長野県オリエンテーリング協会報
1999年度No.4
1999年12月08日


INDEX
全日本リレー健闘! 長野県男子初入賞!
全日本リレー大会 監督の感想
全日本リレー 団長の感想
全日本リレー 参加選手の感想
インカレショート速報
北信越インカレ参加記
東日本大会成績
平成11年度会費納入のご案内
資格復帰の特例措置について
今後の予定について
編集後記



全日本リレー健闘! 長野県男子初入賞!
〜総合でも過去最高の9位〜
全日本リレー大会成績
男子選手権
1 神奈川 3:29:13
2 東京 3:30:36
3 茨城 3:40:16
4 長野 3:45:10 (元木→加々美→丸山→黒田)
5 静岡 3:45:13
6 福島 3:45:26

女子選手権
1 埼玉    3:19:54
2 茨城    3:21:25
3 神奈川  3:33:33
4 千葉    3:43:59
5 東京    3:49:01
6 愛知    3:51:52
9長野    4:19:05(山浦→高橋→出利葉→三浦)

男子シニア選手権 
1 埼玉 2:12:39 
2 東京 2:15:34 
3 千葉 2:23:33 
8 長野  (須田→木村→桐田)

男子ジュニア選手権 
1 神奈川 2:17:51 
2 京都 2:34:36 
3 茨城 2:46:33 
- 長野 (細田→-)



全日本リレー大会 監督の感想
監督 丸山茂樹
結果を見れば男子選手権は4位入賞、女子選手権は9位でポイントを取ることができ、総合得点も初の1桁、さらに総合特別表彰(サンテレビ賞)も受賞するなど、長野県協会史上かつてない好成績をあげることができました。様々な要素(運・雰囲気・ストレッチパワーなど)が複雑に絡み合った結果だとは思いますが、素直に喜んでいいと思います。
では、当日のことはどうせ皆さん書くでしょうから、それまでのプロセスを中心に書かせてもらいます。

A)選手選考について
僕は6月の総会の後で監督に内定し、それからぼちぼち動き始めたわけです。セレクションは9月5日の朱雀の合宿に混ぜてもらうということで木村さん他に段取りしてもらったために主な仕事としては選手集めということで理解をしていました。関東とかと違って競技人口が少ないので(地方はどこもそうでしょうが)ほっといても選手が集まるわけがなく、監督自らが東奔西走することになりました・・・といえばかっこいいですがほとんど何もしていないというのが実情です。WEは昨年のメンバーから金田さんが不出場、MJ・WJも大半の選手が年齢を超えるなど昨年のような大量エントリーは不可能な状態でした。唯一頼れる地元クラブの信州大学からも、兵庫県で開催されるという遠さも災いしてかあまり希望者が集まりませんでした。申し込み締め切りが9月上旬ということもあって、対外的に積極的にアピールできる機会も少なく(大会がなかったために)・・・このへんは言い訳ばかりになってしまいますね。
それでも黒田、出利葉をはじめ少ないながら信州大学から選手が出てきてくれたし、メール&WEB程度でしか広報していないのにもかかわらず茨大の飯島君、細田君、東大の降旗君など多くの希望者が集まってくれたことは感謝しています。MJで結果的に欠場者が出てチームが組めなかったのは非常に残念で、細田君・降旗君には非常に申し訳なく思っています。正直監督として非常に心残りなのはそのことがあったからでしょう。来年はもう少し早く動いて、こんなことのないようにしたいものです。

B)大会まで
あとは雑務があったぐらいですが島崎団長や鳥川事務局長に負担していただいた面もありこれまた特に何かをしたという気はしません。宿、交通手段について特に団長に尽力いただきました。ありがとございます。
それと高遠フェスティバルの前日に八ヶ岳で練習会を企画してみました。参加者は少なかったですが。これについては何かの機会に書いたので詳しくは触れません。

C)前日
交通費を浮かすため元木さんの車に便乗したため、テクミには出れませんでした。島崎団長、宮崎理事さんには最後までお世話になりました。どーもすみません。
そのかわりと言ってはなんですが、宿のミーティングではせいぜい監督らしく振舞う予定でした。このへんの評価は選手団の皆さんにお願いしたいと思いますが。

D)走順について
走順は、基本的に各チームに任せました。決して見捨てたとか手を抜いていたとかいうわけではありません。まあ、自主性を尊重したと思ってください。「これはちょっと・・・」、という走順でさえなければ口出しをする気はなかったです。結果的にタッチしたのは自分の走るMEのみです。まあ各チームいい感じで展開できたのでよかったのではないでしょうか(思いっきり結果論)。

ということでMEの走順についての解説を少し。各選手の適性を考えた上で、コンセプトは@目立つ A勢いをつける B相手の嫌がることをする でした。@については異論はないですよね。Aについては早い段階で上位に立って、後は粘るだけ粘る、という考え方です。箱根駅伝で下位校は速い者順に並べますが、ちょうどそんな感じです。それにコースに違いはないですし(あれば別)。オリエンテーリングのリレーでは「流れ」というものが確かに存在するので、重視したのはそこですね。早い段階で「いけそうだ」と思えるかどうかは選手の心理(士気)に影響するので。加々美はある程度のレベルの人までなら競える力があるので2走でもまあ大丈夫。それで安心して元木さんを1走に回せました。常識的には2走あたりに起用するのでしょうが。Bについてはまあ、勝負ですから、適宜解釈してください。少しでも「嫌だな」と思った人がいたとすれば僕の意図どおりですね。そういうものは、どこかしらレースに負の影響を及ぼしますから。
 他からは速い順に並べて目立つだけの戦略(通称さびしんぼクラブ方式)だと思われたようですが、これも周到な考えがあったのですよ。

E)目標と結果
MEは現実的に一桁、あわよくば(ほんとあわよくば)6位を目標にしていました。現実的に、どうあがいても勝てないチームが4つあるので(東京、神奈川、埼玉、茨城)、それを除いたチームの中で何位になれる可能性が一番高いかな、といった感じで見てました。結果は可能性の上を行きましたね。あと裏目標は北信越1位でしたがこれも達成できてよかったです。あれだけレースが荒れた中で、元木さんが「難しい」と何度も強調していたためか終盤の広葉樹の林では誰も大きくミスをしなかったのが結果的に良かったのだと思います。
WEは出利葉のタイムが読めないために順位の予測は立てられませんでした。とはいっても他チームもほとんどはタイムの読めない人を抱えているために、ウムにならなければそこそこいくかな、とか思ってましたけどね。出利葉がしっかり走ったこと。これが一番のポイントになったと思います。意外と女子は荒れなかったなあ。
MSも須田さんのタイムが読めないために順位の予想が困難でした。後の2人はベテランだからいいとして。ということでMSのポイントゲットまで後一歩という好成績も、須田さんの走りが一番の鍵となったのではないでしょうか。MSは正直「何で?」って人たちがたくさん出場しているので上に行くにはかなり厳しいものがありますよね。
MJはもう来てくれただけでよかったです。ほんと細田君、ごめんなさい。これからも長野県協会を見捨てないでください。

今大会全般を通じてMVPを挙げるとするならば、本来は「100%の確率で期待しています(いろんな意味で)」という期待に見事に応えてくれた元木さんになるのでしょうが(実際はこれが一番大きかったんだけど)、やっぱり目立ち方、シチュエーション、熱い走り、等々を考慮すれば、黒田になるでしょうね。後は各チーム元木さん・出利葉・須田さんが功労選手と言っていいと思います。まあ、だからといって賞品とかもないですけどね。

F)盛り上がりについて
まあ、こういう人たち(どんな人たちだ)だから盛り上がるだろうなとは思ってました。少なくとも盛り上がりについては全国制覇をした実感があります。選手団の人数としては少ないんですけどね。まあ、目立ててよかったです。それが実は一番の目標だったかも知れませんし。

G)来年に向けて
今回監督をやってて思ったことがいくつかあるので少し挙げてみます。

1 早めに動きましょう。
春の段階で動き出さないと、県外在住の長野県出身学生まではなかなか手が回らないというのが実情ですね。協会員や県在住者・信大生はいいですけど。6月の東大大会ぐらいまでにPRできないと、後は大きな大会もないので限られた人脈ではきついです。選手登録制度も施行されれば今年度中には動かないとまずいかも。インカレのプログラムに広告を出そうという話もありますが、どうしましょうか。
それにしても選手登録制度は難物ですね。選手集めが相当難しくなります。外国人枠とかないのかな。

2 練習会とかはもっとやっても良かったかも。
まあ、日がなかったってことですかね。いろんな兼ね合いがあってなかなか難しいけど。リレーとか関係なく、やれば面白いですしね。在住オリエンティアが少ないのはネックですが。とはいえタコな方々は来るかも。

3セレクションは
いろんな意味で今年の方式でいいですよね。問題はないでしょう。あとはどこに便乗するかですが。

4 チームスタッフに
スコアラーとかいてもいいかもしれないですね。僕は川合前監督みたいに情報通ではないのでME以外のクラスはうまく順位目標とか立てられませんでした。阪神の野村監督も言ってましたが、スコアラーは重要ですよ。たぶん。その方が面白いし。いろいろと(どこまで本当なんだろう)。

5 来年の体制は
結果を出してしまったので監督留任との噂もありますが、団長を含め、外国人も視野に入れながら色々と検討してください。そんでもって早めに決めて来年に向けてまた動き出しましょう。

H)最後に個人的な感想
最近の調子どおり、ひどいレースでした。黒田の5人抜きの影で、ひそかに5人抜かれをやってしまった自分自身に逆MVPをあげたいです。こんなレースをしていると「監督専任」というジョークがジョークでなくなってしまうので、気合入れてがんばります。



全日本リレー 団長の感想
団長  島崎和彦
1.団長として
正直言って、今回、全日本リレーに参加するつもりは全くありませんでした。確かに去年の小田原での大会は、それなりに盛り上がりましたが、今年は遠くで大会があるんだなあ、まあ、僕には関係ないや。そんな感じでした。
ところが、6月に木村さんから団長の話が持ち掛けられてしまったのです。いやー、ほんとに寝耳に水でした。団長ですよ、団長。何をするのか前団長に聞いてもわかりません。結局引き受けたわけですが、今大会が終わった今も、団長の仕事って何なんだか結局わからずじまいでした。なんせ、ほとんど監督任せでしたからね。ま、せいぜい応援団長ってところですか。

それでも、結果的には歴代史上最高位の順位を付けた長野県選手団の団長っつーのは響きがいいですね。プログラムを見ると、監督の前だし、あの村越さんとか、本物尾上さんとかと同列なんですよね。いやー、ふつつかな団長でしたが、皆さま本当にお疲れ様でした。

2.観客として
とにかく、長野県代表チームの活躍は、純粋に観客として非常に興奮しました。本当に、応援のしがいもありましたね。
偶然ながらもらえた特別賞は、我々の応援も含めてのことだと解釈しています。
去年に比べて会場レイアウトがすっきりしていたので、レースの動向をうかがうのが非常に楽でした。

3.ランナーとして
おまけですが、一般参加者としての感想です。まさか今年大阪以西で大会に参加することになるとは思いませんでしたが、非常に素晴らしいテラインでレースが出来て、満足しています。
が、ちょっと気になったことがいくつか。ありました。

1.コースの丸、線が細くて見にくかった。
2.笹ヤブの切り開きのテープ誘導はテクミで言って欲しかった。
3.ユポ印刷の地図は、折り曲げると印刷がはげてしまって見にくかった。

しかしながら、非常に精度の高い地図だった(と思う)ので、気持ち良くレースが出来ました。結果も個人的にはまあまあで、それなりの課題もまた見つけました。
ほんとに気持ち良かったので、もう少し上級なランナーを目指そうと心に誓ったのでした。

4.おわり
本当に楽しい大会でした。また、どこかでおあいしませう。
 

「特別賞」受賞について
地元のテレビ局が楯を8位の県に贈るということになっていたんだけど、7位が同着の県になってしまったので、「独断と偏見で」長野チームに贈るということになったそうです。
特別賞がなぜ第8位かというと「第8回全日本リレー大会」だったからです。

長野県が受賞できたのは多分、妙に盛り上がっている変な県があるということで気にしてもらえたのだと思います。(監督曰く、目立ったもの勝ち)



全日本リレー 参加選手の感想
男子選手権1走 元木悟
 石川での都道府県対抗リレー試行大会に初めて出場して以来、
全日本リレーではずっと長野県を背負って走ってきた。大学以来13年間、公認エリートを走るための力を維持しながら、全日本リレーで、弱小県である長野県をいつかは入賞させたいと思い続けてやってきた。木村さんや鳥川君、宮崎君ら長野県協会の理事たちや、長野県OL協会員(公認指導員)として登録してくれた新潟大学や信州大学の仲間たちとTeamを組みながら入賞を目指してきた。

 入賞に最も近付いたのは石川の試行大会。
1走でやや出遅れたが、2走の元木で3位まで順位を上げ、3走の木村さんでも入賞圏内にいながら、結局10位。その後の全日本リレーでは今回まで1回も得点を獲れていない。

 千葉の第3回大会では大雪による交通混乱で元木が会場に到着できず、静岡の第6回大会では1走の元木で3位になりながらも、2走の欠場でTeamが崩壊し、いずれもウムスタート。福島の第4回大会では初の得点のチャンスながら、帰国直後で時差ぼけの1走の元木がコントロールカードを無くしてスタートし、よもやの失格になる。その他の大会では長野県は最初から波に乗れずに惨敗であった。何度も何度も挑戦しながら、強豪県の壁は厚くのしかかった。

 そして、今年。昨年メンバーの丸山君に、筑波大学出身の公認エリートである加々美君、そして心境著しい信州大学現役の黒田君が加わる布陣。他県の布陣を見ると、狙いは8位程度。4名の出来が良ければ5位か6位といったところか? 前夜のミーティングでもそのことを皆に告げ、5位か6位になったら胴上げだと場を盛り上げた。

 元木はと言うと、ここ数週間、飲み会続きの寝不足で体調不良の中、久々に入賞の手応えを感じ、気持ちだけは盛り上げていた。ただ、ここ2年間、月間50kmの走りしか出来ない環境で、1走の顔ぶれを見れば、東京(利光)・神奈川(上坂)・兵庫(石井)・埼玉(柳下)・栃木(石澤)らの高速パックからあまり離されずに、出来れば5位以内で2走の加々美につなぐことが目標であった。
 しかし、1走では失敗したことが無いことと、テクニカルテレインであることで、走ってないけど気は楽であった。

 さて、当日。
 スタート前も緊張せずに過ごせ、スタート枠でも随分余裕があった。スタート後は1走集団の最後尾を走り、地図をゆっくり見回した。まず、スタートフラッグ後に東京がC薮の中へ突っ込み、集団から外れた。前半は集団の後方を走っていたが、3ポのテクニカル地帯ですかさず集団から抜け出し、最初の勝負を仕掛けて、兵庫、栃木、千葉(香取)とともに前へ出た。
 しかし、大きな道の分岐で元木が単独で30秒程度のミスをしている間に、集団に再び先行され、後方からの追走が続く。ミスを犯したため、ロングレッグでは道走りを選び、先読みをした。
山の中に入るとスピードが上がり、中継地点(ラジコン)では途中パックだった神奈川、千葉、栃木、石川(奥村)らを振り切った。
中継後、今までのパックから考えると、先にいっている可能性があるのは茨城(美濃部)、埼玉、兵庫程度かと予想する。実は福島(渡辺)が1走3位と速いのだが、この時点で、福島は全く視野に入っていなかった。
 まず、埼玉を捕らえる。中継後のコントロールが同じなので、後半同コースと予想する。埼玉とは200m程度の並走後、ルートを変えて別れた。
 次に兵庫が目に飛び込んできて、途端に気持ちが落ち着かなくなる。これはまっちゃん(千葉:松澤)とのAPOC対決の再現か、とか、クラブカップの柿並の敵討ち、などと自分勝手な思考が働いて、必死に追走するうちに全く違う方向へ連れていかれる。兵庫とは後半、パターンが違うらしい。でも、素早いリロケートで対応し、薮の中の小凹地を最小限のロス(っていっても1分程度か)で切り抜け、ラス前、ラストコントロールへ向かう。
 ラス前で再び兵庫が視界に入り、ここぞとばかりに猛ダッシュ。会場に現れると、1位だとの声が。後ろの兵庫を気にしながら、ゴールに飛び込み、加々美君にタッチ。本当に楽しい時間を過ごせた・・・・・。

 純正の長野県民だけで、勝ち取った4位入賞。初得点獲得。
長かったね。本当に嬉しいメダルだった。来年もメンバー全員が残り、せつ君や金田君、川合君らも加わってますます代表選考が難しくなりそう。来年は切磋琢磨して、欲張って3位入賞を目指そう。でも3位入賞はちょっと(かなり?)無理かな?

 最後に長野県選手団で大会に参加して盛り上げて下さった方々、メールなどを通じて激励して下さった方々、今まで長野県Teamを支えてきて下さった皆さん、本当にありがとうございました。来年からも長野県選手団をどうぞよろしくお願いします。
 

男子選手権2走 加々美

 僕は今年の5月から予期せずに長野県に来たわけですがその時から、長野県代表で全日本リレーを走って上位に行きたいなと野望を抱いていました。僕は個人戦よりリレーの方が好きなので、まっさきにこの目標を掲げました。

 今回はチームメイトにも恵まれ、このチームなら上位をねらえるなと思いレース前から非常に興奮していました。
 特に、黒田は夏に初めて会った時からレース毎に成長しているのが目にみえて分かり、今回のリレーでは密かにとても期待していました。

 今回の走順ですが,ねらいは「最後まで上位に付けて,全員緊張感を持ったレースをする」というものでした.一度下位に転落するとレースから取り残されて緊張感が薄れてしまいがちです.特に黒田は経験も浅いことから絶対上位でつないでそうそうたるメンバーの中であついレースをしてもらい経験値を上げて欲しいなと思っていました.

 レース展開ですが一走の元木さんが予定通り上位で帰ってきて(トップでしたが.)僕が走ったわけですが,直前コールがなかったせいもあり,しかもトップということで(ちょっといいわけ.でもこのあたりが2走の難しいところなんですけどね.わかっていたつもりでも駄目でした.反省.)前半浮き足気味になりリズムの悪いレースを結局最後までしてしまいました。大きなミスはなかったもののトータルでは5分以上のロスという結果で4位まで順位を落としてしまいました.(予定では3位以内でした.)
 次は丸山が走ったんですがタイムを見ると,丸山もちらほらミスを重ねたみたいです.結局8位(9位?)まで順位を落としてしまいました.しかし6位ぐらいまでは視界に入る位置だったのでアンカーの黒田は緊張感を持った状態でスタートできたんではないかと思います。そういう意味では目標は達成できたかなと思います.
でも本音では6位以内で黒田につなげたかった。僕と丸山が悪かったんですけどね.

 アンカーの黒田の走りはとてもすごかったです。タイム的には決して良いというわけではなかったですが4走の後半で3,4人他県の4走を見た中で全員抜いて帰ってきたわけですから。黒田の勝負強さを感じてしまいました.

 結果,目標を上回る4位に終わりとても満足しています。来年も長野県代表で走りたいなと思います。

最後に2言。
・最近元木さんには連勝していたので,元木さんより速くなったかななんて思ってましたが,まだまだでした.今回の元木さんの走りには脱帽です。来年の全日本リレーもよろしくお願いします。

・今年長野県に来たわけですが,当初はOLをやる環境も変わり楽しくOLできるかななんて心配していましたが長野県関係者は楽しい人ばかり長野県に来てよかったなと思っています。特に今回のリレーは楽しかったです。今度は飲み会付き練習会でもやりましょう.(飲みメイン.)
 

男子選手権4走 黒田幹朗
 全日本リレーは、素晴らしいテレインで、素晴らしい天候の中、素晴らしい成績が出せてとても楽しかったです。

 MEは、はっきり言って、自分の実力というよりは、運と、僕までつないでくれたメンバーの方々の頑張りが大きかったのではないかと思います。最後は、出来すぎなくらいすごいフィニッシュでしたね。ちょっと応援する側から見ていたかっ
た気もします。走っている本人としては何がなんだか分からなかったですから。まあ、『熱い走りをする』というチーム内での役割を果たせて良かったです。

 実際のところ、自分としては、それほど良いレースをしたという感じではないですが、たまたま他のチームが崩れて行ってくれたので5チームも抜いてしまいましたが、まあ、的確なアドバイスを、走り終えた走者からしっかり聞いていたからこそ崩れずにすんだのでしょう。そう考えれば、今回の結果はそれなりに妥当な成績なのかもしれません。

 あとは、長野県は応援が素晴らしかったですね。会場に近づくにつれて聞こえてきた『くろだ』コールのおかげで、最後の体力勝負に勝てたんだと思います。最後は胴上げまでしていただいて、本当にうれしかったです(ゴール直後で苦しかったけど)。
 前日のミーティングといい、こういう和やかな一体感はインカレみたいで良かったです。みんなで頑張って、みんなで喜んで、みんなで表彰される。そんな所が特別賞につながったのかなと思っています。
 

女子選手権1走 山浦友子
 今回の大会は最近あまりトレーニングをしていないせいもあり、個人的には不安要素が多かったのですが、終わってみれば、レース自体も気持ちよく走れたし、応援もとても盛り上がったりで、今までで一番楽しかった全日本リレーでした。

 出理ちゃん、黒田君、細木君はこれからショートやインカレなどがあるけど、頑張って下さいね。応援しています。そして、来年もまた一緒に走りましょう。

 あと、事前の打ち合わせ(宿決め)など、色々お世話になった皆さん、ありがとうございました。→何もしなくてすいませんでした。
 

女子選手権2走 高橋美和
 いつものことですが、そこそこのレースで、チームとしてもそこそこの成績で、まぁ、こんなもんでしょうという感じです。テレインもコースもすごく楽しかったです。

 やっぱり、応援は小物があったほうが盛り上がりますね。前のウエスタンカップ応援旗用に私が庭でギコギコ切った棒がまた役に立ってとてもうれしいです。

 来年の全日本リレーは資格がなくなってしまいそうですが、また長野の行事でみんなで盛り上がれたらいいなーと思っております。行事はたくさんありそうだし。
というわけで、皆さま本当にお疲れ様でした。
 

女子選手権3走 出利葉理子
 全日本リレーはとても楽しかったです。私の目標とする先輩方と一緒のチームで走れたのも嬉しかったです。
 レースはとにかくぶっ飛ばないようにゆっくり行きました。ゆっくり行かなかったら多分、ぶっ飛んだと思います。大ツボリしなくてよかった、、、それだけでとても満足でした。
 

女子選手権4走 三浦千鶴
 全日本リレー、楽しかったです。早速感想を。
4走だったので、走り終わったみなさんからいろいろと話を聞いてからのスタートでした。Eクラスってのをほとんど走ったことない上に、「おもしろい」テレインだったので、私には難しかったのですが、走っている間、「あ、言ってたとおりだ」っていうことがたびたびあって、みんなでやっているんだなぁっていう感じがすごくよかったです。リレーは楽しい!
 慎重に慎重にやって最後にちょっとボケる、というレース内容でしたが、一応順位上げれたし、よしとしようかな。スタートのときも、ゴールのときも、たくさんの声援とカメラ?がいてくれたのが、嬉しかったです。

「一番のみどころ」に参加できなかったのが残念なんだけど、どんな光景だったのか想像するのも、また楽しいってかんじです。

「独断と偏見の」特別賞も、なんだかよくわからないけど、長野県チームのいちばんいいところを誰かが見ていてくれてたんだって思うと(イヤでも目に入る目立ち方だった??)嬉しいです。
 

男子シニア選手権1走 須田剛
 36歳でO-mapの美しさを知ってOLを始めた私ですが、その後もむっちゃのめり込むわけでもなく、できる範囲で続けてきました。
経験の少ない私のスタイルは、遠かろうがなんだろうが、道を走る! 走って走って、目立つところから核心に向かって入っていく。・・でした。とにかく、線状あるいは、とても目立つものがないとレースが組み立てられないと言っても過言ではありませんでした。あとは、コンパスで平らなとこをまっすぐ行くとか・・・

 コンタリング??地図上だけの線を見て走れるかい!くらいのひどいもんでしたが、密かに地図の見方を勉強してはいました(今更そんなもん誉められませーん!)それが9月の駒ヶ根あたりで、なんとなく等高線に沿って動けるようになってきました。
今回は、リメーク前の古いマップを見ると「道がないー!」とおおいに焦りましたが、前夜じっくりマップを見てイメージを沸々と湧かせてから望みました。
 意外なほどコンタリングができたり、地形を読むことができました。2カ所で、歩測ではこのへんかと思いつつ、ちょっと地形がイメージと違うと、100メートルほど通り過ぎてしまい戻ったりしましたが、概ねいい感じで回ることができました。これって、私にとってはすごい感覚でした。
 次に走るのがすごく楽しみです。きっと元には戻らないと思います。

 丸山監督・島崎団長はじめ、全員一体となった長野県選手団は、走りも応援もすばらしいものがあったと思います。本当に楽しい遠征でした。ありがとう。
 

男子シニア選手権2走 木村佳司
 いやー、全日本リレー、今までに無い楽しい遠征でした。
ME1走の元木のトップゴールにはじまり常に上位でレースを運び、3走終了時点で7位?8位くらいまで順位を下げたものの最後の黒田でまさかの(失礼)大逆転があり一気に4位に急浮上しました。前日に予想していた狙える順位より上の結果を残すことができました。

 黒田が静岡県らを最終コントロールから引きちぎってゴールレーンに飛び込むシーンでは、島崎団長作成の小旗が打ち振られ、沢山の声援があり、そのあとすぐに黒田と監督の胴上げが行われました。

 女子のほうもみんなほぼ安定したタイムでレースがつづき、ポイントを稼ぐことができました。

 男子シニアですが、1走の須田さんが、あの超難しいテレインに対応し、61分で帰ってきたのはちょっと驚きでした。オリエンテーリングの本を読み、前日は熱心に前回の地図でイメージトレーニングしたおかげだと思います。男子シニアは結局8位でポイント獲得まであと5分でした。

 行きの須田バスでは、車に装備されたビデオで過去のインカレビデオを見たり、話したり。開会式にこぞって参加し、宿ではワイワイとやって。宿ではタヌキとキツネを見ることができたし。宿所イコール会場というのが楽でしたね。

 当日は暖かな晴天。紅葉の高原。テレインはテクニカルで通行可能度が良い、申し分のないテレイン。地図の精度も申し分ない。コースもすごく面白い。その中で爆発的に良い成績を上げた長野県男子の走り。すべてが満足の全日本リレーでした。

 寺前駅で解散したあと、リクライニング回転シートの須田バスでは祝杯が挙げられました。
最後に、遠路八千穂から姫路の奥まで延々と自動車を運転
してくださった須田さん。ありがとうございました。
 

男子シニア選手権3走 桐田幸宏
 前身の都道府県対抗リレーからずっと長野県で出ていますが、今年は初めて代表という立場で走らせてもらいました。
でもつぼっちゃった。10番はいたかった。ロスは5分以上あったと思う。そして5分速ければポイントをかせげたのかと思うと非常に残念な気持ちです。(須田さん・木村さんごめんなさい)
でも楽しかった。また代表で走りたいとすごく思いました。だからなおのこと、こんな時に制度が変わるのが悔しい。運よく制度が変わらなかったら、来年もがんばります。制度が変わったら、MIXでがんばりたいなあ・・・いずれにしても来年も長野県でよろしくお願いします。
 

M21A参加 宮崎裕己
 皆さんのご活躍によりとても楽しいリレー大会となりました。このようなすばらしい成績を得るとははっきりいって驚きです。あの和やかなムードの中でこの成績はとてもパフォーマンスが高いと感じています。
 それにしても最後の特別賞が圧巻でしたね。「長野県の代表は表彰式の最後まで残るように」と役員の方にまじめな顔で言われた時は「なにかお叱りを受けるのかな」と考えてしまいました。上位に都会のビックな都府県がひしめくなかでの田舎のちっちゃな長野県チームの頑張りが目を引いたものと思われます。

 私自身のほうは、皆が50分位で回るコースに100分以上かけしまう最悪の結果でした。おかげで、順位は完走チーム中の最下位で、チームの皆さんにはご迷惑をお掛けしました。何故だか全然距離感が合わず、全くシックリこない内容でした。ルート上のかなり手前でポストが見えてきて、「あれは違うポストだ」と思いながらも、念のため確認すると、目当てのポストだったということが度々でした。
 帰りの車中で「これはそろそろ引退か」と考えてしまいましたが、家に帰ってみてシックリこない理由が判明しました。恥ずかしい話ですが、1/15,000の地図だと思っていたら、じつは1/10,000だったのですね。家に帰るまで気づかないとは間抜けですね。(でも安心しました)

 土日ともにとても穏やかな秋晴れで、とてもさわやかな陽気でした。また紅葉も見頃だったので、しばしすてきな景色に見とれてしまいました。前回に西日本大会で来たときは、雨と霧と寒さで峰山高原にはあまり良い印象はありませんでしたが、今回の遠征により大きくイメージが変わりました。今度はのんびりと散策に来たいと考えています。

 最後に、何もしない担当に対して(表向きは?)非難もせずに頑張ってくれた団長と監督および選手の皆さんに感謝しております。どうもありがとうございました。
 



インカレショート速報
 1999年11月14日に栃木県日光市でインカレショート1999が開催されました。(日本学生オリエンテーリング選手権ショートディスタンス競技大会)  ショートディスタンスとして恒常的に開催されている日本で唯一の選手権大会です。
選手権クラスは午前中に予選があり、予選で勝ち残った上位20%だけが午後の決勝に進むことができます。信州大学からも多くの参加がありました。

インカレショートAファイナル
ME-FA
  1  紺野俊介    早稲田3   0:23:43
  2  小野田雄介  東北4     0:24:26
  3  内山裕史    東京4     0:24:48
  4  高橋善徳    筑波4     0:26:06
  5  篠原岳夫    筑波4     0:26:33
  6  安井真人    早稲田3   0:26:52
 12  黒田幹朗    信州4     0:28:34 (同着!)
 12  金谷敏行    東北4     0:28:34 (同着!)
 

インカレショートBファイナル
ME-FB3
  1  田之村秀樹  京都4  0:49:07
 16  片瀬泰幸    信州4  0:52:22
 32  山本康之    信州4  0:59:33
 35  塚田昌弘    信州3  0:59:42

WE-FB1
  1  渡辺泰代    新潟4  0:50:19
  7  小林啓子    信州4  0:53:45
 39  出利葉理子  信州3  1:06:33

WE-FB2
  1  山根玲   慶應義塾4  0:51:40
 24  斉藤裕美 信州3      1:01:50
 27  山本 文  信州3      1:02:11

インカレショート予選
ME-Q1
  1  篠原岳夫   筑波4   0:22:25 
 12  黒田幹朗   信州4   0:27:33(ギリギリ)

ME-Q3
  1  上野大悟   東京4   0:24:37 
 12  西脇正展   東京4   0:28:21 
 13  片瀬泰幸   信州4   0:28:37 (あと16秒で決勝!)
 35  塚田昌弘   信州3   0:34:45 
 37  山本康之   信州4   0:36:57

WE-Q1
  1  上松佐知子  筑波3   0:23:49 
 12  小林啓恵    東北3   0:30:13 
 17  出利葉理子  信州3   0:32:27 
 21  小林啓子    信州4   0:34:03 

WE-Q2
  1  森田有希子  静岡3       0:22:57
 12  塩田純子    京都橘女子2 0:31:43
 25  斉藤裕美    信州3       0:40:45
 37  山本 文    信州3       0:51:14
 

学生併設大会
MU1
  1 源後知行  5  京都      0:29:34
 23 中山政道  3  信州      0:51:56

MU2
  1 小池英希  5  慶應義塾  0:43:44
  7 出口淳一  4  信州      0:55:01 

MU3
  1 許田重治  2  京都大学  0:33:48
 17 小川徹郎  2  信州      0:49:12

WU
  1 伊東沙織    4  新潟    0:32:10
 31 池添のぞみ  2  信州    1:23:45 

その他
M21A
  1  藤城公久  26  つくばROC   0:40:45 
 22  稲本美郎  26  水篶刈なおさる 1:06:19 

OA
  1 加賀屋博文             0:28:14
  6 木村佳司   38 長野県   0:47:18



北信越インカレ参加記
木村
 東日本大会が開催された10月31日に、北信越インカレが真田町の菅平高原で開催されました。当日は晴天、高原の秋の中を学生たちが駆け抜けてゆきました。今回は春に行われるインカレ個人戦の選考会となっており、学生たちの熱戦が展開されました。

 レースが行われたのは、9月25日に長野県OL大会が開催された菅平高原の大松山・ツバクロスキー場を中心とした地帯です。ここで男子は9.7km、女子でも6.9kmのコースが組まれました。

 木村は学生ではありませんが、女子のコースを走らせてもらいました。ほんの1月ほど前に大会をやったので、テレインの中は覚えているところも結構あり、かなり有利な展開でした。しかし、自分の組んだコースとはまた一味違うところも楽しめました。

 秋本番ということで、一ヶ月前とは比べ物にならないほど森の中の通行可能度が良くなっていて、かなり快適に走ることができました。
 でも久々に走ったので体が重かったですね。同じコースを三浦千鶴も走ったので、後でラップタイムを比較してみました。道走り区間ではことごとく負けていました。それでも森の中では何とかふんばって僅差でかわすことができました。

主な成績は以下の通り。

男子選手権クラス(9.7km) 
1 猪飼 雅   金沢3年 1:05:08 
2 黒田幹郎  信州4年 1:06:31 
3 中野秀紀  新潟2年 1:08:59 

女子選手権クラス(6.9km) 
1 増山 歩   新潟2年 1:13:57 
2 土屋祥子  新潟3年 1:15:29 
3 伊東沙織  新潟4年 1:18:47



東日本大会成績
 1999年10月31日に開催された東日本大会に長野県協会メンバーが何人か参加されました。その主な成績。

M21E
1 山本英勝 横浜OLクラブ 1:19:03
2 加賀屋博文 渋谷で走る会 1:19:09
8 加々美健朗 長野県OL協会 1:23:53
15 元木悟 Team白樺  1:29:56

M21A
1 国沢五月 トータス  1:19:04
2 J. Vetter 多摩OL  1:19:09
3 柿並義宏 Team白樺  1:19:46
38 丸山茂樹 長野県須坂市 1:38:39



平成11年度会費納入のご案内
振込みでない方法で会費を支払う方は、直接事務局の鳥川氏まで渡して下さい。皆さんの会費で、この会報を発行、送付しています。
協会報では、大会情報や、おすすめの大会の大会要綱をなるべく同封するようにしてゆきます。

会費振込先
郵便振込口座 00520-9-30241
加入者名 鳥川  秀司
会費  一般3000円、学生2000円
団体3000円

銀行口座はこちら
八十二銀行 飯田支店 普通口座 480853
長野県オリエンテーリング協会



資格復帰の特例措置について
前回の協会報でもお伝えしましたが、指導員資格の変更に伴い以下の通り特例処置が設けられております。該当者で特例処置を希望のかたは事務局の鳥川までご連絡ください。


都道府県オリエンテーリング協会・委員会各位
社団法人 日本オリエンテーリング協会事務局

謹啓時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は、オリエンテーリングの普及発展にご尽力賜りありがとうございます。さて、平成11年5月22日行われました第32回理事会において審議され、同日の総会にて報告された下記の件について通知します。

記:今までに資格消滅した指導者の資格復帰の特例措置について

昭和47年より行って来ました当協会の指導者養成事業は、内容を一部改正し平成10年10月文部大臣より事業認定を受けることとなりました。
それに伴い、指導員の資格を今まで放棄した者の内、この期に復帰を希望する者がいると言われています。従って都道府県協会・委員会は、上記のものに対し次の手続きに従い、資格復帰の事務処理を行って下さい。

対象: 過去に公認指導員1,2,3級を保持していたが、現 在保有していない全ての者
期間: 今回の資格復帰の特例処置は、平成11年度に限り 実施する。
内容: 3級公認指導員への復帰とする。
登録料:3級更新登録料2回分とする。
公認料:各事務局は、登録料2500円×2回分=5000円を徴 収し、内2000円と名簿と指導員証を法人事務局へ 送付。
有効期限:発行する指導員証の有効期限は、平成12年3月31日までとする。
以上



今後の予定について
木村
未確定情報を含めて長野県周辺の今後の動きをお知らせします。活動が菅平高原に集中していますが、これは菅平高原側から新たな企画の提案が行われているからです。
何かオリエンテーリング企画したいが、どうすれば良いのか? などと思った時は、協会事務局の鳥川、理事長の元木、広報の木村などに気軽に声をかけてください。町の行事などでもOKです。協会行事としてできるものはどんどん取り入れて行きたいと思います。

3月19日-20日
菅平高原スキーオリエンテーリング大会
 例年この時期は菅平高原でスキーハイクが行われています。これに併せてスキーオリエンテーリングのミニ大会が開催できないものかと言われていましたが、主力メンバーが全日本大会に参加してしまうため実現していませんでした。今年度は全日本大会の日程が1週間遅く開催されますので、実現できました。要綱は決定してあとは広報するのみです。
 内容は19日がモデルイベントで20日が大会となっています。

4月8日-9日
トータス2日間大会
 富士山麓と並んでオリエンテーリング合宿のメッカとなっている、八ヶ岳南麓。山梨県大泉村の「レジャーセンター」を拠点に活動しているオリエンテーリングクラブ「トータス」が企画する2日間イベントです。今回は長野県エリアでの開催になります。長野県一のテレインと言われながら、諸般の事情で使用を停止していた伝説のテレイン「富士見高原」がいよいよ復活します。

5月??日
第23回長野県オリエンテーリング大会(未定)
 菅平高原で最もオリエンテーリングが楽しめると言われている菅平牧場。しかし菅平牧場は通常立入禁止です。今まで2回菅平牧場を使用したオリエンテーリングイベントを行った事がありますが、いずれも牧場の営業が終了した11月に入ってからです。しかしこの時期は常に降雪の可能性があり、しかもすべて木や草が枯れたあとです。
 ところが毎年5月下旬に開催される菅平高原マウンテンバイクフェスティバルの期間は菅平牧場の一部の使用許可がでることから、これと同時にオリエンテーリングイベントを行ったらどうだろうかという事でこのアイデアが持ち上がりました。まだ来年のMTB大会の日程が固まっていないので、オリエンテーリングの日程も決まっていません。日曜日がMTB大会のメインレースなので、オリエンテーリングで牧場を使用するレースは土曜日に開催することになるでしょう。

6月18日??
全国一斉オリエンテーリング大会
 昨年松本市のアルプス公園で開催されたイベントです。今年は須坂市の臥竜公園で行うことを予定しています。須坂市在住のオリエンティアで地図を作成する予定です。

10月8日??
高遠フェスティバル
 毎年この時期に行われる高遠フェスティバル。なかなかほのぼのとした運営で、楽しくやっています。参加者もほのぼの系。



編集後記
 年末です。今年もクリスマスソングが流れる時期になりました。これと同時に2000年問題が発生する時期も近づいてきました。
 2000年問題なんて、コンピュータの年号処理を2桁で行うことを決めた30年前の時点にすでに判っていたのに、今更騒いでいるなんてアホらしいと思うのは私だけではないようです。
 2000年問題を騒ぎ出したのはアメリカを始めとする西欧諸国です。しかし日本はコンピュータ化が進んだ時点で、一旦元号改正というショックを経験しています。ある時突然元号が変わるかも知れないという日本のシステムはコンピュータエンジニアにはそれだけで充分スリリングです。
 私は日本のシステムは2000年問題に対して、そんなに大きな問題は発生しないような気がしています。あくまでの感覚的な話なのですが。
それでも2000年問題は確実に発生します。日本に住む私たちの生活に与える影響はそれほど大きくはないと思いますが、多少のトラブルは覚悟しておいたほうが良いでしょう。
コンピュータの不具合よりも怖いのが2000年になったら一斉に動き出すコンピュータウィルスだと思いませんか? 広い意味での2000年問題だとは思いますが。

 先日、松本市の広報で2000年問題に対する具体的な対応方法が書かれていました。その中に「水のくみおき」というものがありました。殆ど防災訓練です。