安心しました。リレーってたくさん応援できるし、してもらえるので、とても楽しいです。     
 
男子シニア選手 1走     
■木村佳司      
 今回は三浦団長と川合監督の努力によりセレクションの段階から今までにない規模の選手団となりました。この全日本リレー大会を中心にまとまって行けたことが今回一番よかったことだと思います。個人的には、体調も悪く、体力トレーニングも無い状態でした。コースは事前の予想を大きく覆す、山岳オリエンテーリングでした。これはきつかった。ミスは殆どないものの体力で他県に水を開けられてしまいました。やはり各県の代表選手の皆さんは速い。     

 

男子シニア選手 2走     
■目黒一夫     
リレーでは飛んでしまう私ですが、今回は蜂に刺されたせいか何とかまとめられました。実は蜂に出会う前のCP4で前走の岐阜を追い抜き、離さなければとCP5への安易なアタックでミス(コンパスで沢の向きを確認せず--約6分)。岐阜の人も後から同様に、そこで静岡とも一緒になった。リロケートし3人で問題の蜂の巣へと向かう。何とか二人を抜きたいと気持ちが急いて、道路から尾根筋に向かうのに無理して藪から入ったらアウト。太股の裏に何かチクッとしたなと思ったら今度は表側にズキンと一発。思わず見ると大きなスズメ蜂。前の静岡の人も一発。近くに役員が居るしどうしようか迷いました。が、ままよ、具合が悪くなった時の為にあとは道走りを選んだのでした。     
 
男子シニア選手 3走     
■須田剛     
 今年は2月から8月まで上海で勤務していたため、11月になっての初レースでした。少しずつ走るようにしていたのですが、いつも光化学スモッグでどんよりした上海のこと、爽快に走るわけにもいかずだいぶ身体がなまってしまいました。     
 地図をいただいていたので、イメージトレーニングだけは念入りに行い、苦手だった尾根、沢の攻略に取り組みました。当日は自信をもって山に入ったのですが、2カ所で見事にひと沢間違えてだいぶロスってしまいました。でも久しぶりのレース、とても楽しむことができました。     
 12月の「みちの会大会」では長男(9歳)がM10クラスでデビューするかも。     
 
W21「帰ってきた3バカ」    
■青木美佐緒 (写真中央)     
 久々というとで、全部歩いてまわって来ました。たぶん走ってつぼるよりはましだと思ったので。案の定一つも間違わずに帰ってこれました。でも、タイムはあまり良くありませんでした。このメダルは残りの二人のがんばりのおかげだと思っています。感謝感謝。本当に楽しかったです。長野県の盛り上がりはとても面白かったで    
す。また来年も参加できたらいいな。そのためにはダイエットしなくては!!最後に、監督サン、団長サンご苦労様でした。     
    
W21「帰ってきた3バカ」     
■中込裕子 (写真右)     
 私達が大学1年の時は「爆発的に楽しかった」時期だった。3人で一緒の事するのが特別になる、なんて思いもしなかった。今回はその特別に楽しいメンバー・・・初めて3人で走ってうれしくてその上メダル。「帰ってきた3バカ」というアナウンスが恥ずかしい事より、大声、大笑いで楽しんじゃえ〜、の方が勝っていた。「3バカ」は不滅、いつかまた帰ってこようじゃないですか。