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中央アルプス駒ヶ根ロゲイ ン2009
装備ガイド

中央アルプス駒ヶ根ロゲイン
日 時:2009614日(
会場:駒ヶ根高原家族旅行村 野外ステージ
(長野県駒ヶ根市)
競技時間:3時間

この競技に参加するには、
どのような装備がお勧めなのか解説します。
(解説:木村佳司)


地図
地図は競技開始20分前までに主催者から参加者全員に配布されます。
地図サイズはA3です。
地図といっしょにチャックつき透明ポリ袋をお渡しします。これに地図を入れて防水してください。地図は水性インクで印刷されており、水分に弱いです。

E-card
主催者より各参加チームに1枚づつ貸与されます。
コントロール(ポイント)の通過証明に使用します。通過証明は電子式で行います。駅で使用している電子改札のようなシステムだと思ってください。使い方は簡単でコントロール(ポイント)に設置してあるユニットにE-cardをはめ込むだけです。
このとき電子的に通過証明がE-cardに記憶されます。この記憶の際に、音が出ないので不安になりますが、大丈夫です。
電 子的記録のバックアップとして、E-cardにはバックアップラベルをいう特殊紙を取り付けておきます。コントロールでE-cardをはめ込むと、バックアッ プラベルに針穴が開くしくみになっています。針穴の位置はコントロールによって違っています。これにより通過データがE-card内に残っていなくても通過証明がバック アップラベルの上に残ります。

フィニッシュ後、全員からE-cardを回収します。
マイカードを持っているかたも中にはおられると思いますが、今回は全員貸与されたカードを使用してください。
今回のE-cardはEMIT社の製品を使用します。

E-cardの使い方がよく判らないかたは前日講習会で実際に一度体験されることをお勧めします。


携帯電話
今回の競技では携帯電話の形態を必須としています。グループで1台持っていればよいです。
非常時には地図に記載された緊急電話番号に連絡してください。地図をなくしてしまったことを考えて、木村の携帯電話番号を事前に登録しておいてください。
木村携帯電話 090-3333-0893
競 技範囲内での電波状況は概ね良好です。高速道路沿いは電波も強力に入ります。山岳部分の谷あいでは一部電話の繋がりにくい場所もあります。DoCoMo社 のFOMA/MOVA、KDDI社のAUはほぼ問題なく使用できます。SoftBank社、Wilcom社は繋がりにくい場所があります。


コンパス
方位磁石です。参加者各自でご用意ください。コンパスは前日講習会や当日の朝に販売します。

時計
競技者は3時間以内に戻ってくることが求められています。このために時刻を正確に把握する必要があります。携帯電話の時計を利用してもよいですが、素早く判断するために腕時計の使用をお勧めします。


水筒・ハイドレーション
走り続ける参加者は3時間分の水をハイドレーションパックに背負ってゆくのがいいでしょう。競技範囲にはところどころで湧き水を補給できる場所があります。
さらに競技範囲には小川がいくつもあります。競技範囲より上流には人里はありません。ほとんどの場合飲んでも問題にならないような水質です。
ただし主催者ではこれらを飲んで大丈夫だという保障はしません。
競技範囲のほとんどは樹林帯です。お金はほとんど役に立ちません。
3時間だと500ml以上は必要です。暑くなりそうな場合は1000ml程度持っていてもよいかもしれません。
暑いときは塩分の補給も重要です。塩分が減少すると、身体の機能低下や痙攣の原因となります。

食料
3時間競技ですので、食料を持たずに競技することも可能ですが、非常食程度は携帯するようにしてください。古典的なところではバナナ(皮が余分)、アンパン、おにぎり。今はいろいろな高機能携帯食があります。


ウエア下
出来るだけ肌の露出しないウエアがお勧めです。駒ヶ根高原エリアではオフトラックにもコントロール(ポイント)が設置されています。下草、葉っぱ、枝が足に当たります。かぶれ防止、虫さされ防止のために足は出さないほうがお勧めです。
山岳部分を中心に攻めるひとは、サポートタイツの使用が効果的です。下りを飛ばすとヒザを傷めたり、筋肉へのダメージがあります。これを保護してくれる機能性タイツがお勧めです。

ウエア上
天 候次第というところです。暑ければ半袖でもよいでしょう。競技範囲は標高差が1000mあります。標高により気温差があります。樹林帯に入ると涼しいです が、里に出ると暑いです。雨が降ると標高1500mを越えるあたりでは冷たく感じるかもしれません。暑い中で豊富な運動量を要求するこの競技では多くの汗 をかきます。ベンチュレーション機能が充実したウエアを選ぶと汗がどんどん蒸発し、体を冷やしてくれます。

レインウェア
天候次第です。ひとまず会場までは持ってきて、競技中に携帯するかどうかはスタート前の天候を見て決めるのがよいでしょう。軽くて高機能のものも発売されているようです。

帽子
競技エリアの大半は樹林帯です。日よけとしての帽子はあまり意味がありません。雨の際は雨避けとして有効です。木の枝や葉っぱにあたります。帽子まで汚れることは覚悟しておいてください。

サングラス
今回の競技ではあまり重要ではありません。競技範囲がほぼすべて樹林帯のため、強い日差しの下を走るところが少ないためです。

手袋
この季節では出番が少ないでしょう。気温が低下した環境で山岳部分に向かうときに使うくらいでしょう。


くつ
3時間山道やオフトレイルを走り続けても大丈夫な靴を選んでください。基本的に靴がドロドロになるつもりでご参加ください。

トレランシューズ
今回の競技に最も適していると思います。

オリエンテーリングシューズ
スタッド(スパイク)つきシューズは役立つでしょう。ただし足への負担はかかります。

ロードランニングシューズ
普通に使えます。ただ底の薄いものはお勧めしません。アウトソールを踏抜く危険性があります。オフトレイルを走るときは気をつけてください。

長靴
まったくお勧めできません。マメができるでしょう。


テーピング
捻挫防止のため、ヒザ故障防止のためのテーピングは有効です。ケガなどしないように注意して競技してください。

クマ鈴
携帯をお勧めします。
競技範囲ではニホンカモシカ、シカ、ニホンザルはよくみかけます。
ク マを見たことはありませんが、クマ目撃情報もあるようです。登山道入口にはクマ注意の看板が出ています。長野県に生息する熊はツキノワグマ。性格はおとな しく、出会いがしらで出会わない限り人間に危害を加えることはありません。クマ鈴で人間の到来を知らせることにより、出会いがしらの遭遇を避ける目的があ ります。他の動物との接触を避ける目的もあります。

GPS・高度計
本大会ではGPSや高度計などのハイテクナビゲーション補助具・移動軌跡記録装置の携帯を積極的に認めています。ナビゲーションの補助だけでなく、補給や休憩のタイミングを計るのに使用していただいてかまいません。

ペン
地図に情報を書き込むために使用します。筆者・木村はペンを使わない派なのですが、トップナビゲータのかたの多くはペンを積極的に使用してプランニングを行っている人が多いです。

以上、ご参考ください。(木村佳司)