長野県オリエンテーリング協会報 1995年度



全日本リレー大会の際の原稿データのみ保存されていましたのでここに掲載します。
長野県オリエンテーリング協会・全日本リレー担当理事 木村佳司


 
大会名:第4回全日本リレーオリエンテーリング選手権大会
日時 :1996年2月25日(日)
場所 :福島県二本松市総合射撃場

先日、行われた第4回全日本リレーオリエンテーリング選手権大会が行なわれ、長野県OL協会の選手団も参加した。その報告をします。長野県OL協会からは男子日本選手権ME・女子日本選手権WE・男子シニア選手権MSに3チーム、一般クラスに2チーム出場しました。

大会前に信州から関東は大雪でした。当然福島も雪だと思って現地に向かいました。しかし、福島には雪は全く無いといっていい状態。しかも大会当日は晴れており、この時期にこれ以上は望めないほど良いコンディションでした。我々長野県選手団は会場近くの二本松駅前のホテルに全員宿泊して大会に臨みました。
さて、速報です。会場の速報を写してきたものですが、結構速報漏れがあるようです。

ME(男子日本選手権)
1走終了時点 2走終了時点 3走終了時点 4走終了時点
1 岐阜 0:55:55 神奈川 1:54:39 神奈川 2:53:42 東京 3:53:44
2 福岡 0:56:50 東京 1:58:51 東京 2:58:50 神奈川 3:55:15
3 香川 0:58:39 福岡 2:01:09 埼玉 3:05:04 埼玉 4:04:28
4 神奈川 0:58:39 千葉 2:06:08 千葉 3:08:21 千葉 4:10:54
5 埼玉 1:00:24 埼玉 2:06:19 福岡 3:11:20 兵庫 4:28:58
6 愛知 1:01:03 茨城 2:07:01 広島 3:14:49 広島 4:32:25
長野 記録なし 長野 2:19:15参 長野 3:29:19参 長野 4:39:03(参考)
 
 
 長野県チームは1走でコントロールカード紛失して失格になりました。この時点で2走以降のランナー全員がウムスタートになっても仕方ない所ですが、運営側の配慮でそのまま競技を続行する事ができました。この福島県OL協会の処置に関しては賛否両論あるところですが、現時点での長野チームにとってはありがたかった処置ですね。競技レベル的には結構上位と張り合えるレース展開だったと思います。
 元木理事長はノルウェーのリレハンメルで行われたスキーO世界選手権の視察を終えて、成田空港へ降り立ったその足でこの大会へ参加してくれました。お疲れさまでした。

 上位は予想以上に混戦になりました。メンバー表から見て、私は正直言って東京がダントツで優勝を飾ると思っていました。ところが東京は3走時点では2位に甘んじています。ところがやはり4走でひっくり返しましたね。東京4走は現在の日本チャンピョンの鹿島田浩二。5分差をひっくり返して堂々の優勝。さすがにスーパーエースです。

 
WE(女子日本選手権) 
1走終了時点 2走終了時点 3走終了時点 4走終了時点
1 岐阜 1:04:33 茨城 2:32:04 神奈川 3:49:51
2 茨城 1:04:38 岐阜 2:35:12 東京 3:54:54
3 埼玉 1:09:29 東京 2:35:19 茨城 3:58:18
4 千葉 1:19:09 神奈川 2:36:04 岐阜 4:01:53
5 神奈川 1:20:19 三重 2:37:46 静岡 4:03:14
6 長野 1:22:15 千葉 2:45:21 埼玉 4:12:43
長野 2:54:04 長野 4:30:46参 長野 タイムオーバー
速報遅れにより4走成績が取れてません。
 
 今回のWEのコース設定は結果的に厳しすぎたと思います。この点については前日に元木氏が指摘した通りだったと思います。折角日本OL協会からコントローラが派遣されていたのですが、もう少しうまくコースセットして欲しかったと思います。
 長野県OL協会はいわゆる「玉砕オーダー」を組みましたが、これでも3走から4走のタッチ禁止時間にに僅か46秒間に合いませんでした。非常に「くやしい」状態でした。しかし3走の小平はタッチ禁止時間が延長になった事を知らずに走っていた訳ですから仕方ありません。
「WE:ノーモア・ウム・スタート!」これが次回の合言葉となりそうです。
 
MS(男子シニア選手権) 
1走終了時点 2走終了時点 3走終了時点
1 東京 1:00:20 大阪 2:03:13 東京 2:58:26
2 千葉 1:03:47 東京 2:03:28 大阪 ? (速報ナシ)
3 大阪 1:04:12 千葉 2:06:57 千葉 3:24:50
長野 2:27:36 長野 4:09:52 長野 5:47:39
 
  
 MSでは全チーム完走しました。長野県は20チーム中の20位だった訳ですが、別の意味でハラハラしたレース展開になりました。
タッチ禁止時刻が急に45分延長になった事により、2走から3走へのタッチできる可能性が高まりました。しかし、山の中で競技している前山さんは知るはずもありません。ドキドキ待つと禁止時刻10分前に前山さんが帰ってきて、3走にタッチが繋がりました。
 今度は3走の須田さんが競技終了時刻に間に合うかどうかです。MEの失格が確定し、WEもタッチが繋がらなかったのが確認された時、もはや、選手権クラスで順位が付く望みはシニアクラスだけです。
またしてもドキドキ待つこと約1時間半、ゴールレーンに3走の須田さんが現われた時は嬉しかったですね。結局須田さんはゴール閉鎖時刻に僅か2分20秒を残してゴールしました。ゴールレーンを駆け抜けた最後のランナーとなりました。
 須田さんはOL歴3回目にして選手権を完走した事になります。これはなかなかすごいと思います。ゴール後の「難しかった〜!」という言葉が印象に残っています。
来年度は私・木村もシニアに出れる歳になります。来年度もシニアチームを組みましょう。
 
M21 
1走終了時点 2走終了時点 3走終了時点
1 神奈川B 0:54:14 神奈川B 1:46:55 神奈川B 2:41:56
2 補欠+ 0:54:50 補欠+ 1:59:04 東京A 2:58:23
3 千葉ブルジョワ 0:57:21 東京A 2:03:54 補欠+ 3:02:52
長野B 1:07:43 長野B 2:48:01 長野B 4:06:18
長野A 1:10:48 長野A 2:51:06 長野A 4:21:13
 
 
 M21は全体的に低調・・。長野Bチームの1走の加藤君が最速でした。私は走っていて気持ち悪くなるし、他のメンバーはほぼ撃沈状態。でも来年もがんばって走ろうね。
 
来年は広島だ!
 1996年の11月の最終日曜日です。場所は広島県・・・ひぇぇぇ遠い! しかし、今度は雪の無いシーズンですので車で行くことを考えたいと思います。(交通費が安い) なかなか金銭的に苦しいかも知れませんが、男女選手権とシニアはエントリーしたいですね。また長野県大会での利益からエントリー費ほかを支出したいですね。

 雪の無かった福島県から、夜中に信州に辿りついた時は大雪状態でした。今日のあのテレインにも雪が積もっているのだろうか・・実にいいタイミングの大会だったなぁ・・・そう思いながら駅から家までの間、雪を踏みしめて歩きました。
 これで全日本リレーが終了しましたので、私はこれから長野県2日間大会in菅平高原(1996年11月3日・4日)の方に注力したいと思っています。長野県OL協会の皆様、運営協力をお願いします。

 安芸の広島の名物と言えばカキとお好み焼き。晩秋から初冬はカキのおいしい季節。