全国一斉オリエンテーリング大会
長野県会場 レポート
2000年618日(
長野県須坂市臥竜公園

丸山(須坂市)


 
 レースやテレインについての感想とかは、他の人がしてくれるでしょうから、僕は大会開催についての苦労話(苦労したのか?)でも書いてみます。

A)滞る地図製作
 「自分の家の近くに、トレーニングで使える地図を作りたい」、このような動機からこの大会の運営と地図製作を引き受けました。9月に原図を作成し、10月からは調査をはじめたのですが、その道のりは平坦なものではありませんでした。秋はレースが多いといっては調査をさぼり、冬は寒いといっては調査を休み、春は花見の季節で人が多くていやだといっては調査を怠け、気がついたら梅雨になっていました。しかも、調査したときでさえ1日あたりの平均調査時間は2-3時間ぐらい。大会前の集中調査がなければ、どうなっていたことでしょう?

 筑波大学を6年かかって卒業した僕の友人(通常は8年まで在籍できるが、筑波は6年までしか在籍できない)が、このあいだこんなことを言っていました。「いやあ、筑波でよかったよ。だって、6年いれるんだったら、きっと6年いたよね。」
 今となっては彼の気持ちがよくわかります。いやあ、大会を引き受けてよかったです。ようやくトレーニング用の地図が作れました。一緒に調査をしてくれた、美谷島さん、吾妻さん、加々美、どうもありがとうございました。

B)疑惑のまなざし
 マップ内に看護学校(寮付き)があります。その周りの調査は大変でしたね。境界調査をしているときに職場の人に見つかって、散々言われました。

 「おまえ、この間看護学校の周りでなにやってたんだ。ジャージ着て、なんかきょろきょろしてただろう。すげー怪しかったぞ。」
「いや、べつにそんな怪しいことをしてたわけじゃないですよ。」
「じゃあ、なにやってたんだよ。」
「ちょっと調査を・・・。」

 いや、何もしてないですよ、ほんとに。そんなに疑わなくたっていいじゃないですか。
 ちなみに、マップ北部には幼稚園もあり、そのあたりの調査もしていました。土曜の昼頃とか調査をしているとき、お母さんたちの視線が痛かったです。よかったあ、通報されなくて。

 とまあ、筆舌に尽くしがたい苦労をした結果の大会であったわけです(大嘘)。ちょいとPRにまで頭を向ける余裕がなくて、その辺は完全にさぼってしまいました。木村さん、鳥川さんにはご迷惑をかけました。それでも当日関係者を中心にあれだけ集まってもらってほんとによかったです。関係者以外の方も2名ほど来られたので、ちょいとびっくりしてしまいました。一応成功?といってよいでしょう。まあ、皆さんにはそれなりに楽しんでもらえてよかったです。