全日本リレー大会
長野県チーム
1998年11月1日 神奈川県小田原市
コメント:監督 川合
 
 第7回全日本リレーOL選手権大会の選手権クラスの上位を含めた詳細成績です。(信州大学の学生さんが協力して速報を取ってくれました。) 
  


■選手権クラス 

ME 男子日本選手権クラス 23県 

 1位 神奈川 入江崇  ?鈴木卓弥 ?上坂寛之 ?山本英勝 
             45'11"   47'13"   45'47"  51'13" 
                  1`32'24"  2`18'11" 3`09'24" 
 2位 埼玉  柳下大  ?小河原成哲?新隆徳  ?羽鳥和重 
        53'58"  45'22"  45'57"  47'58" 
             1`39'20" 2'25'17" 3`13'15" 
 3位 千葉  土井聡  ?香取伸嘉 ?山口大助 ?松澤俊行 
        52'01"  50'12"  46'23"  46'56" 
            1`42'13" 2`28'36" 3`15'32" 
 4位 茨城  斎藤創一 ?加々美健朗?山口尚宏 ?村上健介 
        47'04"  52'08"  48'42"  48'07" 
            1`39'12" 2`27'54"  3`16'01" 
(失格)静岡  和久田好秀?水嶋孝久 ?平井均  ?村越真 
        52'35"  46'58"  55'29"  41'20" 
            1`39'33" 2`35'02" 3`16'22" 
 5位 東京  小泉辰喜 ?利光良平 ?菅原琢  ?鹿島田浩二 
        59'35"  49'16"   46'53"  40'44" 
            1`48'51"  2`35'44" 3`16'28" 
 6位 愛知  佐藤直季 ?稲葉英雄 ?落合公也 ?羽柴公貴 
        55'29"  46'26"   50'20"  52'52" 
             1`41'55"  2`32'15"  3`23'12" 

 11位 宮城  山田敦史 ?小野田雄介?久米田誉晃?出島秀一 
        50'24"  57'28" 
              1`47'52"  3`51'08" 

 14位 長野  丸山茂樹 ?元木悟  ?薛孝太郎 ?片瀬泰幸 
        55'35"   55'30"  1`04'36" 1`07'09" 
             1`51'05"  2`55'41" 4`02'50" 
         (18位) (13位)  (15位)   (14位) 

 ※4番目のタイムの静岡は『立ち入り禁止区域』に立ち入ったため失格。 
 千葉についても同様の提訴があり、現在審議中の模様。 

 1走では神奈川の入江崇が2年連続のTOPゴール。2走以降もタイム差を拡げ神奈川の2連覇。埼玉は1走でやや出遅れるものの、2走以降地力を発揮し、2位へ。 
3位、4位には千葉、茨城と関東勢が。茨城はインカレを今年度のICSチャンプ村上健介を始めとする筑波大学現役・若手OBを中心とする若いチーム構成。 
4番目にゴールした静岡(失格)は、3走の準エース(平井均)が出遅れるが、4走の全日本チャンプ村越真の走りが光る。過去ME3勝をあげている東京は1走で大きく出遅れたが、2走以降の追い上げ、4走の鹿島田浩二の最速LAPにより5位入賞。 
6位愛知は、静岡の失格もあり、今年も手堅く6位入賞を果たした。 

 その他では、3走終了時点で入賞圏内にいた石川の健闘が光る。(最終成績10位)石川は、1走が奥村智憲(昨年度金沢大学のエース)、2走は猪飼雅(金沢大学2年・JWOC選手)、3走は山岸甚太郎(金沢大学4年・ICS7位)、4走は小林力(金沢大学OB)のメンバー。同じ北信越地区のチームの全国区での活躍は非常に嬉しいものである。 

 長野は1走(丸山茂樹)がやや出遅れ、第3集団の大パックでゴール。(風邪のため、若干体調不良だった模様。)2走のエース元木悟は、ポイント圏内(12位)以内への浮上が期待されたが、+5’のミスを犯し、上位戦線への浮上ならず。3走(薛孝太郎)は、3番で大きなミス(+10’)を犯し後退。この時点で速報ボードから県の名前が消え、3走終了時点でのチームの戦略であった”12位Pointラインに対して+10'の貯金”は果たせず、ポイント獲得も絶望的に。しかし、当初最大の不確定要素と思われた4走の片瀬泰幸(信州大学3年)が手堅くまとめ、順位を1つ上げる快走を見せ、15番目のゴールを果たす。これで、過去最高成績であった広島での第5回大会での15位と並ぶ。そして、静岡の失格判定により順位は1つ繰り上がり、県過去最高順位の14位の成績となった。 


 
 
 WE 女子日本選手権クラス 19県 

 1位 東京  竹内亜希子?福士淑子 ?金並由香 ?千葉あかね 
         59'45"      49'45"      46'40"      53'12" 
                            1`49'30"    2`36'10"    3`29'22" 
 2位 埼玉  新桂子  ?三好暢子 ?高野由紀 ?田島利佳 
                  56'21"      54'17"      49'01"      50'20" 
                            1`50'38"    2`39'39"    3`29'59" 
 3位 愛知  山口純子 ?堀出知里 ?伊藤恭子 ?落合志保子 
                  50'27"    1`04'08"      53'03"      48'59" 
                            1`54'35"    2`47'38"    3`36'37" 
 4位 神奈川 渡辺寿理 ?小山由美子?宮川祐子 ?志村聡子 
                1`05'05"      56'53"      50'08"      49'50" 
                            2`01'58"    2`52'06"    3`41'56" 
 5位 静岡  太田麻依 ?吉村静香 ?立花純子 ?高木喜美江 
                1`13'15"      52'49"    1`00'02"      44'23" 
                            2`06'04"    3`06'06"    3`50'29" 
 6位 茨城  田中裕子 ?佐々木峰子?吉田奈津子?加藤真理 
                1`02'49"      51'04"      55'00"    1`12'06" 
                            1`53'53"    2`48'53"    4`01'29" 
  

 7位 千葉  安形希見子?中村正子 ?赤石英美 ?河野真理 
                1`02'34"      53'29"      50'02" 
                            1`56'03"    2`46'05" 
 8位 京都  佐藤渚  ?安井千晶 ?辻井享子 ?鳥羽都子 
                1`07'42"      52'38"      54'41" 
                            2`00'20"    2`55'01" 
 9位 長野  渡辺裕子 ?薛収子  ?山浦友子 ?高橋美和 
                1`11'18"      55'38"      53'46"    1`05'54" 
                            2`06'56"    3`00'42"    4`06'36" 
              (14位)    (12位)     (8位)   (9位) 
  

 1走のTOPゴールは、岐阜の丹羽美智子、愛知の山口純子の両走力派ランナー。 
主力を2走以降に温存した埼玉、東京、京都らがそれに続く。 
2,3,4走にずらりとエリートランナーを並べた東京、埼玉が2走で一気に上位戦線に登場。以降両県の激しいマッチレースとなるが、東京が前年度優勝の埼玉をかわし通算3勝目を上げる。埼玉は、4走田島の追い上げ届かず、37秒差の2位。3位の愛知は下馬評では走順ミスとも思われたが、1走での大きな貯金、4走のエース落合志保子の快走により余裕の3位入賞。4位神奈川は、1走の出遅れが響き上位争いに加わることはできなかったが、2走以降着実に順位を上げ入賞を果たした。5位静岡は下馬評は低かったものの、2走(吉村静香)の快走、4走(高木喜美江)が最速LAPとなる驚異44'台のタイムを叩き出し、4走で4人抜きでの5位入賞。(ちなみに、静岡はWSへポイント獲得のため女子の主力を回し、WEは若手主体のチーム編成)6位入賞の茨城は、筑波大学・茨城大学の現役・OGによる若いメンバー構成。(茨城も若手主力選手の一部をWJに回し、WJでは優勝を果たしている。) 
惜しくも7位の千葉は、3走終了時点で良いポジションにつけたが、最後の争いで静岡・茨城に敗れた。8位の京都は、強豪京都橘女子大学の学生を中心とした関西の若手女子によるチーム構成。 

 長野は、1走に起用した県セレクション1位通過の渡辺裕子がアップを走りきれず出遅れる。しかし、2人のエース2走の薛収子、3走の山浦友子の快走により3走で8位と中位に浮上。上位の千葉・茨城のもたつき、下からの島根らの追い上げにより、4走中間ラジコンでは、6位と3分差、12位とも3分差との大混戦状態となった。4走の高橋美和がこの混戦から上手く抜け出せば初入賞!と期待も高まったが、結局9位でのゴール。第1回大会以来となる4Pointを獲得した。 


 
 
MJ 男子ジュニア選手権クラス 23県 

 1位 福島  兼田遼太郎?紺野俊介 ?高橋喜徳 
                  47'30"      45'43"      40'01" 
                            1`33'13"    2`13'14" 
 2位 東京  井下田哲 ?木俣知大 ?清水英仁 
                  48'45"      51'02"      47'17" 
                            1`39'47"    2`27'04" 
 3位 神奈川 田崎友康 ?斉藤一之 ?榎本和弘 
                  48'38"      50'04"      49'20" 
                            1`38'42"    2`28'02" 
 4位 愛知  安井真人 ?小島祐介 ?丹羽正和 
                  46'53"      56'10"      47'07" 
                            1`43'03"    2`30'10" 
 5位 群馬  飯野雅人 ?金谷敏行 ?増本渉 
                  52'46"      46'33"      53'16" 
                            1`39'19"    2`32'35" 
 6位 宮城  桑野隆行 ?渡辺優  ?田村洋一 
                  56'04"      49'55"      47'06" 
                            1`46'59"    2`33'05" 

 13位 長野  山本雄一 ?黒田幹朗 ?出口淳一 
         1`01'15"      56'29"    1`12'30" 
                            1`57'44"    3`10'14" 
              (14位)    (13位)   (13位) 

 関東の学生エリートランナーで固めた福島が2年連続の優勝。(福島は昨年も全く同じメンバー・走順) 
入賞した2位の東京、3位の神奈川も関東で活躍する高校時代からの経験者を含めたエリートメンバーによるチーム。MJはMSと同一コースだけに学生の速さが光る。 
 長野は、快足の東北大学2年山本雄一を1走に、北信越チャンプの黒田幹朗を2走に上位争いを狙ったが届かなかった。MJの黒田、出口は2年連続の代表選手。来年以降は成長し、MEでの活躍が期待される。 


 
 
 WJ 女子ジュニア選手権クラス 14県 

 1位 茨城  上松佐知子?渡辺啓子 ?山田陽子 
                  51'03"      56'48"      53'48" 
                            1`47'51"    2`41'39" 
 2位 東京  長田江美 ?酒井真由美?近藤寛子 
                1`15'08"      53'50"    1`12'50" 
                            2`08'58"    3'21'48" 
 3位 群馬  横室奈緒美?井上アヤ乃?石原悠子 
                1`03'57"      56'54"    1`21'56" 
                            2`00'51"    3`22'47" 
 4位 神奈川 関野ミキ ?葛城敬子 ?山根玲 
                  59'42"      56'31"    1`32'59" 
                            1`56'03"    3`28'12" 
 5位 静岡  田沢富美子?森田由希子?重安明子 
                1`02'16"    1`12'49"    1`18'23" 
                            2`15'05"    3`33'28" 
 6位 千葉  岡田栄子 ?金子恵美? 米村美保 
                1`14'30"    1`12'10"    1`10'46" 
                            2`26'40"    3`37'26" 

 9位 長野  広田さやか?小林啓子? 松澤理子 
                1`04'11"    1`06'40"    1`49'08" 
                            2`10'51"    3`59'59" 
                (6位)   (6位)   (9位)      
  

 前評判の高かった茨城が1走から独走して完全勝利。筑波大学2年の上松佐知子 
(長野県出身)は、2年連続1走TOPゴール・区間TOPタイムの素晴らしい記録を残した。2位以下はめまぐるしく順位の入れ替わる、つぼりあいの乱戦となったが、5位の静岡以外は関東の学生を中心とするチームが入賞を果たした。 

 長野は、1走の新潟大学3年の広田さやかが6位と好発進。2走の信州大学3年の小林啓子も手堅くまとめ、順位をKeepしてつないだ。3走は各県とも大発散する選手が相次ぎ、順位は大きく入れ替わる。長野3走の東京工業大学1年の松澤理子はミスした後のリカバリーに失敗し大きく発散、9位に後退。WJは、残念ながらPoint獲得はならなかった。 


 
 
 MS 男子シニア選手権クラス 22県 

 1位 神奈川 藤平正敏 ?宮川達哉 ?武藤拓王 
                  50'23"      49'43"      49'17" 
                            1`40'06"    2`29'23" 
 2位 埼玉  小林慎哉 ?福田雅秀 ?吉田勉 
                  54'36"      56'00"      41'56" 
                            1`50'36"    2`32'32" 
 3位 千葉  早野哲朗 ?小山清  ?小林岳人 
                  49'00"      57'38"      48'10" 
                            1`46'38"    2`34'48" 
 4位 茨城  粕田金一 ?橘直隆  ?藤井範久 
                  47'02"    1`00'33"      48'35" 
                            1`47'35"    2`36'10" 
 5位 東京  J.Vetter ?梅林正治 ?鈴木雄輔 
                  47'36"      54'01"      57'34" 
                            1`41'37"    2`39'11" 
 6位 大阪  愛馬庸雅 ?沖浦徹二 ?西田伸一 
                  53'17"    1`01'51"      54'02" 
                            1`55'08"    2`49'10" 

 18位?長野  木村佳司 ?目黒一夫 ?須田剛 
                1`10'23"    1`16'23"      ? 
                            2`26'46"      ? 
              (15位)    (15位)   (18位?)(完走・確定速報出ず) 

かつてのエリート選手がひしめくMSクラス。上位は、関東各県の大激戦となった 
 長野はエース木村佳司が中盤に位置するまずまずのスタート。2走の目黒一夫も上手くまとめ15位へ順位Keep。1年振りのレースとなった3走の須田剛も無事帰還。ウムスタートなしでの完走を果たした。 



 
 
 
【WS】女子シニア選手権クラス 6県 

 1位 神奈川 
 2位 愛知 
 3位 静岡 
 4位 埼玉 
 5位 東京 
 失格 千葉 

 ※長野はエントリーなし。 

【MV】男子ベテランズ選手権クラス 13県 
 1位 愛知 
 2位 兵庫 
 3位 東京 
 4位 千葉 
 5位 埼玉 
 6位 茨城 

 ※長野はエントリーなし。 
  
(敬称略) 


 
 
総合成績 

 1位 神奈川 33点 
 2位 東京  31点 
 3位 埼玉  30点 
 4位 愛知  29点 
 5位 茨城  26点 
 6位 静岡  14点 
     
 12位 長野   4点(最高タイ記録) 

 開催県神奈川は2連覇を達成。(通算3勝目) 
過去4勝の東京はMEの不調が響き。2年連続の2位へ。 
関東の埼玉、茨城は今年も手堅く3位、5位入賞。 
東海地区の愛知、静岡は4位、6位へ。 

 今大会では北東、北信越、関西、中九四地区からは入賞県を出すことができなかった。各年代に渡る層の厚さが求められる全日本リレーにおいては、オリエンティア人口の規模、強豪学生OLクラブの存在が大きい。 
 長野は、第1回大会以来となるWEの9位により4Pointを獲得、12位の総合成績となった。(Point獲得は通算3回目。いずれもWEによる。) 



※以上は大会当日の速報に基づく情報であり、正式な成績はJOA発行の成績表(公認記録)によります。