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全国一斉オリエンテーリング大会・長野会場
2001年624日(
信州スカイパーク(長野県松本市)
長野県OL協会
木村
 
 
先日は全国一斉オリエンテーリング大会 長野会場にご参加いただきありがとうございました。僭越ではありますが、運営させていただいた私の個人的な感想をお送りします。
よろしければ皆様の声もお聞かせください。
 
雨のちピーカン
  朝、目覚めると雨。あちゃー。これで参加者半減かなー?
とりあえず準備だけは進めよう・・・そんな気持ちで最後のコントロール設置を雨の中で傘をさしながら行った。午前8時、集合地点のあづまやには私一人。雨はますます激しくなり、なんだか寒くなってくる。しかしながらこんな天気にも関わらず、徐々に人は集まってくる。ボーイスカウトの参加者も雨に負けずに来てくれた。嬉しい誤算だった。
 ここから天気は急速に回復する。10時のファミリーコースのスタート時間までには傘が不要となった。そして11:30のチャレンジコースのスタートでは暑さが復活し、14:00の競技終了時刻では、あたりはすっかり真夏に変わっていた。
 
Face to Faceの運営
 今回の運営は殆どシステム化することなしに、木村の個人的運営体制で行った。しかしながら多くの参加者が運営に回ってくれることで、この人数の参加者を受け入れることができた。
 スタートでは一人一人地図を手渡したりと、結果的にFace to Faceの運営になったような気がする。良く言えばFace to Face、悪く言うと、非システム化運営。
 予想以上のエントリがあったのでこうした運営体制も破綻しかけていた。
 
クチコミとインターネットのメディアミックス
 今回のイベントは実は対して広報活動を行っていない。長野県オリエンテーリング協会のメンバーに呼びかけたのと、メーリングリストやインターネットのwebサイトで必要な情報を簡潔に見やすく発信しただけである。
 クチコミに勝る広報手段はない。この事実を今回も再確認することになった。しかしクチコミだけでは正確な情報は伝わらない。情報の確認やエントリのためにはインターネットのwebサイトが必要である。「クチコミとネットのメディアミックス」これこそが今までの、そしてこれからの、最も効率的なイベント広報の姿かもしれない。
 
大反響、ロングパークO
 今回のイベントで特筆するべきは、そのコースの長さである。信州スカイパークというパークOでありながら、10kmを超えるチャレンジャブルなコース設定が多くのアクティブオリエンティアのチャレンシャースピリットを煽った。
 今まで「ありそうで無かった」このロングパークOというスタイル。これからもどこかで実現してみたいと思う。
 
「名古屋でもいいですか?」
 今回のイベントに飛行機で参加してくれたのが城森さんである。城森さんは大阪伊丹空港まで徒歩わずかの距離に住んでいるそうだ。使った公共交通機関は飛行機のみという。しかし当日の朝は悪天候。飛行機は伊丹空港を飛び立つことになったそうだが、松本空港の天気が悪いので搭乗前に「もしかしたら名古屋空港に着陸することになります。」と念を押されたらしい。大会終了後、爆音とともに大阪へ飛んでいった。
 
オリエンティアの意地?
 今回参加者の注目株は、松本市在住の大内さんと駒ヶ根市の桑原さんであった。大内さんは長谷川カップ山岳耐久70kmの優勝者。桑原さんは八ヶ岳トレイルランで初日ポールポジションを取ったレーサーである。しかし両者とも共通しているのは、オリエンテーリングの経験自体が少ないこと。しかし、この日のオリエンテーリングは平野部の公園ということで、地図読みのハンディは少ない。オリエンテーリングレースを中心に活躍するレーサー達にどれだけ迫れるのか楽しみでもあった。
 大内さんは初めてのオリエンテーリングにも関わらず見事4位に入る大健闘。上位はオリエンテーリング経験者が何とか面目を保った。
 木村の見た中で、最終コントロールからフィニッシュまでのダッシュが素晴らしかったのは、4位に入った今福さん、2位の安斎さん、1位の菅原さん、そして4位の大内さんだった。

4.3分/km の高速レース
 今回のトップの巡航速度は4.3分/km。これは普通のオリエンテーリングレースに比較するとぶっちぎりの速さである。森の中の通常のレースはトップでも6-7分/kmはかかるもの。この速いオリエンテーリング感覚は快感だっただろうか?

信州不健康ランド
 大内さんや桑原さんに負けないように走るぞ、前日言っていた、長野県オリエンテーリング協会のランナー達であったが、レースが始まる前から壊滅状態であった。
 大会前日には長野県オリエンテーリング協会の総会を行った。信州スカイパークでビンゴOの地図を使ってナイトオリエンテーリングを楽しんだ。ここまでは超健康的。
 その後の宿は信州健康ランド。スポーツの後は風呂に入る。健康的。しかし健康ランドの中には朝まで営業している宴会場がある。その後一同はとても不健康な状態へと突入していったらしい。ああ信州健康ランド。施設に罪などない。
 私は見た。大会会場で清算している手に握られた、とても長い長いレシートを。
 
最後に皆さんありがとう
 木村は時々信州スカイパークに遊びに来ている。「ここでオリエンテーリングできればきっと楽しいだろうな。」 そう思い立ったのがこのイベントの発端である。
 地図作成も準備も楽しくやらせていただきました。
私の作成した地図を皆さんが真剣に歩いて、走ってくれて、そして喜んでくれて、私はとても満足しています。参加いただいた皆さんありがとう。