長野県オリエンテーリング協会報 1996年度 No.2



Head Line 金田収子 ワールドカップ出場
 
菅平OLC所属の金田収子がこの夏、ヨーロッパに遠征し、ユニバーシアード、ワールドカップに出場した。
金田は1994年度の日本学生オリエンテーリング選手 の優勝者でも る。(当時静岡大学在籍)
ユニバーの成績はまだ入ってないが、ワールドカップの成績はインターネットを通じて発表されている。
成績をみる限り、世界の壁は厚いと言わざるを得ない。

 
 
IOF World Cup in Orienteering 1996

ショートディスタンスBファイナル
     (スウェーデン)
1 27.51 Laure Coupat FRA
2 29.43 Tatjana Yaksanova RUS
3 30.19 Natasha Rowe AUS
36 42.32 Shinobu Kaneko JPN
40 47.05 Shuko Kaneta JPN
 

女子個人戦予選1組(8月3日ノルウェー)
1 Reeta-Mari Kolkkala FIN 50.19
2 Katarina Borg SWE 50.23
3 Gunilla Sv d SWE 51.41
32 Rika Tajima JPN 82.41
35 Shuko Kaneta JPN 89.45
 

女子個人戦Bファイナル(8月4日ノルウェー)
1 Laure Coupat FRA 1:13.47
2 Marie-Violaine Palcau FRA   1:20.00
3 Ieva Vegere LAT 1:20.06
23 Shinobu Kaneko JPN 1:47.17
36 Yuka Kinnami JPN 2:01.51
37 Sanae Kiue JPN 2:03.14
38 Rika Tajima JPN 2:05.48
39 Shuko Kaneta JPN 2:06.59
48 Yoshiko Fukushi JPN 2:37.40
 

女子リレー(8月5日ノルウェー)
1 Norway 1st Team 2:10.44
S re,Torunn Fossli 44.20
Sandstad,Hanne 43.39
Staff,Hanne 42.45

2 Sweden 2nd Team 2:14.56
Bogren,Anna 46.47
Arew g,Karolina 42.38
Borg,Katarina 45.31

3 Finland 1st Team 2:15.19
Tiira,Kirsi 46.04
Nymalm,Sanna 44.37
Kolkkala,Reeta-Mari 44.38

25 Japan 2nd Team 3:29.43
Kinnami,Yuka 1:16.24
Fukushi,Yoshiko 1:06.42
Tajima,Rika 1:06.37

27 Japan 1st Team 4:03.42
Kiue,Sane 1:04.32
Kaneko,Shinebu 1:20.47
Kaneta,Shuko 1:38.23
 

出典:インタネットホームページ
http://www.orienteering.org/

 
金田が菅平高原を出発する時、私(木村)はスキーO大会の準備委員会事務局の作業の都合で
たまたま菅平高原にきていた。まるでちょっとそこまで行ってくるような気軽さで見送ったが、
なかなか厳しい戦いを強いられたようだ。
次回の会報では金田からの感想を載せたい。

 

東日本・西日本大会要綱
 

先日、日本オリエンテーリング協会(JOA)事務局を訪れた際に、J
OA主催の東日本大会・西日本大会の要綱を大量入手しました。この会報に同封いたします。
全日本選手権クラスを目指す人には、これらのJOA公認大会で優秀な成績を治めることが大切です。

 
東日本大会は申し込み期限が迫っています。エントリーしたい人は急いで下さい。
西日本大会は、本協会員の大島君が地図調査や運営に関っています。西日本大会の宣伝文句は
「湖東にひろがる神秘のテレイン」だそうです。どこがどう神秘なのか興味あるところです。

 
 

全日本リレー大会締切迫る!
 

全日本リレー大会が11月24日に広島県西部で行われます。エントリー期限は9月末です。
出場希望の方は早めに予定を立てておいて下さい。
今回も長野県代表チームを出しましょう!
いまの所、シニアで木村・須田・目黒の3名は参加を表明しています。
「須田バス」が出るという話なので、スケジュールがうまく会えば激安運賃での往復も可能です。
参加表明は担当理事の宮崎まで。
担当理事:宮崎裕巳(Tel 03-3335-2701)

 
 

第18回長野県OL大会エントリー800名!
 

今度の8月24日(土)〜25日(日)に長野県高森町で第18回長野県OL大会とクラブカップの2
日間イベントが行われます。
クラブカップのエントリーだけで800名との情報が入っています。当日参加を含めた2日の延べ
人数では1500名を越えそうな勢いです。昨年富山で行われたJOA主催の東日本大会が850名の
参加者ですから、とうとう公認大会規模の大会にまで発展してしまったわけですね。

 
当日の運営は暑さもあって相当ハードになると思われます。参加される方はなるべく
運営を手伝ってあげて下さい。

 
今回の高森町のテレインは11年前に日本学生選手権個人戦が行われた場所です。
そこの地図をリメイクしました。 この大会は北信越学生オリエンテーリング選手権としても
指定されており、北信越地区の学生オリエンティアが集います。

 
北信越学生No.1に輝くのは誰でしょうか?
またクラブカップリレーでは昨年に続き京葉OLCの2連覇なるか? 
それとも前回初めてカップを逃した多摩OLの復活なるか? 
あるいは新鋭「渋谷で走る会」の爆走が見れるのでしょうか?

 

国際スキーO大会JOAの後援内定 IOF公認大会へ!
 

長野オリンピックの2週間前に菅平高原で国際スキーO大会を開催すべく、
準備委員会事務局が活動しています。
その活動の一環として、関係各方面の後援をお願いをしています。

 
まず、NAOC(長野オリンピック組織委員会)からの後援承認書が届きました。
そして日本オリエンテーリング協会(JOA)にも後援と協力をお願いしたところ、
JOAの大野会長より後援する方向で進めるとの回答をいただきました。
またJOAを通じてIOFへも公認申請を行うことになりました。

 
また、準備委員会事務局では英語のパンフレットを作成し、7月中旬のIOF総会(イスラエル)で配布しました。
8月上旬にスウェーデンとノルウェーで行われるワールドカップでは千枚単位での配布を行いました。

 
汚職事件で揺れていた地元真田町も徐々に正常化しつつあり、国際スキーO大会に向けて体制を徐々につくりつつあります。
10月には地元行政を巻き込んだ実行委員会を立ちあげる予定です。

 
 

国際スキーO大会日程案

1998年1月28日(水) モデルイベント
1月29日(木) ショートディスタンス
1月30日(金) 休養日
1月31日(土) リレー・バンケット

 

インターネットホームページ開設へ

国際スキーO大会の情報発信を最も安価に行う方法がインターネットのホームページです。
先日、準備委員会事務局で大量のパンフレットをノルウェーに郵送しましたが、そのコストは数万円でした。
このお金があればインターネット上にホームページを1年以上掲示し続ける事が可能です。
また、日本にホームページを持つよりアメリカの方が安上がりです。
そんな訳で、アメリカのアトランタのコンピュータよりインターネットに情報発信する事を計画しています。
先日行われたアトランタオリンピックでは多くの情報がインターネットを通じて発信されましたが、
今度は菅平高原の冬のイベントがあの熱かったアトランタから発信される事になります。
まだ、この原稿を書いている時は申し込み中ですが、8月中にはなんらかのホームページを開設できると思います。

 

今後の行事日程
 

8月24日(土)〜25日(日)
第18回長野県OL大会
  + 第4回6人リレーOクラブカップ
(高森町)
実行委員長:鳥川秀司(Tel 0265-22-6372)
運営者募集中!

 
11月2日(土)〜4日(振)
第19回長野県OL大会 兼 第4回インカレショート大会+菅平高原リレーOL大会'96
(真田町菅平高原)
実行委員長:木村佳司(Tel 030-333-0893)
運営者募集中!

 
11月24日(日)
第5回全日本リレーOL大会(広島県西部)
担当理事:宮崎裕巳(Tel 03-3335-2701)
出場者募集! 担当理事まで連絡を!

 
 
 

大会日程
 

7/14-8/24 静岡ウィークエンドチャレンジ 静岡・富士
8/3 KOLAナイトOL 大阪・大泉緑地公園
8/4 コンターズ練習会 兵庫・甲山森林公園
8/24-26 練馬OLCサマーキャンプ 静岡・富士
8/24-25 長野県OL大会&リレー大会 長野・高森町
9/29 ペアOL大会 東京・青梅
9/29 埼玉県OL協会大会 埼玉・嵐山町
10/13 神戸大大会 兵庫・多可郡
10/20 筑波大大会 茨城・高萩市
10/27 東日本OL大会 岩手・一関市
11/3-4 長野2日間大会 長野・菅平高原
11/4 スポレク祭OL大会 群馬・甘楽
11/10 (公)京葉OLC大会 千葉・君津
11/17 大阪大学大会 奈良・宇陀
11/24 全日本リレーOL大会 広島
12/1 (公)西日本OL大会 賀・野洲
97/1/4 山口大学大会 山口
97/1/5 広島大学大会 山口
97/2/9 横浜OLクラブ大会 神奈川・横浜
97/5/3-5 赤城・榛名3日間大会 群馬・渋川
97/7/21-25 O−RINGEN5days スウェーデン

 
出典:しみずさんのホームページ
http://www.yk.rim.or.jp/~kiyos/

 

インターネットでのオリエンテーリング情報

日本国内でも数々のホームページによってオリエンテーリング情報が発信されています。
最近は私達の長野県大会をはじめ、筑波大学大会などでもオンライン申し込みが出来るようになりつつあります。
また海外の大会要綱もインターネットで簡単に手に入る様になりました。
海外でも数多くのホームページが立ち上がっています。
「世界のオリエンテーリングホームページ」はそのゲートウェイとなっています。
以下はそれらのホームページのアドレスです。
最近は大学と企業を中心にインターネットホームページを見れる環境が増えてきました。見れる人は見て下さい。

 
第19回長野県OL大会の大会要綱
http://sunyam3.cs.shinshu-u.ac.jp/HTML/STUDENT/xhiro/OL/panf.html
吉田さんのホームページ
http://sunyam3.cs.shinshu-u.ac.jp/HTML/STUDENT/xhiro
木俣さんのページ
http://gew3.genv.nagoya-u.ac.jp/orienteering/index.htmlO-info
静岡大学OLCのページ
http://www.ipcs.shizuoka.ac.jp/~tgtwata1/suol/
京都大学OLCのページ
http://ninja.kuee.kyoto-u.ac.jp/OLC/index-j.html
東京大学OLK 黒井さんのページ
http://www.sml.t.u-tokyo.ac.jp/~kei/index-j.html
広島大「OL-Home Page」
http://rikks.sci.hiroshima-u.ac.jp/~m0774010/ol/index.html
筑波大OL愛好会 小海さんのページ
http://paradise.kz.tsukuba.ac.jp/~kokai/aikoukai.html
筑波大OL愛好会 加曽利さんのページ
http://www.ailab.is.tsukuba.ac.jp/~kasori/Mtmaps.html
村越真助教授のページ
http://www.ipcs.shizuoka.ac.jp/~ehsmura/
紺野さんのホームページ
http://202.11.146.66/center/konno/orien.html
新田見さんのOLホームページ
http://www.bekkoame.or.jp/~nitami/orienteering_jp.html
池ヶ谷さんのホームページ
http://www.yk.rim.or.jp/~ikegaya/
清水さんのホームページ
http://www.yk.rim.or.jp/~kiyos/
佐々木さんのホームページ
http://www.hongo.ecc.u-tokyo.ac.jp/~tt46232/ol/ol.html
O-ringen'96ホームページ
http://www.ts.umu.se/o-ringen/welcome.html
世界のオリエンテーリングホームページ
http://fourier.dur.ac.uk:8000/~dma0rcj/o.html

 
 

編集後記
 

最近、家を建てました。丁度タイミングが良いことに公定歩合が史上最低の時でした。
もはやこれ以下の金利はないでしょう。そんな訳で住所が変わります。
といっても同じ町内ですし電話番号は変わりません。これからの手紙は新しい住所にお願いします。

 
木村佳司
〒399 長野県松本市芳川小屋405-3

 
 
アトランタオリンピックが終わりました。悲喜こもごもの2週間でした。
会社へ行っててあまりTVを見なかったせいか、あるいは深夜の生中継のせいか、あまり印象に残りませんでした。
それでも柔道の中村が優勝を決めた時は思わず力が入りましたし、サッカーの対ブラジル戦の勝利には感激しました。
しかし、私にとって最も感動的だったのは開会式でパレスチナの旗が入場したことでした。
パレスチナの人の感激はいかほどでしょう。どれだけこの時を待っていたでしょう。
あの中東の憎しみあいの中でもスポーツなら手をつなげるのです。
互いに一所懸命な姿を見て、国の違いを越え、感激を共有できる。他国の選手に親しみをもつ。
これが国際平和への一歩でしょう。
長野オリンピックも、そして菅平高原国際スキーオリエンテーリングフェスティバルもその一助になれればいいと思います。