スキーオリエンテーリング世界選手権
2007ロシア大会 開会式

ロシア・モスクワ
2007年2月25日

入場行進。日本の旗手は
三浦裕司と白鳥桂子
モスクワ郊外の
クロスカントリースキー場
モスクワの空は日本晴れ。
パラシュート花火が
打ち上げられ開会です。
国旗が並びます。

楽隊が出てました。
民族衣装の踊り。
小林幸子の衣装のようです。
さらりと歌と踊りが行われました。

地元歓迎の式典。
奥様がたが旗手に巨大パンをプレゼント。
スキーO世界選手権2007日本選手 団
信原・木村・堀江・武石・酒井
高橋・元木悟・三浦・元木友子・白鳥

モデルイベントが
開会式に先立って行われました。

大会会場となる
市民クロスカントリースキー場
の周囲でモデルイベントです。
3種類の縮尺の地図が用意されました。

今回から「ラビリンス」と呼ばれる
人工迷路が登場!
拡大地図

チームリーダーズミーティング。
イベントの大道具部屋のような場所です。
日本からは堀江と武石が出席。
明日に向けて積極的に質問します。

運営のバックヤード。
もう修羅場と
化していました。
ワクシングをする三浦。

宿舎のモスクワオリンピック村は
ただいま改装中。

廊下工事中の下、
急遽 ハダカ電球を
設置してもらって
毎晩ワクシングします。

モスクワのネット環境からメール送信が成功していません。
以下のMSGを各種MLなどに転送してください。
世界選手権のトップスタートをひきあてた高橋美和がスタートするまであと45分です!
(木村佳司 2007年2月26日 Ski-WOCイベントセンタープレスルームより)

スキーO世界選手権2007ロシア 大会 レポート(1)

2月23日(金)
シベリアを見渡しながらアエロフロートは滑るように飛んでゆく。まだ新しい機体は快適で食事も悪くない。アエロフロートの悪い話は今までに何度も聞かされ てきたが、もはや過去の話だ。機内は卒業旅行の日本人で満席。なぜモスクワ?って思って彼らを見るとエジプトやイスタンブールのガイドブック。彼らにとっ てモスクワは単なる乗換え空港に過ぎない。
モスクワまでの飛行機はまだ日本国内の雰囲気があったが、入国審査を過ぎると、そこは英語もユーロ通貨も通じないロシアの地だ。

国際空港というにはかなり小さいシェメルチェボ空港。主催者側で出迎えてくれたのはいいが、空港の前は無秩序な駐車車両でいっぱい。迎えに来てくれたバス を動かすのも一苦労だ。
やっとたどり着いた宿は、モスクワ郊外のスポーツセンター。
1980年モスクワオリンピックで使用した選手宿舎らしい。
ホテルの見た目はボロボロで現在改装中の宿だ。
玄関の前に寒暖計がある。-50℃まで目盛りがある。
ホテルの周りは有刺鉄線でぐるりと囲まれている。よく観ると周囲の集合住宅や施設もすべて高い塀で囲まれている。防犯のためだろうが、まるで抑留されてい るようにも見える。



スキーO世界選手権 2007ロシア大会 レポート(2)

2月24日(土)
トレーニングイベントがあるというので、用意されたバスに乗って4kmほど離れたイベントセンターに行く。イベントセンターはクロカンと乗馬の施設。馬場 にモデルイベントのコースは作られていた。
イベントセンターの周りでは、数百名規模の地元のクロカンスキー大会が行われてた。小さな子供が表彰される時でも楽隊による演奏が行われている。こんな子 供の頃から滑っていれば上手くなるのも頷ける。
バス出発時刻があわただしく、案内もなく、結局チェックインできないまま宿に連れ戻された。
バス時刻など、主催者からの情報が直前まで我々に伝えられず、事前に正確な計画を立てて行動することが難しい。

午後は宿から歩いて5分の森にでかける。
ひたすら平坦な森林の中を延々と伸びる小道。スキーで踏み固められ、スケーティングで快適に滑ることができる。日本では味わえないロングライドだ。
土曜日の午後はこのスキーコースは多くのスキーハイカーで賑わっていた。子供連れだったり、老夫婦だったり、犬を連れていたり。本当に散歩のペースで歩い ている人ばかり。そんな中、日本チームはどんどんと滑ってゆく。競技会ではいつも成績下位の私でも、モスクワ市民のおじさん・おばさんに混じれば、スキー が上手くなったかと錯覚できそうだ。
三浦氏と元木夫妻がどんどんと飛ばしてすべってゆく。さすがにこれには追いつけないなぁとがんばって滑っていた時だった。4kmほどのあたりで、雪に足を とられ転んだ瞬間にスキー板とブーツをつなぐ金具(ビンディング)が吹き飛んで故障してしまった。もはや修理不能。他の人たちには滑り続けてもらって、木 村だけそこから歩いて宿へスゴスゴと戻っていった。雪に乗ってわずか20分。忘れられないモスクワでのスキーデビューとなった。

いよいよ競技も2日後に迫ってきた。本日の滑りを検証して、スキーに塗るワックスも計画を立てる。
しかし、ワックスルームが主催者より用意されない。そこでホテルの廊下が改装中で埃だらけなのをいいことに、廊下にワックスルームを設営する。延長コード だけは主催者側に要求して用意させる。改装中の工事のおっちゃんに頼んでハダカ電球だけは使えるようにしてもらって、その下で大ワックス大会となる。



スキーO世界選手権 2007ロシア大会 レポート(3)

2月25日(日)
いよいよ開会式の日。
レジストレーションにIDカード作成。昨日できなかった作業がやっと進み始める。
開会式の場所すら今まで聞かされていなかったが、昨日市民大会が開催され、明日からもスキーO世界選手権で使用する。クロカンスキー場の簡易スタジアムで 開会式が行われることが判明。やっと大会の全貌が掴めてきた。プログラムもやっと本日受け取ることができた。運営者の全てのアクションが1日遅いんだよ ね。
選手たちはモデルイベントを滑って、一旦バスで宿舎に帰ってから昼食。あらためてバスに乗って開会式に参加するという慌しい一日だった。

開会式は青空の下でさわやかに短い時間で開催された。昼になって気温が上がったとはいえずっと氷点下のモスクワ。日本のプラカードを持つ女の子がかわいら しい。

翌日行われるスプリントのスタートドローが見たかったが、いつのまにか終わっていて、チームリーダーズミーティングで発表される。
栄えある世界選手権のトップスタートは高橋美和が引き当てた。彼女はジャンケンが滅法強いということはスキーO関係者ではもはや常識だが、今までの運のよ さがをここで一気に帳尻をあわせたことになった。

明日のスプリントでは「ラビリンス」と呼ばれる区間が特設されることが、この日発表された。「ラビリンス」とは人工迷路。スプリントテレインの一部に 100m×70mの人工迷路を作ってそこにコントロールを設置するらしい。しかもスペクテーターズ区間のすぐ近くに。何のため? 思うに、今回は会場が広大なクロスカントリースキー場で、スプリントのオリエンテーリングコースを作ることが難しいテレインだ。このためこのような人工的 な障害物を設置するのだろう。
スプリントはオリエンテーリングのビジブル化を進めることも競技コンセプトに入っていると思うので、このコンセプトを進めたものなのだろう。
ほぼ同時期に札幌で行われた世界ノルディック選手権では、クロスカントリースキースプリント競技は札幌ドームで行ったという。このようなスポーツのスタジ アム化をIOFも狙っているのだろうか。