場所 | 長野県富士見町立境小学校 |
主催 | 長野県オリエンテーリング協会 |
後援 | 長野県 / 長野県教育委員会 |
富士見町 / 富士見町教育委員会 | |
<オリエンテーリング広報誌>O−JAPAN | |
協賛 | 森永乳業株式会社 松本工場 |
使用地図 | 「富士見の森」
1:15000 等高線間隔5m 東京OLC 1991年製作 |
ごあいさつ
先日は第13回長野県オリエンテーリング大会へお越しいただき誠にありがとうございました。初秋の1日を充分に楽しんで頂けたでしょうか。この1日はあなたにとってどの様な1日になったでしょうか。 コントロール(ポイント)がなかなか見つからず苦労され、「もういやだ」と思った人、軽快に森の中を駆け抜けて行った人。人さまざまでしょうが、いずれにしてもこの森の中で自然と戯れた楽しさが心のどこかにでも残っているならば、私たち主催者は満足です。 森の中を歩いたり走ったりするときに感じる壮快感はいったい何なのでしょう。これは自然から私たちへの大きなプレゼントです。オリエンテーリングを通じて自然にふれあう喜びを少しでも感じ取っていただき、自然を守る大切さを感じていただければ幸いです。 約1年振りの長野県オリエンテーリング大会でしたがシーズン始めで他の大会が少なかったせいか、主催者の予想する参加人数を大きく上回るエントリーがあり、さらに大会当日はこれもまた主催者の予想する以上の当日参加者のご来場をいただきました。そのため、いろいろと手の届かない所もありましたが、そこは少人数運営の限界ということでごかんべん願いたいと思います。次回の大会はこれらの失敗を教訓を基により良い大会にするように努力する所存であります。 特に当日参加者の方々には大会要綱と異なっていた点があり、折角遠路はるばるお越し頂いたにも関わらず、ご期待に添えない点がございました。その点に付きましては深くお詫び申し上げます。 最後になりましたが、次に紹介するの方々に感謝を述べたいと思います。 富士見町立境小学校の校長先生および職員のみなさま:会場を快く提供いただきありがとうございました。お陰様で立派な大会をスムーズな運営で行うことが出来ました。 富士見町教育委員会様:富士見町民への公報、エントリー、さらに当日の小学校での面倒や、さらには当日の大会を運営していただきました。 森永乳業松本工場のみなさま:参加者への飲物の提供ありがとうございました。 東京OLCのみなさま:地図の快い提供と、私たちがこの地図を使って大会を開くことを認めていただきました。今回使用した地図「富士見の森」は東京OLCの作成です。 多摩OLのみなさま:今回は多摩OLの計算センターシステムを使用しました。これだけ少ない運営者で250人規模のショート大会が可能なのもこのコンピュータシステムのおかげです。 NT合宿のみなさま:当日の裏方を競技とは関係の無い部分で支えてくださいました。特に計算センターではお世話になりました。 3級公認指導員受講生のみなさま:当日の運営者の80%が3級公認指導員の受講生でした。この大会運営は3級公認指導員の講習プログラムの一環でもあったわけです。通常の指導員講習の数倍もハードな講習だった事でしょう。 その他会場で手伝って下さった方:当日の人手不足をまかなって下さいました。 そのほか、協賛くださった団体のみなさま、当日の差入れを下さったみなさま、ありがとうございました。 この大会のコンセプト 去年の5月に第12回長野県OL大会が開催されました。これは数年振りの事です。その後、「定期的な長野 県県OL大会を」ということで、今回の大会が企画されました。しかし、ただ大会をやるだけでは斬新さが 無い。ましてやニューMAPでもないし・・そんな訳でショートタイプの企画となりました。 この富士見の森は比較的フラットでスピードの出せるテライン(地形)です。そこをスピードを出して どんどん走って貰おうという訳です。 3級公認指導員講習会の実習も兼ねることにより、講習者にも実際のOL大会の運営を経験してもらいまし た。また、実際に走ってもらうことも出来ました。 コースコンセプト スピード! あるのみです。そのため高低差を押さえ、難易度を落としてあります。Aクラスといえども ヤブの部分を極力避け、ファインOLを要求する部分は無くしました。特に午後の決勝レースはスピードの差がストレートに成績に出るようなコースにしたつもりです。 OLコースはよく走力と地図を読む技術のバランスだと言われます。今回はコースを易し目にセットしましたが、高速でレースをするランナーにはそれでも充分な難易度になったのでは無いでしょうか。 OLではとかく地図読みのナビゲーション能力が云々と言われますが、それだけではスポーツとは言えません。OLの勝者の条件としては、まず、基本的な走力、そして次に不整地面を高速で走り抜ける技術が必要です。これを充分に満足できて初めて森のスポーツOLの勝者と言えるのでしょう。 走力、不整地面を走る能力ともトレーニングにより開発する事ができます。 Nクラスやトリムに関しては簡単で楽しいコースを目指しました。でもGLクラスは実際にはBクラスと同 じセッティングだったのでちょっと難しい、イジワルな感じになってしまいました。また、Nクラスの午後のセッティングがちょっと難易度が高かった様です。これらの点に付いては次回の大会への反省にしたいと思います。 今大会の反省点 今大会を実際に運営して以下の点が反省する点としてありました。今後出来る限り改善して行きたいと思います。 ・初心者の方に充分なサポートが出来なかった 少ない運営人数でバタバタとやっていたものですから、初心者の方に満足の行くサポートが出来たかどうか疑問です。受付から始まって、初心者説明、スタート。初めての方が充分満足していただけたでしょうか。ベテランの方ならどういう雰囲気か判っていらっしゃるのでしょうが。 ・大会要綱と実際のプログラムの内容が違う。 個人の部に於きまして、大会要綱には当日参加でも事前エントリーと同じ扱いであるかの様に書かれていました。しかし、実際は当日参加者は午後のレースには参加出来ませんでした。 実は主催者が期待したよりはるかに多い人数の事前エントリーがあり、もうこれだけで運営が手一杯の状態になりました。そこでやむなく当日参加者のサービスを削ってしまった訳です。もしも、当日参加者にJOA公認大会と同様なサービスを提供していたら、事前参加者への満足なサービスが出来なくなっていたでしょう。大会主催者としては事前よりエントリーして頂いた参加者へのサービスを削ってまで、当日参加者にサービスすることは出来ないです。 私たち主催者側のミスではありますが、大会参加のみなさんにおかれましても、個人の部に参加される方は、出来る限り事前にエントリーして頂くようお願い申し上げます。 実際の話、ロードレース大会やスキーイベントのスポーツの世界で当日受付があるのは、ごくまれです。しかし、ウオークラリーなどのレクリエーションイベントでは当日参加があるのが普通です。 「オリエンテーリング個人の部はスポーツ、トリムの部はレクレーション」である。と考えるのが今のオリエンテーリングの世界での常識となっていると思います。 ・午前は地図がビニール袋に入っていなかった この日の降水確率はほとんど無かったので、ビニールに入れなかった訳ですが、結局午前は雨がふってしまいました。「雨が降らなければビニール袋は無い方が地図が見やすい。」と思った訳ですが、結局裏目に出てしまいました。 今度は全数、袋詰めしたいと思います。 ・2車線道路を横切らせた 交通整理に役員を2名付けたのですが、ちょっとあぶないシーンもあったようです。やはり競技中のランナーを制止するのは難しいですね。しかし、ゴール=会場のレイアウトを実現しないと、今回の企画は有り得なかったでしょう。今後はもっといい方法を考えましょう。 ・決勝Bレースの計時が無かった ごめんなさい。これはゴールレーンを分けたのにも関わらずゴールプリンタが1台しか無かったためです。 ゴールレーンを決勝Aと決勝Bとで分けないと計算処理の問題で速報が速やかに出なくなったでしょう。集計の能力がもう少しあれば決勝Bレースの計時が行えたのですが。 その他、HAL-1とHAL-2とでは結果的に決勝進出ラインのタイムが4人分ほど違っていた等・・・ 反省点を挙げれば数多くあります。参加者の皆さまからのアドバイスや感想をお聞かせ頂ければ幸いです。 |
Producer
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元木 悟 |
Chief Director
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木村佳司 |
AD
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大島健一 |
General Staff
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吉沢文雄・元木悟 |
山川克則・木村佳司 | |
Reception
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小平晃子・上原雅勝・長田恵子 |
木村初美・山崎裕英・松崎功 | |
Start
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大島健一・山路聖哉 |
川合勝久・長田富雄・高橋政之 | |
Course Patrol
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山本玄峰・新垣良憲 |
Goal
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前山堅二・前沢典明 |
Calculation Center
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宮崎裕巳・石川昌 |
Presented By
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長野県オリエンテーリング協会 |
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